>>30 確か、最後の方では……
久瀬チーム(光岡を保護。次なる敵は肉食蟻)
冬弥チーム(vsヴァンパイア。たま重症、葵さらわれる)
最高チーム(イカを食いつつ真琴を保護)
って感じだったかな?
保守
33 :
名無しさんだよもん:02/11/18 18:50 ID:6c0D0pt7
この世界で……
最も美しく
最も気高く
最も賢く
最も猛々しく
最も恐ろしく
そして……最も強い。
大いなるモノ
そんな『存在』は何か、と問われれば、貴方は何と答えるか。
彼らは答えた。
『龍』と。
人によっては彼らを『オタク』と呼んだ。
人によっては彼らを『科学者』と呼んだ。
人によっては彼らを『変人』と呼んだ。
人によっては彼らを『子供』と呼んだ。
いずれも正しかった。
子供の頭だけが膨れたような彼ら。だがそれゆえに純粋な夢を持ちつづけることが出来た。
『龍を。ドラゴンを。この世界最強の存在を自分の手で』
単純極まりない。
漫画で、ゲームで、小説で、そして伝説で。
語り継がれる至高の存在。
『Dragon』
この島でならあるいは……
それを聞いたとき、彼らは迷わなかった。
――約一年前。研究室内。
「主任! どういうことですか!」
白衣の研究員が、そのころは超先生と呼ばれていた人間に詰め寄る。
「……なんだね騒がしい」
「どうしたもこうしたも! あれですよ! あれ!」
あれ、と叫びながら研究員が一つのモニタを指差す。
「竜か……ああ、あれは君たちが作ってくれたんだったな。いい出来だよ。あれなら本社を納得させることもできるだろう」
そこには、巨体を揺らして洞窟を歩く竜の姿があった。
……以前、祐一と北川によって退治されたものだ。
「あれのどこがいい出来ですかッ!」
研究員はさらに興奮する。
「あんなものは龍じゃない……ただの大きな蜥蜴だ! 体はただでかいだけ。火を吐くことすら満足にできない。
空も飛べないしその鱗は脆く銃を使えば簡単に殺される!
そんなものを実用化して、リアルリアリティなんて呼べるんですか!?」
「だったらどうだというんだ」
さもつまらなさそうに超先生は返事をする。
「時間をください。時間を! あと一年……いや半年! 半年あれば創りあげて見せます、完璧なる龍を、ドラゴンを!
伝説にある最強の生物を! 人を遥かに超える知性を! 空を駆け巡る大いなる翼を! 一息で軍団を滅ぼすブレスを!
全てを兼ね備えたドラゴンを! 私たちが!」
聞いている間に、次第に超先生の顔が赤くなっていく。
「黙れ!」
そして一喝。
「我々にはそんな時間も予算も残されていない。一刻も早く本社を説得し、真のRRを完成させなければならないんだ!」
「だいたいあなたの言うRRとはなんなんですか! 今あなたのRRと私のRRが一致しているとは到底考えられない。
私は『真なるリアリティ』その言葉に惹かれ、あなたの下へ来た。だが……今のあなたの目的は違う! あなたは一体何を考えているんだ!?」
「黙れ! 黙らないか! いい加減にしないと、お前のIDを抹消するぞ!」
「……ッ!」
―――ID抹消。それは、ここにおける自分の存在の否定と同義。
―――失職どころか、下手をすれば命すら危ぶまれる。
自分の人事権を持つ上司にその台詞を言われてしまっては、一介の研究員が反論できる余地がない。
「……自分の身が大切なら、己の分をわきまえることだ」
言い残し、超先生は自分のオフィスへと戻っていった。
しかし『彼ら』は諦めなかった―――
超先生の目を盗み、島の全システムから独立させ、誰にも気付かれることなく作業を続けた。
何度となく行き詰まったが、彼らの熱意――夢。それが不可能を可能にさせた。
そして……どこからかもたらされた(魔獣や不死者の製造を可能とさせた)『魔道技術』、それすら彼らは利用し、作業を続けた。
――超先生も、己の狂気に踊らされ、部下の思惑に気付くことはなかった。
――結局は……『似たもの同士』。そういうことだった。
やがて……
「……完成だ……」
海底深くに設けられた秘密研究室(余談だが、龍シンパは『玉座』と呼んでいた)
研究員たちの目の前には、海溝を利用して作られた巨大な水槽が設置され、その中に小さな小さな……
タツノオトシゴと見まごう程小さな……『龍の仔』が浮かんでいた。
「『彼』は数ヶ月間眠りつづけるだろう」
誰にともなく、ドラゴン一派の長―――超先生に詰め寄った研究員が呟く。
「伝説にあるドラゴンの能力(ちから)。彼はそれらを全て手に入れるだろう。
力……力だけではない。知性も、人間を超えるそれを手に入れるだろう」
その瞳は理性も狂気も孕んでいなかった。
その瞳に映るものはただ一つ……幼き日に見た『夢』が具現化した姿。
「惜しむらくは彼の命。彼が目覚め、動き出したその後は……新陳代謝が、自身の体を支えることは出来ない。
半月もすれば彼の体は腐り落ちるだろう。
――だが、私の興味は尽きない。彼の人知を超えたその知性が。その力が。いかなる選択をし、いかに生き、いかにその短き命を終えるのか。
私は今まで、これだけを求めて生きてきた……」
愉悦の表情で目の前に浮かぶ『彼』を見つめる。
「ああ、楽しみだ……彼が目覚めるその姿。早く見てみたい―――」
至福の中に落ちていく研究員だが、一つの問題を思い出した。
「――そうだ。大切なことを忘れていた。
名前だ。彼にはまだ名前が無かった。
彼に名前をつけなければ。そうだな―――」
『彼』のことを。
ある者は『竜王』と呼んだ。
ある者は『ドラゴン・ロード』と呼んだ。
ある者は『マスタードラゴン』と呼んだ。
ある者は『神龍(シェンロン)』と呼んだ。
だが―――
「そうだな……ここはやはり、万人が納得する名前……このプロジェクトの名前を使おうかと思う。
彼の名は、『D』、最強の龍……その名は『ディー』だッ!」
……だが、彼らがディーの成長した姿を見ることは出来なかった。
暴走した超先生……彼により解き放たれた異形の怪物たち。自分たちの創り出した化物たち。
その手にかかり、彼らは命を落とした……
賢者は黙して語らず。
龍はただ眠る。目覚めの時は近い―――
【海底秘密研究室 超先生の手からも独立】
【竜王ディー 巨大水槽の中で静かに眠る】
というわけでした。
ラスボスに、脱出手段に、島の崩壊に、あるいは参加者側の対朝鮮製用の切り札に使えると思います。
その辺は後の書き手さん次第ですけど。
現在ディーはまだ『中立』です。参加者、朝鮮製、ユンナ、天界のいずれにも属していません。
最初に会う人間がキーでしょうか。やっぱり後の方次第ですけど。
ストーリの根幹に関わる部分ですので、NGか否かは慎重にお願いします。
うーん、こういう無敵に近い存在は微妙な線ですな。
半月間しか生きられないって事は、逆にいえばサバ中に死ぬことはないって事だし。
パワーバランスが崩壊してしまうかもしれん。
しかしそういう存在を見てみたい気もするしなあ。
40 :
名無しさんだよもん:02/11/18 22:52 ID:ovkBhcUA
微妙だな……今の面子で海底に行く必要があるチームがいないw
>>38 ……っていうか、まだこんなマネするヤツがいるとはな……
「本文で全く書いてないことを後付けレスで説明する」
これがどんなに頭が悪い行為か理解できるか?
自分の文章力の無さを自分で露呈してるって気付いてるか?
他人の想像力を縛るだけの、設定厨まがいの行動だってわからないのか?
もう少し考えてモノを書こうや。なぁ。
後付け説明とか、ユンナの伏線とあまり関係ない辺りとかが少々残念ではるけど、
まあ、別にNGを唱える理由もないです。
無敵とは言っても、内容次第でどうにでもなるのがリレーだし。
いいんじゃない?
これで選択肢に「全滅」というものも含まれて、より広がりのありそうな展開になるような気がする(w
最強のドラゴンね。
新陳代謝がどうのこうのだから、激しい戦闘になれば早死にするとかでいいんじゃね?
欠陥品みたいだし。
完全体になる前に出てきてアボーンとか。(ナウシカの巨神っぽ)
中立って後付けは……どっちにしろあとの書き手が自由に出来そうな話だしいいでしょ。
しかし、この作品大風呂敷広げすぎだよなぁ。
書き手頑張ってな。
閉じること考えてる書き手頑張れ!
広げるのは楽で楽しいが、そんな書き手はそろそろ…(以下略)
47 :
狂気の天使:02/11/20 02:37 ID:T2jxPRyz
「あら……お目覚めかしら? ルミラ」
ルミラはどうやらいつのまに気を失っていたらしい。
顔をあげると、そこはまたあい変わらず、薄暗い室内。
自分を戒め、魔力を吸い取るこのいまいましい装置もそのままだった。
そして、ルミラの前に立ち、狂気を秘めた瞳でルミラを見下ろす影も。
「…………貴方……狂ってる……」
「あら、しばらく装置を止めていただけでもう減らず口を叩けるようになったのかしら?」
その影、ユンナの言葉通りに、しばらく前から装置は止まっていたらしい。
もっとも、それは慈悲の心からではないだろう。
自分を殺さないで、極限までしぼりとるためにしばらく休ませる必要があった、それだけだろうと、ルミラは分かっていた。
しかし、体力の戻っている今ならせめて、ユンナを説得できるかもしれない。
……せめて、何か情報を聞きだせる可能性がある。
「ユンナ……1つ…聞かせて欲しいんだけど……」
ルミラはそれにかけてみることにした。
「あら、その状態で何を聞き出すつもり? まぁいいわ、何も知らないまま死ぬのも淋しいでしょうしね」
ユンナはそう言うと立ち上がり、横にあったテーブルの上から1つ、柑橘系の木の実を手にとり、ルミラの口に押し込んだ。
「喉が乾いて話をするのも大変なんでしょう? サービスよ」
口の中に柑橘類独特の香りが広がる。
本音を言えば、これを食べるのは屈辱的なことだった。
が、今はあえてその屈辱をうけ、自分の体力を少しでも回復させる手立てとして、その果実をゆっくりとかじる。
口中に酸っぱい味が広がり、僅かながら喉の乾きがうるおう。
そして、ゆっくりとそれを飲み込んでから、もう一度口を開く。
48 :
狂気の天使:02/11/20 02:38 ID:T2jxPRyz
「……貴方、前に言ったわよね。私の 魔力をつかって天界へのゲートを開き、この島のモンスターを雪崩れ込ませる、だったかしら?」
ユンナを見上げるが、微笑を浮かべたまま、何も言わない。
「でもおかしいわよね。この島のモンスターごときでどうにかなるほど天界はヤワじゃない。それに……」
台座に美しく燃える、魂の炎に目をやる。やはり、先にみたときよりも、炎が大きくなっている。
「それだけなら、人間の魂はいらない。仮にあなたがその魂を食らったとしても、天界をどうにかできるほど甘くはない…」
もう一度、ユンナの顔を見つめる。
ユンナはやはり、微笑を浮かべたまま、ルミラを見つめている。しかし、先程よりも何か、楽しそうに。
そして、ルミラから目を放すと、軽く小さなため息とともに、口を開く。
「さすがに……なかなかの洞察力だわ」
腕を組み、カツ…カツ…と乾いた音を立て、ゆっくりと部屋を歩く。
「その通り。確かにここの魔物ごときでは天界は微動だにしないし、こんな魂だけでは私も何ができるわけでもない」
「なら、なら何故こんなことを!」
ルミラの興奮した声が部屋に響く。
が、ユンナは静かに、魂の炎の前に立ち止まり、そして更に静かに、口を開く。
「超先生が、何故こんな島を選んだのか、あなたには分かるかしら? ルミラ」
突然の問い。
ルミラは超先生という存在自体、聞いてはいるが面識も無い。答えられるはずもない。
「たしかに、場所も気候も、超先生の求めていたものに近かったのかもしれない。でも、問題はそんなことじゃないのよ……」
愛おしそうに、魂の炎を、手で、撫でる。
「超先生は、この島に狂わされた。この島……いや、厳密にはこの島の地底深くに眠る封印、にね」
「ま……まさかあんた……」
ユンナが、ルミラを振り返り、ニヤリと笑う。
「もし……冥界の門がこの島にあったら。そしてそれと天界を繋ぐゲートを作ったら。……面白いことになるわよね」
ルミラは言葉がでなかった。
彼女が言っていることは、ルミラにとって、たわごと以外の何者でもなかった。本当かどうかすら、判断もつかない。
しかし……彼女の、目。
その狂気だけは、揺るぎない真実だった。
49 :
狂気の天使:02/11/20 02:39 ID:T2jxPRyz
「あとは、私がその封印を破る力を得れば、それで済むわ」
「ぐ……や…やめ………ぁァァッ!!」
ユンナは再び、装置を起動させて。
そして、誰に言うでもなく小さく呟く。
参加者たちの魂、怪物たちの魂。
そして、科学者たちの狂気が産んだ、私へのプレゼント。
地下に眠るあれの魂さえあれば……。
ユンナの心は、地下に眠る、巨大な光を放つ魂をみつめていた。
【ルミラ、ユンナの潜む塔の一室。魔力を吸い取り溜め込む装置に繋がれていて身動きが取れない】
【ユンナ、ドラゴンの魂に目をつけている】
今までの伏線をどうにかまとめて、出来るだけ違和感の無いようにしてみたつもりです。
ユンナの目的、今までの発言が微妙にチグハグだったので、これならまとまったと思います。
うむむ、でもちょっと無理矢理だったかも……。
あわわ。
なんてことはない修正ですけど、
> ユンナはそう言うと立ち上がり、横にあったテーブルの上から1つ、柑橘系の木の実を手にとり、ルミラの口に押し込んだ。
の、"立ち上がり"を消去して欲しいです。もとから立ってました(汗
>新作
うん。超先生が狂った理由とかもおかしくないし。
上ででたドラゴンにもうまく関連づけてあるし。
まあ、いいんじゃないかと思うが。
本音を言えばこれ以上天界うんぬんの設定を出すのはやめてほしい罠。
天界の連中とやらのNPCは、正直話的につまんないしな〜。
今後のキャラ主体の動きに期待。
>新作
うまくつないではいるけど、なんかサバイバルっぽくない。
超先生には島に狂わされたとかじゃなく、自分の意志(RR)を
つらぬきとおして欲しかった。
逆に島のほうがおまけのような感じで
右に同じ。
どうも、ここ最近は大きな話が続いてるけど
ここまで来ると、読み手と共に大半のキャラが
どっかに置いてかれたとでもいうか、何かが違う気がする。
一般人でも上手くやれば生き抜けそうで
異能の者でも下手すれば死んじゃうよ
ぐらいのバランスが良かったんだが。
まあ、書き手の自由ってのは分かってるけど
一読み手の意見としてでも聞いておいて下さい。
ユンナが天界を滅ぼすような野望を語り、天界の一角とかが暗躍しだした時点で、こういう形(キャラおいてけぼり、話がでかすぎ、等)でツケが回ってくるのはわかっていたことだし。
それについてはこの書き手を責めてもしかたないと思うが。
個人的にはユンナとか天界とかの広がりすぎた話に歯止めがついて、ほっとしている。
まぁ歯止めがつくのが遅すぎた感はあるが。
ってゆーかもうサバイバルじゃない気がする。
57 :
名無しさんだよもん:02/11/21 01:31 ID:M4E8snq5
>>56 マジレス、それは公開二日目あたりで気づくべきだと思うぞw
元ネタが漂流教室とかならまだしも、ジュラシックパークではsurvivalにはなりえまい。
……スペルは自信無し。
もはやサバイバルじゃかったはかなり前の話からだしなぁ。
今までユンナとかなんだとかは広げるだけ広げて【詳細は不明】で逃げてたけど、
今回の新作ってそれのしりぬぐいだもんな。書き手の人には悪いが。
60 :
名無しさんだよもん:02/11/21 02:41 ID:Zg50N1S7
そもそもサバイバルだったら鬼連中とか死なんしな。
まあしゃあないのかも。
雀鬼キャラってなんで出てきたんだっけ?
保守
そうか、保守で出てきたのか。
教えてくれてありがとう。
鯖じゃねえっ!
葉鍵板がすごいことになってるので一応保守。
(^^)
(^^)
69 :
名無しさんだよもん:02/11/22 20:11 ID:1QHWL/NV
保守
和樹に背負われた彼女…みちるという名の少女は、南達の待っている場所へ帰る途中、ぽつりぽつりと昨夜のことを語り始めた。
美凪のこと、聖のこと、真希や留美、繭のこと、襲ってきた女戦士のこと、その声に覇気は無いが、しっかりと和樹達には伝わった。
全てを語り終えると、ほっとしたのかそれとも疲れからか、みちるは和樹の背の上で寝てしまった。
「大志…今の話、信じられるか…?」
和樹は正直、みちるが語った美凪と言う部分に半信半疑であった。
「信じるしかなかろう…。嘘を言ってるとも思えんしな…」
「でも…真実だとしたら、この子は美凪って子が聖って奴に殺されたことを認めることだぞ」
歩きを進めながら、いぶかしげな表情をする二人、そこに舞が口を挟んだ。
「…この子は平気…全てを受け入れている」
更に舞は続ける。
「人の想いを背負っている分、くじけはしない…」
その言葉に男二人は何も言えなかった。
(…想い…か…、俺はこれから誰の想いを背負うのだろう…)
和樹はふと空を見上げた、しかしそこには我関せずといわんばかりの雨上がりの空を浮かべているだけだった。
「同士・和樹よ……同士・由宇の死で何を思ったのかは知らんが…」
唐突な大志の台詞と『由宇の死』という言葉に和樹は大きく反応してしまう。
「…お前らしくないぞ…」
「!!」
「気分を軽くすれば、忘れられると思ったのか?」
「お前に…お前に何がわかる!」
あっさりと核心を突かれてしい、和樹は頭に血が上ってしまった。
「由宇はなぁ…、半分俺に殺されたようなものなんだぞ…!それを…」
「黙れ!貴様だけが辛いのではないのだ!それだったら、南女史や同士・詠美はどうなる!このみちるという小娘も別れてきたばかりなのだ!」
「……」
物言いたげな表情で和樹が唇を噛む。
(…ここまで言えば、もう何も言う必要無い)
一方、後方を歩いていた舞はこのやりとりを聞き流していた。
唐突に大志が和樹から顔を背け前方を向き歩きを早めた。
「辛いのは貴様だけでなく、皆辛いのだからな…」
その時の彼の特徴的な前髪で隠れた表情は、誰も窺い知ることはできなかった。
普通に歩くには辛い急な坂を3人は無言で慎重に下っていた。
先頭を歩く大志に、彼に続く舞、彼らの歩いた軌道をみちるを落とさないようにゆっくりと歩く和樹。
先程のやりとりで、3人とも何かを思うところがあったのか長い間無言を続けている。
その重たい沈黙を破ったのは、前方から必死に駆け上ってくる佐祐理の姿だった。
「舞!」
その表情からは、ここまで全速力で昇ってきたのだろう、彼女の顔にはびっしりと汗が浮かんでいた。
「佐祐理、何があった?」
「武器を持った、モンスターが…」
息をあがった状態で、佐祐理やっと言葉をだす。
しかし、佐祐理が言葉を終わらせないうちに舞は全力疾走を開始した。
大きく繁っている森、それも下り斜面をもろともせずあっという間に舞の姿が遠ざかる。
「マイ同志!我輩も行く!彼女達を頼む!」
未だに事態を把握してない和樹を置いて大志も舞の後を追った。
【瑞希・南・詠美・佐祐理。武装したモンスターと遭遇。佐祐理、逃走成功】
【舞・大志。残りの3人の救援に向かう】
【和樹、みちると佐祐理の護衛】
73 :
R1200:02/11/23 20:59 ID:3xAz6d/m
場繋ぎに近い話になってしまいましたね…すいません。
大分遅いレスになってしまうのですが。
ユンナの野望を作った話(心理戦)の部分なんとか変更できないでしょうか?
ユンナの「天界でトップになれば、私とウィル二人だけの世界が作れ、願いも叶う」
という部分を『ドラゴンに目をつけていて、それには大量の魂が必要』といった内容に編集して…
麗子の「貴方はさっき『私とウィルの二人だけの世界』と言った、つまり仮に手を貸したとしても用が済み次第、私を殺し、全人間も殺すということよ」
という部分を『ユンナの野望に対する、要望を断る理由』に編集すれば話の矛盾が無くなると思いますが、どうでしょうか?
74 :
名無しさんだよもん:02/11/23 21:20 ID:2vDPfaM4
後の都合で前を改変しようと?
あくまでも編集です。何ら問題はありません。
本気で言っているのか?
ユンナがいってること矛盾だらけなのは今にはじまったことじゃないし、それを1つ2つ修正したところで。
まぁそれに意見を出さないまま、後々になって「話がでかすぎる」「矛盾している」と言い出すのがここの読者の特徴わけだが。
人に文句いうの好きなんだよな?
人間なんてそんなもんだよ。
まぁまぁ、マターリしる!
>想いの重さ
大志が渋いなぁ。
ただ、やっぱり和樹の方が人間味があって、感情移入しやすいかもしれない。
この状況じゃあ、落ちつけと言われても難しいしねぇ。
しかし、武装したモンスターとは、一体なんなのでしょうか?
戦力になるのは、舞ぐらいだろうし……
編集については、まぁ過去は過去として、多少強引でも作品の中で辻褄を合わせた方が
いいかもしれないと思ったり。
俺はスコールよりかっこいい中3なんだけど、
うちの学校にすげーユウナに似てる女子がいるんだ。
うらやましいだろ?