>378
何言ってんだ、ちみは!
み みんな
ど 童貞
り リストカット!
み 見捨てないで
ど 鈍感だけど
り りすとかっと
み みんなのミ
ど ドーナツのド
リ リストカットのリ
み ミスター
ど ドーナツ
り リストカット!
み 見た目はほんわかお嬢様
ど 土壇場になれば
.り 凛々しいみどりさん
↑↑
正解!
み 見とれてしまうその美貌
.ど どでかい乳も魅力的
.り 理想の人だよみどりさん
長瀬さんは鼻から息を大きく吐き出すと、やれやれ、今日と云ふ日は妙な日です、
同じやうなお願ひを他でも聞きましたよ、と後ろを顧みた。
其処に居たのはみどりさんであつた。
あヽ、何故にこの女はかうも間が悪いのかとおれは天を仰ひだ。
わたくしの為に土下座までして、とその眼が訴へてゐる。
違ふのです、違ふのです。
すみません、おれは貴女の事など愛してはゐないのです。
己の意地を張り通ほさうとしてゐるだけなのです。
しかしながら、おれの心の声は彼女には届かないのである。
とまれ、何とか事情を理解してもらひ、長瀬さんは助言者と云ふ立場は崩さないと
云ふ条件付きで、五月雨堂の為に協力してくれる事になつた。
助言とは言ふものの、大半は店の清掃がだうであるとか、基本的な事ばかりであるが、
おれとスフィイはただひたすら、はいはいと助言に従ふだけである。
二三日五月雨堂を隅隅まで見た挙句に、最後に長瀬さんはかう言つた。
健太郎君、骨董屋と云ふものは、骨董を売る事も大切でありますが、
骨董を見せる事も大切なのですよ。
その一言が、五月雨堂の欠点を如実に言ひ表はしてゐる事におれが気付ひたのは、
暫くしてからであつた。
いい感じでレスが伸びていたので、続きを書くべきかどうか迷ったのですが、
まぁ暇つぶしにでも……。
み 見事なお尻に
.ど ど迫力の胸
.り リビドー湧くよみどりさん
393 :
名無しさんだよもん:03/03/05 03:00 ID:qNDGebpf
(´ー`)y-~~
SSキターー!!
み どり
ど ど
り り
み
ど
う
秋の気配が濃くなり山山が色付き始める頃、おれとスフィイは車中の人となつてゐた。
スフィイなどは、初めて汽車に乗ると云ふので大燥ぎである。
勿論、観光旅行などをしてゐる訳では無く、骨董の仕入れに行くのである。
と言ふのも、長瀬さんから指摘された、見せる骨董を手に入れる為なのだ。
例へば、長瀬さんの店には葛飾朴斎の美人画と云ふ、いはゆる看板が有る。
売り物では無いが店を象徴する物、それが五月雨堂には欠けてゐると
長瀬さんは言ひたかつたのであらう。
そこで京都に有る骨董街など参考にしてみてはだうでせうか、と店を紹介してもらひ、
かうして半日も掛けて京の都に向かつてゐる次第である。
ただ、みどりさんが何処からかこの行脚の事を聞き付けて、同乗すると云ふ事までは
おれも予想出来なかつた。
健太郎さん、健太郎さん。
眠りの淵に落ち込まんとしてゐるおれを、みどりさんの声が現の世界に引き戻す。
気分良くまどろんでゐる処を邪魔されて、おれは半ば不機嫌な声で返事を返へす。
意に介した様子も無く、みどりさんは無邪気に、ほら海ですよ、海、と窓の外を指差す。
あヽさうですか綺麗ですね、と素ッ気無く言つておれは再び目を閉じる。
流石に二の句が出て来ないのか、みどりさんは沈黙する。
実際おれは機嫌が悪いのだ。スフィイと汽車に乗り込んでみると、旅支度を整へた
みどりさんが予告も無く、ご一緒しませうなどと押し掛けて来たのである。
押し付けがましいのが大嫌いなおれは、さう云ふ訳で不貞寝を決め込んでゐるのだ。
暫く沈黙が続ひたかと思ふと、蚊の鳴くやうな声で、あの、ご迷惑でしたかしら、と
心細さうに言ふ。
何を今更、有無を言はさず同席して来たのは貴女ではあるまいか。
おれはおれなりに必死であるのに、物見遊山で来られては堪つたものではない。
おれが応へずにゐると、みどりさんはつひに沈黙してしまつた。
流石につれない態度を取り過ぎたかと、左眼を薄く開けて様子を覗ふと、
俯き加減で肩を落とし、まるで童のやうに半べそを掻ひてゐる。
両手の指を所在無さげに動かしてゐるのが、また痛ましい。
普段の高慢な態度を考へると、今の彼女はいぢらしいとさへ思つてしまふ。
さうだ、おれは以前も誓つたではないか。彼女はこと色恋事に関しては子供なのだ、
余りぷりぷりしてゐても詮方無い。
おれは眼を閉じたまヽでみどりさんの指の上に手を置ひた。
お出でになるのでしたら、予ぢめ言つてくだされば結構です、怒つたりはしませんから。
眼を閉じてゐても、手の感触を通ほして、みどりさんの感情が伝はるのが分かつた。
汽車は太く棚引く煙を上げて京都に近付きつヽあつた。
おおっ、新展開だ。
いつも楽しみにしてますよ。
ひょっとしてここからは
京都ぶらり旅情編 『童女は見た!湯けむりに浮かぶおっぱいの謎!』
ですか(w
>>399 カポ━━━━━━━━━━━━━━━━ン
スフィー「(む……)」
みどり「……」
スフィー「(むむ〜……)」
みどり「……?」
スフィー「負けた……(がっくり)」
みどり「?」
本当はこんなのも書きたいんですけど。
みどりさんと現在LV2くらいのスフィーとでは勝負にならないでしょうねぇ(w
前から感心してたんだが、アンタこの手の小説、読み慣れてるな。
「車中の人となった」なんて、なかなか書けないよ。
SSですな。ちょっと違うかもしれんけど
AIRなら、summer編、SNOWなら、Legend編のような文章ですね。
みどりさんの古風っぽくていいね。
ってか、
>>401さんに激しく同意。
長い旅を終へて、漸く到着したが、のんびりくつろひではゐられぬ。
京の都は鴨川の側、東山の辺り、其処に骨董屋が集まつてゐるとの事なので、
観光をしたいと文句を垂れるスフィイを無視して、早速向かふ事にする。
とは言ふものの、店構への参考くらひにはなるやも知れぬが、本来の目的である
見せる骨董を得ると云ふ事からは外れるやうな気がしてならぬ。
さう言へば長瀬さんは、いざとなつたらスフィイさんを頼れば良いでせうなどと
言つてゐたが、この大食らひの何がだう役に立つと言ふのだらうか。
一方のみどりさんが、以前にも京の骨董街には来たことがあると言ふ事で、
土地に不慣れなおれとスフィイを先導してくれてゐるのとは比較にならぬ。
さうして半時も歩ひたであらうか、彼方から響ひて来る知恩院の鐘の音を
耳に入れつつ目的の骨董街に着ひた。
噂に違わず、通ほりの端から端まで古美術商の看板が上がつてゐる。
健太郎さん、早く参りませう、とみどりさんがおれを急かす。
スフィイもまた好奇心を全開にしておれの袖を引ッ張る。
二人共、最早眼の色が変はつてをり、一度手綱を緩めたらそのまヽ何処までも
突ッ走つて行きさうである。勿論おれも遅れをとらじと足を速めるのであるが、
何分五月雨堂とは違つて老舗がづらりと揃つており、店主もおれなんぞとは
比べ物にならぬくらひのひと癖もふた癖もありさうな面構へが並んでゐて、
一筋縄では行きさうに無い。十分に気合ひを入れて、一軒目に臨んだのである。
ところが、おれの気合ひは初ッ端から空回はりをしてしまつた。
おや、健太郎君ではありませぬか。
始めに入つた店で店主と話してゐた先客は、何処かで見た事のある、否、
おれ達が皆良く知つてゐる面長の好好爺。
何故長瀬さんがここに居るのか。その偶然ですねと言はんばかりの口調に
おれは脱力感に襲はれた。一体、何を考へてゐるのですか、とおれが問ふと、
予想した通ほり、偶然ですよ、偶然、と云ふ答へが返へつて来た。
最早何も言ふまい、まつたく、食へない爺さんである。
良くも悪くも肩の力を抜かれたおれ達ではあつたが、気を取り直ほして
片ッ端から店を巡り始めた。中には一見さんお断はりと云ふ店もあつたのであるが、
みどりさんが控へめに身分を明かすだけで店主の態度が面白いやうに変はつた。
みどりさんに頼るのは本意では無いが、今のおれには形振り構つてなど居られない。
京都編は
>>289氏、
>>290氏のアイデアをいただいて書いております。
あったら良かったのになぁ、みどりさんと旅行イベント。
>>401、
>>402 感心されるほどのものかどうかは個人的にちょっと微妙ですが、
この時代の小説は結構好きでよく読んでいましたね。
でも、真似しようとすると難しい。言い回しとか、ワンパターンに
なってきているのが自分でも判っているだけにつらいところです。
>406
もしや◆..ZunpanHk氏はモナー板の命じ大正昭和擬古スレの住人?
最近アンタのSS読むのが唯一の楽しみさ。
いや、マジで。
しかし、現実と云ふものは概して無情にも冷たく重く伸し掛かるものであり、
一日目も二日目も三日目も期待してゐたやうな成果はまるで上がらなかつた。
出来得る限り何時までも滞在する覚悟はあれど、さうさう旅費がある訳で無し、
五月雨堂を開けッ放しにして置く訳にも行かず、おれはヂレンマと云ふものに
陥つてゐた。
滞在三日目の夜、旅館の露天風呂に浸かりながら独り虚ろに考へ込んでゐると、
後から入つて来た老人が何事か声を掛けて来た。老人と云ふのは長瀬さんである。
賢明なる諸兄ならば察して頂けるかと思ふのであるが、長瀬さんも当然の如く
同じ宿に泊まつてをり、始めから然もさう云ふ手筈になつてゐたかのやうに
同じ部屋になつてゐる。まァ、宿代が安く上がるのであるから、文句は言ふまい。
だうですか、健太郎君、得る物は有りましたか、と長瀬さんは笑顔を見せる。
おれは、これが答へです、と顰めッ面を作つて見せた。
長瀬さんは、ほゥ、と意外さうな顔をした。そしてだう云ふ意図かは分からぬが、
スフィイさんは、何も仰つては、ゐないのですか、と言葉を選ぶやうにしておれに問ふのだ。
スフィイのこの三日間と云へば、取り敢へずおれとみどりさんと行動を共にしては
ゐたが、やれ団子だの、やれ饅頭だのと、食ひ物に興味を示してばかりだと云ふ
イメヱジしか無い。
だがしかし、思ひ返へしてみると、老舗の中でもそれなりの物を揃へてゐる店では、
店に入る前へから既に何がしかの反応を示してゐたやうにも思はれる。
唯の偶然でせうけど、と話してみせると、長瀬さんはにやりと笑ひ、
時には偶然に任せてみた方が上手く行く事もあるものですよ、と意味ありげに言ふ。
余り気は進まなかつたが、長瀬さんも何か考へがあるのだらう。
試しに明日はスフィイの気の赴くまヽに従つても良いやも知れぬ。
噂をすればと言ふやつであらうか、けんたろ、居るの、と不必要に元気な声が
塀の向かふから飛んで来る。おれがそれに応へてやると、更に倍にして返へして来る。
まつたく子供なのだからなと思つてゐると、スフィイは何を思つたか、共に湯船に
浸かつてゐるみどりさんの乳房の形や大きさにつひて解説を始めるではないか。
途中で水飛沫の音がした事と声が消へた事から察するに、みどりさんが慌てて口を
押さへたのであらう。
最後まで聞きたかつたのに、残念ですね、と長瀬さんがおれに囁ひた。
みどりさんの入浴シーンを想像していて思わず(;´Д`)ハァハァ
>>407 そのスレは最近知りましたが、住人ではありません。
でもこの手のスレは好きですねぇ。
>>408 ありがとうございます。
期待に添えることができるよう、精進致します。
入浴シーン来たあっ!
サービス精神旺盛な◆..ZunpanHk氏に敬礼!
話のほうもいよいよ佳境ですが、
スフィが話の鍵を握りそうですね。
どうなるのかちょっとワクワクしてまつ。