秋子の夫です。ただいま帰りました。

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1水瀬○○←任意の名前を脳内入力せよ
秋子の夫です。おかげさまで無事、北○から帰国することが出来ました。

・・・あれは忘れもしない二十二年前の冬、マグロ漁を生業としていた私は久しぶりに妻の秋子に会える事を楽しみに家への帰路を急いでいました。
当時はまだ私たちに子供はなく、秋子に寂しい思いをさせていたので、とても急いでいたのです。

ですが、運命とは残酷でした。
私が家へと急ぐ途中、人通りの少ない道に差し掛かったとき、私はアジア系の男数人に拉致されてしまったのです。
それからは大変な苦労をしました・・・。
・・・ですが、今、こうして妻の元に帰ってくる事が出来ました。
これからは妻と共に失った二人の時間を取り戻していきたいと思っています。

「秋子・・・ただいま・・・」
2名無しさんだよもん:02/10/27 21:20 ID:QDv27yWv
aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
3名無しさんだよもん:02/10/27 21:20 ID:nzFFKKak
b
4名無しさんだよもん:02/10/27 21:21 ID:WjAKaaNf



       ∧ ∧   
      ミ#゚Д゚彡
     l[》'《U Uヽl|  
     i| lノノリノ)))〉
     !! !(l ゚ ヮ゚ノl| あぅ〜。なんでABCテレビに祐1がいるの〜?
     i| |⊂!Flつ○
     从!リくム〉ノリ
        し'ノ



5名無しさんだよもん:02/10/27 21:23 ID:2y3N5/m1
オカエリなさい
6名無しさんだよもん:02/10/27 21:25 ID:wlyZpO1T
そして他の男の子供がいるわ
妻の甥がハーレムつくっているわ
7名無しさんだよもん:02/10/27 21:25 ID:jJFZLt6G
漁師のクセに内陸に住んでんのかYO!
8名無しさんだよもん:02/10/27 21:25 ID:H7k/1NQy
>北○

北極?
9名無しさんだよもん:02/10/27 21:26 ID:EAx0PF9B
帰ってきても家に居場所がない訳だが。
10名無しさんだよもん:02/10/27 21:28 ID:sEfVyfhg
なあ、お前の娘の萎逝きって女、気持ち悪過ぎるぞ。
秋子さんは全然、可愛くて性格もいいのに。

さては、お前に似たな。死ねや!!
11名無しさんだよもん:02/10/27 21:28 ID:s30kTSye
あれ、名雪は?
12名無しさんだよもん:02/10/27 21:30 ID:C/HjcQSt
名雪の父ってだけで激しく萎えるのですが…
13名無しさんだよもん:02/10/27 21:32 ID:M23MCcwY
>>6
に激しくイピョーウ
14名無しさんだよもん:02/10/27 21:33 ID:LXg9lt1Q
二十二年前の子種で名雪は生まれないんだ
15名無しさんだよもん:02/10/27 21:33 ID:/RSf2KYr
16名無しさんだよもん:02/10/27 21:38 ID:jc9vpEZk
ジャムの中身じゃなかったのか……
17名無しさんだよもん:02/10/27 21:39 ID:2q2ULFv2
>>14
マジレスすると
Kanonは1999年一月の話
名雪の誕生日が12/23
ゲームをやれば高校2年というのは明白なので
17歳になって間もない
ということは名雪は1981年12月23日生まれ
今は2002/10/27なので…
あれ?種植えの時期かなり微妙ですね?
何とか>>1が父親である可能性を認めようとしたのに、破綻してしまいますた
18名無しさんだよもん:02/10/27 21:43 ID:s30kTSye
>>15
ああ、なるほど…。
つーとこんな感じになるのかね。適当だが


「ただい…」
久々の我が家に帰ってみると何か賑やかな声が聞こえる。
聞き覚えのある美しい声に混じって、聞き覚えの無い声が2,3人…。
秋子の友達だろうか?
と、その時リズミカルに階段を降りる音が響いた。
「…?」
階段から降りてきたのは見知らぬ少女の姿。
どこか秋子の姿を彷彿とさせる。
「……」
どうやら少女もこちらに気付いたようだ
「…おじさん、誰?」
19水瀬○○←任意の名前を脳内入力せよ:02/10/27 21:46 ID:I2r3i/1b
私・・・実は婿養子なんです。
昔、秋子と付き合っていた時に秋子のお父さんにその・・・秋子との・・・その・・・を見られてしまいまして・・・。
それでそれで激怒したお義父さんにボコボコにされまして・・・。(汗)

あと、マグロ漁をしていたのは秋子にウェディングドレスを着せてあげたかったからです。
実は籍を入れただけで、式を挙げていないんです。
・・・それにお恥ずかしい事ですが、私は中卒なのです。
ですから財産なんてなく、秋子を幸せにする為にもまとまったお金がどうしても必要だったんです。
ですから、当時船の船長をしていたお義父さんに頼んでマグロ漁の仕事を紹介してもらったんです。
三年たったら他の仕事に就いて、秋子と二人で幸せな家庭を築きたくて頑張ってたんです・・・。
たまに秋子に会いに実家に戻る・・・それだけを支えに生きてきました。

ですが、北○鮮に連れて行かれ、とても辛く悲しかったです・・・。
20名無しさんだよもん:02/10/27 21:55 ID:s30kTSye
どうしても北に絡めたいんかい…。
21名無しさんだよもん:02/10/27 21:56 ID:SSJVyjUh
>>1で既に破綻してるからもう頑張ってもダメだよ。
ああ、それと名雪についてですが、あの娘は正真正銘私と妻との間に出来た子供ですよ。
実は私が北○鮮に拉致された日、あの日が漁を辞めた日だったんです。

秋子は母親を早くになくしたせいか、家族というものにとても憧れていまして子供をとても欲しがってたんです。
それに私も漁を三年で辞める予定でしたが、船長達に気に入られてしまってずるずると辞める機会を見失って漁を続けていたんです。
その分、お金は溜まりましたが、秋子に一人で寂しい思いをさせるのは嫌だったし、秋子が子供を欲しがった事もありまして、子供を作る事にしたんです。
ですが、たまにしか合えないとはいえ、なかなか秋子が妊娠しなかったので病院に行ったんです。
そこで私達は人口受精を進められ、私は精子を採取されました。

ただ、秋子はもともとあまり体が丈夫ではなかったので、なかなか人工授精を進められなかったのです。
そんなこんなで私が拉致された後、病院で冷凍保存されていた私の精子を使って秋子は名雪を妊娠、出産したそうです。
もちろん、病院でもらった証明書もありますし、一応DNA鑑定も致しました。
名雪は正真正銘、私と妻の子供です。
23名無しさんだよもん:02/10/27 22:02 ID:s30kTSye
「えっと…その…秋子、さんはいるかい?」
「お母さん?ちょっと待ってて。
 おかーさーん…」
少女は私の存在を疑うのを忘れ、奥へと姿を消した。
…って、今なんて?
おかあさん?
……もしかして、私の…娘?



…ってSSもどき書いてたんだが無駄っぽいな。
24名無しさんだよもん:02/10/27 22:03 ID:Yk4nhUAy
まぁ、そういわずになんとか続けてみよう
>>17を参照してみると
22年前に拉致された名雪の父親は
どう考えても秋子の娘が自分の娘でない事に気付き
秋子に激しく詰め寄る、そして秋子が笑顔で答えた一言に衝撃を受け
家を飛び出した水瀬○○←任意の名前を脳内入力せよ
そして…
25名無しさんだよもん:02/10/27 22:05 ID:9mcKKGe7
マジレスすると
22年前に精子冷凍、人工授精の技術ってあったの?
26名無しさんだよもん:02/10/27 22:06 ID:M23MCcwY
>18>23
面白そうなんだが。
27名無しさんだよもん:02/10/27 22:08 ID:ldlRIr4F


       名  ス  レ  の  予  感

28名無しさんだよもん:02/10/27 22:09 ID:zO6hQ8Av
↓名レスの予感↓
29名無しさんだよもん:02/10/27 22:13 ID:42I6R36v
さくらたん(;´Д`)ハァハァ
30名無しさんだよもん:02/10/27 22:16 ID:s30kTSye
そうか、あの頃の娘がもうこんなにも…。
月日がたつものは早…
……待てよ?
あの頃、まだ秋子には子供ができていなかったはずじゃあ?
そもそも秋子と子供つくったっけ?
「おじさーん」
玄関でうんうん悩んでるうちにさっきの少女が戻ってきた
少女の隣には、忘れもしない我が妻秋子の姿があった。
「おじさん、お母さん連れてきたよ」
「…あ、秋子……」
「あ…」
私は思わず秋子に抱きついた。
本当に二十数年ぶりだ。
目からは涙が零れ落ちる。
「あの……」
「秋子…」
本当に…。
「失礼ですけど、どなたですか?」
「え"?」
そして凍りついた。
これが我が妻との久しぶりの再開だった。



駄文でスマソ
>>21
ええ、そこで私も人工授精のことをすっかり忘れてて妻が浮気をしたものだと・・・。
妻の話も聞こうとせず、私は妻を寝室に連れて行くと服を引き裂いて無理やり犯しました。
ちぎりとるような力で乱暴に胸をもみ次第て、一度もさせたことのなかったパイズリ+フェラをさせて口の中にぶちまけてやりました。
初めて飲む精液の味に耐え切れず吐き出した妻の頭をむりやり床に押し付けて床に吐いた精液を犬や猫のような格好で舐めさせました。
妻は「お願い、許して・・・」と泣きながら訴えましたが、私はかまわずそのままの格好で妻に挿入してやりました。
妻のお下げを引っ張りながら乱暴に突き入れました。
やがて、妻が気を失うと今度は後ろの穴に突き入れてやりました。

そして、妻が私の精液を二つの穴むから垂れ流して白濁まみれになってから、私は荷物をまとめて家を出て行こうとしたのです。
そしたら、なんとタンスの中から人工授精の書類が出てきたんです。
私が驚いて書類をめくっていると、妻は泣きながら私に事の真相を話してくれました。
妻は無実だったというのに・・・。

・・・私は無実の妻を肉奴隷のように犯してしまったんです・・・。

その後、私は泣きながら妻に土下座をして許しを請いました。
妻はそんな私ににこりと笑ってこう言ってくれました。

「了承」

・・・その後、私は毎日オレンヂ色をしたジャム?らしき物を食べさせられています。
果たして、妻は本当に私を許してくれたのでしょうか・・・?
32名無しさんだよもん:02/10/27 22:41 ID:O5DiZM1B
↓名雪のお父さんが禿しく番号ゲットの予感
33名無しさんだよもん:02/10/27 22:44 ID:kKpJs3ia
娘があれだけキモくてブサイクだったら、さそショックだろうな。
34NAM戦帰還兵:02/10/27 22:45 ID:wAut0X6n
ここは暑いな、ベトナムを思い出すぜ…
35名無しさんだよもん:02/10/27 22:47 ID:YdeboF8k

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     │  ::::::|
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    ノ /  / <おーい、金正日さんこの>>1どうすんだよぉ。
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36名無しさんだよもん:02/10/27 22:51 ID:s30kTSye
『どなたですか?』
秋子の言葉が頭の中を何度もループする。
何故だ…。
君との愛は永遠じゃなかったのか、秋子?
「うぁぁぁ…」
思わず頭を抱えて泣き叫ぶ。
「…お母さん、このおじさんの知り合い?」
「さぁ…?」
どうやら我が妻の記憶からバッサリと切り取られてるようだ
私の存在はその程度だったのかい秋子?
「あきこぉー!」
あの教会で誓った愛は永遠だったはずだ!
そしてこの指輪もっ!
「あ…」
「どうしたのお母さん?」
「もしかして…○○さん、なんですか?」
え…。
「あ、あきこ…」
「やっぱり、○○さんなんですね」
「秋子っ!」
私はもう一度秋子に抱きついた。
そして口づ…
「…お母さん」
「はっ!」
近くに少女がいるのを思いだし、我に帰る。
「○○さん、って誰なの?」
少女が私のことを秋子に問い掛ける。
「名雪、この人はね…」
私は思わず息を飲んだ。
だって、この少女はもしかしたら私の娘かもしれないのだから。
「お母さんの昔の親友なの」
え…?
37名無しさんだよもん:02/10/27 22:57 ID:M23MCcwY
あれ?俺>>6に一票入れた奴だが>6のシチュって
祐一が秋子さんを孕ませて尚且つハーレムにしてると思ったんだが違うの?

久方ぶりに帰った家には見知らぬ男が自分の娘の旦那としており、尚且つ秋子を孕ませて生ませた赤ん坊がいる。
そして娘と妻は既に二人とも祐一の性奴として…
ウワーイヽ(´ー`)ノ鬼畜かのんだー。救いようのないストーリー展開大好き。誰か続きをSS化キボンヌ(w
38名無しさんだよもん:02/10/27 23:06 ID:unobp3La
不可(プカ)ッ
39名無しさんだよもん:02/10/27 23:10 ID:s30kTSye
>>8
え、えっと…その…。
40名無しさんだよもん:02/10/27 23:11 ID:s30kTSye
誤爆…。
41名無しさんだよもん:02/10/27 23:27 ID:jc9vpEZk
名スレの予感age
42名無しさんだよもん:02/10/27 23:29 ID:jc9vpEZk
名スレの予感age
43名無しさんだよもん:02/10/27 23:30 ID:X5tBIcZ5
糞スレ上げんな、ボケ。
44名無しさんだよもん:02/10/27 23:31 ID:7IsTiHPn
ID:I2r3i/1bはちゃんと>>1000まで付き合ってくれる?
45名無しさんだよもん:02/10/27 23:32 ID:s30kTSye
無理じゃないのか?日付変わるし

つーか下らん文書いてすまんね
46名無しさんだよもん:02/10/27 23:36 ID:V2bUYGX2
秋子の夫・・・
秋夫?
パン屋さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
一夫多妻制キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
47名無しさんだよもん:02/10/27 23:49 ID:5a5YM8QA
>>7
>>25
手厳しいな(w
48名無しさんだよもん:02/10/28 00:58 ID:+8aaCHQ1
>>35
   ,rn
  r「l l h
  | 、. !j
  ゝ .f         _
  |  |       ,r'⌒  ⌒ヽ、
  ,」  L_     f ,,r' ̄ ̄ヾ. ヽ.
 ヾー‐' |     ゞ‐=H:=‐fー)r、)
  |   じ、     ゙iー'・・ー' i.トソ
  \    \.     l、 r==i ,; |' <>>1を再び拉致しる!!
   \   ノリ^ー->==__,..-‐ヘ___   
     \  ノ ハヽ  |_/oヽ__/     /\
      \  /    /        /  |
        y'    /o     O  ,l    |
49名無しさんだよもん:02/10/28 01:55 ID:ZFuV3vUp
良スレage
>48
萎逝きもいっしょに
50名無しさんだよもん:02/10/28 02:30 ID:DSklwnZK
久弥の同人読む限り父親は死んでるようにしか思えんのだが
51名無しさんだよもん:02/10/28 04:12 ID:1jsDa17+
つまり、自分を秋子の夫と思ってるキティちゃんのなりきりと言うことでおけ?
52名無しさんだよもん:02/10/28 19:04 ID:nqkeTOWo
ああ、Kanonの世界に「自分を秋子の夫だと思ってる精神障害者」がいると仮定した上でそいつになりきってるわけか。
そんなこ(略
53名無しさんだよもん:02/10/28 19:24 ID:EI2XBeJs
「へぇ、お母さんの親友なんだ」
少女は疑いも無しに秋子の言う事を信じている。
「あれはお母さんが学生運動していた頃…」
しかし、秋子の言う事に嘘は無いようにも見える。
それならば私の存在はなんだと言うんだ?
あの結婚生活も嘘だと言うのか?
「○○さん」
「は、はい」
改めて名前を呼ばれ、思わず声が上ずる。
「よかったらお茶飲んでいきませんか?
 せっかくのことですから」
「はぁ…」
どうも釈然とはしないが、
喉が乾いてることもあり素直にお邪魔させてもらうことにした。
…自分の家にお邪魔、というのも何か変だが。

リビングに入ると、一人の青年と二人の少女が座っていた。
どこに座ろうかと思っていると青年がこちらに気付いたらしく
「秋子さん、その人は?」
と、秋子に尋ねた。
「祐一さん、この人は○○さんといって…」
ゆう…いち…?
どこか聞いたような名前だ。
だが、うまく思い出せなかった。
とりあえず、あいているソファーに座らせてもらうことにした。
54名無しさんだよもん:02/10/28 21:59 ID:ZKgPo2yi
>>49
   ,rn
  r「l l h
  | 、. !j
  ゝ .f         _
  |  |       ,r'⌒  ⌒ヽ、
  ,」  L_     f ,,r' ̄ ̄ヾ. ヽ.
 ヾー‐' |     ゞ‐=H:=‐fー)r、)
  |   じ、     ゙iー'・・ー' i.トソ
  \    \.     l、 r==i ,; |' <了承(1秒)
   \   ノリ^ー->==__,..-‐ヘ___   
     \  ノ ハヽ  |_/oヽ__/     /\
      \  /    /        /  |
        y'    /o     O  ,l    |
55名無しさんだよもん:02/10/28 22:51 ID:aHq3+u32
で、ぶっちゃけ秋子さんの夫って何人いるんだ?
>>54以外に。
56美坂栞 ◆SHIORI8uGk :02/10/28 23:34 ID:oGr2KTmS
北海道から生還した秋子さんの夫が降臨するスレはここですか?
57名無しさんだよもん:02/10/29 02:08 ID:9sQiujEc
>>53
なかなかおもしろそうだな。
続けたまえ。
58名無しさんだよもん:02/10/29 19:56 ID:qQJZ+Xq/
「どうぞ」
「あ、どうも…」
秋子からカップを受け取る。
中身は紅茶だ。
紅茶…。
私の好みを覚えていてくれていたのか。
「……」
軽く紅茶を啜りながら周りを見渡す。
記憶の風景と一寸とも変わってはいない。
変わったとすれば…。
秋子以外の三人の存在だろう。
秋子に似た少女"名雪"は秋子の娘、だという。
つまりは私の娘になるはずだ。
「……」
だが、どう考えても計算が合わない。
…考えるのをやめよう。
もう一人の少女は…。
「……」
「……ダメっ!」
え?
「これは真琴のだからね!」
どうやらこの少女のお菓子を狙っているように見えたようだ。
私はそんなに飢えてるように見えるのか。
「真琴、○○さんはそんなことしませんよ」
「だって…」
微笑ましい光景だと思いつつまた紅茶を啜る。
しかし、真琴という名前もどこかで聞いた覚えが…。
何故なのだろう…。
59名無しさんだよもん:02/10/29 22:12 ID:nCUP3FyN
>>55
   ,rn
  r「l l h
  | 、. !j
  ゝ .f         _
  |  |       ,r'⌒  ⌒ヽ、
  ,」  L_     f ,,r' ̄ ̄ヾ. ヽ.
 ヾー‐' |     ゞ‐=H:=‐fー)r、)
  |   じ、     ゙iー'・・ー' i.トソ
  \    \.     l、 r==i ,; |' <漏れ以外かよ!!
   \   ノリ^ー->==__,..-‐ヘ___   
     \  ノ ハヽ  |_/oヽ__/     /\
      \  /    /        /  |
        y'    /o     O  ,l    |
60名無しさんだよもん:02/10/30 17:06 ID:6XeqAanU
定期あげ
61名無しさんだよもん:02/10/30 17:16 ID:Y7Uwo/+A
面白くなってきたな。がんばれ
62良スレ選定委員会:02/10/30 18:28 ID:KLw/wE5p
−−−−−−−−【認定】−−−−−−−−
63名無しさんだよもん:02/10/30 18:35 ID:6XeqAanU
                   _,  -‐''"~ ̄~"''ー ''"'':::::::'' 、 ヽ    |_`ヽ 、
                 _-'"l     ` ヽ‐- 、_ - 、  ヽ `.   |__l  ::ヽ
                /  ヽ、       ヽ、    ヽ..      〉-l  :::::ヽ
  ZZZ          /      ヽ、  ,,,,  ヽ ヽヽ,::' ,   l::     /=l  :::::::ヽ
   .          /7‐,-, 、` '' ‐ `-,,‐''"ヽ ` .`.l::::/   l`:..    /ト-l   :::::::::::ヽ
       , - ''´´" ミ、‐.‐'-' リ~/7‐,、   ::::::::` ´,::y l   l :::.   /./ 7ヽ   :::::::::::::ヽ
    , - ´ ,,,;;;;,_  -‐_ ''"‐- ,_  `ヽ 7 > 、   :::::::::::::l,l    lヽ、  /ニl, l   ::::::::::::::::ヽ
  /,;;' , - _, ‐ ''"~  ミ、ミ‐- ,_  ` ヽ/7ヽ -‐''"二l     ヽvニ/ 7  l   ::::::::::::::::::ヽ   
  / , '  _, -‐ ''`}    ヽ、´   _ ‐''"_ゝ‐''"~ :::l _, _ 、 ノ > v´/ l l    ::::::::::::::::::::ヽ
 〈, '  / ==|=´   , {  〉, -‐''" _ ‐''"  ::::::/ゝll l l ll/イ´>´/ / l    :::::::::::::::::::::      
  < , イ  , ' =-‐ フ   /ヽゝ-‐''"   ....:::/   ll-‐''‐<-‐'"// l
  l、` レ -‐''"ニ-‐''"_`} ノ ´ , _ ,, -──,´.    l   ヽ __    l
   /~"''| ヽ ,,_ニ=-‐''" ´ ,´, //,       ::ヽ.、. 〈    l´ヽヽ、  l
  〈 / / ヽ 、二ニ-‐''" /ニ-‐''",_ヽヽ、  , -..:: , 'l 、、个 、ヽヽ、 l
   L∠=二 ゝ- _ _ -‐, 、_-‐''"  "''‐ヽ、, - ヽ  ヽヽヽlヽヽ ヽヽ、l
         `''‐- 、_ <=ゝ`ヽ_ , ‐ -‐''"   ヽ  `´`´ `´ , ´,´ l
             ヽ、 √=っ  .yニヽ`>     ヽ       , ' , ´  l 
              l ヽ,> ` '"l─ -|     _,-‐ヽ,  ' , ´,     l
               ヽ、~"'‐-´二 y  _,-‐''"    `´

64名無しさんだよもん:02/10/30 18:38 ID:EHjCx2dr
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
65黒白 ◆ZbPqWqWG7. :02/10/30 18:41 ID:1h0BNRQ9
>>59
残念なことだがあんたは危険すぎる
国へ帰ってくれ
66名無しさんだよもん:02/10/30 19:21 ID:ha+dIm1J
「ふぅ…」
紅茶を飲み終わり、一息つく。
さて、これからどうするか。
どうにも疑問がありすぎる。
『夫であるはずの自分が『親友』扱いされていること。』
それが一番腑に落ちない。
「そういえば○○さん、今夜は泊まっていくんですよね?」
いきなりの秋子の言葉
「え、ええ」
後先を考えず、つい返事をしてしまった。
しかし、秋子はこんなに積極的な性格だったろうか?
「けど秋子さん、あの部屋は真琴が使って…」
「祐一さんは心配することはありませんよ」
「はあ…」
妻と見知らぬ青年の仄々とした掛相は見ていて微笑ましい
とりあえず今夜の寝床は確保できたようだ。
これで実行がうまくいく。
……実行?なんだ、実行って…いったい何…
「…う、うぁぁぁぁぁ!」
急激な頭痛。
今までに感じた事が無いほどの痛みに思わず頭を抱える。
だが治まるどころが段々と痛みがましてき……た……

目を覚ますと見なれた天井だった。つまりは寝室だった。
「う……」
尚も頭には痛みが残っていた。
「最初に名雪に発見されたのは失敗でしたね」
秋子の声がどこからか聞こえる。
部屋を見渡すと何時の間にかドアの所に立っていた。
「あれほど言ったじゃないですか、接触は夜にするべきだと」
発見?接触?
いったい秋子は何を言っているんだ?
67名無しさんだよもん:02/10/30 22:20 ID:06dc52Vt
続きキボンヌ
68名無しさんだよもん:02/10/31 19:34 ID:CB++e7bd
「ところで、例のモノはどこにあるんですか?」
例のモノ?
秋子の言う事は私の理解の範囲を越えている。
何をさっきから言っているんだ?
「国からはそう連絡が着ているんですが…」
国?連絡?
「しかし貴方も皮肉なものですね…」
皮肉?一体なんのことだ?
「元パートナーの私の所に再度来るハメになるなんて」
「あ、秋子…い、いったい何を…」
思わず私は口を開いた。
「おやおや、さっきから様子がおかしいと思っていましたけど
 やっぱり洗脳が完全じゃなかったのね」
せ、洗脳だって!?
「何をバカなことを! 私はお前の…」
「…なんですか?」
「お前の…おっ…t…」
それ以上の言葉が言えなかった。
「……」
「やはり完全じゃなかったようですね。
 国の仕向けた"事故"の方法が…」
……少し、思い出してきた。
そうだ、私はこの"秋子"とは偽装で結婚した身だったのだ…。
そう、20数年前のあの日……。
69名無しさんだよもん:02/10/31 22:10 ID:BoQDRY+L
がんばって書いてください
70名無しさんだよもん:02/10/31 23:18 ID:qpaKiqyP
   ,rn
  r「l l h
  | 、. !j
  ゝ .f         _
  |  |       ,r'⌒  ⌒ヽ、
  ,」  L_     f ,,r' ̄ ̄ヾ. ヽ.
 ヾー‐' |     ゞ‐=H:=‐fー)r、)
  |   じ、     ゙iー'・・ー' i.トソ
  \    \.     l、 r==i ,; |' <秋子さんを拉致して喜び組にしる!!
   \   ノリ^ー->==__,..-‐ヘ___   
     \  ノ ハヽ  |_/oヽ__/     /\
      \  /    /        /  |
        y'    /o     O  ,l    |
71名無しさんだよもん:02/11/01 02:07 ID:Mkp2Qzay
72名無しさんだよもん:02/11/01 05:19 ID:ow6EVqxH
>>68
そうきたか・・まあいいや。
続けたまえ。
73名無しさんだよもん:02/11/01 19:25 ID:62A0GUjx
あの日、私は国からの指令で潜入をすることになった。
数多くの奇妙な現象を調査するためだ。
しかし指令とはいえ偽装の結婚ができるはずがない。
だからあの日…洗脳をされたんだった。
「あ、ああ……」
「ようやく思い出したようですね」
あの記憶の日々は嘘、だったのだろうか…。
「し、しかし例のモノって…」
少し思い出したとはいえ全てを思い出したわけじゃない。
「あら、肝心な所は思い出してないんですか」
「……」
妻――と言えるのだろうか?――の冷酷さが言葉から伝わってくる。
「事を急ぐことも…」
「一つ、聞かせてくれ」
私はどうしても聞きたいことがあった。
「なんですか?」
「あの名雪とか言う少女…あれは誰の子供なんだ?」
「聞きたいってことはその事なんですか?」
「……」
妙な反応だった。
秋子は笑みながら私を見つめている。
「貴方が手引きしたくせに何を…。
 あら、まだ洗脳がうまくとけてないのでしたっけ」
「手引き、だとっ!?」
私が…、あの娘に私が何をしたというんだ!?
74名無しさんだよもん:02/11/01 20:50 ID:5+HUZDAo
いや、楽しんで読んでますんで続けてくださいな
75名無しさんだよもん:02/11/02 00:05 ID:CZPZiEXs
面白いYo!
完結の暁にはぜひ本にして出そう!




とか言ってみるテスト
76名無しさんだよもん:02/11/02 20:46 ID:XgPk/4Ac
「よければ思い出させてあげましょうか?」
そう言って、秋子は何かを取り出す。
「な…」
秋子が取り出した物は古びた一枚の写真だった。
その写真には…。
「こ、これは…っ!?」
「そう、貴方の家族の写真ですよ」
私と…その家族の写真が映っていた。
真中には赤ん坊を抱いた一人の…
「…はっ、まさか…」
「察しがいいのですね、貴方の思う通りですよ」
そ、そんなバカな…。
あの娘が私の娘…。
「し、しかし!顔が少しも…」
「あら、聞いた事ありませんか?
 他人の子供でも長く過せば顔が似るって事を」
……そんな事があるのか?
「貴方は子供が欲しいと言っていたわたしに譲ってくれました。
 『この方がこの娘にとっても良い人生になる』と言ってね」
私は…私は…そんなバカな真似をしたのか?
「ふふ…他人の苦悩はいつ見ても甘美なものですね」
秋子の微笑みは悪魔のように見えた。
私は…悪魔の屋敷に踏み込んでしまったのだろうか。
77名無しさんだよもん:02/11/02 21:22 ID:EoWXbZau
    _
   ,.'/ /Vヽヽ        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ! ! iノノノ)) 〉         |
    ヽ! l^ー゚ノリ      < Kanon
     iィ!つつ        |
    yく!Lij          \_____
     し'ノ
78 ◆3l3cdjjYRQ :02/11/02 22:11 ID:v3F6efyy
面白いッス!
ホントがんばってください
応援してます
79名無しさんだよもん:02/11/03 07:37 ID:ArqVU4TI
>>76
サイレントヒルテイスト
続けたまえ。
80名無しさんだよもん:02/11/03 18:31 ID:Ua3hIcEj
衝撃の事実を休む暇なく叩きつけられる。
「どうやら"例のモノ"と言っても思い出してくれそうにないですね」
「……」
未だ私は全てを思い出したわけじゃない。
だから秋子の言っている事を否定することもできる。
だが、証拠も一緒に叩きつけられては信じざるを得ない。
「…昔と変わらないな」
自然とそんな言葉が口から毀れる。
そうだ、秋子は昔から完璧だった。
指令という指令はまるで神業のようにこなし、
氷ような冷酷さをもっていた。
だが、私が秋子の…唯一の汚点を作った原因だったんだ。
「…また、少し思い出したようですね、本当に便利な頭…」
私が秋子に与えたもの、それは…。
「お母さん?」
「な、名雪…」
優しさという名の甘さだった。
「ねえ、○○さん大丈夫なの?」
「大丈夫よ、だから名雪は…」
その甘さ故に秋子は真の完璧への道を外れた。
…そうだ。
この優しさがこの娘、名雪をここに連れてこさせた原因だったんだ。
私は当時人を愛する事を知らない秋子が言った我侭『子供が欲しい』というのに答えた。
わが子はとてもじゃないが私が養っていけるものではなかった。
だから『この方がこの娘にとっても良い人生になる』と思って…。
私は……。私は……。
81名無しさんだよもん:02/11/04 22:16 ID:7hnQMDpe
「……ふぅ」
あの娘を追い返し、扉を閉める秋子。
「あの娘に、真実を伝える気はないのか?」
「貴方はわたしから最後の支えを奪い取る気ですか?」
「……」
一度捻った記憶の蛇口は止まることなく濁った水を流しつづける。
あの時、完璧でいられなくなった秋子は指令完了の後、あそこを辞めた。
それは彼女が完璧であったから故にだろう。
「…支え、か」
恐らく秋子は母子家庭だったと思える。
母子共々、お互いが支えとなっていて。
どちらかのバランスがおかしくなった時点で崩壊するのだろう。
「さあ、私事はこれまでにしましょうか」
弱弱しかった秋子の声が急に芯の通った声になる。
「例の…モノ、というヤツか?」
「ようやく思い出したようですね」
「これだな…」
私は胸ポケットからモノを取り出…
「な……」
「思い出したところを悪いのですが、貴方を介抱したときに抜かせてもらいましたよ」
「……」
ならばわざわざこんな遠まわしな事しなければいいだろうに。
「ふふ、現像しなければみれなかったものですから」
と、言って秋子は一枚の写真を取り出す。
「これは…」
写真に映っていたのは、夕焼け空に散る何かの羽根…。
「…これこそ、この地域で何年か一度に目撃される、天使の写真です」
「天使、だと!?」
82名無しさんだよもん:02/11/05 21:54 ID:+14Dtxjw
密かに応援しております
(・∀・)イイ!
83名無しさんだよもん:02/11/06 19:58 ID:vhxleOyq
写真に映ってる羽根はみたこともないような形をしている。
それにこんな白く大きな羽根をもった鳥などいるわけがない。
「…二十数年前、この地に不可思議な現象がありました」
何かを思い出すように語り出す秋子。
「ここは国に近いこともあり、上はその現象を調査すべく数々の調査員を送りこみ。
 調査の結果、その現象は一人の人間が起こしている事が判明しました」
いかにも説明を語らせられてるかように喋りまくる。
まあ、いいか。
「…その人間がこの天使…だとでも言うのか?」
「その通りです」
人間が天使…。
「ねえ○○さん。
 もしもですよ。天使がこの世に存在。しかも人として。
 その天使が人以上の力をもっていて、目の前にいる。そうしたらどうします?」
「それはもちろん…はっ!?」
まさか秋子は…。
「ええ、わたしはその天使を捕獲しようと
 …いえ、捕獲したんですよ」
「ほ、捕獲だとっ!」
捕獲。
我々にとって捕獲とは国に連行…。つまり"拉致"という行為になる。
「し、しかしそんな事いつのまに…」
「…○○さん、何故貴方はわたしが今でも国の事を知っているか疑問にもたないのですか?」
「な…」
「完璧を目指していたが故にプライドを傷つけられ、国を捨てたと思いこみでしょう。
 それは違います。わたしはチャンスを待っていたんですよ。
 天使…、いえ、奇跡の力の秘密を入手する為に」
84名無しさんだよもん:02/11/08 01:39 ID:hiSla2Py
この人ズゲェ良スレage

…というかちゃんとしたSSサイトで書いた方がいいのでは?
85名無しさんだよもん:02/11/08 01:43 ID:zVdymP+x
つまんね
86名無しさんだよもん:02/11/08 02:21 ID:emOcYQ19
>>68以降つまんなくなった。
87名無しさんだよもん:02/11/08 05:51 ID:QG0kV3FK
いや、おもしろい
88名無しさんだよもん:02/11/08 11:29 ID:EK3KNNOi
水瀬さんちvol2の秋子さん、かわいい!
しかしなぜお尻があんなに小さいんだ?
89名無しさんだよもん:02/11/08 11:44 ID:y3p1P4JY
続編を所望いたす
90名無しさんだよもん:02/11/08 19:10 ID:yvLA9QZR
早くっ続きっ( ´∀`)
91名無しさんだよもん:02/11/08 19:33 ID:IvJFh65C
ゴキブリうまいみゅ〜☆

ゴキブリが口の中に入ってくるみゅ〜☆

ゴキブリが口の中で羽ばたいてるみゅ〜☆

ゴキブリが口の中で卵産んだみゅ〜☆

孵化してきたから噛み潰したみゅ〜☆

バリバリしてて白い内蔵が飛び出てうまいみゅ〜☆

ご飯何杯でもいけるみゅ〜☆
92名無しさんだよもん:02/11/08 19:41 ID:V0LlPoHm
奇跡。
常識では理解できないような出来事を示す言葉だ。
その為、昔から人外の力などが関わりあるものだと思われてきた。
だからこそ。
「…天使に続いて、さらには奇跡?」
秋子の言葉がどうにも信じられなかった。
「ふふ、貴方もこの街に長年住めば強ち冗談とは思えなくなりますよ」
「しかし…」
「このわたしが"奇跡"を体験したとしても、ですか?」
そう言って、秋子は服を脱ぎ出す。
「なっ!?」
私が驚いても止めることなく上から下へと着ていたモノを置いていく。
久しぶりに秋子の体は白くしなやかで、あの頃よりも……綺麗であった。
……綺麗?
「馬鹿な…あの時確かに…」
「ええ、貴方と一緒に事故に合った時の傷も消えているんです」
「何故…」
「整形…というのは冗談で、奇跡の力ですよ」
「あ…」
秋子の体験した奇跡とはこの事なのか…。
「少し前の事でしょうか、わたしは事故にあったんです。
 ただの交通事故でしたが、以前よりも体がヤワになっていたからか瀕死でした。
 でも、担ぎ込まれた病院で見たんです。天使の夢を」
「天使…の夢?」
93名無しさんだよもん:02/11/09 02:31 ID:zx3lAG5h
せめて一日2つぐらいのペースで(^^;
94名無しさんだよもん:02/11/09 19:52 ID:1I3bz4I4
「ええ…。白く透き通った羽根、そして幼児体型…あれは確かに天使でした」
「……」
体型は関係ないとは思うのだが。
『うぐぅ…』
今、なんか変な声が聞こえた気がするが…。
気のせいだろう。
「あれは本当に皮肉なものでした」
「皮肉?」
「あの捕獲した天使の娘に助けられるとは…」
「ど、どういうことだ!?」
さっき言っていた天使とは別なのか…?
「この街は元々天使が住む街と呼ばれていたんですよ。
 ですが、何時からか天使の存在を否定されるようになり
 天使は人の姿をして、街に溶け込んで消えていきました…」
秋子は私の考えを見とおすかのように何か説明をし始めた。
「何かの御伽噺か?」
「…と、思われていたのは近年まででした。
 国が総力をあげて調査した結果が月宮という姓の人間が持つ不思議な力…
 それこそが天使の…奇跡の力なのです」
「つき…みや…?」
また何か聞き覚えのある名前が…。
「うっ…」
「どうやら、本来の洗脳が効き始めたようですね…」
「…本来…だと?」
95名無しさんだよもん:02/11/09 20:14 ID:1I3bz4I4
「以前の洗脳の方が強すぎて今回のような状況になりましたが…
 ようやく行動に移せそうですね」
秋子の声が段々と恐ろしさを帯びていく。
「うっ…」
頭が痛い…。
だが何かが…記憶が…。う…。
「…ふふ」
「ぅ…あう…」
つきみや○○…天使の力をもつ…にん…げん。
数年…前…捕獲に成功……だが…。
「…年齢的に…力をほぼ失って…いた」
私は植え付けられた知識を喋らされた。
何かの壊れた機械のように。
「はい、よく出来ました」
子供をあやす様に拍手をする秋子…。
「その為、わたしは存在する天使の娘をいい方法で捕獲すべくチャンスを待ちました。
 ですが…入手できたのは体のみでした」
「からだ…?」
「あの娘の体には精神が存在してなかったんです」
「事故…か」
どうにか体の自由が効きはじめて来た。
私の知識によれば数年前の事故によりその天使の魂は今も街をさ迷っているという。
「つまりは生霊、です…」
「その生霊の捕獲の為に私を呼んだ、ということ、だな…」
「ええ」
96名無しさんだよもん:02/11/10 00:20 ID:6q2Ymod/
良スレage
97名無しさんだよもん:02/11/10 00:39 ID:JIM2PWHW
毎回、自作自演ですか?
98名無しさんだよもん:02/11/10 03:12 ID:awAqfqDT
まぁ自作自演でもいいが、定期的に覗いてるヤシは点呼してください
99ふーま ◆NFZKfzoKJk :02/11/10 03:25 ID:4LcFt915
100名無しさんだよもん:02/11/10 03:48 ID:H5r8Dnaz
101名無しさんだよもん:02/11/10 03:48 ID:IcjYnt3b
3
102101:02/11/10 03:53 ID:IcjYnt3b
そんなぁ「だぶり」かょお
「ボクは居ちゃいけない人間なのぉ! うぐぅ」
103名無しさんだよもん:02/11/10 07:01 ID:DMmAooEU
5
104名無しさんだよもん:02/11/10 09:07 ID:vmDmLmkn
4
105名無しさんだよもん:02/11/10 09:31 ID:53G0Wfj6
3
106名無しさんだよもん:02/11/10 14:05 ID:PtEMXEt/
107ナショナルキッド ◆4mcs8I2CNc :02/11/10 22:13 ID:YScalGxU
ボクも読んでますよ〜
なかなかよいストーリーだと思います
作者の方にはがんばってもらいたいね
108名無しさんだよもん:02/11/10 23:10 ID:2Em+x5DR
6
109名無しさんだよもん:02/11/11 21:17 ID:YXA/vfaR
「それで、私は何をすれば…?」
「まずはこの人と、接触をして下さい」
そう言って、秋子は一枚の写真を取り出す。
写真ばかりよく出てくる気がするが、まあいいだろう。
「…たい…焼き?」
写真に映っていたのは恰幅のいい中年男性であった。
ちなみにたい焼きとはエプロンにプリント(だろう多分)されていた文字だ。
「あの娘はたい焼きが大好きなんですよ。
 わたしが知る限りでは、ですけど」
「だから現れそうなとこで見張れ、か…」
「連絡はつけてありますので、詳しくは現地にてお願いします」
そう言った後に秋子は鍵を開ける。
「……」
"いってらっしゃい"と言っているのだろう。
秋子の目が語っている。
いざゆかんとドアを開けた瞬間。
「…わっ?」
誰かの驚き声。
部屋の外に出てみると、さっきの3人がドアや壁に耳をつけていた。
「……」
多分、私と秋子の会話を盗み聞きしてていたのだろう。
「貴方達いったいなにを…」
後から秋子がやってくる。
「あ、秋子さん…いや、その…」
さっきの青年が慌てふためいている。
…しかし、そんなに気になるものなのか。私と秋子の関係が。
110名無しさんだよもん:02/11/11 22:44 ID:goO9oOI6
111名無しさんだよもん:02/11/11 23:23 ID:RX5AVfwB
112名無しさんだよもん:02/11/12 12:18 ID:R0iPszR9
    __
  //// V )ヽ  
  ll lソ_、_ノ))〉
  ヽll  _ `ノ|| y━・~~~
   /ヽ! v ^l.リ/
  ヽ lY) 〉!/
   ヽlY)i l |
113名無しさんだよもん:02/11/12 23:39 ID:Icf8ekUt
>>112
妙にサマになってるなw
114名無しさんだよもん:02/11/13 17:28 ID:SuKSeGMF
そういうわけで私は家を後にし、
接触をすべく現地――商店街の外れ――へと向かった。
ていよく追い出されたような気もするが…。まぁいいだろう。
「……」
しかし、この街をこうして歩くのも本当に久しぶりだ。
どこまでが本当の記憶だかわからないが。
…などと考えている間にその"場所"に辿りつく。
写真と寸分違わぬ男がたい焼きを焼いていた。
私は早速、接触をすることにした。
「あの…」
「ん、なんだ?」
って、待て。接触するのは聞いていたが合言葉とかを聞いていなかった。
「…お、もしかしてアンタか? 水瀬さんから連絡は貰ってるよ」
…どうやら秋子が根回しをしておいてくれたようだ。
「それじゃ早速、店番を頼むよ」
……は?
「あ、あの店番って…」
「なに、焼き方はここに書いてあるし簡単だ。じゃ、頼んだよ」
男は一方的に店番を押しつけてどこかへ行ってしまった。
「…はぁ」
仕方がないので戻ってくるまで店番をすることにした。
なんで天使の捕獲にたい焼き屋なんかやらなければ…。
「……あ、まだやってたっ」
どこからか幼い子供のような声が聞こえた気がした。空耳だろうか?
「すみませーんっ」
よく見るとダッフルコートを着た一人の少女がこちらに走ってきている。
「すみませっ…」
そして転んだ。
「うぐぅ…」
間抜けな少女だ…。
115名無しさんだよもん:02/11/14 02:01 ID:lilcQyBn
>>114
もしよろしければコテハンつけていただけますか?
騙り防止の為に。
116名無しさんだよもん:02/11/14 11:47 ID:nSWGYz1f
困る。
117名無しさんだよもん:02/11/14 17:21 ID:kv6ZJ9rt
期待age
というかもっと早くo(^・^)o
118名無しさんだよもん:02/11/14 17:31 ID:o6HSv0fv
「たい焼き…下さい」
鼻を抑えながら注文をしてくる少女。
さっき転んだ時にぶつけたのだろう。
「うぐ…」
まだかなり痛そうだ。
「…はいよ」
私は乗り気にはなれなかったが一応任された店番なので
注文通りにたい焼きを焼き始めた。
少女はまじまじと焼ける様を観察している。それも楽しそうに。
「はぁ……」
自分の思うがままに行動し、妻の元へ戻ったと思えば。
それは作られた記憶であり真実は自分でもわからない。
本当に私はなんなのだろうか…。
そもそも国というのも本当の記憶なのか…。
もしも本当に天使がいるのならば教えて欲しいものだ。
"私"が何処にいるのかと…。
「……おじさん、おじさんっ」
「…え?」
少女の言葉。現実へ呼び戻される。
「あ…」
よく見るとたい焼きが焦げていた。それも言葉通り、真っ黒焦げに。
「うぐぅ…」
少女は焦げたたい焼きを見て僅かに涙を浮かべる。
よほどたい焼きが好きなのだろう。
「……」
私はもう一度たい焼きを焼き始めた。
「…少し、待たせるけどいいかい?」
そして目の前の少女に聞いた。
「…うんっ」
返答は元気良く帰ってきた。そして笑顔が戻った。
119名無しさんだよもん:02/11/15 20:50 ID:O1/1shs1
    __
  //// V )ヽ  
  ll lソ_、_ノ))〉
  ヽll  _ `ノ|| y━・~~~ あげ
   /ヽ! v ^l.リ/
  ヽ lY) 〉!/
   ヽlY)i l |
120名無しさんだよもん:02/11/15 20:54 ID:KNJsUj1t
秋子さんはタバコも吸ってたのか
121名無しさんだよもん:02/11/15 21:24 ID:3YkRGtpG
122名無しさんだよもん:02/11/18 08:53 ID:/4Kkq3LT
>>120
それであんな娘ができたんだな
123名無しさんだよもん:02/11/18 23:10 ID:KOZof9RQ
(゚д゚)ウマー
124名無しさんだよもん:02/11/19 00:36 ID:NC5/pJ4a
hoshu
  _、_
( ,_ノ` )b
125名無しさんだよもん:02/11/19 20:07 ID:VRgOeXLO
香ばしく甘い匂いが寒空の元に広がる。
一つの工程事に目の前の少女は表情をころころ変える。
思わず私の顔も僅かにほころぶ。
「…はいよ」
ようやく2度目のたい焼きが焼きあがった。
「わぁ…」
この少女の笑顔は天使のように見えた。
天使…。そう言えば捕獲の為に私はここに来たのだっけ。
でもこうしてたい焼きを焼いているのもいいのかもしれない。
「おじさんありがとうっ」
感謝の言葉と共に少女は去って行った。
「ああ、ばいばい…」
私は来るかわからない次の客の為にたい焼きを焼き始め…
……待てよ、客?
さっきの少女は客だ。だが金を払わなかった。つまりは…。
「…食い逃げだっ!」
そう叫んだ直後にあの少女の消えた方向へ走り出した。
ここまでムキになる必要もないのだろうが
心のどこかで気になっていたのだろう。
この街にいる天使、という存在かもしれない、と。
「どこだっ?」
周りを見渡し、あの少女を探す。
だが、人がそう多いわけでもないのだが見つからない。
まさかあの少女は本当に天使で…。
「…うぐぅ」
…どこからか聞いたような声がした。
その声のする方を見る。
「たい焼きが…」
見つけた。そしてさっきのようにまた転んでいた。
本当に間抜けな少女だ…。
126名無しさんだよもん:02/11/20 00:50 ID:GA8bgCK0
>>125
日 向 か ら 応 援 し て ま す ヨ
127名無しさんだよもん:02/11/21 08:39 ID:HI6nBgJg
かっこいい
128名無しさんだよもん:02/11/21 18:18 ID:uubXWfna
全国の熟女マニアが投稿&制作した本物の不倫人妻の旦那に言えない不倫SEX顔出
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129名無しさんだよもん:02/11/21 20:38 ID:VItlOwWU
「…それで、ここを右に」
私は少女にどうにか金を払わそうと問い詰めたのだが
財布をもっていない、との事だった
「…あとはここをまっすぐ」
それで着いて来れば払えるとの事で少女に着いてきているのだが…
「ついたよ、ここっ」
「ここは…」
連れて行かれた場所は秋子の家…。水瀬家であった。
「こんにちはっ!」
少女は慣れたように家に入っていく。
…一応、少女の後に続く事にした。
「こんにちはあゆちゃん…あら、○○さんも一緒だったんですか?」
家に入ると秋子が出迎えてくれた。
「秋子さん…」
「あら、どうしたの?」
「実は…」
声が寂しげになる少女――確かあゆと言ったか?――。
「…お話なら上がっていらっしゃい」
そんなわけで、私と少女はリビングへ迎えられた。

「…というわけで、この娘が食い逃げを」
紅茶を飲みながら状況説明をする。
「あゆ…、お前何度食い逃げすれば気が済むんだ?」
「うぐぅ…仕方なかったんだもん」
仕方ないわりに逃げ足が速かった気がするが。
「そうですか…」
そう言い、秋子はすっと立ちあがる。
「…あゆちゃん、ちょっといいかしら?」
ふと秋子に不穏な気を感じた。他の二人も僅かに感じているのか恐怖の表情をしている。
一体何が起きるんだ…。
130山崎渉 ◆yGAhoNiShI :02/11/22 04:12 ID:CRVLf1Hk
(^^)
131山崎渉 ◆yGAhoNiShI :02/11/22 04:22 ID:33zLGf+R
(^^)
132名無しさんだよもん:02/11/24 04:05 ID:iDjJTVx5
ほっしゅ
133名無しさんだよもん:02/11/25 00:37 ID:O4eunApk
ただいま。
134雅也 ◆yGAhoNiShI :02/11/25 00:46 ID:6RAq4N3S
俺はスコールよりかっこいい中3なんだけど、
うちの学校にすげーユウナに似てる女子がいるんだ。
うらやましいだろ?
135名無しさんだよもん:02/11/25 04:20 ID:oy0b3P/z
保守っとく
136孫悟空 ◆yGAhoNiShI :02/11/25 13:44 ID:Fo+7mUKL
ドラゴンボールZ
フジ(関東)で毎週月曜16:30〜放送中!!

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137孫悟空 ◆yGAhoNiShI :02/11/25 14:00 ID:/UPhA0FB
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138孫悟空 ◆yGAhoNiShI :02/11/25 14:15 ID:HlscL+ey
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139孫悟空 ◆yGAhoNiShI :02/11/25 14:31 ID:huP1siwS
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140名無しさんだよもん:02/11/25 20:21 ID:74iQXkZl
張り詰めた空気とはこの事を言うのか。
どこからか鼓動が聞こえてきそうなほどに緊迫したムードが漂う。
「よかったら、これ食べてくれるかしら」
秋子は奥から何かを取り出した。
「っ!? あ、秋子さん…」
隣の青年はそれを見た瞬間に顔が強張る。
そりゃ強張るだろう…。
あれは平壌ジャム…。其の手の者には至高の味を感じられるものだが。
それ以外の者が食すると…。
……ま、まさか。
「あ、秋子っ!」
私は止めるべく飛びかかろうとしたが。
「……う」
体が、動かせなかった。
口は動かせるのだが、下半身にはほとんど力が入らない。
「秋子さん…い、一体何を…」
どうやら隣の青年も私と同じ状態らしい。
「ふふふ…」
悪魔のような笑顔の秋子。
やはりここは悪魔の屋敷だったのか…。
「さあ、あゆちゃん…」
「う、うぐぅ…」
秋子は一歩一歩、あの少女に近づいていく。
あの娘も動けないようだ。
…やはり紅茶に何か入っていたと見るべきだろう。
いくら捕獲の為とは言え…。
「秋子ぉっ!」
私は叫んだが。その声も虚しく届いてないようだった。
秋子と少女の間合いは、ただ縮まって行くのみだった。
141名無しさんだよもん:02/11/25 20:47 ID:OdT2ymVu
久々にキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!
142ナショナルキッド ◆4mcs8I2CNc :02/11/25 21:51 ID:WFASajHy
そうか、アレは平壌ジャムだったのか、、、
143名無しさんだよもん:02/11/28 14:19 ID:jBGRpM4K
hosyu
144雅也 ◆yGAhoNiShI :02/11/28 16:20 ID:mtonQnHl
俺はスコールよりかっこいい中3なんだけど、
うちの学校にすげーユウナに似てる女子がいるんだ。
うらやましいだろ?>>1 >>1 >>1 >>1 >>1 >>1 >>1 >>1 >>1 >>
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http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1037430276/l50
145雅也 ◆yGAhoNiShI
俺はスコールよりかっこいい中3なんだけど、
うちの学校にすげーユウナに似てる女子がいるんだ。
うらやましいだろ?>>1 >>1 >>1 >>1 >>1 >>1 >>1 >>1 >>1 >>
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http://game2.2ch.net/test/read.cgi/ff/1037430276/l50