開け放った窓から入ってくる冷たい風。
もう暦の上ではもう秋なのですね。
暗闇のなかから聞こえる虫の…
「美汐、妄想にひたってないで早く脱いでよう」
「そうよ、何ならこの詩子ちゃんが脱がしてあげようか?」
「自分で脱ぎます!」
現実逃避しようとしても無駄なのですね。
「それではスカーフから…」
「ダメ!あたし達は下着が見たいの」
し、下着ですか?いくらなんでもそれは急すぎます。
「「「みっし〜の 下着見たいな 黒いやつ(五七五)」」」
「黒じゃありません!」
「じゃあそれを証明してよ」
「わかりました、見せてあげます!」
ごそごそ……ずっ!
「私のパンツは白(赤リボン付き)です!」
・
・・
・・・
「みっし〜」
「はい?」
「別にいきなりパンツ脱がなくても…」
「え?」
や っ て し ま い ま し た