葉鍵的 SS コンペスレ 3

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439名無しさんだよもん
>>418です。続きを。

>141-151 逃げ水と(敬介・晴子)

「逃げ水」を追うように姉の影を追う晴子と、その晴子を、そして郁子を追う敬介。
その度に、また逃げられ……って感じでしょうか?
タイトル「逃げ水と」は、(逃げ水の如き)晴子と共に居て、って意味でしょうか。
それとも、逃げ水とそして何々…、って意味なんでしょうか。
晴子の語る出生の真実も、自分はとりあえず素直に受け取りましたが、
でもテーマ「嘘」を考えるとやはりここが嘘?
晴子の直前の台詞を見てもラストを見ても、その方がしっくりくるか……?
曼珠沙華に関する描写を何度も読み返したりもしたのですが、やはりわからず。
晴子と寝てしまう敬介には、ちょっと唐突な印象で
「おいおい」とびっくりしましたが、
ふたりの会話でその事実の意味が二転、三転していくところは面白い。
文章も、少しおかしな点もありましたが、力こもった文体ですね〜。
個人的には、今回一番の力作だと思いました。