ルミラ様に甘えるスレ

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 ルミラの濡れた舌がねっとりとイビルの陰茎に絡む。唾液と、先走りにまみれててらりと光るペニスが、大きく打ち震えた。
「んっ……ふぅーっ」
 服を加えた唇の端から、荒い息が漏れる。皺の寄った布端は、唾液で黒く変色していた。
 ルミラの舌がゆっくりと蠢き、吸い付くたびに、唾液の染みが大きくなってゆく。
 後ろ手に縛られた指が、閉じられ、開かれ、救いを求めるようにせわしなく動く。
 一番敏感な器官はルミラの指と舌に絡め取られ、逃げるどころか、もっとと求めるように、腰は突き出された。
 が、そこでルミラは唇を引いてしまう。
「!?」
 泣き顔でイビルが腰を身悶えさせた。息を吐いた拍子に、タンクトップの裾が口から離れて、胸を覆い隠した。
「あら、どうしたの、イビル? 離しちゃダメっていったわよね?」
 ルミラは薄く笑って、添えただけの手でイビルの幹をそっとさする。
 あまりにも薄い刺激に、かえって先端が熱く疼いた。
「すっ、すみません……でも、あたい……その……ふぅっ」
 ルミラの指が、会陰部から正中線を辿るように、割れ目を軽く擦り、ペニスを這い上がってくる。
 くっと持ち上げ、先端部に到達したところで跳ね上げた。上下に揺れる様がおかしいのか、ルミラが喉を鳴らして笑う。
「分かってるんだろ……ねぇっ、ルミラ様……」
 普段の乱暴な口調に慣れているだけに、あまり聞けないイビルの懇願が耳に心地いい。
 ルミラの息がかかるたびに、ぴくぴく反応するペニスは、まるでルミラを誘っているようでしゃぶり尽きたくなる。が、
「『僕』、って言いなさい」
「え?」
「『あたい』じゃなくて、『僕』。そう言わなきゃ、してあげない」
「なっ、なんで、そんなこと……」
「口を離してしまった罰……というより、趣味ね」
 ちょん、と舌で鈴口をつついた。
「はあっ!」
「言うの? 言わないの? まぁ、私は言われなくってもいいんだけど……」
 わざとらしくルミラは立ち去ろうとする。振り向き様にルミラの髪が、イビルのペニスを嬲った。
 ざら、と異質な感触がペニスを叩く。そんな些細な刺激が呼び水になった。
147名無しさんだよもん:03/01/08 16:10 ID:IdJ8oGZs
「まっ、待って、ルミラ様っ!」 
 ルミラは去る足を止めようとしない。
「ルミラ様っ! ぼっ……僕の……」
「僕の……なに?」
 ルミラが笑顔で振り返る。彼女が何を言わせようとしているか分かった。分かってしまった。
 普段、男のようななりと口調をしているが、だからこそ、男そのものの言葉を発するのには抵抗があった。
 だけど、熱く疼くその部分が耐え難い。
「僕の……」
 ルミラは無言でその言葉を待つ。
「僕の……」
 イビルはうつむいていた顔を上げ、一瞬、息を飲み込んだ。
 羞恥と屈辱が涙になって流れるが、衝動が止まらない。目をきつくつむって、半ばヤケになって叫ぶ。
「僕の……僕のおちんちん、扱いてくださいっ!」
 イビルの声が、狭い地下室に反響する。
 沈黙の中、自分の声が耳に返ってきて、更にイビルを打ちのめした。恐る恐る顔を上げ、ルミラの顔を見る。
「……良くできました」
 ゆっくりとルミラが戻ってくる。期待と焦燥に腰を揺らすイビルを見て、
「まるで発情した犬みたいね」
 と、更に言葉で責める。
「う……」
「でもそういうイビルは可愛いわ……いつもがいつもだけに、余計、ね」
 イビルの顔を上向かせ、唇を重ねる。積極的に自らも舌を差し入れてきたイビルが、突然、びくん、と震えた。
 ルミラが、逆手にペニスを握り、しごいていた。自らの髪を絡めて。
 髪のざらつきと唾液のぬめりと手のひらの感触と。三重の刺激がペニスから腰を、背筋を這い上がる。
「んふうううーーっ!」
 快感から逃れるように、イビルは舌を滅茶苦茶に動かし、きつく吸う。その乱れる様が、ルミラの興奮も呼ぶ。
 ほとんど起伏のない胸にも指を滑らせ、マニキュアの塗られた爪で、きゅっとつまむ。
「――!!」
 イビルは声にならない悲鳴を上げて、背を弓なりに反らせた。
148名無しさんだよもん:03/01/08 16:11 ID:IdJ8oGZs
「んっ……ぷはあっ」
 ルミラは唇を離し、赤く火照った頬を、涙と一緒に舐め上げる。そして耳の複雑なラインを、舌で丁寧に辿る。
「あっ……はぁっ……ルミラ様ぁ……」
「ぼ、く」
 きゅっとペニスを握る手に力を込める。今にも射精するかのように、力強く跳ね上がる。
 だが、ルミラは巧みに力を調節し、限界寸前で収めては高ぶらせ、高ぶらせては押さえるのを繰り返す。
 込み上がってきた熱いものがペニス一杯につまっているのに、どうしても出せない。
「ルミラ様……ぼっ、僕……」
「なに?」
 耳の奥に深く舌を差し入れ、唾液を耳の奥にこぼす。じんと熱い感触が脳の奥に流れ込んでくるような錯覚。
「ああっ……僕っ、いきたい、いきたいんですっ! いかせてくださいっ……」
 僕、という一人称に酔ったのか、いつもとは違う弱々しい声、頼りない上目づかいのイビル。
 嗜虐欲がルミラをぞくぞくと震わせる。
「いいわ……たっぷりと、いかせてあげる……」
 耳から首筋、鎖骨を舌でなぞり、ピンと赤く隆起した、乳首をくわえ、軽く噛んだ。
「ひゃあっ!」
 唇を離すと唾液に濡れた乳首が震え、濡れ光る。
 そこにもう一度キスをすると、ルミラの頭は更に下がり、へそをくじり、顎に当たったペニスに、柔らかい頬をすり寄せる。
 驚くほど、固く、熱く高ぶっているペニスに、ルミラは陶然としたため息をこぼした。
 イビルは固く唇を噛んで、放出しないように耐えている。
「そうそう、もうちょっと我慢しなさい……」
 言うが早いが、唇の奥にペニスを飲み込んだ。
「はあぁっ!」
 ペニス全体が熱く、柔らかで、湿度の高い洞窟の中に飲み込まれ、柔らかい内壁が扱き立ててくる。
 押し寄せる快感の波が、ペニスを通じて身体に流れ込んでくる。
「ルミラ様あっ! 僕っ、僕っ!」
 すっかり少年になりきったイビルが、僕と連呼しながら役割のまま叫び、身悶える。
149名無しさんだよもん:03/01/08 16:12 ID:IdJ8oGZs
 ハスキーボイスが耳に心地良く響き、ルミラも夢中になってペニスをくわえ込む。
 舌はカリ全体に巻き付き、鈴口に潜り込もうと暴れる。
 吸われると真空状態が得も言われぬ快感を導き、何もかもが吸い出される錯覚に陥る。
 熱く滾った溶岩のような精液は、もう暴発寸前だった。
「だめっ! ルミラ様っ……僕、出ちゃう、出ちゃうよおおっ!」
 泣き声に答える代わりに、ルミラはいっそう激しく唇を動かした。
「いっ……やああああっ!」
 イビルが絶叫し、仰け反る。
 白濁は恐ろしい勢いで先端から噴出し、ルミラの喉を打つ。
 熱く、どろりとした感触と精の匂いが、口に広がり、喉の奥に流れ込む。
 留まることなく溢れる白い精を、ルミラは音を立てて吸い、飲み込んだ。
 吸い出されるたびに、イビルのペニスは熱く脈打つ。
 イビルは息も絶え絶えになりながら、未だ続くその快感の余韻を味わっていた。
150名無しさんだよもん:03/01/08 16:14 ID:IdJ8oGZs
「……もういやですからね、あたい」
「あらそんなこと言っちゃって、ホントはまんざらでもなかったんでしょ?」
「怒りますよ。あたいだって、一応、女なんだからさ……」
「あらあら」
 くすくすと笑いながら、ルミラはイビルの戒めを解く。
 そこで初めて、なにかに気がついた、という風に振り向き、忍び足でドアによる。
「?」と首を傾げるイビルをよそに、ルミラは勢いよくドアを引き開けた。
「わにゃきゃああああああっ」
 と、混ざった悲鳴と共に、雀鬼メンバーが総勢で流れ込んできた。
「……ずっと聞いてたの、あなた達」
 メイフィアがばつが悪そうに頭を掻く。
「あはは……ばれちゃいました? いや、好奇心が湧いちゃったもんで、つい……」
「あのっ、私は止めましたからねっ。止めたんですけど……」
「……」
 アレイに賛同し、こくこくと頷くフランソワーズ。が、手にしたコップがそれを裏切っている。
「にゃにゃっ! いやいや、イビルが『僕、出ちゃうよおっ!』なんて叫んでいたこと、全然聞いてないにゃりん」
 一斉にニヤニヤ笑いを浮かべるメンバーたち。ぼっ、とイビルの顔がこれ以上ないほど赤く染まった。
 エビルがいつもと同じ無表情で――僅かに熱に潤んだ視線をイビルの男性に向けつつ――言った。
「……今夜はつきあってもらえるか」
「て・め・え・ら……」
 ゆらと灼熱の炎がイビルを取り巻く。
「全員ぶっころーすっっっ!」
 炎が渦を巻き、竜となって、爆発した。
 暴れ回るイビルは先ほどの羞恥プレイの反動か、いつになく怒りとエネルギーに満ちていて、
全員総出で取り押さえるまでに、地下室を含む、館の三分の一が消失した。
 かくして、借金がまた増えた。


いじょ。逃げるように去る。さらば。