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志保が「もし私が元気な女のコだったなら」だとすれば、琴音は「もし私が大人しい女のコだったなら」であるでしょう。
なにしろ、私という人間をキャラに当てはめたのですから、これ以上リアルな描写もありません。
100%自分というわけにはいきませんから、琴音にふさわしい部分だけ(生物全般に知識豊富であるとかじゃがバターが好物であるとか)を採用したのですが、それでもゲーム中ではとても語り切れません。
悪く言えば、消化不良だとか無駄が多いとか言い様はあるでしょうが、わたしの表現したいキャラクタの方向性はこれで正解なのです。
はっきり言って語り足りません。もっといろんな場所で彼女を描いてみたいです。いろんな琴音を知ってもらいたいです。……ですが、そんな場所は限られています。残念で仕方ありません。
少し脱線気味なのでゲーム本編に話を近づけますと、まずイベントごとに違った部分が見られる彼女のパーソナリティからわたしの言っていることが感じられると思います。
ゲームという短い時間にあれだけの一面を見せられれば、ほとんどの方は戸惑いを覚えるでしょう。しかしゲームが終わり、あなたが日常に帰ったとき、ふと、琴音のことを思い出します。
すると、今まで理解できなかった彼女を理解できる自分に気づくのです。
ゲーム時間で一ヶ月は少々詰め込みすぎた感もありますが、むしろその密度が後々に及ぼす効果を思えば、正解だったと言えます。
つけ足すと、琴音が起こす超常現象も私なりの現実感で描写されています。
黒く光るのは慣性力を奪われた光子――。
白く光るのは放射線状に揃えられた光の三原色――。
私は琴音のために“リアルリアリティ”なる言葉を捧げたいと思います。
#初心に戻ってコピペでなく、全て打ち込んでみました(w