すっきりしたところで、乙
本編のみどりさんもこれくらいだったら、また面白かっただろうに
いいね!
たしかに結花がみどりさんをねたみつける会話イベントあった気がするし。
この調子で進んでいってほしい・・・
それとせっかくイイ!かつおそらくみどりさん初?のSSなんだからスレとともに
流れるのはもったいない気がする。
作者さんが自己サイトなどで公開しているのでなければ、
適当なスペースを取ってSSを保存しておきたいのだけれどいかがなものでしょ?
>>173 >SSを保存
物好きな方もいらっしゃるもので……
こんな駄文でよろしいのでしたら、私は別に構いません。
後で見直すと、歴史的仮名使いの誤りや、部分部分で使い方が
違っていたりするのを発見したりして、お恥ずかしいのですが。
元々は、せっかく立った(立て逃げに近いですが)みどりさんのスレを
落とすのは忍びないと思って、時々ネタを振っていたのですが、
常駐している人がほとんどいないのかレスがさっぱり伸びず、
それだったら保守ついでに「太宰治風ToHeart」のようなやつでも
書いてみるか、などと思ったのが始まりだったりします。
まぁ、書き逃げしてやれという気持ちがかなり大きかったのですが(w
たしかになぁ、ゆかちゃんは、スフィーに、けんたろとらないで!!!
と泣き叫んだからなぁ。 みどりさんにも、けんたろとらないで!!!
だった泣くよ。しかし、SSのとおりだと、胸で負けちゃって、(w
>174
いえいえ
職人さんはスレの宝ですから。
地味目なスレですが盛り上がってほしいものです。
あくまでまったりと。
一名無しとしてできる限りの支援はしたいのですな。
177 :
176:03/01/07 09:24 ID:Ju5f4kJY
>>177 base hrefの設定がヘンになってるよ
ローカルにしちゃってない?
181 :
176:03/01/08 01:42 ID:YploW/u4
>179、180
・・・超打つはいりますた・・・
今度は見れると思います・・・
とりあえず吊ってきますわ・・・
182 :
176:03/01/08 01:50 ID:YploW/u4
しかし、参考のためにひさびさにまじアンを少しだけプレイしたんだけど
微妙に絵に古臭さを感じてしまったなぁ。
当時は結構最新鋭っぽい印象を受けたんだけど。
あと声がないのが寂しいかな。
時代の流れというものか・・・
>>177 味があってなかなか(・∀・)イイ!
スフィーの格好を見て「ドロロンえん魔くん」の
某キャラを連想した俺はオサーンでしょうか(w
まじアンって全体的に古風な雰囲気が似合うのかな、などとオモタ。
とりあえずおかわりがほしいなー。
あれ以来、結花は五月雨堂に来てゐない。
みどりさんが原因であるのは明白なのであるが、だからと言つて、彼女が直接
何かをしたと云ふ訳では無く、寧ろ非は結花の方にあるのだ。
しかし自業自得とは云へ、このままでは何かと気まづいままになりさうであるし、
さりとておれが口を出すのもだうしたものかと数日程思案してゐたが、
或る日リアンが五月雨堂を訪ねて来た際に、結花の様子を知る事となつた。
リアンはスフィイの妹であるが、落ち着きの無い姉とは大いに異なり、
純情可憐と云ふ言葉が良く似合う控へめな娘である。災難な事に結花に気に入られ、
今は結花の家に住まわせてもらつてゐるのだが、幸いにしてあの凶暴女に
危害を加へられてゐないのは何よりである。
リアンの話では、結花は傍目には変わらぬやうに見るが、時々訳も無く
ぼんやりとする事があるとのことで、だうやらそれなりに落ち込んでゐるやうだ。
おれには良く分からなかつたが、本人は胸の事を深く気に病んでゐたらしい。
それにしても、あれだけ凶暴女の攻撃的行為を日常的に目にしてゐるにも関はらず、
結花さんの事が心配ですわ、と真剣に考え込むリアンは何とも愛らしい。
思はず頭を撫でてやると、リアンは、健太郎さん、と呟き恥ずかしさうに俯ひた。
ふと気付くと、みどりさんが店の前へにゐて、表の骨董品を見る振りをしながら
おれとリアンのやり取りをちらちらと横目で見てゐるではないか。
おれは慌ててみどりさんを呼び入れ、リアンもそれを機に、
それでは健太郎さん、ご機嫌やう、と店を出て行つた。
しんと静まり返へつた店の中に微妙な空気が漂ひ、何か話題をと考へてゐると、
みどりさんがぽつりと、健太郎さん、と呟ひた。何事かと思つたが、さう云へば
今まで名前で呼ばれた事が無かつた事に気付ひた。おそらく、今のリアンの
言葉を聞くまで、おれの名前さへ知らなかつたのであらう。
健太郎さんは、あのやうな娘がお気に入りなのかしら、と唐突にみどりさんは言つた。
余りに唐突過ぎておれは、はァ、と間抜けな返事しか出てこなかつた。
心持ちみどりさんの顔が赤くなつてゐるように見えるのは、初めておれの名前を
呼んだからなのか、それともその唐突な質問の内容の所為なのか。
彼女も直ぐに自分の発言が場違ひである事を覚つたのか、慌てて、
何でもありませんわ、と打ち消し、今日は急ぐので、とそそくさと立ち去つた。
その時おれは、何となくではあるが、厄介な事が起こりさうだ、と朧ろげに感じてゐた。
>>177 おお、グッジョブです!
自分の書いた文がこのような形で絵になるというのも嬉しいものですね。
牧部なつみは近所でも評判の才媛である。
靴屋の主人、大山の小父さんなどは、牧部なつみを殊のほか気に入つているやうで、
やれ名門の城北台女学院に通つてゐるだの、やれ継子なのに一家仲睦まじいだのと、
茶飲み話にこれでもかと言はんばかりに聞かせてくれたりするものである。
そのなつみが、五月雨堂の常連であると云ふ事は、案外知られてゐないやうだ。
黄昏どき、商店街に最も人が溢れる時間、五月雨堂の辺りだけが何事も無いかの如く
ひつそりと佇んでゐる中、場所にそぐはぬセヱラア服に、大きな鞄を引ッ下げて、
そろそろと店に入つて来る、それがなつみである。
始め見た時は只の冷やかしとしか思つてゐなかつたのであるが、中中だうして、
下手をするとおれなんぞよりも知識に富んでゐることがあつて驚ろかされる。
近頃では、茶飲みがてら、女学校の事など話してくれるなどして、
おれの良い暇つぶし相手になつてゐる。
その日も、何時ものやうに他愛も無い雑談をつらつらとしてゐたのであるが、そんな中
ふとなつみが思ひ出したやうに、おれに聞ひてきたのである。
何時も来てゐる、あの若いご婦人はどなたか、と。
ここにもご婦人は来るが、大抵しなびたご婦人ばかりで、若いと云ふ形容詞を
付ける事が出来るのは、数へる程しかおらぬ。抑も、一般に若いご婦人と云ふものは、
骨董なんぞに興味を持たぬものではあるが。
前後から判断するに、だうやら、なつみが言つてゐるのはみどりさんの事らしい。
何故そのやうな事を聞くのかと問ふてみると、なつみは黙つて店の外を指差した。
みどりさんが、其処にゐた。
おおっと、なつみの登場か。予想外だった。
このスレ、面白いね。
おれが立ちあがらんとするのをなつみは制して、自らみどりさんを招き入れた。
みどりさんはやや戸惑ひ気味であつたが、臆せず入つて来たのは流石と言ふべきか。
ひと呼吸置ひて、最近、訝しいご婦人がうろつひてゐると思つてゐたけれど、
となつみは何時ものやうに半目のまま、咎めるやうな口調で語り始めた。
否、それは違ふ、とおれが言ひ掛けるのをなつみは遮り、みどりさんを指差して、
店長さんに迷惑だとは思はないのか、と語気も荒く詰め寄つた。みどりさんも
だうにか反論してはゐるが、何分なつみは才気煥発で舌も良く回る娘である、
到底口では敵ふはずも無い。それに加へて、おれが口を挟まんとすると、
絶妙の頃合ひで遮つてしまうのだ。
それが迷惑だと感じてゐないとは、胸にばかり栄養が行つて、頭の方には
栄養が行かなかつた証拠である、となつみは止どめの一言を発つした。
みどりさんの顔から血の気が引いたのが、傍で見てゐたおれにもはつきり分かつた。
あッ、と言ふ間も無く、みどりさんの平手が、なつみの左頬を打つてゐた。
それに対して、なつみは身じろぎもせずみどりさんを睨め付け、みどりさんは、そのまま
五月雨堂を出て行つた。おれは後を追つたが、なつみが尚ほもおれの行く手を阻む。
あの女で無くても、女なら大勢居る、ここにも居る、とだうやらさう言ひたいらしい。
おれは何やら無性に腹が立つて来た。
違ふ、違ふのだ、おれはそのやうな事は考へてはおらぬのだ、
ええ、ええ、忌忌しい、何故にお前へらは何でもかんでも恋愛事にしやうとするのだ、
何故にお前へらはさうやつておれのささやかな平穏を乱さうとするのだ、
どいつもこいつもいい加減にしやがれ、いッその事まとめて禅寺にでも行ッちまえ、
不平不満の嵐が一気に通ほり過ぎ、おれは空しくなつて脱力感に襲はれた。
みどりさんの姿は既に見えなかつた。
194 :
山崎渉:03/01/14 10:01 ID:IuC9SMmn
(^^)
モノクロなのがいい感じです。
スフィー似合いすぎ!
かうなつてしまつては、既に避ける事が出来まい。
高倉みどりは、おれに客と店主と云ふ関係以上のものを求めてゐるのであらう。
平たく言へば、おれに惚れてゐるのだ。
惚れてゐるとまでは行かずとも、惚れつつあるのだ。
常に鈍感鈍感とスフィイから言はれてゐるおれでも、流石にその位は分かる。
しかし、年頃の女と云ふものは、大抵それなりの気位を所持してゐるものであるが、
高倉みどりの気位は、それを遥かに凌ひでゐる。
そのくせ、時時妙に小心者の所もあるのだ、おれに想ひの丈をぶつける事なんぞ、
到底出来やしまい。
尤も、この性格は彼女の生ひ立ちにも関係してゐるのであらう。
高倉財閥は、彼女の父が一代で築き上げたと長瀬さんから聞ひた事がある。
今でこそその名を轟かせてゐるが、ひと昔前へはその日の糧にも困つた程
困窮してゐたさうだ。おそらくは、幼い頃の高倉みどりも辛酸を舐めてゐた事であらうし、
父の事業が成功した後には、その財を目的に近付くやうな輩も大勢居て、
金の汚さは目の当たりにしてゐるのであらう。
先の茶碗を割つてしまつた時の反応のやうに、自分に近付く者は金目当てで、
金さへ払へば文句は無いのだと云ふ考へが根底にあるのかも知れぬ。
さう云ふ意味では、むしろ金に対しては人一倍劣等感があるのだと言へる。
だからこそ、あの時におれのとつた態度が新鮮に映つたに違ひ無い。
あの一件以来、おれの高倉みどりと云ふ女に対する見方が変はつたのは間違ひ無い。
だが、だからと云つて、それがそのまま好意へと発展してゐるかと問はれると、
答へは否である。
今の所おれには彼女を拒絶する理由は無いが、受け入れる義理も無いのである。
ゲーム中で「魔法で整頓」を選択すると、スフィーがブルマ姿で
整頓するチップアニメを見ることができますが、
この世界観をゲームに持ち込んだ場合、
「魔法で整頓」を選択したら、スフィーがブルマ姿ではなく、
ふんどし姿で整頓するチップアニメになるのでは……
などと>193氏の絵を見てふと思ったりした一月の夜。
……いえ、決して描いてほしいと思っている訳では(w