来栖川芹香の魔術書第四巻

諸君　私は先輩が好きだ
諸君　私は先輩が好きだ
諸君　私は先輩が大好きだ
黒髪が好きだ
年上が好きだ
制服が好きだ
たれ目が好きだ
長い髪が好きだ
無口なところが好きだ
おっとりしたところが好きだ
ミステリアスなところが好きだ
先輩の声優が好きだ
公園で学校で街中で海で山で川で湖で○樽で
この地上で行なわれるありとあらゆる先輩とのデートが好きだ
戦列を並べた先輩の一斉発射が轟音と共に敵陣を吹き飛ばすのが好きだ
先輩が矢を射かけられてばらばらになった時など心がおどる
先輩の操る汗血馬の矛が敵陣を撃破するのが好きだ
先輩が悲鳴を上げて燃えさかる戦車から飛び出してきた敵兵をＭＧでなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった
先輩が鎗先をそろえた歩兵の横隊が敵の陣列を蹂躙するのが好きだ
先輩が既に息絶えた敵兵を何度も何度も刺突している様など感動すら覚える
先輩を樹上に吊るし上げていく様などはもうたまらない
泣き叫ぶ先輩が私の振り下ろした手の平とともに金切り声を上げる剣にばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ
先輩が水上師団に滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだった村々が蹂躙され女子供、先輩が犯され殺されていく様はとてもとても愉快だ
先輩の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ
先輩の騎馬兵に追いまわされ害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ
諸君　私は地獄のような先輩を望んでいる
諸君　私に付き従う先輩萌な諸君
君たちは一体何を望んでいる？
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