七瀬彰に漢道をき叩込むスレ─イノセントスマイル3

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1名無しさんだよもん
由綺「はるかともつきあえる程度にダラー、と過ごせる熱血野郎」
彰「ちょっと……」
由綺「美咲さんシナリオでは仁侠も見せる一方で、
一部の好事家にとっては密やかに嗜虐心をそそるWAの好青年!」
彰「……あのさ、由綺」
由綺「七瀬彰くんについてやんわりと語り合いましょう!」
彰「ねえ、僕ってそんな風に思われていたの? それに嗜虐心って!?」

前スレ
 七瀬彰のイノセントスマイルで
http://cheese.2ch.net/leaf/kako/993/993691191.html
 七瀬彰のイノセントスマイルで#2
http://game.2ch.net/leaf/kako/1005/10059/1005929087.html

 関連スレ
** WHITE ALBUM #15枚目**
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1030413057/
澤倉美咲〜フェンス越しの二人の関係#2.1
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1026767829/
2名無しさんだよもん:02/09/24 03:08 ID:v67HBxG4
留美を見習いなさい
3名無しさんだよもん:02/09/24 03:09 ID:qDp3bWbE
>>1
ホントに立てたのかw 乙カレー
統合スレの予定通り、801系ネタスレとして進むのですか?
4名無しさんだよもん:02/09/24 03:18 ID:UkaH2hgC
留美は彰のことを呼び捨てにするんですか?
51:02/09/24 03:18 ID:Roj+TyZ9
>3
 進むのでしょうな……

それよりか、漢道をき叩込むスレですか……
 しまったなあ〜アーコリャコリャ
6名無しさんだよもん:02/09/24 03:25 ID:Roj+TyZ9
留美→彰および祐介→彰の呼称は「彰兄さん」あたりが妥当と思うのだが、どうか?
7名無しさんだよもん:02/09/24 03:45 ID:UkaH2hgC
兄貴〜っ!!
8名無しさんだよもん:02/09/24 06:45 ID:3xGkLQ3/
車の中
彰「すごいです。本当に理奈ちゃんに会わせてくれるんですか?」
英二「ああ、他ならぬ君の頼みだ。しかし、君がファンだとは知らなかった」
彰「それで、この車はどこに向かっているんですか?」
英二「自宅に決まっているじゃないか」
彰「え、緒方さんの? ということは理奈ちゃんも……」
英二「さあ、ついたよ」

緒方家
英二「どうやら理奈は出かけているようだ。くつろいで待っていてくれ。飲み物を出そう」
彰「うわぁ、感激だなあ。あの緒方さんの家に招待されるなんて」
英二「存分に楽しむがいいよ。君はお酒はいけるのかい?」
彰「ええ。少しなら」
英二「では、おいしいマティーニだ」
彰「いただきます」

彰「あれ、なんか気分が昂揚してきたなぁ」
英二「少し酔いを静めるために踊ろうか」
彰「あ、はい」
♪〜
9名無しさんだよもん:02/09/24 06:45 ID:3xGkLQ3/
彰「って、あれ」
英二「モゾモゾ……」
彰「あの、英二さん、どこ触っているんですか」
英二「君のお尻は実に小ぶりで可愛い。さぞ色も白くて美しいんだろうなあ」
彰「え、いや……」
英二「君の髪は実にさらさらして気持ちいい。かぶりつきたいぐらいだ(チュ)」
彰「え、あれ」
英二「だんだん、力が抜けてきたかい?」
彰「え、あれ。下半身に力が……」
英二「心配しなくても、ここは元気なままだから(ギュッ)」
彰「あ……」
英二「さあ、始めよう。今日は理奈もロケで戻ってこない。夜は長いよ」
彰「あ、あ、いやーーーーーー」
10名無しさんだよもん:02/09/24 08:09 ID:Up5UwN87
カギカッコの前に名前がなかったら彰だとわからんな。
ってか名無しの女キャラ(犯られ役)で通用しそう。
11名無しさんだよもん:02/09/24 08:17 ID:3xGkLQ3/
そうか……。難しいな。勉強してくる……
12名無しさんだよもん:02/09/24 09:40 ID:xlPGCwkk
俺はこんなスレを待っていた!
13名無しさんだよもん:02/09/24 09:49 ID:3xGkLQ3/
モノホンの腐女子の光臨は……ねえよな(笑)。
14名無しさんだよもん:02/09/24 10:39 ID:IMQ0c6c+
雅史スレに告知しようかと思いましたが、なんだか独自の路線を突っ走ってるので止めときました。
15名無しさんだよもん:02/09/24 10:42 ID:aA+T/TN9
       _ -―-―- _
     /           ヽ
    /        / / |ヽ  ヽ
  ノ|  / / /ノ | | | | ヽ  ヽ  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |  //-―  || ―- | 、| < 夜中からチェックはしてるよ
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      ト      ワ  /
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            「o
16名無しさんだよもん:02/09/24 14:25 ID:YQKamMKI
さすがホモw
17名無しさんだよもん:02/09/24 23:21 ID:Cpy4yXWZ
女王様=美咲さんにしばかれたりいじめられたり虐げられたりする彰タンという構図をひっそりと主張します。
18名無しさんだよもん:02/09/24 23:22 ID:Cpy4yXWZ
あ、「白書」に出てる反転美咲さんで。
19 ◆nonoUU0. :02/09/24 23:29 ID:70qC2fiy
多分俺が葉鍵板に望んでいた一番のスレ。
よく頑張った!! 感動した!!>>1
20名無しさんだよもん:02/09/24 23:58 ID:j8Y9TKiQ
はるか「ん、新スレおめでと、彰」
彰「長かった……っ。えっと、約九箇月くらい放置プレイされてたんだなー……」
はるか「そっか、もうそんなになるんだね。確かわたしが最萌で負けた次の日くらいに落ちたんだよね」
彰「Σ(;゚Д゚)なんでそんなしっかりと覚えてるんだよ!!」
はるか「あはは、彰はわたしが凹むと連鎖的に凹む体質だからねー悲惨悲惨」
彰「なんでだよ!! たまたまだよっ多分きっと」
はるか「……ま、ともかく801スレ再建、葉鍵板で唯一の女子専用」
彰「流すな!! っていうかやさいスレって云うな!! 基本的にやさいキャラじゃないよ僕っ」
はるか「他に何やるの? 一秒で答えて」
彰「僕×美咲さんほのらぶシチュ(一秒」
はるか「わ、ほんとに一秒」
彰「キャラちゃうキャラちゃう」
はるか「……このスレ的には英二さん×彰とか冬弥×彰なんだけどな……あとフランクさん×彰」
彰「なんで叔父さんまでなんだよっ!! てゆーか無理矢理男とからますなっ!!」
はるか「……まあとにかく再建おめでと。せいぜいみんなのおもちゃになるといいよ」
彰「おもちゃかよ!!」
21名無しさんだよもん:02/09/25 00:51 ID:13LH1ae2
ああ、今日も死ぬほどバイトして本当に死にそうだ。自宅へ向かう足取りも重い。
家に帰っても誰もいないし飯だって今から自分で作らなければいけない。正直やってられない気持ちになる。
冷蔵庫の中にいろいろインスタントな食品があった筈だ、適当に料理して食おう。
そんな風にまどろむ思考で考えながらマンションの階段をのろのろと登り、自宅のドアを開けると、
「あ、お帰り冬弥」
なんか甘い声が聞こえた。語尾に(はあと)とでもつけたような感じの、聞き覚えのある声だった。
「なんで彰がうちにいるんだ?」
「やだなあ、冬弥ったらー。先週僕ら結婚したんじゃない」
……。
「何を寝言を……」
訳がわからん。
俺は彰を問い詰めようと家の中にずかずか入り込む。何やら良い匂いが台所から、こりゃシチューかな、
美味しそうやなー、ってちゃうねん食い物は今問題ちゃうねん。彰を問い詰めなあかんねん。
俺はともかくもキッチンに向かう。そこにあったのは、
「今日もお疲れ様だったね、冬弥。先にお風呂にする? それともご飯?」
ベタベタなことに、裸エプロンの七瀬彰の姿であった。
22べたべたとか云うな!!:02/09/25 00:54 ID:KiJVbxuH
うっわ、
「な、何てカッコしてんだよお前っ!!」
「やだな、冬弥にしか見せないよー、僕の身体は冬弥だけのものだもん」
「そ。そういう問題じゃねえっ!!」
な、なんだ、このめちゃくちゃな状況は!! 俺の戸惑いをよそに、彰は蠱惑的に微笑む。男の笑みじゃねえ。
「ねえ、お風呂かご飯かどっちにするの? ――それとも、」
「それとも」なんだ――――!!
これは夢か夢なのかそうなのかそうに決まってるそうさ、
うわ、彰、うなじ細いなー、めっちゃ華奢やし、由綺より細いかも……
ちゃう、何云ってんだ俺!! やばいやめろ俺頑張れっ、理性を、
うぎゃー彰ってば身体やらかい、男の身体かよこれ、
「僕から? せっかちだなー、冬弥」
あ、いいにおい……
彰はばさり、とエプロンを外し、

目が覚めた。
そっか、そうだよな夢に決まってるよなあまりにも非現実だもんなははは
「あ、おはよ冬弥」
「ぐああっ!!」
すぐ横、キッチンの方から彰の声がした。
「ど、どしたの? ……まあいいけど。あ、朝ごはん出来たよ」
彰が俺の為にご飯、……夢じゃない?
「うわああああ!!」
俺は何やら反狂乱的に家を飛び出すと、たぶんまっすぐ由綺の家に向かっていた。
ごめんよごめんよ由綺俺は彰と結婚してしまったらしいっ。
浮気症は自覚してたがこれほどまでとは自分でも思ってなかった……。

「……どしたんだろ。風邪引いたから飯作れって呼んだの冬弥なのに……」
23名無しさんだよもん:02/09/25 07:36 ID:P0iXXFhC
グラスキャットですね。
いい感じです
24名無しさんだよもん:02/09/25 15:43 ID:2voWhOhV
まあ、漢道よりもむしろ、漏れの金剛棒を叩き込みたいわけだが
25名無しさんだよもん:02/09/25 21:02 ID:/N1pRzuk
なんで踊るねんw
26名無しさんだよもん:02/09/26 23:06 ID:yXn/qWQf
叩き込まれるのも(・∀・)イイ!と思うわけだが
27名無しさんだよもん:02/09/28 00:24 ID:iCal6HKM
保全
28名無しさんだよもん:02/09/28 00:25 ID:wSsDMHH1
精神棒注入
29名無しさんだよもん:02/09/28 01:12 ID:J7VV6D2a
彰タンのオナーニのネタはやっぱり美咲さんなんでしょうか…。
妄想の中とはいえ美咲さんを穢すことはできないような気もするが。

>>27
IDがiCal
30名無しさんだよもん:02/09/28 13:21 ID:vj5hTXs5
彰に漢道を叩き込む50の方法

由綺「彰君がいちばん得意な方面から攻めていったらいいんじゃないかな?」
彰「一番、ていうと読書関係かな……美咲さんも本好きだし」
由綺「というわけで、参考書を集めてみたんだよ〜」
彰「わあ、ありがとう由綺、こんなに揃えてくれて……って、なんなの? コレ?」
由綺「うん、緒方さんに聞いてみたら、すっかりノリ気になっちゃってね、それでね、いろいろ教えてくれたんだよ〜」
彰「この本なんか、タイトルが『アナタのなりたい自分になる』って……」
由綺「うん、今の彰君にピッタリだよねっ」
彰「なんで、『アナタ』の読みに『貴女』の字が振られてるんだよっ!? それにインセンスやアロマテラピーに詳しい漢なんて聞いたことないよっ!」 
由綺「大丈夫、彰君ならなれるよっ」
彰「そういえば、この手の本って女性向けが多かったよね……」
31名無しさんだよもん:02/09/28 19:59 ID:YrWKtCSI
>>30
あと49個、がんがれ。

彰に関して言えば、フェラしたいかされたいかと言えば、個人的にはされたいわけだが。
いかがか。
32名無しさんだよもん:02/09/28 22:27 ID:z9hRAW9x
漏れもどちらかというと、されたい派なわけだが
彰をフェラでイかせてから精液口移ししてあげるのもいいのではないか。
33名無しさんだよもん:02/09/28 22:56 ID:yTPeiRT/
34名無しさんだよもん:02/09/29 21:04 ID:As3+FvAo
確認なんだが31とか32にはちんこ付いてんだよな?
35名無しさんだよもん:02/09/29 21:04 ID:As3+FvAo
ってそりゃそうか
ナニを言っとるんだ俺は
36名無しさんだよもん:02/09/29 21:12 ID:HGzB6704
混乱しとるな
こういう世界もあるのです
37名無しさんだよもん :02/09/29 22:23 ID:Gn9bvijB
確認しておきたいんだが。
「メイドコスチュームに身を包んだ彰がスカートを口で咥えながらちんこをしごく様を
冷やかな目で視姦する」というのはこのスレ的には有りなのかな。
38名無しさんだよもん:02/09/29 22:24 ID:xlecZbQy
>>37
むしろ推奨だ。
39名無しさんだよもん:02/09/30 00:02 ID:MT15F6Vq
ほっしゅ
40名無しさんだよもん:02/09/30 09:16 ID:wdrELZBY
はるか「……」
彰「どうしたの?」
はるか「……ん、漢道って」
彰「うん、ちょっと自分を変えようと思って」
はるか「……じゃなくて、このスレ漢道っていうより、むしろ衆道だよね」
彰「……!? ウワーン。・゚゚(;´Д⊂)ソンナヒドイヨー」
41名無しさんだよもん:02/09/30 18:53 ID:47DDgGgn
なんとなく寂しいのは秋風の所為だけではないね。
42名無しさんだよもん:02/09/30 19:38 ID:/eHM6JYN
↓こういうのもいいとおもった

274 :名無しさんだよもん :02/09/27 23:58 ID:4lbstj+J
>>272
> 彰は20超えても童貞でありますか?
彰ってさ、3人の姉にすでに弄ばれるのではあるまいか。
女性はサディスティックで陰険で、残酷でずるく自分勝手(by彰)らしいし。
275 :名無しさんだよもん :02/09/28 00:36 ID:z9hRAW9x
童貞、だが処女ではないと予想。
せっかく彰スレが勃ったので、この話題はあちらで。。。
276 : ◆nonoUU0. :02/09/28 00:52 ID:llD24Pjb
>273
そうだったんですか……可愛がられてるならよかったですなあ。
……ん?
……ミス研に美咲さん送り込んだの自分だったような、そんな記憶がかすかにあるんですがw
あすこから美咲さん×彰が!?Σ(;゚Д゚)
>すでに姉に弄ばれてる
彰と似た顔立ちだけどいぢわるちっくなお姉さん……しかも3人……
(;´Д`)
43名無しさんだよもん:02/10/01 01:43 ID:zqOqFj13
彰がリョジョークされまくってる同人誌とか無いですか?
44名無しさんだよもん:02/10/01 03:28 ID:ZOm5Bk7v
七瀬彰に漢道を叩き込むあと49の方法

由綺「近くにいる人の男らしい所を真似てみるのはどうかな?」
彰「近くにいる人で男らしいっていうと、おじさんぐらいかな……」
由綺「マスターの男らしいところ……寡黙なところかな?」
彰「あれは、ただしゃべるのがおっくうなだけだと思うよ、あと他にはいないかなあ」
由綺「そういえば、私達のまわりで男らしい人ってなかなかいないよね」
彰「……(そこで冬弥は問題外なの?)」

彰「で、結局、そのまま話が終わってさ」
はるか「……そういう煮え切らないのが一番、漢から遠いような気がする」
彰「ぎゃふん」
45名無しさんだよもん:02/10/01 21:21 ID:esKCIeig
七瀬彰に漢道を叩き込むあと48の方法

はるか「ん、講師を連れてきた」
英二「よろしく、青年B」
彰「はぁ(青年Bって……(;´Д`)」
はるか「ホワルバの男性の中ではこの人が比較的まし」
英二「はっはっは、さりげにきついこと言うねぇ」
はるか「と言うわけでこの人を参考に形から入ろう。まず斜めに立つ」
彰「うん」
はるか「ニヒルな目つきで流し目」
彰「こ、こうかな」
英二「やはり眼鏡は必須だろう」
彰「……よく見えないんですけど」
はるか「口元はいやらしく嘲るような笑みを」
英二「おいおい、ひどいなぁ」
彰「……( ̄ー ̄)ニヤリッ」
はるか「んー、なにかが違う」
英二「さりげなく覗く自信とか、才能が迸るオーラとか、そういうものが欲しいね」
彰(無茶苦茶言うなぁ……)
はるか「……やっぱり白髪かな」
英二「それだ!」
彰「エーッ!Σ(゚Д゚;」
46名無しさんだよもん:02/10/02 00:11 ID:bx04f/mb
47名無しさんだよもん:02/10/02 00:23 ID:wxAQjVC+
>>46
なにか求めている方向性とは違うような気がするが、これはこれでよし。グッジョブ。そして。

彰「すごく恥ずかしいんだけど……」
はるか「照れは良くない。漢らしく」
英二「おいおい、芸能界は恥を捨て去ることから始まるんだぜ」
彰「芸能デビューするつもりないし……」
英二「しかしこの雰囲気、どこかで見たことがあるな。特定の誰かというのではなく……」
はるか「予備校とかで、講師に叱られて犯される鈍くさいメガネっ娘みたい」
英二「ああ、それそれ。そんな感じだ。やけにリアルな設定が気にかかるがw」
彰「・゚・(ノД`)・゚・。やーめーてー」
48名無しさんだよもん:02/10/02 01:03 ID:wxAQjVC+
ここにSS落としていいかな? 変な話なんだけど。
彰主演。ちょいギャグ。なんとなくホラー。基本はダーク。陵辱風味。
本番はなしだがエロはあり。あんまし救われない。801ネタ少々。長さは8レスで。
スレ住人の賛同が得られたら、明日の夜にでも投下します。得られなかったらどっかに旅立つw
49名無しさんだよもん:02/10/02 02:08 ID:h1l9e2im
>48
個人的に801はアレなんだが、他の人はそうでもないみたいだし
別に構わないのでは?救われない話大好きだ。
50名無しさんだよもん:02/10/02 07:43 ID:ded8IjzU
>>48
別にいいんじゃないすかね。
まあ、たとえ何人かが賛同し、反対する人が誰もいなかったからといって、叩かれるような出来なら叩かれる……
ということは、言うまでもなく理解してるでしょうし。
51 ◆nonoUU0. :02/10/02 08:57 ID:EspBgsTG
>48
激しく期待しますw

お姉ちゃん×彰でSSを書きたいですが、ほぼオリキャラを書くのはなんだか微妙……
大人しくはるか×彰を考えようかな。
52名無しさんだよもん:02/10/02 12:14 ID:99gusZvD
>>51
ぜひやってくださいよ! お姉ちゃん×彰!
楽しみにしてるます。
53名無しさんだよもん:02/10/02 15:02 ID:mJi8eMQK
「男性への痴漢行為で1年間に19人の男を逮捕」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021002-00000302-yom-soci

彰くんは大丈夫ですか?
54名無しさんだよもん:02/10/02 17:12 ID:y99CJftZ
>>48 >>51
期待しているぞ!本気で。

景気よく浮上!
55「狂気に迫られて(1/8)」:02/10/03 01:32 ID:7zHD52nS
 聞こえる。
「返してー」
 ドアの向こうから、虚ろな声が。
「返してー」
 これが本当に彼女の声なのか!? そう疑うほどに、暗い情念の込められた声。
「彼を返してー」
 抑揚の薄い声が、かえって不気味だ。その上に、金属のドアを乱暴に叩く、耳触りな音が重なった。
 その合間にも低く響く声が、時々ひっくり返りながら、
「彼を返してー、かーえーしてー、かーれーをーカーえーシーてー」と、呪詛のように聴覚に滑り込んでくる。
 僕は耳を塞ぎ、部屋の隅で震えながら、その声と音が通りすぎるのを待っていた。
 一瞬音が止んだ。
 諦めたのかな? 僕は不安を消せないながらも、幾分ほっとして、恐る恐るドアの方を伺う。
 と、いきなりズガンッ! と破壊的な音を立てて、ドアの隙間になにかが潜り込んできた。
 斧だ。斧がぎしぎしと金属を擦りながら、めり込んでいる。力任せに捻られ、ドアが歪められ、隙間が広がってゆく。
 斧が引き抜かれ、出来た空間から目がのぞく。探るように動いていた瞳は僕を捉え、嬉しそうに細められた。
「……いるんじゃない」
 ぞっとするような声だった。
 僕はへたり込んだまま、両手足を使って地面を引きずるように後退する。だけど、逃げ場なんてない。
 全ての窓は、僕自身の手によって荷物が立てかけられ、板が打ち付けられ、思いつく限りの手段で塞がれている。
 しかし、彼女は一番頑強と思われるドアをあっさりと突破してきた。結果、僕は自ら逃げ場を封じてしまったことになる。
 壁を背にして部屋の隅っこに張りつくのが精一杯の逃走だった。
 彼女はドアの隙間に手を差し入れ、ロックを外す。
 斧が投げ捨てられ、重い金属の音を立てた。歪んだドアが軋みながらゆっくりと開く。開く。開いてしまう。
 暗い部屋に陽光が差し込んだが、それは彼女のシルエットを、不気味に暗く浮き立たせる演出でしかない。
 彼女はゆっくりと歩を進めてくる。真っ直ぐ。僕に向かって。土足のまま、固い足音を立てて。
56「狂気に迫られて(2/9)」:02/10/03 01:33 ID:7zHD52nS
 歯の根が合わない。震えが止まらない。なぜだかひどく寒い。そしてなによりも、恐い。
 彼女が一歩近づくごとに、僕も地獄へと一歩近づいている。そんな気がした。
 動けない僕の前に立った。暗く塗りつぶされている顔の中で、目だけが爛々と輝いて、僕を見下ろしている。
「見つけたー」
 緒方理奈が、凄絶な笑みを浮かべた。

 彼女はけたけたと狂ったように笑い声を上げる。
 と、突然その笑いを収め、仮面のような無表情を張りつけると、勢いよく、両手を僕の顔の左右についた。
 振動が後頭部を打つ。彼女の顔が、息づかいを感じられるほどに近づいた。
 僕はズルズルと壁を擦りながらへたり込んだが、それに合わせて彼女も顔を下げてくる。
「なんで逃げたの?」
 答えられない。答えたくない。それ以前に、歯ががちがちと鳴って、声を発することさえ出来ない。
「なんで震えてるの?」
 恐ろしいから。君が。なによりも君が。
 彼女は震えを抑えるように、僕の頬に触れた。その、ひんやりとした感触に僕は悲鳴を上げ、振り払う。
 彼女は一瞬きょとんとし、すぐ優しい笑顔を浮かべ、癇癪持ちの子供をなだめるように、両手で僕の頬を挟みこんだ。
「怖がらなくてもいいのよ……」
 何十万人もの人間を魅了した笑顔が目の前にある。
 それは確かに造形的には完璧な美を保っているのに、どこか空々しく、薄ら寒い。
 相変わらず、目が狂気に満ちているから。
「ちゃんと話してくれれば、なにもしないから」
 嘘だ。
 反射的にそう思ったが、口には出ない。
 僕がなにも言えないのを見て、彼女は笑顔のまま困ったように眉を顰めると、不意に僕の唇に指を触れさせてきた。
 マッサージのつもりか、指の先を巧みに動かして、僕の唇をゆっくりと揉みほぐす。
「ふふっ……」
 彼女は逆の手の指を自分の口に含み、淫靡なしぐさで唾液を絡めると、僕の口の中に無理矢理侵入させた。
 二本の指が僕の口をかき回す。舌を撫で、軽く押し、歯茎を擦り、喉をくすぐる。
 それはあまりにも淫猥で、こんな状況だというのに僕の下半身は反応を始めた。
57「狂気に迫られて(3/9)」:02/10/03 01:37 ID:Xcaar6Nw
「あら……?」
 彼女はわざとらしく声を上げ、僕の不謹慎なそれを目を細めて眺める。
「いやらしいことを考えられるくらいには、落ち着いた?」
 喉の奥でくくっと笑った。恥辱に耐えきれず、顔を伏せる。
 だけど、彼女は僕のその姿さえも楽しいようで、笑顔を張り付けたままズボンの上から僕のものを擦り始める。
「うあっ! やめ……」
 心は拒絶しているのに、金縛りにあったように体が動かない。


「大丈夫。気持ちいいのよ」
 僕の鼻をぺろりと舐めた。快感によってか、恐怖によってか、ぞわと鳥肌が立つ。
 あれを軽く、リズミカルに圧迫されると、その度に痺れが腰全体に湧く。
 僕の理性はどうあれ、嬲るような彼女の動きに、感覚の方は快感を素直に受け止め始める。
 きゅっと力を込められるたびに、僕は情けない呻きを上げて、女の子みたいに腰をくねらせた。
「くっ……あっ……」
「窮屈そうね、出してあげる」
 彼女は舌なめずりでもしそうな顔でジッパーを下ろし、固くなった僕のものを取り出した。
 ひんやりとした空気に触れただけで、よりいっそう大きくいきり立つ。
「ふふ……元気じゃない……」
 彼女の繊細な指が、僕のものに絡みついた。
 暖かい指にくるまれ、優しく扱かれる。ひどく巧みに蠢く指が、否応にも僕のものを高めていく。
 先走りの汁を指ですくい、先端全体に優しく塗り込む。
 くびれの部分を指で作った輪で擦り、裏筋の部分を優しく辿る。
「あっ……やっ……やめっ……」
 恐怖と快感の板挟みにされて、精神が破綻しそうだった。
 彼女の指の動きが早まる。シュッ、シュッとリズミカルに音を響かせ、僕のものを高めていく。
 根元の方から貯まった白濁が少しずつ水位を上げるのを感じる。
 ギリ、とカーペットに爪を立てるが、そんなものではなんの防壁にもなりはしない。
 彼女は僕の頬を舐め、空いた手で僕の乳首を服の上から探り当てると、くりくりと捻り潰した。
「あっ……くぁっ!」
 だめだ、弾ける……!
 そう思った瞬間、彼女の手が僕のものを強く握りしめ、輸精管を親指で塞いだ。
58「狂気に迫られて(4/9)」:02/10/03 01:38 ID:Xcaar6Nw
 荒れ狂う白濁が僕の幹で渦巻いて、放出を求める。
 だけど……彼女は残酷な笑みを浮かべたまま、指を外そうとしない。
 そうするうちに高ぶりは徐々に引いてゆき、後は中途半端なわだかまりのようなものだけが残る。ひどく不快に。
「くぅっ……」
 彼女は征服感と蔑みとを両目に湛え、僕を見下す。そして問う。
「冬弥くんと寝たの?」
 全身が凍り付いた。

 乱れた息が止まり、汗が一気に引く。再び震えが僕の身体を犯す。
 未だに彼女の手の中にある僕のものだけが、灼熱のような焦燥に燃えていた。
 ぎぎ、とゼンマイ仕掛けのように首を正面に向けると、暗い炎を点した双眸が、僕の目の前にあった。
「ねぇ?」
 僕は無言のまま、ぷるぷると首を振った。
「ちゃんと答えなさい」
「ぐあっ!」
 僕のものに、親指の爪がきつく食い込む。左右に揺さぶりながら、深く抉ってくる。
 僕は彼女の手を引き剥がそうとしたが、彼女の手は万力のように強固で、どうしてもかなわない。
「いっ……痛いよっ……」
「早く答えないと、使い物にならなくなるかもね」
 彼女はもう片方の手で亀頭部分をつまみ、爪でえぐる。
「ああああっ!」
 鋭い痛みが全身の神経を狂わせそうなほどに責めたてる。
 爪と肉の隙間から血が流れ始め、僕のものを赤く染めた。
「これはこれでおもしろいわね」
 鼻歌でも歌い出しそうな表情で、僕のものをいたぶる。
 千切れそうなほどに痛いのに、僕のものはますます固く、熱く高ぶり、射精を求めてビクビクと震える。
 だけど輸精管はしっかりと爪で押さえられている。
 管が破れ、そこから精液が吹き出すんじゃないかと思うほどに強く。
59「狂気に迫られて(5/9)」:02/10/03 01:39 ID:Xcaar6Nw
「お願い……許して、許して……」
 ひどく淫らで、残酷で、狡猾な尋問者に、僕は屈した。
 痛みを止めて欲しいのか、快楽を放出させて欲しいのか、どちらを優先したいのか分からない。
 ただ、このままの状態にはもう耐えられなかった。
「なら、答えてくれるわよね」
 額が触れあうほどに、顔と顔を近づけてくる。
 ぼやけた視界で歪んだ彼女の顔は、まるで悪霊のようだった。
「……答えなさい。YES? NO?」
 息が詰まるような長い沈黙の後――僕は、頷いた。

「ふぅん……」
 品定める視線が、僕の全身を這い廻る。
 彼女が判決を下すまで、僕は身を固くして待ち受ける。
 やがて彼女は視線を止め、ぽつりとつぶやく。
「入れたんだ」
「え?」
「入れたんでしょ、これ」
 握られたままの僕のものを、力任せにひねる。
「冬弥くんの中に」
 あ……。
60「狂気に迫られて(6/9)」:02/10/03 01:42 ID:Xcaar6Nw
 僕のものをじっと見つめていた視線が、ゆっくりと上げられ、ぴた、と僕の目の中を覗き込んで止まる。
 目尻が細められ、鋭さを増した瞳の中で、澱んだ沼のような黒さが渦巻いている。
「……入れたんでしょ、差したんでしょ? 今みたいに扱いてもらったり、舐められたり、
 互いのものを出し入れしあって、擦りあって、気持ちよくなって、出して、汚したんだ。
 気持ちよかった? 幸せだった? 満足だった? 私の目を盗んで、コソコソと、二人で密室で汚しあったんだ。
 真っ白に、どろどろした男の精液で、わたしの冬弥くんを、わたしの冬弥くんを、わたしの冬弥くんをおおおおおおおっ」
 獣じみた叫びを上げ、僕の首を鷲掴みにする。締め上げながら、前後に振る。
 ガンガンと後頭部を激しく打ち付けられ、痛みと振り回される衝撃とで、意識が朦朧とする。
 悲鳴どころか呼吸さえ出来ない。命の危険すら感じるのに、僕の体は未だに握られたアレから沸き出す快感を感じていた。

 ――いつの間にか、彼女は動きを止めていた。
 薄く目を開くと、彼女はうつむき、荒い息を整えている。
 そしてぽつりと呟いた。
「これ、いたのよね」
 え?
「冬弥くんの中に、いたんだ……」
 彼女は僕のものに愛おしげに頬ずりする。飛びかけた意識の中で、快感だけが鮮烈に僕の脳をかき回す。
「冬弥くんに触れたものは、全部私のものよ……」
 熱に浮かされた瞳で、彼女は僕のものに舌を這わせ始めた。
 流れた血の跡を逆にたどり、癒すように傷跡を舐める。痛みの代わりに痺れるような生温さに包まれる。
 敏感になっている傷口から、暖かさが染みこんできて、ひどく気持ちいい。
「ああ……」
 僕と彼女と、二人の感嘆の吐息が重なった。
 未だに根元は押さえられてはいるんだけど、彼女の舌の愛撫はひどく優しく、安らぎさえ憶える。
 亀頭全体に舌を這わし、すっかり全部の血を舐め取ると、先端部にキスをした。
 そのまま唇を滑らせるように、亀頭全体を包む。ゆっくりと顔を上下させ、優しく唇でしごく。
 彼女の口腔は暖かく、湿っぽく、永遠にその中にたゆたっていたいと思わせる。
 舌で裏側を舐められるたびに、徐々に徐々に、高ぶりが戻ってくる。
61「狂気に迫られて(7/9)」:02/10/03 01:43 ID:Xcaar6Nw
 と、不意に全体を思い切り吸われた。
 傷口から微かな痛みと、精が吸い出されるみたいな快感が湧いて、僕の腰を跳ねさせる。
「うわっ……くっ、う……」
「イキたい?」
 口を離し、艶容に微笑んで、彼女が問う。
 僕は無言で頷いた。その先になにが待っているのか知っていても、目の前の快感は圧倒的で、逃げることなど考えられなかった。
 いや、本当は、彼女が扉を開けたときから諦めていたんだ……。
「ふふ……いい子ね」
 彼女は深く、喉の奥まで僕のものを飲み込む。
 早く、激しく、僕のものを口全体で扱き立てる。
 舌が別の生き物のように蠢いて、とろけるような柔らかさで絡みつく。
 否応もなく快感が込み上げてくるのに、彼女の指は未だに僕の根元を押さえたままだった。
「あっ、ああっ……」
 僕は彼女の頭を掴んで、乱暴に奥へと突き込む。
 激しく頭を揺さぶり、彼女の粘膜に僕のものを擦りつける。
 時に歯が掠めるけれど、その些細な痛みさえも僕の中の快感を高める材料になった。
 頭の中が真っ白になって、思考はシンプルに、そして浅ましくなってゆく。
 気持ちいい、気持ちいい。出したい、出したい。
「だっ……出したい。出させてよ……ださせてっ! ねえっ!」
 彼女の目が笑った。
 僕が彼女の喉の限界まで突き込むと同時に、なにもかも吸引するように、彼女の口が僕のものを啜る。
 そしてずっと僕を封じていた指が、ついにはずれた。
「あっ、あっ……、うわああああああっ!」
 貯まりに貯まっていたものが僕の中を駆け抜け、吐き出される。
 どくどくと際限なく白濁が吹き出し、彼女の口内に発射される。
 吐き出しても吐き出しても止まらない。一噴きするたびに僕は腰を揺すり立て、さらなる放出を促す。
 同時に吸われる。僕の精液を彼女が啜り、飲み下す。
 射精している間も彼女の舌は蠢いて、腰が溶けてなくなりそうな快感を与えてくる。 
62「狂気に迫られて(8/9)」:02/10/03 01:44 ID:Xcaar6Nw
「ん……んんっ!」
 あまりの量に飲みきれなくなり、ついに彼女は口を離した。
 その美しい顔に向けて、僕のものは容赦なく白濁を叩きつける。
 女神のような美しい顔が、白濁によって淫猥に汚されてゆく。
 その間にも、彼女の手は僕のものを扱き続ける。
 僕はのけぞり、身悶え、情けない呻きを上げながら、全部空っぽになるまで徹底的に放出し続ける。
「ああ……」
 彼女は目を閉じ、恍惚とした表情でそれを受け止める。
 白い粘液で化粧した彼女は、恐ろしく淫らで、綺麗だった。
「ふはぁ……」
 僕は全身を細かく震わせ、最後の一滴まで搾り取られたのを感じると、大きく息をついて、へたり込んだ。
 死ぬほど気持ちいいというのは、まさにこのことだと思った。
 最後の一滴まで搾り取られ、満足感よりも、気怠い喪失感の方が重く僕の体を支配している。
 このままなにもかも忘れて、眠りたかった。だけど、
「……冬弥くんの味がする」
 彼女は妖艶に微笑んで、ひどく淫靡な動きで、唇の白濁を舐め取った。
 その名前が僕の魂を凍り付かせる。
 彼女の恋人の名前。僕の恋人の名前。僕が彼女から寝取った相手の名前。
 彼はもういない。どこにもいない。
 数日前、冬弥は、『まさか取って食われやしないだろう』と、冗談めかして彼女の元に僕との関係を告白に赴き、
 ――帰ってこなかった。



「最後にいい思いできて、良かったわね」
 彼女は肩から下がった髪を掻き上げ、背中に落とした。
 精液がまとわりついてひどく汚れているのに、かえってつやつやと輝いているようにも見える。
 ぼうっと眺めていたら、いきなり彼女は僕の前髪を掴み、引きずり上げた。ちぎれる痛みが脳髄にまで響く。
 顔を歪める僕を、少し満足したように見下ろして、言った。
「冬弥くんは君を殺してから、ゆっくり探すから」
 ――え?
63「狂気に迫られて(9/9)」:02/10/03 01:49 ID:Xcaar6Nw
「探す……って?」
 冬弥は、彼女の元にいるはずなのに。
 彼女はうつろな目で、僕の向こう側、壁の向こうのどこかを見ながら呟く。
「……本物の冬弥くんよ」
「本物?」
 急速にある種の疑念が僕の中で膨れあがる。黒く重く、僕の胸を圧迫する。
「私を裏切るような男は、冬弥くんじゃないもの」
 姿を消した冬弥。帰ってこない冬弥。それは僕の目の前からという意味でなく――。
「どこに隠したのか知らないけれど、見つけてみせるから」
 二度と会えない場所にいってしまった……ということなのだろうか。
「あなたも、冬弥くんのニセモノと、同じ所に送ってあげる」
 まるで掃除してからとでも言うように、簡単に。ケラケラと楽しげに笑って。
 その異常さが、逆に、彼女の言ったことは真実なんだと確信させた。
 冬弥の笑顔が脳裏をよぎった。
 小学校の頃からずっとつきあっていた冬弥。
 はるかを除けば、僕が一番冬弥の側に、近くにいた。
 僕の脳の中で占めている面積が最も大きい人物、藤井冬弥。
 交わした言葉も、触れ合った肌も、手に入れる未来も。全てが、失われた過去のものとして、音を立てて崩れてゆく。
 熱いものが溢れて、僕の頬を流れ落ちた。
 顔を歪めしゃくり上げる僕を、彼女はきょとんと眺める。
「なに泣いてるの?」
 低く嗚咽を繰り返す僕を見て、彼女は首をひねり、やがて、納得がいったというように頷く。
「大丈夫。地獄に堕ちてもお仲間のニセモノさんがいるから、寂しくないわよ」
 なぜかひどく優しく言われ、頭を撫でられ、そのせいで、いっそう泣けてきた。
 彼女はしばらく子供をあやすように僕を抱きしめ、撫で続け……、
「そろそろいいわよね」
 囁き、僕を胸から引き剥がした。そして、狂気を孕んだ酷薄な笑みを浮かべた。
「さよなら、ドロボウ猫さん」
 愉快そうに笑う彼女を、僕は哀れみを込めた目でじっと見つめる。
 彼女はきっと、僕も冬弥もいなくなった世界で、永遠に彷徨い続けるのだろう。
 その狂気の行きつく先はどこか、僕は見定めることは出来ない。
 彼女の両手が、僕の首にかかった。
6448:02/10/03 01:53 ID:Xcaar6Nw
30行なのに「本文長すぎ」と言われて1レス伸びてしまった……(;´Д`)
おまけに途中でPCフリーズするわ、連続投稿規制に引っかかるわ……。
それはさておき、オガタリーナファンに絞め殺される前に逃げることにするぜ。
ε=(=゚ω゚)サラバ!
65名無しさんだよもん:02/10/03 05:57 ID:5/yUXyry
冬弥を寝取る彰ハァハァ(;´Д`)

オガリナ違和感無いな(笑)。
依存度の高い女性とは外から萌える関係だけに止めたいものだ……。
66 ◆nonoUU0. :02/10/03 08:08 ID:xhRFR5Ks
あー……

Goood Job!!(゚∀^)b

いやあ久々にいいもん読みました。彰たん萌え。リナリナ最高w
67名無しさんだよもん:02/10/03 13:26 ID:BcdIE01p
いやあ…… よいですね、本当によいですね。
>>50では生意気なこと言ってすんませんした{w
68名無しさんだよもん:02/10/03 21:08 ID:MUB9xbrN
定期age
69名無しさんだよもん:02/10/04 12:27 ID:D15dY9Ym
ぶた
70名無しさんだよもん:02/10/04 21:09 ID:KJq27U73
  ☆ チン           マチクタビレター
                  マチクタビレター         
        ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・)<  姉×彰のSSまだー?
             \_/⊂ ⊂_)_ \_______
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|   
        |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
        |           .|/
71名無しさんだよもん:02/10/05 14:36 ID:+hcgAxLu
姉×彰のSSが投下されるまでオナニー断ちして待つます。
72 ◆nonoUU0. :02/10/05 17:24 ID:nB21UTzH
(;´Д`)!?
書くことは既に決定事項なんですか!?w

うーむ、むーん……はるか×彰とかじゃ駄目ですか?w
73はるか原理主義者:02/10/05 20:47 ID:WPDZvkMD
はるかが彰に寝取られたら、むかつくからやですと駄々をこねてみるw
んー、まぁ、そっちの方が書きやすいならそっちでも……えうー。
おねえたまにいじめられる彰がー、彰がーw
74邪道はるか主義:02/10/05 22:11 ID:kNW3yA0k
私は逆にはるか×彰を望む(笑)。
あ、でも、>>71さんの股間の満足のためにはやっぱりおねえたまかな(笑)
75名無しさんだよもん:02/10/05 22:29 ID:m8s4SEdq
それなら、はるかお姐たまver.でいってくださいw
76邪道はるか主義:02/10/05 22:36 ID:kNW3yA0k
まあ、たしかに彰の前ではどちらかと言われれば
妹というよりはお姉さん的な立場っぽい。
77名無しさんだよもん:02/10/05 23:08 ID:QVu/ZXcb
はるか×彰、および彰×はるかを妄想してみようと試技したが、どうもうまく思い浮かばない。
はるかって、攻めキャラとも受けキャラとも分類しがたい感じ。
78はるか原理主義者:02/10/06 00:16 ID:Cr5seN/r
もともとはるかという人物が、「性」からかけ離れた部分が大きいからでない? 外見も性格も。
そして彰自体もそういうのを苦手にしている節がある。どちらかに強引な部分もないと、上手くいかんのでは?
……それでは美咲さんと彰は……気の毒に。

はっ! インパルスが!(謎) 
拉致監禁されたはるかと彰が(なぜか)見せ物としてのSEXを強要される。
ためらう彰が殴られたのを見て、「いいよ、彰……」とはるかが……。

いやだから、はるか×彰は嫌なんだろ、俺。ゴルァ(゚д゚)!
79 ◆nonoUU0. :02/10/06 00:34 ID:DmNUvgLA
誰か>>78のシチュで書いてくださいw
いや半分くらいはまぢで(;´Д`)ハァハァ

てゆーか、おねえたまver.はるか……むーんw
80名無しさんだよもん:02/10/07 06:32 ID:+9Y3NAM1
とりあえずメンテ〜
81名無しさんだよもん:02/10/07 17:56 ID:IhAXV8G7
       _ -―-―- _
     /           ヽ
    /        / / |ヽ  ヽ
  ノ|  / / /ノ | | | | ヽ  ヽ  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |  //-―  || ―- | 、| < ひさしぶり
    |(6  -==、 ' ==、|V    \_______
    ` 、  ゛    ,  ゛〈
      ト      ワ  /
      ┴- _┬─ ´
     ┴- _ ||7_
            「o
82名無しさんだよもん:02/10/07 23:25 ID:TcfqGJAF
(゚д゚)
83メンテ代わり:02/10/07 23:28 ID:+9Y3NAM1
はるか「というわけで要望に答えてお姉様風に着飾ってみた」
彰「なんだよその分厚い口紅はっ、中途半端なミニスカはっ」
はるか「いや、せくしーさを頑張って出そうかと」
彰「無理だよはるかにせくしーさなんて」
はるか「うーん。そんなら胸に詰め物でもしようかな」
彰「そんならというか……」
はるか「あとカツラつけてみるとか」
彰「……ムダな努力だと思うけどなー」
はるか「(……ムカ)……言ったな。なら彰、」
彰「?」
はるか「……あんっ、や、やだっ、やめてよ彰っ、そんな、やだ、そんないじめないでったらっ!!」
彰「!?」
はるか「だめっ、そんな大きいの、や、だめえっ、いや、おねがい」
彰「な、」
はるか「だめだよお、そんなとこ、きたな、あ、やあっ、だめ、ちからはいらな、あ、ああ、あ」
彰「な、なに言ってんだよばかっ!」
はるか「おねがいっ、も、もうやめ、いや、そんな、だめ、彰っ、やめ、あ、あ、い、いたい、や、乱暴、いたい、ああっ」
彰「や、やめろって、ひ、人に聞かれたらどうすんだよっ!!」
はるか「やあああっ、い、いたい、や、だめあきら、乱暴は、乱暴は、や、やあ、」
彰「(オロオロ)」
はるか「……どう? 興奮した?」
彰「す、するわけないだろばかっ!」
はるか「むー、意地っ張りだなあ彰」
彰「……っ」
84名無しさんだよもん:02/10/08 00:12 ID:0RK1o4ss
勃起しますた
85メンテ代わり「美咲さん×彰」:02/10/08 07:25 ID:zZWGX0In
 ――硬質で冷たい床の冷たさに、秋半ばに至った季節には残酷なくらい体温を奪われる感触が
不快で、七瀬彰は突然目を醒ました。
 まったく知らない部屋だった。
 自分の部屋では無いし、そもそも自分の知る場所では無いように思う。申し訳程度にかけられた
毛布の下は、五感が明瞭でない今であっても解る、何も服が着せられていない。押し潰される
ような圧迫感がする。暗闇の底でも解る、この部屋は充分に広いし天井なんて自分の部屋の倍は
高いと思う。――なのに、彰は潰されると思う。この高さが逆に恐ろしい。
 床に熱を奪われたためだろう、まともに発声する力も無い。意思が音にならないのがもどか
しい。彰は喉を封じる痰を洗うように小さく咳をする。幾分は楽になり、
「ここ、どこだ」
 意思が声になる。意思というよりただ真っ向から生の疑問。この部屋には窓も無い、時間も
解らない。焼くような恐怖が生まれて来る。ここはどこだ、どうして自分はここにいるのだ。
未だ薄暗闇に目が慣れない、彰は何かを求めるように手探りで床をまさぐり、
 柔らかな、床とはまったく異質な温かな感触にかち当たる。それが人の身体だとかち当たる
のにも然程時間はかからなかった。
 目が慣れた。
 自分と同じ毛布で隣に眠っている何かの顔が見え、それが自分の思い人である澤倉美咲である
と気付き、しかも彼女もまた自分のように何も服が着せられていないことにも気付くと、彰は
情けなくなるくらい狼狽した。勿論、自分が先に触れたのが、美咲の柔肌であったのだと理解
したからである。慌てて彼女の胸を隠すように毛布を掛け直すと、彰自身は毛布から飛び出た。
 ――なぜ自分は美咲さんと共にこんなところにいるのか。生の疑問が再び襲い掛かる。だが、
少なくとも色っぽい事情でないことは確かだと思う。こんなラブホテルがあるわけがなかった。
 それでは、ここは何処だ。
(続くかも)
86名無しさんだよもん:02/10/08 09:51 ID:zZWGX0In
うわ、RRだったw 鬱
87美咲さん×彰 その2:02/10/08 18:09 ID:zZWGX0In
 頭がずきずきする。耳の後ろから後頭部にかけて、金属バットで殴られたような痛みがする。
原因不明の痛みの正体も、自分が何処にいるのかも、こんな朦朧とした思考では明かすことが
出来ない。――そういうときは行動に走るのが一番だと思う。
 彰はゆっくりと立ち上がり、適当な方向を決めて真っ直ぐ歩き出す。壁との距離で部屋の大
きさを測り、自分たちがいる場所を推論するためである。

 ……約20歩。自分たちが部屋の真ん中で眠っていたと仮定して考えて、真っ暗なその空間は、
自分が想像しているより遥かに大きいようであり、なんとなく何処かの倉庫かも知れないと思う。
 そんな推論が顕れて来たのにも勿論理由がある。けして突飛な発送ではないと思う。
 こんなの、どう考えても「監禁」されてる状況以外に見えないだろう?
 そして監禁と来たら倉庫だ。

 部屋の真ん中に向けて歩き出し、再び美咲が眠っている毛布に向かう。21歩のところで美咲は
変わらず眠っていて、毛布からはみ出ている鎖骨が溶けそうなほど白い。
 ……監禁されていると仮定しよう。――なんで僕は監禁されているんだろう。しかも何故
美咲さんと一緒に、裸で。
 仮定してみよう。一番、ヤの字の人に自分が粗相を働いて、美咲さんがそれに巻き込まれて
こんな感じに、ああ明日には東京湾の冷たき藻屑か、でも美咲さんと一緒に逝けるならそれも
いいかも、いやそんなの嘘だ嫌だ嫌だ。
 二番、白百合のように可愛い美咲さんと、男として貧弱な女の腐ったみたいな自分。フィリ
ピンの売春グループが自分等に目を付けた、さあ貨物船に乗せて東南アジア、それまでは監禁監禁。
 どっちもあまりにも現実離れしていて、だからこそリアルの匂いがした。
 僕はどんなヘマをやらかしたのだろう。
 彰は記憶を懸命に辿るが、どうも昨夜以前のことが上手く思い出せない。
 ――不安が心の内側から自分を食い破ろうとする、闇の中朝陽も無い場所で、ただ美咲の寝息
だけが聞こえる。
(続く)
88美咲さん×彰 その3:02/10/08 18:55 ID:URlhy7qv
 心が不安を感じるよりも、身体が寒気にやられている度合いの方が圧倒的にひどく、恐さが
寒さでごまかされる。寒い。凍えるほど、死ぬほど、寒い。
 美咲と同じ毛布に入るなんてべらぼうな話だし、だからと言ってこの恰好は死ぬ。何か服が
欲しい。硬質で冷たい床と十月の風は、素っ裸にはえらく厳しい。本当に死んでしまうかも。
美咲には失礼でも、同じ毛布に入らなければいけないのかも。
 彰はそれでも、自分が思いを寄せる神聖な相手と寝床を共にするなど考えられもしなかった。
「そろそろ、美咲さんを起こそう」
 彰は、一通り自分で考えられるだけ思考を巡らすと、漸くそう思う。
 監禁されていると仮定したならば、軟弱とは言え男であり守る側にいる筈の彰が僅かでも状況を
把握していなければ、二人ともが混乱にやられてしまえば、これから先どうするか、などといった
考えを進めることが出来ないからだ。
「美咲さん、美咲さん……」
 躊躇いながらも肌に触れ、肩を揺すって呼び掛ける。大きな声を出すと空間中に音が響く。

 目を覚ました美咲さんは、彰が素っ裸であることに衝撃を受け、更に自分が裸であることにも
衝撃を受け、更に更に更に自分が監禁されていることを知って卒倒した。

 暗闇が僅かに薄れたような気がする。自分には見えないが何処かに窓でもあるのだろうと思う。
 ともかく、微妙に薄れた闇の中で、髪の毛をくしゃくしゃにして毛布をかぶって顔を真っ赤に
して、再び目を覚ました澤倉美咲は、今度こそ正気で座っていた。無理に目を逸らそうとしても、
毛布から伸びているその真っ白な足から目を離せる訳が無い。
 美咲は勿論素っ裸の彰の姿を見ようとはせずに、
「ほんとに、監禁されてるの……?」
とだけ発する。
「わからないけど、……状況からして、監禁されてる、と思う」
 答えると、顔から首筋までを染めていた真っ赤が俄かに薄れたような気がする。
(続く
89その4:02/10/08 21:29 ID:zZWGX0In
「だ、だいじょぶだよ多分! こんなの、その、」
 彰は空回りする自分の気持ちを、それでも無闇に振り回す。自分が声を大にしなければ美咲も
自分も不安で死んでしまう。「監禁されている」、その事実は理解できても、浸透はなかなか
しない。しかし一旦浸透してしまえばそれまでだ、少なくとも女の心はそれで溶ける。
 そして、澤倉美咲は不幸にも聡明な女性だった。
 彰の励ましの声も虚しく、美咲の顔が再び赤くなる。それは羞恥の赤ではなく、絶望の赤だ。
細い肩を震わせて、ぽろぽろと涙を流す。彼女とは何年も付き合いがあるが、彰はこれまでこんな
澤倉美咲を見たことが無い。
「ねえ、私たちどうなるの? どうして私たちが、こんな」
 無力感が彰の胸に溢れる。どうして、どうなる、その問いに答えられる聡明さが無い自分が恨めしい。
 しかし、だからこそ彰が言う言葉は決まっていた。無力感は、別な言葉で云うなら、勇気だ。
「美咲さん、落ち着いて」
 傍に寄り、肩に両手を置く。ああ、美咲さんの肩がこんなにも震えている、違うのか、これは
自分の手が震えているのか? どっちでもいい。美咲さんに僕の体温が伝われば良い。
「泣かないで、美咲さん。だいじょぶ、……僕が、傍にいる」
 かなり率直な台詞だと自分で驚く。自分はいつからこんな台詞が言えるようになったのだ。
 美咲はそれでも泣き止まない。むしろその鳴咽は、一層激しくなってしまったようにさえ思える。
「ななせくん、私、こわいよ、こわい」
 それが自分に対する信頼の重さなのだと信じよう。自分の胸に額を当て、美咲はまだ泣いた。

 美咲はひとしきり泣きじゃくると、鼻をすすって、顔をゆっくりあげた。
「……落ち着いた」
 美咲は申し訳なさそうに云うと、恥ずかしそうに俯き、毛布を被り直す。
「……ごめんね、七瀬君」
「いいよ。美咲さん、僕に頼っていいんだからね」
「……ありがと」
(まだ続く
90その5:02/10/09 08:24 ID:dVk5k+9X
「それでさ、美咲さん……昨晩っていうか、ここに連れてこられる前のこととか、覚えてる?」
「……えっと、」
 首を傾げる美咲の顔が30cmの距離にある。毛布越しに触れる身体が柔らかいとか花の匂いがする
とかそんなどうでもいい意識が支配する。
 突然。
 突然、美咲の顔がタコみたいに、って美咲さんのことを表現するのにタコとはなんだタコとは、
ともかく嘘みたいに真っ赤になる。暗闇の中でも解った、効果音があるなら、ぼんっとでもなり
そうなくらい唐突だった。一体何事だ。
「み、美咲さん?」
 彰は突然のことに狼狽しながら尋ねる、だが美咲は顔を真っ赤にして俯くばかり。
「ね、ねえ美咲さん、その、どしたの?」
 尚もしつこく尋ねると、美咲は、ゆっくりと顔をあげて、
「……七瀬君、何も、覚えてない、の?」
 そんなことを云う。彰は訳が解らず、首を傾げてそれに答える。小さな溜息、失望のような色が
あったような、気が、する。
「え、み、美咲さん、な、なにがあったの、ねえ?」
 返事がない。
 ……何かすさまじいことをやってしまったのではないか、自分。頭の悪い自分でも、さすがに
黙りこくってしまった美咲を見れば不安に胸が焼かれる。昨晩自分は確かに美咲に何かをしたのだ。
 ……全然心当たりが無い。というか、思い出そうとすると頭が割れるように痛むのだ。何かに
殴られて、記憶が消し飛んでしまったのかこれは、
 あ、
「み、美咲さん頭は痛くない!?」
 自分たちを監禁するためにヤの字の人は頭を強くブッ叩いたのかも知れず、その怪我はやばい
ことになるかも。
 不安に駆られて訊くと、美咲は真っ赤なままの顔をふるふると振る。彰はほっと息を吐く、
死ぬとしたら自分だけか。ああ頭痛い、
 ……あれ。なんだか重大な、重大なことを忘れている気がしてきた。ここに連れてこられる前、
何か自分が、他でもない美咲さんに何か。
(もうちょい続く
91名無しさんだよもん:02/10/09 15:03 ID:ekykUZFV
参ったあっ!俺は参ったあああああっ!
なぜならこの続きをとてもとても読みたいからだああああああああっ!
職人さんがんがれえええええええええええっ!
92名無しさんだよもん:02/10/09 20:47 ID:16Ft5PsG
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   |  //-―  || ―- | 、| < 足コキのお返しに、冬弥の画像貼っとくよ
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      ト      ワ  /
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93邪道はるか主義:02/10/10 08:52 ID:LmZL42QI
メンテだ。
どうして高槻がここに……
94その6、最下層付近:02/10/10 19:30 ID:mO2nQ+be
「ね、ねえ、僕、美咲さんに酷いことしたの? ぜ、全然覚えてなくて、その、」
 取り敢えず謝れ僕。そう思ってしどろもどろな言葉を発すると、毛布の中から声が返ってきた。
「……謝らないで、七瀬君。覚えてなくても謝ったらいやだよ」
 ……。
 美咲さんは何云ってんだろうと思う。自分が何やらいみじきことをやってしまったのは確かだし、
それは美咲さんにとっては恥ずかしいことであるが、それを謝ることは嫌だと云う。
 考える。自分は何をしてしまったのか。
 当然のように二秒で思考放棄する。今はそんなことを考えている場合ではなと思うのと同じ程度
の重さで、そのことを考えてしまったなら、自分は美咲さんと同じ空間にはいられないと思った
からだ。
「と、とにかく美咲さん。最後に意識があったとき、僕らは何処にいた?」
 ごまかすような問い方だった。ずるい、自分でも思ったが、許して欲しいと思う。
 沈黙が僅かに場を支配して、しかしそのすぐ後、毛布の中から返事が返って来る。
「藤井君と由綺ちゃんとはるかちゃんと、四人で、駅前でお酒、呑んでて、多分、飲み過ぎて、
わたしは眠っちゃって……それからは解らないんだ」
 お酒。
 あれ、なんかひっかかるぞ。
 酒を呑んでいた記憶がさっぱり無いのはこの際無視しよう。
 なんか最近、酒を話題にして話をしてたような、
 誰と。
 美咲さんとはるかはいなかったような気がする。なら冬弥に決まっている。
 待て。
 冬弥と、あと一人誰かいたような。
 誰だ、
 そのとき、くすりと毛布の中から笑い声がした。美咲さんは白くなった顔をひょっこり出して、
「ほんとに七瀬君、お酒呑むと記憶無くなるんだね」
 と笑う。
(まだ続くよ〜
95名無しさんだよもん:02/10/11 00:48 ID:sNX9gTj/
先生! >>71が可哀相すぎます!
96その7 ごめん>71:02/10/11 07:40 ID:ERzbo4iI
 ……。美咲の笑い声が、彰の腹の底を凍り付かせる。
「えと、……僕、そんなに呑んでた?」
「呑まされてた、っていうか」
 やばいくらい不安になる。そう、自分は死ぬほど酒に弱い。ビール二杯で茹でだこになるし、
ウイスキー一口でぶっ倒れるか記憶喪失になる。だから皆で呑みにいくときなんかは、チューハイを
ちびちび呑んで場をやり過ごそうとする。
 あ、ちょっと記憶が戻った。昨晩というか意識を失う前、はるかに無理矢理ウォッカを呑ま
されたんだ。えげつないやり方でだ。人が便所に行っている間に、野郎め、チューハイのグラスに
ウォッカを混ぜやがりまして、そいで何も知らずに帰って来た自分は、それを疑い無くごくごく
呑んでしまい、
 それから記憶が無い訳で。
 ……何ではるかが犯人って解るかって? ははは、冬弥はその時自分に連れ添って便所に行ってた
から、他にんなことやる奴なんていないじゃないか。
 ともかく。
 記憶が健忘されたその間、自分は何かすさまじく恥ずかしいことをして、そして、……そのこと
と関係があるかどうかは解らないけれど、自分は何かおかしなことをして、拉致監禁されてしまう
事態を引き起こしてしまった訳だ。話を統合すると、こう考えるのが正しいと思う。
 現在、この空間には美咲さんと自分しかいない。昨晩一緒にいた皆は、他の部屋に監禁されて
いるのか。それとも自分たちだけが、監禁されているのか。
 判断は、つかなかった。
 想像する。自分と美咲さんが二人で歩いている時、酔っ払った自分はヤの字の人に喧嘩を売る、
ぼこぼこにやられて、ああむかつくこいつら沈めてやるか太平洋の底に。この状況はまさしく
そんな風に引き起こされたに違いない。
 ……何か、ひっかかる。何か、違和感がある。けれど、その正体が解らない。

 ともかく、彰は美咲の横にいることに耐え切れなくなった。自分のせいでこんな事態に巻き込んだ
かと思うと、本気で申し訳ない。だから彰は逃げるように云う、
「部屋の出入口をちょっと探してくる」
 一秒で返事、
「わたしも行く」
(まだ続くの?
97名無しさんだよもん