AIRに詳しい職人期待あげ
361 :
名無しさんだよもん:02/07/18 03:30 ID:zlAYfbj7
むしろ漏れは胸女をよく知らなくて弱っている罠(w
363 :
一書き手:02/07/18 09:53 ID:C/FPPGCC
真に遺憾ながら…この話しはこれ以上期待できないと思います…
私も頑張ってはみたものの力及ばず…上手く捌ききれませんでした
大変申し訳ありません…
他の書き手さんとの連携も上手くいかず、何よりテーマがテーマ
だけに書き手を選ぶのだと思います(散々言われている事だけど…)
ここまできて他の書き手さんには大変申し訳ないのですが・・・
リセットを提言したいと思います、勝手にやるのは問題あると
思いますので、期限を決めて投票を募るなりして、スレ住人さんの
意見を聞いた上で新しい話しを始めてはどうでしょうか…
ちなみに私はリスタートを希望します
書き手が匙を投げるのは…真に情けない話しですがご容赦下さい
364 :
名無しさんだよもん:02/07/18 09:59 ID:4uJgTDQJ
>>363氏、いや、あんたはよくやった。
俺もリスタートを希望するが次はどうする、カオス状態に戻すのか?
なんにせよ葉鍵を元ねたにしないと駄目だろうな、
他のネタはわからなくともここにいる以上葉鍵ネタはわかるだろうから。
365 :
一書き手:02/07/18 10:11 ID:C/FPPGCC
私としましては、このスレの初期状態に戻すのが宜しいかと…
ストーリーを追っていくのは多数いる書き手さんのシンクロ状態が
良好じゃないと…その…簡単に破綻するのがわかりましたので…
テーマを決めるのではなく主人公だけ決めて、後は書き手さんの
思うが侭に書き連ねていくのが良いかと思います、そうすれば去った
書き手さんも次第に集まりだし、スレの活気も戻るのではないかと…
366 :
名無しさんだよもん:02/07/18 10:18 ID:24g4Sni3
そうだぬ、俺も微力ながら手伝わせてもらうよ。
367 :
一書き手:02/07/18 10:24 ID:6S9k8AJO
すまん、おれどろろの選択肢つくった奴なんだけど。
やっぱりこのままじゃ書きづらい。
破綻のもとになったおれがいうのもなんだけど。
>>365の言う通り、初めのなんでもありの頃に戻すのがベストだと思うな。
いや、ストーリーものも楽しかったけどね。
面白い展開になってきたと思ってたんだけどなあ・・・残念。
まあ、料理物は知識ないと辛いからなあ・・・。
#この板が同人板みたく女性率や物書き率が高いと何とかなるんだろうけれど、葉鍵だしな・・・。
>シンクロ率
と言うより各作品に対するプレイヤーと書き手の作品認知度によるんだろうけれど、
キャラそのものは書き手さんのキャラ説明で十分対応できるはず。
柳川ネタとか正直最初サッパリ判らなかったけど、
読んでいくうちにキャラや作品の違いなんとなくわかったし・・・。
#やらん人間にとって、痕と雫とMOONの違いって良くわからんのよ。
これって書き手さんがきっちりキャラの特長掴んで
知らん人にも判るように肉付けしてるって事だよね。
原作がしっかり肉付けされてることもあるんだろうけれど、
あれだけ判りやすかったって事は、それだけこのスレ在住の書き手の質が高いって事だ。
という事で、材料=元ネタのゲームも十分、
料理人=書き手の料理の腕も十分、
客=プレイヤーの味わい方も十分。
このスレならまだまだ良い物が出来る。
気取り直して頑張りましょ。
問題はネタに専念されずにストーリーをいかに原作に基づかせつつ、オリジナリティを含ませるか
難しいとは思うが、職人は一人ではないのだ
がんがれ
うーん、強引にラブコメ路線に連れて行ったのですがねー…いやはや。
実は初めて国崎を登場させたのも自分だったり。
何気にあの頃から詩子さん×最高の流れを狙っていたのでした(w
リスタートに関してはやむなしかと。
自分も料理はド素人なのでそーゆーシーンは書きづらかったですね。
googleで検索かけた料理のレシピを手許にビクビクしながら書き込んでいたあの夜。
今となっては「まったく何やってんだか(w」という思い出です。
この物語が続けばどうなるのかは興味の尽きないところではありますが…。
もう一度ゼロからやり直して、また物語を作って参りましょう。
某も微力ではありますが、このスレに尽力いたす所存です。
えと、大分意見も出揃ってきたみたいですね…
現時点では、リスタート敢行と言う事でまとまってきている
ようですが…
リスタートして宜しいのでしょうか?それとも、もうしばらく
意見を募る方が宜しいのでしょうか?
私個人では判断つきかねますので、意見の方宜しくお願いします
373 :
名無しさんだよもん:02/07/18 12:07 ID:fTUL74RK
このテの事はあんまうだうだ話し合っても縺れるだけなのでスパッと次の話に移行しては。
(中略)
「さあ、行こうか詩子」
「うん!」
「「明日に向かってレッツらゴー!!!」」
鉄鍋の詩子〜完〜
名無し先生の次回策にご期待ください。
次週からは「名称未設定(仮)」が始まるぞ!
雅史「やあみんな、懲りずにもう一度スタートしてみることにしたよ
とりあえず今の気分はどんな感じ?」
A 昔に戻ってみるのもいいよね。
B やっぱり平凡に今を生きようよ。
C 未来、って響きには浪漫があるよね。
D みんなファンタジーは好きだよね。
Dでpls
375 :
名無しさんだよもん:02/07/18 12:29 ID:fTUL74RK
やあみんな、僕の名前は佐藤雅史。
今日も勇者を名乗って適当な女の子と男の子を引っ掛けていたところ、いきなりお城に呼び出しをくらっちゃったわけさ!
んで、王様にいきなり。
「おおまさしよ、わたしのむすめがわるいまじょにさらされてしまった。どうかたすけだしてほしい」
ここで普通なら問答無用で旅に放り出されるところ。だけどね、このスレは選択形式なんだ。
A 「了承(1秒)」
B 「報酬は?」
C 「断る」
D 「誰か他の人に頼んだら?」
ファンタジーか・・・・・まあ、葉鍵にはファンタジーを地で逝く人もいるし書き易いね。
Bだな
「もし わしのむすめを たすけだしたならば
世界の半分を まさしに やろう。
どうじゃ?
むすめを さがしてくれるか?」
A 「はい」
B 「いいえ」
雅史が主人公か・・・・楽しそうだ(笑)
職人さんがんがれー
380 :
名無しさんだよもん:02/07/18 14:59 ID:24g4Sni3
基本はBで
娘を嫁にすることを許可するならAで
敢えてBで。
娘が美人なら据え膳と世界の半分と両方頂いて、
そうでなくとも世界の半分、か。
なかなか美味しいかも
「いやです(爽笑)」
「何ィ!?」
「いやです」
「何を望む、雅史よ・・・」
A、浩之
B、琴音
C、娘(誰かは不確定)
そこでAを選び混乱させてみる
385 :
名無しさんだよもん:02/07/18 15:27 ID:kRhkPpN3
もうここはcで
(だれだろう)
「僕は浩之がホスィ(゚Д゚)」
「・・・よかろう。その男を連れて旅をするが良い。娘を頼むぞ!」
雅史は浩之を仲間(?)にした。
「まて(゚д゚)ゴルァ!! どういうことだ!」
「落ち着いてよ浩之。僕たち友達じゃないか」
「その笑顔を近づけるなッ! 来るなッ! オイッ!ヒィィ!(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
というわけで2人は旅に出る・・・おっと、その前に準備しないとね。
A、街で情報収集
B、更に仲間を集める
C、俺達のアビリティはなんなんだっけ?
D、何も要らん、本能の赴くままに
ギャグになっちないそうな悪寒・・・スマソ(;´Д`)
不評なら帰って首吊りまふ
なっちまいそうな、だし(誤字
唐揚げ食ってお詫び。
(゚Д゚)ノ0
>387
だがそれがいい
Dで
「僕たち以外に何が必要なのさ、ハハンヽ(´ー`)ノ」
「うう・・・(TДT)」
「さて、どこから行こうか・・・」
A、北の酒屋
B、東の洞窟
C、南の海へ
D、西の来栖川王国
>>389 ありがたう・・・神が来るまで漏れで暇つぶししててくれぃ。
まずはAでレベルアップした後にDだ。
「チッ、しょうがねェ。報酬は山分けだからな?」
「ウン、わかってるよ。ついでに浩之にはボクの後ろもあげるよ」
「((;゚Д゚)ガクガクブルブル 」
とりあえず俺達は
>>391の言うコトに従い、北の酒場でレベルアップすることにした。
だが………
「なあ……」
「なんだい? 浩之」
「酒場でどうやってレベルアップするんだ? せいぜい情報集めるか、仲間が増やせる、ってところじゃないのか?」
雅史は相変わらずのあのムカつく笑顔で答えた。
「なんとかなるよ」
やがて、北の酒場にたどり着いた俺達が見たものは……
A レベルアップのチャンス! 魔物に襲われる酒場。
B 店の前で喧嘩をしているメガネと太眉毛だった。
C 食い逃げがどうたらこうたらでフクロにされている少女だった。
D ただの安売りだった。
ゲッ、名前消すの忘れてた。忘れてくれ。頼む。
394 :
名無しさんだよもん:02/07/18 17:26 ID:MO5+epSj
B
「同人誌には愛や! 愛が必要なんや!」
「うっさいわね温泉パンダ! アンタに売れない悲しさがわかるの? こみパで2部しか売れなかった悲しさがわかるの!?」
……店の前では、小うるさい女が喧嘩をしていた。
「あははっ。修羅場、ってやつかな?」
「このままでは店に入れないな……」
A 調停する。
B こいつらをシメてレベルアップする。
C 見た目は悪くない。襲う。
D 終わるまで見てる。
早ッ!!
勢いが戻ってきはじめたとみていいのか!?
Bです
cとかどです?
399 :
名無しさんだよもん:02/07/18 17:41 ID:24g4Sni3
シメた後は「仲間になりたそうに(略)」をキボン
「よし、雅史、こいつらをシメてレベルアップするぞ」
相変わらず雅史は笑顔で
「あははっ……犯してもいい?」
「まぁ、本来の目的の邪魔にならない程度ならな」
「それじゃあ、ボクはアッチの気の強そうなマユ女でいいかな? 一回ああいう生意気なタイプを調教してみたかったんだ」
「なら、俺はこっちのメガネだな。……メガネか。ま、いっか」
「じゃあ、行こうか。イチ、ニの……」
「さん〜〜〜っ」
俺達は跳躍し、女達に襲いかかる。
なに、所詮非力な女。しかもお互いに注意が向いている。レベルが低いとは言え俺達にも簡単だった。
「ふみゅ〜〜……なによあんたら〜〜?」
「ふ……不意打ちとは卑怯な……」
「あははっ。勝てばいいんだよ。勝てば」
200の経験値を得た!
50万円を手に入れた!(売り上げ)
詠美の原稿を手に入れた!
浩之はレベルが上がった!
雅史はレベルが上がった!
さて、と……
A とりあえずこの酒場、「備愚祭斗」に入ってみる。
B 宿屋を探す。
C 思ったよりも大量の金が手に入った。武器屋を探す。
D 金がある? ……遊郭に行こう。
Bで・・・
ふぁ〜あ、なんか今日は疲れちまったな……
「おい雅史……って雅史、何やってんだ?」
「あははっ。さあ、泣けよ。叫べよ。そして絶望しなよ。自分の口で言うんだ、『ご主人様、お願いします』って……」
「ふ、ふみゅ〜ん……タスケテ」
……調教中か……
「おい雅史!」
「お、っと。どうしたんだい浩之?」
「今日はもう疲れた。宿屋を探そう」
「なら、この娘を連れていっていいかな? 結構気に入ったよ。本格的な奴隷にしたいな」
「う〜〜ん……」
A 許可
B 拒否
C 俺も混ぜろ
D ていうかこんなアブない奴とは旅してられん。後ろからぶん殴る。
A
とりあえず次の書き手は主役を雅史に戻してみれ。
Dで人の道を
「・・・好きにしろ。でもあんま酷い事すんなよ」
「それは約束しかねるね・・・できるだけ善処するよ」
「(;´Д`)」
浩之の了承も貰ったし、一人仲間が増えた。
浩之のほうの眼鏡っ子はもういない。
浩之は変なトコで善人だなあ。
それがいいんだけど。(゜¬゜)ジュルーリ
次の日
「ふ、ふみゅーん・・・お嫁にいけない・゚・(ノД`;)・゚・。 」
「あはは、いざとなったら僕が貰ってあげるよ」
「ふみゅーん」
「・・・お前、ほどほどにしとけって言ったのに・・・」
「したよ。休み無しで一晩中可愛がっただけだし」
「(;´Д`)」
こうして僕らの仲間(?)が一人増えた。
彼女は大場詠美、同人作家の女王らしいけど・・・もう立場逆転だね。
さて、これからどうしようかな・・・
A、仲間を増やす
B、隣国の来栖川王国を乗っ取りにいく
C、そうだ、王女を探すんだった。情報集める。
Bで。
大庭、だ・・・スマソ。
エキセントリックな展開を期待しつつとりあえずC
「お前、一体名何考えてるんだ・・・」
「ハハハ、愚問だね。君以外に何を考えるのさ」
「(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル・・・で、なんでココに・・・」
「んー、まずは資金が必要だからね」
「ふみゅーん、私、お金ならあるのに・・・」
「君は黙ってなさい」
「ふ、ふみゅーん(TДT)」
さて、全面戦争だ・・・ッッッ!
A、パーティーのジョブを選択
B、全員肉弾戦でGO
C、銃兵器でも盗んでくるかな
とりあえずa
雅史のジョブを選択すれ。
A、「ロトの紋章」のアルスっぽく勇者
B、「るろ剣」の斎藤っぽく剣士
C、「バキ」の花山ばりに武道家
D、「ルパンV世」のごとく盗賊
なんか奇抜なジョブがホスィとこだ・・・どーしよ
ん〜個人的には雅史は笑顔のままマシンガン乱射って感じなんだけどw
ここはDでお願いします
「お前にピッタリだな・・・」
「あはは、銃は微妙に変わってるけどね」
「ホントはワルサーなのになんでお前はM1A4アサルトライフルなんだ・・・」
「文句が?(゚д゚)」
じゃこっ(銃口を浩之に)
「いえ、ないです(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
浩之のジョブを選択
A、魔法使い
B、ハンター(銃)
C、僧侶
D、
>>411の中から選ぶ
>>413 スマソ・・・一応無理矢理繋げてみた。
>>414 いや、ナイスです(w
アサルトライフル常時装備してる盗賊ってのも怖いなw
連続で選ぶのもあれだから次の方どうぞ
DのAで
「俺が勇者か・・・」
「まあ、妥当なトコだね」
「足を引っ張るなよ」
「僕の台詞だけど、何か?(゚Д゚)」
「すいません・・・(TДT)」
詠美のジョブを選択
A、漫画家(武器=ペン先他)
B、召喚師(ポチ召喚可能)
C、その他を希望(職業を明記スレ)
D、
>>411の中から選択
E、
>>414の中から選択
Cで逃げに入って・・・(;´Д`)
Cで娼婦
「ふみゅみゅ〜ん(TДT)」
「まあ、とりあえず後に下がっててくれな」
「返事は!? (゚д゚)」
「ふ、ふみゅん!」
「じゃあ、行こうか」
「気乗りしないけど・・・はあ」
いざ、来栖川へ
A、正面から堂々と
B、裏口からコソーリと
C、2手に別れて両サイドから
Aでどうでしょ
来栖川王国城門前──
「でけえな・・・」
「そうだね・・・ちょっと離れてて」
「?」
カチッ
ドォォォン!!
鉄で出来た門は吹き飛んだ。
「何をした・・・」
「C4を、ちょこっと(゚∀゚)」
「(;´Д`)もう戻れないな・・・」
とか言ってる間に来栖川王国の迎撃! 敵は・・・
A、マルチ量産型
B、守備隊長セリオ
C、第一王女芹香(+セバス)
D、第二王女綾香(+セバス)
プラスチック爆弾も持ってるのか…(w
Bでよろ
「ん、なんか出てきたぞ」
「アレは・・・ッッ!」
「知り合いなのか?」
「王国最新技術の結晶、人型戦略兵器セリオ!(゚Д゚)」
「お前なんでも知ってるな・・・」
「ちなみにスリーサイズは
「ナンデそこまで・・・」
「世界中の女のデータは既に 盗 ん だ 」
「(;´Д`)」
さてどうする・・・
A、マトモに戦闘
B、誘惑してみる
C、仲間になるかな?
失敬、スリーサイズをミスった。
セリオのスリーサイズは85/53/82なり。
Bな
「ここか・・・? ここがいいのか・・・?」
「ふあっ! お、お願いします、雅史様・・・」
「(;´Д`)俺はどーすりゃいいんだ・・・」
「ああっ! す、すごいですっ、雅史様ぁっ!」
「んっん〜、ほれほれ(゚∀゚)」
「(;´Д`)一応無事に進入できそうだが・・・」
「わ、私、もうっ!」
「イくのか・・・もうイくのか・・・?」
「(;´Д`)もう知らん・・・」
来栖川乗っ取り性交・・・もとい乗っ取り成功。
10億円手に入れた。
これからどーする?
A、王女を探さなきゃ・・・
B、金だ! 遊びにいこう!
C、セリオを10億で買い取るか(それを強奪という)
よーしBだ〜
そろそろ他の人にタッチしたほうがいいような・・・
一人で書いててもアレだし。
展開おかしくないか心配。
430 :
一書き手:02/07/18 20:37 ID:HnwHTJim
「浩之〜〜、遊びに行こうよ」
「おい、王女はどうすんだ?」
「いいのいいの、あんなのちょちょいと片付ければそれでおっけーだよ。僕盗賊だっし〜〜」
「雅史……元キャラのおもかげ全然ないぞ(;´Д`)」
そんなわけで僕たちは十億ぱっと使い切ることにした。
「そうだねえ、まずはこれで……」
A 女を買いあさる。(雅史選択)
B 私兵を雇う。(雅史選択)
C 来須川情報システムを利用して王女の行方を捜す。(浩之選択)
D 金をパクッて脱走。(大庭選択)
A
〜 奴隷市場 〜
「けっけっけ…よぉ雅史」
「あ、御堂さんこんにちは! 今日はどんな子がいるの?」
「いいところに来たな…今日はイキのいい女が4人もいるぜ?」
「わーいラッキ〜♪」
「おい雅史…おまえ、いつもこんなところに来てるのか?」
「嫌だなぁ浩之、ココに来るのは2週間ぶりさ、いやぁ久しぶりだなぁ」
「……………」
「さてと、どの子がいいかなぁ〜♪」
A、喋れない小さい女の子(300万円)
B、貧乏なため売り飛ばされた触覚娘(50万円)
C、誘拐されてきた酒場の歌姫(5000万円)
D、生け捕りにした天使(1億円)
Aだ
鍵キャラいないしここはAで。
Cはだれだ…?
Dはうぐぅだったのかな・・・。
俺もCがわからん。
そうか、うぐぅも考えようによっちゃ天使だね。
コリンあたりだと思ってた。
歌姫って言うと…志保?たけぇ!(w
>>437 ホワルバキャラだっけ・・・
未プレイだ、スマソ・・・
吊ってくる。
「じゃあこの子に決定っ!」
「!?(びくっ!)」
「けっけっけ…毎度あり〜、300万だぜ」
「おいおい…こんな小さい子を買うのか?」
「分かってないなぁ浩之。こういうまだ汚れを知らない子にイロイロ教え込むのが快感じゃないか」
「………俺には理解できんよ」
雅史は“奴隷・澪”を手に入れた!
「そうだ、浩之にも買ってあげよっか?どうせ浩之童貞でしょ?」
「う、うっせえよっ! いらねぇよバカっ!」
「ホラあの子なんてどうかな?」
「…あの黒髪ロングの子か?」
「あの子、酒場で結構人気があった歌姫なんだけど、
どうやら誘拐されて売り飛ばされたみたいだね」
「ひ、ひでぇ話だなぁ…」
「どう?あの子はなかなかの掘り出し物だよ、買ってみない?」
「バ、馬鹿言うなよっ! ンなことできっか!」
「でも早くしないと別の人が買っちゃうよ?」
「う…」
「どうする?買うの?買わないの?」
A、「買う」
B、「買わない」
C、「俺的にはあっちの50万の子のほうが…」
D、「雅史がいればそれ以外何もいらないよ」
C!!!
>>437 同じく未プレイだから全く思いつかんかった。
正直スマソ。
「俺的にはあっちの50万の子のほうが…」
「(゚Д゚)ハァ?」
「…な、なんだよ」
「浩之って趣味悪いね。あんなしなびたキュウリみたいなの買うの?マジで?
ボクなら金もらっても突き返すけどね、あんなの」
「う、うるせぇなっ! しょーがねーだろっ!」
「ま、奴隷なんて使い捨てだしね。僕なんか10日おきに死んじゃうからお金の消費が激しくてさ」
「…………」
浩之は“奴隷・理緒”を手に入れた!
「で?これからはどうするんだ?」
「そーだなー…」
A、とりあえず宿で奴隷の貫通式
B、賞金稼ぎ
C、ソーモンへ
D、王女を助けに行く
A。もうどんどん壊れてしまえ(w
444 :
440:02/07/18 21:35 ID:xMeJfoRh
B
「さて、早速この奴隷ちゃんにご主人様のイチモツをぶち込んであげなくっちゃ」
「またか…」
「浩之も頑張れよ〜」
「お、おう!」
バタン!
「さて…」
女の子はスケッチブックを取り出し、そこへ文字を書き出した。
「あ、そっか。喋れないからそうやって言葉を伝えてるんだね」
「(こくこく)」
「でもね、奴隷の言葉なんて僕は聞きたくもないんだ」
「!?」
僕は女の子からスケッチブックを取り上げ、女の子をベットに押し倒す。
「それじゃあまずは…」
A、しゃぶってもらう
B、処女をいただく
C、後ろの処女をいただく
D、嫉妬に燃える詠美に後頭部を殴られる
d
んー……嫉妬なんて感情がなんで発生するんだろ?
448 :
一書き手:02/07/18 21:46 ID:HnwHTJim
漏れもおもた。
恨みこそあれ嫉妬など生まれるはずもないと思うが。
調教されて雅史命みたいな感じに…かな?
「あ…う…うう〜ん、藤田く〜ん……」
「っ…理緒…ちゃん……っ!」
ガッ! ドゴッ!
部屋で普通に理緒ちゃんをいただいていると、突然雅史の部屋からにぶい音が聞こえた。
「……理緒ちゃん、ちょっと待っててくれ」
「え〜……もう少しだったのにぃ〜〜」
「また後で可愛がってやるから、さ」
……雅史め。一体どんなヤバイプレイをしてるんだ? あんなスゲェ音が聞こえるとは…
そ〜〜っと中を覗きこむ。
……ゲッ! 雅史が……血まみれで倒れている……詠美!? 詠美がやったのか!?
A 詠美をふんじばる。
B よくやった、とねぎらう。
C 死体処理を手伝う。
D 血の海の中、二人を犯す。
cきぼんぬぅ
Cで。
A
「おい、詠美」
ビクッッ!!
「お前……」
「ち……違うのよ! 私は、私はそんな、こんなああ、違う、違う……」
「落ちつけ!」
俺は詠美を壁に押し付ける。
「よくやった……これでいいんだ。これで全てが丸く収まる。お前達も奴隷の身分から開放され、俺もヤツの狂気から逃れられる
さあ……死体を処分するぞ」
「ふ…ふみゅ〜〜ん」
『………』
澪は、血の海の中、雅史の死体を一生懸命ゆさぶっていた。
A 埋める
B 沈める
C 解体する
D 専門業者に頼む
Cで
「いいか、詠美。ヘタに死体を動かしても以外に人の目とは多いものだ……かといって、専門業者に頼むと金もかかるし
弱みも握られることになる……俺達で解体するぞ。人手がほしい。隣の部屋から理緒を呼んで来い」
「は……はい!」
「いいか、重要なのは顔と手だ。とりあえずこの二つは残しておけ。あとで念入りにバラす。それ以外は街中のゴミ捨て場にバラバラに置いて来い
……急ぐぞ。腐り出したら回りにバレる。時間が勝負だ!」
「ふ…ふみゅ〜ん……」
「まさか……こんなことになるなんて……」
『……あの、新しいご主人様? これからどうするの?』
「……お前達はもう自由だ。好きなところに行くがいい。……別に俺に着いてくるのも構わんがな」
俺は……
A 初期の目的通り、姫を救い出す。
B しばらくは冒険者として身を隠す。
C 旅に出る。
D 金はあるんだ。平凡に暮らそう。
B
Bでおたずねものってのもいい!!
雅史が主人公じゃなかったのかYO!
Bで
まあ、ここまで鬼畜だととっとと消えた方が良いわな(w
#あとでいかようにでも復活できそうだしな、この雅史の場合(爆)
某吸血鬼の姫のように後でひょっこりと出てきそうだな(w
解体って17分割!?(板違いスマソ)
俺はしばらくこの街で冒険者として身を隠すことにした。
なに、冒険者って連中はもともとイリーガルな存在だ。俺なんかよりよっぽど悪どい連中はいくらでもいる。
……いや、性格には「俺達」だな。
結局あの四人も着いてきた。行く場所が無いそうだ。
俺達が酒場で冒険者ギルドへの登録をして依頼待ちの態勢に入った数日後、初めての仕事が来た。
それは……
A 廃墟に巣くうモンスター退治
B 商人の護衛
C 遺跡の宝物発掘
D 重要書類の配達
D!
>>463 四人って・・・?
理緒、澪、詠美だけじゃなかったっけ?
#由宇は結局酒場で逃がしてるし
書き間違いでしょ。たぶん。
>>462 >解体って17分割
やっぱり同じ事を考える輩はいるものですね(w
まー、雅史なら「僕を殺した責任(以下略)」くらい言っても驚きませんが。
重ね重ね、板違いでごめんなさい。
>>465 いや、雅史があとで現れるフラグかもしれん(w
『そういえばあの時・・・4人いた!?』みたいな(w
職人さんの考えてたネタを
文字レスで横取りするからな!
どうだ、悪だろう!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧
(・∀・∩)
(つ 丿
( ヽノ
し(_)
「この書簡を某氏に届ける。これが俺達の初仕事だ」
「なぁんだ、単なる郵便配達じゃない。楽勝〜」
詠美は雅史の死後、ようやくいつもの明るい自分を取り戻しつつあった。
「そんな風に余裕こいてると、ドジ踏むぞ」
「(゚Д゚)ハァ?アンタ、なに偉そうなこと言ってのよっ! パーティーのリーダーはこのあたしよっ!」
「なっ!? 勝手に決めるなっ!」
少し、高飛車になってしまったが…
そんなやりとりをしていると、隣の澪が俺に何か言いたそうに見つめていた。
「ん?どうした澪」
澪はスケッチブックに一言だけ書いてよこした。
『誰かがずっと後をつけてるの』
「ホントか?」
澪はこくこくと首を縦に振った。
「あっ! アレっ!」
それと同じに、理緒ちゃんが何かを見つけて指差した。
その先にいたのは―――――
A、強化兵空戦試跳体・雅史
B、メタルバイオサイボーグ・ムァサシ
C、HMX−MASASHI
D、エビバーガー
あえてd
472 :
名無しさんだよもん:02/07/18 22:49 ID:9WPeogCL
D
「いいかみんな。無駄なツッコミはよそう。とりあえず、この『意味不明なモノ』をどうするか。
それが問題だ」
エビバーガー は 仲間になりたそうにこちらをみつめている!
A 食う
B 放っておく
C 連れて行く
D 闘う
c c c
エビバーガー が 仲間になった!
「……まぁいい。さて、旅に出る前に全員のジョブを決めないとな。
これは個人的な意見だが、ある程度ジョブは固定化した方がいいだろう。あんまポンポン変えても
物語に面白みが無くなる。ま、全ては後の職人さん次第だがな」
『藤田君?』
『何言ってるの?』
浩之のジョブ
A 戦士 B 剣士 C サムライ D モンク
詠美のジョブ
A 弓使い B 竜騎士 C アマゾネス D バーサーカー
理緒のジョブ
A 黒魔法使い B 召還士 C 赤魔道士 D 白魔法使い
澪のジョブ
A 黒魔法使い B 白魔法使い C シーフ D ニンジャ
エビバーガーのジョブ
A パラディン B ニンジャマスター C ウィザード D バトルマスター
エビ強!!!!!
浩之 C
詠美 A
理緒 D
澪 D
エビ C
ついでに、「召還士」じゃなく「召喚士」ね(w
普通にバランスいいな
パーティくらいはマトモにやらんと書きづらいかと思ってナ。
マトモだと余計に書きづらいか知らん?
「オレ、昔っからチャンバラ好きだったんだよな〜♪」
「なんでくいーんが援護役なのよぅ!!」
『・・・速く動く自信がないの。でもがんばるの。』
「さて、行こうか。」
「・・・ん?誰だお前!!!」
「エビだが、何か?」
「・・・。」なんでしゃべってんだよ・・・。
この気色悪いエビをどうする?
A.頭はよさそうなのでそのまま仲間にする
B.殺!!!
C.食す
D.無視
A
しまった・・・理緒忘れた・・・。
首吊ってきます・・・。
返事はあるが、ただのエビバーガーのようだ。問題無いだろう。
「わかった。着いて来い、エビバーガー」
「承知」
「んじゃ、出発〜」
だが、後ろから声をかけられる。
「待たれよ、浩之殿」
「どうした? エビバーガー」
「拙者、エビバーガー故に歩けんのだ」
しばらく沈黙が辺りを包んだ。
「しょうがない。お前は俺が運ぼう」
「ねえ藤田君」
今まで黙っていた理緒ちゃんが口を開いた。
「どうした?」
「その某氏は、どこにいるの?」
A 北の街「樺音」の倉田家
B 某骨董品屋の店主
C 温泉街の大旅館
D 海辺の街の病院
「そう、それでいい…君は正しい選択をしました」
「てめぇ…タダのエビバーガーじゃねえな!?」
「そう、私の正体は―――――」
A、キレーなねーちゃん
B、渋いオジサマ
C、敵の刺客
D、生きたエビ
485 :
484:02/07/18 23:16 ID:LR075McS
うわ…初めてダブった…忘れてくれぃ
A行こう!!
ところでエビバガってナニ?
「ええと……北の街の『樺音』ってぇところにある倉田家に届ければいいみたいだな」
『あのね』
『寒いのはニガテなの』
「北かぁ…一回スキーに挑戦してみたかったのよね」
「スキー……は……高いから……」
「拙者、エビ故にスキーは出来ぬ」
いやぁ、いい天気だなぁ……まるで雅史を解体した日が夢のようだ……
(くいくい)(くいくい)
ん?
見ると、澪ちゃんが俺の裾を引っ張っていた。
「どうした? 澪ちゃん?」
『あのね』『敵なの』
てれれれれれれ………♪
グレーターデーモンが現れた!
アークゴーレムが現れた!
レッドドラゴンが現れた!
死神の尖兵が現れた!
「ちょ、ちょ、ちょ……ちょっと待てェっ!!!」
A なんとか闘う
B 一目散に逃げる
C 交渉する
D エビバーガーを投げつける
エビを挟んだハンバーガー・・・
が、オレがオリジナルキャラとして変えちまった・・・
ど う す れ ば い い ん だ 。
ん、D。
>>489 今回の流れはギャグだからそれでもいいのでは。
人間のオリキャラは引くけど。
「すまん、お前とは短い付き合いだったな・・・」
「浩之殿、何を考えて・・・」
「達者でなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
「そんな、殺生なことがぁぁぁ・・・」
ポ〜ン。
ピカーーーーーン!!!!!!!!
辺りがまぶしく光る。
そこに現れたのは・・・?
A.柳也
B.みさき
C.何故か変形すらしていないエビ
Cでえびを引っ張ってみる
「や、ヤバイっ! こいつらぜってぇ出るとこ間違えてる!」
『あのね』『大変なの』
「ど、ど、ど、どうすんのよタマ!」
「ライブラ……うん。勝ち目は無いね。絶対」
「浩之殿! 拙者を投げつけよ!」
いきなり俺のふところでエビが叫んだ。
「バ、バカ言ってんじゃねぇ! テメェなんぞ役に立つか!」
「疑うな! 今は拙者の言うコトに従え! さあ早く! 彼女らを殺したいのか!」
「……チッ、もうどうにでもなれやぁぁぁぁぁ!」
俺は全力で魔物の群れにエビバーガーを投げつけた。
パクッ
……レッドドラゴンの胃に収まった。
「バッカヤロォォォォォォォォ!!!!」
ドラゴンがブレスの態勢に入る。
「恨むぞ! エビィィィィィィィ!!!」
―――滅び行く魂に暗黒神の名を刻め! 始終の炎蘇らん! フレア!―――
ちゅどどーーーん!!
……ドラゴンが破裂した。
死体からはエビバーガーが現れた。
―――天空に輝く無垢なる光よ! 血にまみれし不浄を洗い流せ! ホーリー!!―――
……エビバーガーが呪文を詠唱してるよ。
残りの魔物が消し飛ばされた。
「……大丈夫だったか? 浩之殿」
「テ…テメェ、何者だ…!?」
「拙者は……グフゥッ!」
エビバーガーはいきなり吐血…じゃなくて吐ケチャップした。
「ど、どうした!?」
「ムウ……無理をしすぎた……どうやら拙者の旅はここまでらしい……」
「しっかりしろ! エビ! エビィィィィィィィッッ!!!」
「ひろ、ゆき、どの……彼女らを……守って……やって……」
ボトリ。
エビが、パンの間から落ちた。死んではいたが、その表情は満足そうだった―――――
「エビィィィィィィィィィ!!!!!!」
青空をエビとの数々の想いでが通り過ぎ、消えていった―――――
A 埋葬する。
B 食う
C 先を急ぐ。
D その時、イカバーガーが現れた!
あ……失敗……しかも連続……
>>494 頼む、こっちを採用してくれ・・・。
鉄の掟反対〜(泣
いや、微妙に・・・
前例を作っちゃいかんと思う。
連携しているので構わずD
脳内補完でムリヤリ繋げてくれ・・・
>>497 書き手さんがそういうなら・・・495をDで。
503 :
コギャル&中高生:02/07/18 23:52 ID:52uvV5sR
「浩之チャマ、チェキィ〜♪」
その時、エビバーガーの死体から新たなモノが現れた。
「イカはイカバーガー♪ エビ兄チャマとは切っても切れない仲デシタ。
兄チャマのお願いで浩之チャマを手伝いにきたのデス〜〜」
「イカ?」
A 食う
B 放っておく
C 俺とエビの想い出を汚すな! 潰す
D 連れて行く
Dを選んだ場合、ジョブも選択してください。
1 すっぴん
2 見習い戦士
3 たまねぎ剣士
4 遊び人
505 :
名無しさんだよもん:02/07/18 23:53 ID:bkqKgKHI
Cかな
エビワロタ
しかし、目先の感情だけで選択はできない
「すまん、お前とは短い付き合いだったな・・・」
「浩之殿、何を考えて・・・」
「達者でなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
「そんな、殺生なことがぁぁぁ・・・」
ポ〜ン。
パクッ
……エビバーガーはレッドドラゴンの胃に収まった。
『ひとくちで食べられれてるの』
あ、あっけなさ過ぎる。
「バッカヤロォォォォォォォォ!!!!」
ドラゴンがブレスの態勢に入る。
「時間稼ぎにもなりやしねぇ! 恨むぞ! エビィィィィィィィ!!!」
だがその時……
「ま、眩しい」
「何よ、何よ〜!?」
辺りがまぶしく光る。
―――天空に輝く無垢なる光よ! 血にまみれし不浄を洗い流せ! ホーリー!!―――
天から降り立った光の柱に、ドラゴンがあっけなく灰へと還る。
現れたのは・・・?
C.エビバーガー
「え、エビバーガー!?」
生きていた、ヤツはドラゴンの胃袋の中で生きていた。
……ていうか、呪文詠唱してるし。
―――滅び行く魂に暗黒神の名を刻め! 始終の炎蘇らん! フレア!―――
エビバーガーの呪文で起きた突如の大爆発に、残りの魔物達もまとめて吹き飛ばされた。
「……大丈夫だったか? 浩之殿」
「テ…テメェ、何者だ…!?」
「拙者は……グフゥッ!」
エビバーガーはいきなり吐血…じゃなくて吐ケチャップした。
「ど、どうした!?」
「ムウ……無理をしすぎた……どうやら拙者の旅はここまでらしい……」
「しっかりしろ! エビ! エビィィィィィィィッッ!!!」
「ひろ、ゆき、どの……彼女らを……守って……やって……」
ボトリ。
エビが、パンの間から落ちた。死んではいたが、その表情は満足そうだった―――――
「エビィィィィィィィィィ!!!!!!」
青空をエビとの数々の想いでが通り過ぎ、消えていった―――――
A 埋葬する。
B 食う
C 先を急ぐ。
D その時、イカバーガーが現れた!
ムリヤリつなげてみた。
スレ汚し済まない。
「イカバーガー、気持ちはありがたいが…俺達はエビバーガーとも思い出を汚したくないんだ」
「そ、そんな…」
「分かってくれ…」
俺達はエビバーガーという尊い仲間を失った。
無事に任務は達成できたが、メンバー達の表情は曇っていた。
俺達は、エビバーガーの死を無駄にしたくない一心で―――
A、バンドを結成した。
B、漁師になった。
C、七英雄を倒す旅に出た。
D、ハーレムを作って一生遊んで暮らした。
B
C
「浩之っ! 10時の方向にナブラっ!」
「来たなっ! 大マグロの群れだっ!! 澪、マグロの鼻っ面へ船を寄せろっ!!」
俺達はエビバーガーの故郷の海で漁師をすることにした。
幸い、ここの漁場は潤っていて漁獲量もいい。
この大マグロを釣り上げれば当分は食っていける。
「理緒ちゃんっ!! 仕掛け投下っ!!」
バシャバシャ…
生きたカツオを付けた釣り針と糸が海面に消えてゆく。
奴らがかかるまでもうすぐだ。
「わはは! 大漁大漁っ!!」
「これで当分はゴージャスな生活がエンジョイできるわねっ!」
「あんまり無駄遣いするなよ」
『お寿司にするの』
「大マグロ…貧乏な私には無縁だと思っていたのに(ジュルリ…)」
「フフ…マグロに混ざってとんでもないものがいることも知らずに」
「だ、誰だっ!?」
マグロの中から現れたのはっ!?
A、雅史
B、人魚(逃がした魚仕様)
C、人魚(水戦試跳体仕様)
D、スービエ
Cで。
516 :
名無しさんだよもん:02/07/19 00:20 ID:5q28A5fK
Cかな?
D。つーかスービエって……?
>>517 ロマサガ2に出てくる七英雄の一人だと思われる。
>517
逆さまから読め
520 :
一書き手:02/07/19 00:31 ID:tgArtFwT
俺達はエビバーガーの死を無駄にしないためにも、イカを海に連れて行きがてら漁師になった。
だってそうだろう?
奴は死ぬまでエビバーガーだったんだから……
地引き網を漁師仲間と引っ張っていると、理緒が呼びに来た。
「浩之さーん、そろそろ休憩にしませんか?」
「おう、今行く」
ふんどし一丁で真っ黒に日焼けした俺は、ひと周りでかくなったとよく言われる。
夜も三人相手にしても一行に平気な身体になっていた。
理緒とならんでお茶していると、おしゃべりとともにはねる触覚がかわいい。
ああ、なんかこのまま漁師として一生を終えるのも悪くないかな……
三人の嫁とたくさんの子供に囲まれて……いつか一族総出で鯨を捕るんだ。
そいつは白鯨で……
……おや?
なにを考えてるんだ、俺は。確かやることがあったはずだが?
A 姫を救出
B 網元に挨拶に向かわなければ
C 帰って乱交
D 歌姫救出
リロード、ね……
522 :
一書き手:02/07/19 00:32 ID:tgArtFwT
リロード忘れ。鬱……
どうでもいいがエビが主役じゃまずいだろ。
浩之か雅史の降臨をキボンヌ。
>>523 だがしかしエビはとっくに死んでいると言ってみる。
微妙にまた食い物系へと走っているような。
海は加山雄一に言われるまでもなくいいもんだとは思うが、
その設定で続くのか・・・?
まあ、続けられそうになくなったら夢オチ辺りで話し戻せばいいだけの話なんだけど。
#でも雅史の復活はもうしばらく勘弁・・・(苦笑)
俺的には、
>>520みたいな戻し方でもいいと思う。
てか、王女…
ここらで
・大原則として「早い者勝ち」です
・職人さんは書き込む前に「リロード」推奨です
・たとえ本人であっても選択肢の修正は「無効」です
・荒氏流入を防ぐためsage進行です
・原則は「早い者勝ち」ですがあまりに酷い展開には、特例
「リコール」が適用される事もあります
を思い出してw
職人さんがんばって〜。
誰彼か……
529 :
名無しさんだよもん:02/07/19 02:34 ID:5VL6P+c1
誰彼はわからんなぁ
530 :
パイの魅学園:02/07/19 02:34 ID:511Fnmwc
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミ
/ ,――――-ミ
/ / / \ |
| / ,(・) (・) |
(6 つ |
| ___ | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| \_/ / <
http://csx.jp/~madrix/ /| /\ \__________
Aで。
>>514の続きだろ?
Cで選択肢きまってるやん。
「フフ…こんなところで悠長にマグロ漁か?いいご身分だな」
ずるり…
マグロをかき分けて出てきたのは水着姿の女だった。
手には短刀を携えている…スキを見せれば俺達全員を一瞬で殺れそうな凄みだ。
「おまえ…一体何者だっ!!」
「人魚だ」
「…………」
「…………」
「…ツッコんでいいのか?」
「? 何を言っているんだ?私は人魚だ、見て分かるだろう?」
どうやら、この女は本気で自分が人魚だと思い込んでいるらしい。
精神的疾患の一種か、はたまた新手のジョーダンなのか、俺には分からなかった。
「で?その人魚さんが何の用なんだ?」
「うむ、実はだな…」
A、魔王・雅史を倒してくれ
B、王女を救ってくれ
C、歌姫を救出してくれ
D、私と結婚しろ
A
「ばっ、馬鹿な!?水中でこの私が捕まるだと?」
「まさか貴様らは・・・奴の手先か!?」
「い、いや俺達は単なる漁師で・・・」
「違うとしても私の姿を見た以上、生かしては置けん!」
「死ねぇっ!!」
水戦試跳体「岩切」が襲い掛かってきた。
どうする
A:取りあえず説得
B:あぼーんする
C:おっぱいもみもみだ!
D:縛ってしまう
↑のは忘れてくれ・・・
「お前らに倒してもらいたい輩がいるんだよ、浩之君?」
「何故俺の名前を!!!!」
「そんなことはどうでもいいことだ。」
「どうでもいいって・・・。」バリバリ怪しいじゃねぇか。
「マサシと呼ばれる少年を知っているな?」
「・・・。」 バレてるな。
「お前らがこんな所で遊んでいる間に彼は魔王となった。」
「!!!!!」
「・・・全てはお前たちのせいなんだ。彼は苦しみ、果てには魔王となってしまった・・・。」
「あいつが苦しんでた?ハハッ、馬鹿な。あそこまでお気楽に生きてたアイツが・・・」
「・・・真実を聞きたいか?」
A.聞く。
B.聞かない。
A
539 :
名無しさんだよもん:02/07/19 22:34 ID:V9kARSlX
雅史の目的ってやっぱ浩之なんだろうな、
だって前の選択肢でそう選んだから
復活が早すぎます(w
541 :
名無しさんだよもん:02/07/19 23:07 ID:L4nFFvmM
まだ不完全とか、
しかし勇者から魔王っていうとライブアライブだなぁ
「聞かせてくれ」
「いいだろう…むかしむかし、私の国…人魚の王国に悪い医者がいました。
その医者はとても嫌な奴なので人魚の国のお姫様が追放してしまいました。
悪い医者はお姫様を逆恨みし、お姫様の美しさを妬み、復讐するためにある人間の組織片を培養しました…」
「……それが雅史だってのか?」
「その通りだ。そして今、人魚の王国は雅史と悪い医者によって制圧されつつある…
つか、誰だっ!?雅史の肉片を海洋投棄したバカ者はっ!!」
ぎくっ!
岩切の怒声に反応して飛び跳ねたのは―――
A、詠美だった
B、澪だった
C、理緒ちゃんだった
D、俺だった
Dしかない
ぎくっ!
そ、そうだ…俺はあの時―――
(回想)
「あー…もういい加減ゴミ捨て場巡りは飽きてきたなぁ…」
そこへ手頃な海辺があったんだ…
全てを覆い隠してくれそうな綺麗な海…
そして俺の手には雅史の小指…
「ま、いっか」
ぽーーーん
ひゅ〜〜〜〜〜〜…ぽちゃ。
あの小指のツケがこんなところで出てくるとは…
「…貴様か」
「あ、あああああれはちょ、ちょっとした事故でぇ…」
「うるさい! ついて来いっ! 責任をとって私と戦え!! 人魚帝国を奪還するのだ!!」
「え?ちょっとまってくれえ!!うわわわ落ちる落ちるぎえーーー!!」
ぼちゃん。
俺は岩切に引っ張られ海へ引きずり込まれてしまった。
それより、俺が心配なのは―――
A、俺とお前だけで大丈夫なのか?
B、残していった女の子達が心配だ
C、岩切の手って…柔らかいな
D、酸素…
Cに行くんだ節操無しめ(w
「い゛わ゛き゛り゛の゛…ごぼぼっ!?」
俺が最高の褒め言葉を投げかけようと喋り出したら、口の中に海水が入りこんできた。
当たり前だ。
海中だということをすっかり忘れていた…
「っぱぁっ!!」
「馬鹿者がっ! 人間が海中で喋れるわけなかろう!!」
「じゃあ俺は戦えねーじゃねーかよっ! 俺は人間だっ! 海の底なんかに行ったら死んじまう!」
「……ひとつだけ、方法があるんだが…」
「なんだよ」
「いや…その……な、なんだ…私がいいと言うまで…目を瞑っていてくれんか?」
「(゚Д゚)ハァ?」
俺は―――
A、瞑ってやる
B、目を開けててもいいだろ
C、やってらんねぇ、船に戻る
D、何をするか説明してもらう
よし、Aだ。
「ったく、めんどくせーなー」
俺は岩切の言う通りを瞑ってやった。
「一体何すんだよ岩切ぃ」
「……………」
「オイ、岩き…ん?」
突然、俺の唇に何かとてつもなく柔らかくて温かいものが当たる。
しかも、俺の胸板にはそれ以上に柔らかく温かい双丘が…
ひょっとして…これは…
「もう…開けてもいいぞ」
「お、おう…」
「これでお前にも人魚の力が備わった…一時的にだがな」
「おい岩切、お前さっき…俺にキ―――」
「言うなっ!」
俺は紅潮した岩切の横顔を眺めなら海の一番深いところまで潜っていった…
「さて、そろそろ早期警戒部隊が来るぞ、一気に突っ切れ!」
「おう!」
やれやれ、ようやく敵が現れたぜ。その敵とは―――
A、アジとイカのミュータント
B、タラバガニのサイボーグ
C、量産型雅史
D、チーズあんシメサババーガー
D(w
好きだなぁ……
これ、GS美神にでてきたやつだよね。
「チーズあんシメサババーガー!?」
「そうだ、チーズの濃厚さとあんこの甘味、
そしてシメサバの酸味が絶妙なハーモニーを醸し出すぞ、気をつけろ!」
「な、なんだかなぁ…」
俺はどうもこのノリにはついていけず、適当にチーズなんとかをあしらうように突っ込んだ。
しかし、奴らは俺の想像をはるかに超えた力を秘めていた。
『チ!? チーズあんーーーー!!』
『シメシメ、シメサババーーー!!』
チーズあんシメサババーガーが何発もの衝撃波魔法を放ってきた。
「うわわっ!?」
俺はそのいくつかをマトモにくらって押し戻されてしまう。
もちろん、岩切も俺を放ってはおけず仲良く立ち往生してしまった。
「だから気をつけろといっただろっ!」
「わ、悪い…」
「ホラ見ろっ! 貴様が出遅れるから囲まれてしまったではないかっ!」
「ったく、めんどくせーなー…こーなったら―――」
A、思いっきり突っ込み中央突破。
B、簡易魔法で牽制しつつ包囲網を離脱
C、俺がオトリになり、岩切に仕留めてもらう
D、もう諦めて捕虜になる
Dですね。
「もーいいや。降参しまーす」
「なっ!?」
「だってーもともと人魚の国がどうなろうと俺には関係ないしー」
「き、貴様っ!! 軍人として恥ずかしくないのかっ!?」
「おれ軍人じゃないしー」
「くっ…もう勝手にしろっ!」
つーわけで、俺達は仲良くワカメでふん縛られて、
悪いお医者さんのもとへ連れて行かれることになりました。
「ま、俺は特に何もしてないからすぐ開放してもらえるな」
「……………」
「でも岩切は間違いなく極刑だね。がんばれよ」
「人事みたいに言うなゴルァ!!!!」
つーわけで連れて来られた玉座の間にいたのは―――
A、雅史
B、悪のお医者さん・石原麗子
C、悪のお医者さん・霧島聖
D、ナゾー
Cで。
C
聖たん(;´Д`)ハァハァ
「フフフ…いいざまだな岩切」
「……………」
「……………」
「なぁ岩切…なんだかすごい違和感を感じるんだが…」
「奇遇だな、私もだ」
「何でだろうなぁ」
「何かが場違いなんだろうな」
「捕虜のクセにうるさいよ」
聖は俺達の会話が気に触ったのか、青筋を立てていた。
…ふーん、本人も自覚はしてるんだ。
「まぁいい。ようこそ私の宮殿へ。岩切…いや、人魚帝国のお姫様」
「えぇ!? お前、お姫様だったのかぁ!? 似合わねー配役」
「うるさい!! 風の谷の姫様だってこんなものだろう!!」
「(゚Д゚)ハァ?ナウシカたんはもっと優しいよバーカ」
「き、貴様…」
「もういい、衛兵! 牢屋へぶち込んでおけ」
ガシャー…ン
「で?牢屋に入れられてしまったぞ、どうするんだ?」
A、「作戦通りだ」
B、「やっと二人っきりになれたね」
C、「どうすればいいんだ」
D、「参った、俺は参ったぁぁぁぁぁぁぁっ!! あはぁははははあああは!!」
Bだ 逝け!
「やっと二人っきりになれたね」
「は?? な、何を言っているんだ?」
「フッ、怖がらなくったっていいんだぜ子猫ちゃん…すぐ気持ちよくなるか―――」
「ふざけるなっ!!」
ドゴーーーン!!
バキャゴガシャーーーーーーン!!
俺は岩切にものすごい勢いで殴り飛ばされた。
その破壊力は俺が予想していたものをはるかに上回っていた。
ぶっ飛ばされた衝撃で鉄柵を突き破り、看守数名を蹴散らし、向こう側の壁に激突してようやく止まった。
「はーっ、はーっ…貴様という奴は、心底呆れ果てたぞっ!!」
「い…わきり…大丈…ぶ……これも作せ…ん……」
「何を寝ぼけたことを言ってるんだこのウスラバカっ!!」
「よく見ろよ…鉄柵……ぶち抜いただろ?」
「なに?あっ! 藤田を殴り飛ばした勢いで鉄柵に穴がっ!」
「チャ…ンスだ…ここで奇襲を…かけて……一気に…」
俺はクラクラする視界のなか、それだけ岩切に告げ、地下牢の出口へ足を進めた。
「なるほど、貴様は無用な先頭を避けるためわざと捕虜になったのだな」
「お…おう…」
「やはり貴様はただ者ではないな」
「さっきと言ってることが正反対なのは仕様ですか?」
「黙れ」
まだ少し、岩切のバンチのダメージが残る中、地下牢を後にした。
さて、これからどこへ行こうか…
A、一気に玉座の間へ
B、調理室へ
C、宝物庫へ
D、寝室へ
D
エロ方面へ流れようとするのを
ひらひらとかわすのが楽しいな
561 :
名無しさんだよもん:02/07/20 02:24 ID:cGjgb7Nq
「寝室キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! 」
「…何故寝室へ?」
「岩切、人が一番油断する時間は何をしている時だ?」
「場合によってだが、食事をしている時、用を足している時、寝ている時…」
「そう、つまり寝こみを襲う戦法さ」
「…卑怯だな」
「そんな悠長なこと言ってられねえだろ! こっちはたった2人なんだ、
城内に敵がいるっつーのにグースカ寝てるほうが悪いんだよ」
「なるほど、正論だな…」
「つーわけで、氏ねっ!!!!!」
ドスッ!
俺はベッドに横たわる女めがけてナイフを突き刺した。
俺のナイフは確実に―――
A、仕留めた
B、…いや、かわされた
C、これは…カラだ…
D、突然、敵が天井から降ってきた!
562 :
名無しさんだよもん:02/07/20 02:35 ID:a4D1uB7S
B!
「やったか!?」
「…いや、かわされた」
聖は間一髪のところで身をよじり、俺の刃をかわしていた。
「私も藤田君の意見に賛成だな。こんな時にのうのうと寝ているなど、愚かな首領のやることだ」
「チッ、起きてやがったのか…」
「それだけではない、君達がここへ来ると踏んで素敵な飾りも用意したぞ」
「飾り?」
「そうだ…きっと気に入ると思うぞ」
聖はそう言うと、指をパチンと鳴らした。
すると、薄暗い寝室が眩しいくらいの光に包まれた。
そして、その光の中心にはある人物がいた。
それは―――
A、雅史だった
B、詠美、澪、理緒ちゃんだった
C、あの歌姫だった
D、王女様だった
564 :
名無しさんだよもん:02/07/20 02:44 ID:a4D1uB7S
Cで
Cで。
「って、何でここにあの時の歌姫が!?」
そこにいたのは鮮やかな真紅の衣装を着た、鎖で繋がれた歌姫だった。
「すごいだろう?ちょうど陸の奴隷市場でいい歌姫が出品されたと聞いてね、高値で競り落としたのだ」
ちきしょう…まさかこんな奴に買われちまうとは…
俺はあの時、彼女も買っておけばよかったと、今更ながら悔やんだ。
「それにしても、この歌姫の資質には驚かされるよ…
わずか1週間足らずで、“水葬歌”を歌えるようになるとは」
聖は歌姫の頬をいやらしい手つきで撫でながら彼女の耳に息を吹きかける。
彼女はそれに耐えるようにぎゅっと目を瞑っている。
「水葬歌だとっ!? 貴様…正気かっ! あの歌は悪魔の歌だぞっ!!」
岩切が水葬歌という言葉を聞いた途端、目の色が変わった。
ものすごい剣幕で聖に詰め寄る。
「おっと、それ以上動かないほうがいいぞ。彼女の歌を聞きたくなければね」
「くっ…」
どうやら、俺達は圧倒的不利な立場に置かれているらしい…
「なぁ岩切、水葬歌ってなんだ?」
「我が人魚族に伝わる戦闘用の歌だ…その昔、人魚族と人間との間での戦争でよく使われた。
その言霊は全てを引き千切るほどの渦となり、そのメロディーは全てを押し潰すほどの水圧を創り出す…
何千年も前に忘れ去られた、血塗られた歌だ…」
「…だったらどうすりゃあいいんだよ、そんな歌を歌われちまった日には…」
「落ち着け、この歌の力を無効化する方法が三つある。
1つ、人魚族の血が混ざった水の中では歌は遮られてしまう。
2つ、歌い手を殺す。
3つ、歌い手を解放する。
以上だ」
「以上って、どれもとんでもなく不可能なモンばっかじゃねーかっ!」
「仕方あるまい…」
「どうすりゃあいいんだよっ!」
「貴様が決めてくれ、私もそれに従う」
「…お前、そんなこと言ってもいいのかよ…
もしかしたら、お前が死ぬかもしれないんだぞ?」
「覚悟は出来ている…」
岩切は下唇をぐっと噛みしめた。
「……それなら―――」
A、岩切の血を使わせてくれ
B、歌姫には悪いが…
C、あの鎖をぶち切ってやる!
D、逃げる
B。
569 :
名無しさんだよもん:02/07/20 03:37 ID:cGjgb7Nq
「歌姫には悪いが…」
「……そうか、思い切った決断だ」
「岩切は後ろで援護してくれ、俺が仕留める」
「分かった」
聖と歌姫は密着している。
それに、周りは既に衛兵共が取り囲んでいる。
つまり、俺達に残された道は…自分が死なないために、自分を殺そうとする者を先に殺す…
もはやこれしないんだ…
しかし、あの女…聖がやすやすと歌姫を殺させてくれるわけがない…
…何て言ったって彼女は唯一の攻撃の要…
いや、違う。聖の切り札はあくまでも雅史だ。
じゃあ歌姫は一体何の為に?
ん??
俺は歌姫の口が声も発していないのに小さく動いているところを捉えた。
何て言っているんだ?目を凝らしてよく見つめる…
こ、これは…
A、「オ・ネ・ガ・イ・ハ・ヤ・ク・コ・ロ・シ・テ」
B、「ワ・ナ・ヨ・ワ・タ・シ・ハ・ウ・タ・エ・ナ・イ」
C、「ヒ・ロ・ユ・キ・ウ・シ・ロ・ウ・シ・ロ」
D、「ニ・ク・マ・ン・タ・ベ・タ・イ」
Aと言いたいところだが、ドリフ派としてはCで(w
ユキ…シロ…
雪…白?
いや、違う…
ロユキ…ウ…シロ…シロ
ヒロユキ…ウシロ…ウシロ
浩之〜っ!!後ろ後ろ〜〜!!
「そこかぁっ!!」
俺は真後ろへ反転し、ナイフを振りかざした。
見るとそこには、あの時と何一つ変わらない雅史がいた。
「やあ浩之、久しぶりだね。
本当は、あの歌姫をオトリにして、僕が背後から浩之を仕留める手順だったのに…
ちゃんと見抜いていたんだね。さすがは浩之だよ」
雅史は久しぶりに会ったのがそんなに嬉しいのか、
目を爛々と輝かせ、声まで跳ねあがっていた。
「俺の力じゃねーよ。あの歌姫さんが俺に教えてくれたんだよ」
「へぇ…」
雅史はちらっと歌姫と聖のほうへ目をやる。
「フン…もう少しだったのに」
ガッ!
「あっ!」
奇襲に失敗した聖は悔しそうに歌姫を蹴倒した。
「なるほど、水葬歌なんて最初っから教えてなかったわけか…」
俺は聖をせせら笑うように言ってやった。
「いや、ちゃんと教えたさ。…だがな、この女は憶えが悪過ぎなんだっ!」
「だ、だって…この歌…難しい言語だし…メロディーもすごく複雑で―――」
「だから心の耳で聞けっていつも言っているだろっ!
それは『レ』! 私が聞きたいのは『ド』っ! OHママさ〜んクッキングストップ!」
「ああっ! ごめんなさい先生っ!」
「ま、まさか…貴様が直接教えてるのか?」
「まぁな」
聖は得意そうに指揮棒で由綺ちゃんのペンペンと頭を叩いていた。
「さて、どうしたものかねぇ…」
A、とりあえず、可哀想な歌姫を助ける
B、雅史とサシで決着(ケリ)をつけたい
C、岩切と連携して聖を逮捕する
D、みんなで仲良くカラオケ大会
573 :
名無しさんだよもん:02/07/20 04:10 ID:C8WUp9xu
B
ところで浩之はいつ歌姫の名前が由綺であると知ったんだ?
#「歌姫」という呼ばれ方しかずっとされてなかったはずだが
ヤバい、最萌えネタが来るとはおもわなんだ。
わらたよ。
ペリーかよ(w
禿しくワラタ。
前スレhtml化記念age
「雅史・・・お前を海洋投棄したのは俺の罪だ・・・」
「だから・・・お前だけはこの俺の手で倒す!!」
「岩切!済まんが聖はお前に任せる!」
「・・・どうやらお前と奴との因縁は私の付け入る余地が無いようだな。
分かった。聖は私に任せろ。お前は奴との決着をつけて来い!」
「・・・岩切、お前はいい奴だな。」
「(////)・・・ば、馬鹿!早く行け!!」
「応!んじゃ、そっちは任せたぞ!!」
「ふふふ、別れの挨拶は済ませたかい?」
「雅史・・・お前を・・・倒す!!」
「・・・浩之、僕を今までの僕と思わない方がいいよ。」
「何?」
「復活した僕の新たなる能力を特と拝むがいい!!」
「な、・・・何ぃぃぃぃ〜〜〜〜!!」
その雅史の新たなる能力とは
A 強化兵に改造。しかも水戦試跳体
B 必殺技、ウミネコバスターを習得
C セブンセンシズに目覚める
D 実は女に改造されてた
D
いやな笑い方をした雅史はいきなり上着の前をはだける、そしてそこにあったものは。
「なんだ! その胸は、しかもでかい」
「…ふふっ、90のEカップはあるよ、浩之のためにつけたんだ」
「まさか下も」
「それは自分で確かめるんだね」
「…………」
「なに、その間は、しかも嫌そう」
「雅史」
「なんだい、浩之」
「俺は巨乳には興味は無い!」
「そ、そんな、じゃあボクは何のために……」
「しるか!」
「ふふっ、そうかじゃあ仕方ない力ずくでやらせてもらうよ」
そう言うと雅史は怪しげな構えをとる、あのかまえは
A、暗黒太極拳だ
B、北斗真拳だ
C、盆踊りだ
D、アフガン航空相撲だ
物凄い勢いでD!
「あっ、あの構えは!」
「知っているのか雷電、じゃなかった岩切」
アフガン航空相撲
11世紀ゴール朝の頃、時の国王の命により
アフガニスタン各地より集められた武術、格闘技に精通した者を中心に
編成された近衛兵の間での力比べが起源と言われる。
最初は地面の上だけでの競技であったが、時を経て高いところからの攻撃や
空中に飛び上がっての闘い等時を経る毎に技が高度化し
現在のアフガン航空相撲の形地が完成した。
後の元による侵攻の際もアフガン航空相撲力士は圧倒的多数を誇る元軍の攻撃を
得意の航空技により簡単に粉砕したと伝えられる。
その際元軍が航空相撲を研究し、アフガンに対抗するためにモンゴル式相撲を
完成させたが、空中戦ができなかったため実戦に使用されなかったということは
あまりよく知られていない。
「民明書房 『フビライ怒りのモンゴル相撲』より」
「まさかあの技を今に伝えるものがいたとは」
「なんでそんなの知ってるんだ、ちゅーか、あんた今、聖と戦っているんじゃなかったのか」
「ふふっ、浩之、降参するなら今のうちだよ、ボクの肉奴隷としてかわいがってあげるよ」
くっ、このまま正面から戦っても勝てそうも無い、ここは一つ。
A、岩切をおとりにする
B、降参したふりをする
C、とりあえず逃げる
D、巨乳はいやだが雅史を俺のテクでいかせる
……D……かな(w
あまりに意味不明すぎるネーミングと
間髪入れない御約束の選択に大爆笑しちまったじゃないかバカヤロー
個人的に民明書房的な大嘘をつける人ってすごいと思う…
587 :
583:02/07/20 21:36 ID:yhkR0GG/
>586
「来月はお盆」とかいうスレにたくさんあったが、dat落ちして残念
589 :
585:02/07/21 00:55 ID:gSZsB1fm
・・・ネタの力ってすごいね・・・。
覚悟だ・・・暗闇の荒野を照らすのは覚悟だけだ。
かくなるうえは雅史を俺のテクでよがりくるわせるしかない。
俺は指をわきわきと動かしながら、雅史へと近寄っていく。
半歩、また半歩。
あと三歩半で俺の腕は奴の胸をとらえるだろう。
「ふふふ浩之、そんな眠っちまいそうなのろい動きで
僕をつかまえることはできないよ」
雅史はそう言うやいなや、
その場で四股をふみはじめた。
左足が空気を踏み、踏みきる前に右足が空気を踏む、
右足が踏みきる前に、左足が次の空気を踏む―――
すなわちこれは空中歩行!
「アフガン航空相撲秘奥義 舞空四股!」
モンゴル式相撲って四股踏むのか!?
雅史の上昇速度は凄まじく、
ものの数秒で 米粒→ごま粒→けし粒 となった。
あれはWTCよりも高い!
「そしてアフガン航空相撲絶奥義 急降下延髄張り手!」
叫びながら急降下してくる雅史に、俺は
A 昇竜拳の無敵時間を利用して迎撃した
B パトリオットミサイルで撃墜した
C 両手を広げて受けとめた
D 広げた手が胸に当たった
a
「ドースコーイ!」
牽制技ごと潰す勢いで落ちてくる雅史。
だが俺には切り札がある。最近は下降中はダメージを受けるようになったあの技が!
しかしまだ早い!当てるなら、根元だ。
3,2,1・・・今だ!
今まさに放とうとしたその時、自らの奥底からパワーが沸いてくるのを感じた!
(こ・・・これは・・・?)
しかし戸惑っている暇はない、今だァッ!くらえッ!
「真ッ!」
ガスッ!
「昇ッ!」
ズガッ!
「竜拳ッ!」
ガガガガガッ!
「ウワァァッ!」
きりもみ状に吹っ飛んでいく雅史
A:追撃をかけるべく近寄る
B:挑発する
C:勝ちポーズ
B、お願いします。
「いくぞ!必殺(?)挑発伝説!!」
キュピ━━━ン!!
「おらおらぁ!」
「・・・・(怒)」
どうしたどうしたぁ!!」
「・・・・(怒怒)」
「ひゃっほぉぉ━━━ぅ!!」
「・・・・(怒怒怒)・・・ブチッ!!」
「アフガン航空相撲奥義、真空仏壇返し!!」
「何ぃぃッ!雅史の奴が空中で錐もみしながら物凄い勢いで近づいてくるぞぉ!!」
「掛かった!チャンスだ!」
切れた雅史は此方に投げ技を放つため接近して来た!
俺が取る行動は勿論
A 藤田流千手観音愛撫!!
B がははは!俺様のハイパー兵器の出番だ!!
C 裏をかいて岩切の血を雅史に浴びせて雅史をよがらせる!
D ここで奥の手!愛の告白!!
ここは素直に(?)Aで。
「千手アーマー!」
「!?」
「そして藤田流!」
千 手 観 音 愛 撫
「あ・・・あぁ・・・うあああ!!」
雅史は逝った。それはもう果ての無い快楽の底に。
「この勝利・・・我が血族の元に──」
こうして俺は勝利した。さらば元親友。達者でな。
そうだ、岩切は!
A、もう勝っていた
B、岩切も聖もイかす
C、何故かスーパードクター紅葉にやられていた
D、実は岩切も聖の仲間だった
あやうくCを選びそうになったがやっぱりBで
岩切も聖もイカす・・・
そう、烏賊酢を食べていた。
「うむ、やはりよっちゃんイカはいい・・・」
「あ、当たりだ。浩之、駄菓子屋に行って一袋もらってきてくれ」
( ゚Д゚)ハァ?
A 行って参ります
B 俺にも食わせろ!
C 実は秘蔵のポン酒を持ってるんだ
D というか
>>596のしおりをロードする
新たな展開を信じてA
俺は近くにある駄菓子屋へと向かった。
「駄菓子屋なんて、まだあったんだな・・・」
「にはは。お小遣い貰ったし今日もどろり濃厚♪」
声のした方を見ると、駄菓子屋の横にある自動販売機の前に金髪の少女が立っていた。
俺は…
A.声をかける
B.酢烏賊を買って返るか
C.あれ?頼まれてたのってチョコバットでよかったっけ?
D.女の子の髪を思いっきり引っ張る
何の脈絡もなくD
目の前で金色のポニーテールが揺れている。
ゆらゆら揺れるポニーテールを見つめていると・・・つい、手が伸びて・・・・。
い、いかん、それは、いかんぞっっっ!
で・・・でも、あれをつかんだら・・・きっと、きっと、ものすごい快感に・・・。
・・・!だ・・・駄目だ。何を考えてるんだ俺は!!!!堪えろ!堪えるんだ俺!
「???どうしたの?」
「うわっ!」
くだらない葛藤をしていたらいつの間にか女の子は振り返っていた。
「君は誰?」
俺は…
A.普通に自己紹介をする
B.こういうのは第一印象が重要。明るく爽やかに自己紹介
C.念のため偽名にしておくか
D.なんか事件の予感…関わっちゃいけない。逃げる。
E.先手必勝!目潰し攻撃!
F.俺の名は浩之!この町は狙われている!
意味もなくF
「トウッ!」
俺は掛け声とともに飛び上がった。
そして空中でムーンサルトを決め着地!
「俺の名は浩…ってうわっ!」
着地した場所には空き缶が。世界が反転する。
ガツンッ!
「ぐふっ…!」
今のはヤバイ…かなり打ち所が悪かった…
……意識が…遠…の………く…………
…
…
…
A.目を覚ますとそこには岩切がいた
B.目を覚ますとそこは学校だった
C.目を覚ますとそこは天国だった
D.目を覚ますとそこは東京ビッグ○イトだった
E.目を覚ますとそこは雪国だった。
Cでケテーイ
「ちょっと待てゴルァ!! いくらなんでも話の脈絡が無さ過ぎだぞっ!!」
俺は置かれた現状の理不尽さに激怒し、もと来た道へ戻ることにした。
「ふっざけやがってぇ〜、何で俺が天国に行かなきゃならね―ンだよっ!! 氏ねよおめーら」
「まったくもってけしからん。イタズラばかりしおって」
ますます腹が立ったのでやや早歩きになる。
「逝ってよし!! モウコネーヨー!」
更に腹が立って駆け足になる。
ごんっ!
「うわっ!?」
しかし、俺の行く道を塞ぐ“何か”にぶつかってしまった。
それは―――
A、閻魔大王
B、時の番人
C、天使さん
D、うにゅう
Bで。
「母親を殺したのは…」
「俺のお袋はまだ生きてるっつーの!!」
ドガシャーーーーーン!!
「ふぐぐぅ!?」
「クソジジィ、邪魔なんだよっ!」
げしげしげし…
こいつは確か時の番人…
なんとかっていう宗教の施設で見たことがある。
幻覚と幻聴しか使えねーハッタリ野郎だ。
俺は奴が「ごめんなさい、もうしません」とパンツ一丁で泣き叫ぶまで蹴り続けた。
「はぁ、スッキリした。さて帰るか」
「お年寄りになんて酷いことをするんだい?」
「ンだとテメェ…」
俺に喧嘩を売ったクソバカ野郎はもちろん…
A、雅史(天国仕様)
B、エビバーガー(天国仕様)
C、犬のボス(天国仕様)
D、誰もいなかった
もう何がなんだか。D
「ンだよ…つまんねーの」
誰もいなかった。
こういう身も蓋もない選択肢を選ばれてしまうとこちらとしても行動のしようがない。
「ま、いっか。つか、本編がもうすぐ終わりそうなのに寄り道しちまったぜ…帰るか」
俺は天国から離脱し、人魚の城へ向かった。
もうそろそろ岩切と聖の決着もついてる頃だしな。
「ただいま〜、元気してたか?」
俺が勢いよく扉を開けると―――
A、岩切が勝っていた。
B、聖が勝っていた。
C、まだ戦っていたが、岩切が優勢だった。
D、まだ戦っていたが、岩切が押されていた。
611 :
788:02/07/21 23:40 ID:se1VO024
D。
あ、↑名前消し忘れました。忘れてください…
「な…」
戦いはまだ続いていた。
しかも、岩切は満身創痍で息が切れている…
聖は余裕の微笑を湛え、体にはホコリ程度しかついていない。
しかも…空気が緊迫して息が詰まりそうだ。
俺はその場で立ちすくんでしまい、指一本たりとも動かすことができなかった。
「どうした?もう終いか?」
「くっ…貴様っ…何故…」
「何故こんなにも強いか?…強くなったのだよ。様々な改造手術や薬物投与によってな。
どうだ?手下になればお前にもやってやるぞ。始めは苦しいが、この高揚感は素晴らしいぞ。」
「悪魔め…」
「ほぉ、拒むのか?長生きできんぞ」
「フン…化け物に成り下がるよりはマシだ」
「その意気込みやよし、次ので仕留めてやる」
聖はにやりと笑い、白衣の中からメスを4本取り出す。
「一本目は眉間。もう2本は両目、そして残り一本を心臓に突き立ててやる」
「勝手にしろ…」
岩切はゆっくり目を瞑る…まさか、勝負を棄てるのか!?
聖の腕がゆっくりと上がる…ヤバイ!!
A、岩切の前に飛び出るナイフでメスを叩き落す
B、岩切をかばう
C、聖に体当たりをかけ、体勢を崩す
D、聖に向けてナイフを投げる
Bだ!
「岩切っ!」
俺は無我夢中で地を蹴り、岩切めがけて飛びかかった。
岩切が俺の声を聞いてはっとした。
しかし、あの体勢からじゃあメスを避けるのは無理だ。
シュッ!
その直後に聖のメスが空を薙いで解き放たれる。
間に合うのか?
岩切はすぐ目の前だ。しかし、俺が岩切の体に触れる前にメスが岩切を貫けば…
あと10cm…
あと5cm…
あと1cm…
ダメだっ! もう―――
A、ど根性だっ!
B、気合いだっ!
C、屁だっ! 屁で推進力を得るんだっ!
D、フォースを使え…
そういう選択肢を用意したことに敬意を表して、Cで(w
(屁だっ! 屁で推進力を得るんだっ!)
な、なんだぁ!?
俺の心の奥底で“声”が聞こえる…
(何グズグズしてんだよっ! 屁をこいて前に進めって言ってるんだよっ!)
な、なんだってぇ!?
できん! こんなに女性陣がいて緊迫したシーンで屁なんかこけるわけがねぇ!!
(躊躇ってんじゃねえ!! 岩切がくたばってもいいのかぁ!?)
そ、そうだ…俺にはもう選択の余地はないんだ…
岩切を助けるには―――屁をこくしかない!!
(そうだ! もっと丹田に力を込めろっ! 肛門をキュッと閉じろっ! 圧力を上げるんだっ!)
よぉおおおおおおっしゃああああああああ!!!!!!!!
プゥ〜〜〜〜〜〜…
やった!届いたっ!
「岩切っ!」
俺は岩切に覆い被さるように飛びつく。
それと同時に、
ドスッ! ドスドスッ! ドシュッ!
「くっ…」
背中に鋭い痛みが走る…
「ふ、藤田…貴様…」
「…岩切、ケガは…って、痛ってぇぇぇぇぇぇえぇっ!!
何だよコレ!? ハンパなく痛いぞぉ!?」
「当たり前だ馬鹿者っ!」
「なっ!? 藤田君、まだいたのか!?」
「聖…どうやら、俺の登場は計算外だったのか?」
「くっ…岩切にトドメを刺せると思って最後のメスを全て投げてしまったではないか」
「意外と間抜けだなぁヲイ」
「うるさいよ! …こうなったら最終兵器を出すしか」
「まだ持ってたのかよ」
「見よっ! 現代科学の叡智を全て取り込んだ究極兵器―――」
A、メタルバイオ雅史
B、クローン岩切
C、シーバット
D、マルチ1/1ドール
D
「マルチ1/1ドォォォぉぉぅルぁぁぁぁぁああああああ!!!!」
「……それで?」
「見ろっ! この質感っ! これはだな、人に皮膚に似せた特殊なシリコンをだな―――」
「……それで?」
「しかも、このボタンを押すと基本的な挨拶や『はわわ』などの言葉を喋りるんだぞっ!」
「……それで?」
「あ、あとはだなっ! こうやってブルマやスクール水着を着せたりして…」
「もう帰れ」
「す、すごいと思わないのか!? 欲しくないのか!? このろりろりぼでぃを余すことなく―――」
「あほか」
ぼこっ
「こ、これだから凡人はあぁぁぁ…(ドッペル効果)」
聖はマルチ1/1ドールとともに海の彼方へ消えていった…
あいつもいい年こいて(しかも女のクセに)よくやるぜ…
「藤田…貴様のおかげで無事に人魚帝国を奪還できた、礼を言うぞ」
「浩之くん、助けてくれてありがとう」
「いやぁ…ハハハ」
俺は二人の女の子から感謝されてとてもいい気分だった。
ま、元はと言えば俺が雅史の小指を海に棄てたのが悪いんだけどさ…
「それと、あの時……私をかばってくれたとき…ありがとう。…逞しかったぞ」
「そ、そうか?」
「臭かったがな」
「ぶ」
「さて、俺はもう帰るぜ。海の上で待ってる仲間がいるしな」
ぐいっ
「ん? なんだよ岩切」
俺が浮上するのを袖を引っ張って制止する岩切…
どうしたんだ?岩切らしくないな。
顔も今までとは比べ物にならないくらい赤いぞ?
「その…なんだ?私も王族としてだな、世継ぎが欲しいのだ…」
「世継ぎ?…子供のことか?」
「そ、そうだ……それでだな、貴様に…この国の王になって欲しいんだ…」
「王様?するってえと岩切と…でぇぇっ!?」
「ダ、ダメか?」
A、「しょーがねーなぁ…いいぜ、一生おめーに付き合ってやるよ」
B、「悪い、俺…由綺ちゃんのほうが…」
C、「澪や理緒ちゃん、詠美達を放っておけないんだ」
D、「俺は一生孤独でいるべきだ…雅史と戦って、それがわかったよ」
Aにしたらどうなるんだろう?(w
ざぶ━━━━ん!ざぶ━━━━ん!ざぶ━━━━ん
上から何かが落ちてくる音が。
「な、何だ!?」
振り返ってみてみると・・・
『あのね、浮気は駄目なの。』
・・・み、澪!?
「ふみゅぅ、ぽちのくせになまいきぃ!!」
・・・・ぽちはあいつだろ。
「ひどい藤田君・・・信じていたのにぃッ!!」
げっ、理緒ちゃんまで!
「ぽぉ━━━・・・(/////)。」
由綺ちゃんが潤んだ瞳でこちらを見ている・・・
「ほぅ、随分ともてるようだな、浩之。」
い、岩切・・・しかもいつの間に呼び捨てに。
ま、まずい。これは非常にまずいッ!
岩切の手に短刀が!
詠美の手にGペンが!
理緒ちゃんの触角が鈍い光を放っている!
由綺ちゃんはマイクを片手に臨戦体勢に!
澪ちゃんは・・・なッ!あの手に持っているのは
描いた物を実現化するマジカルペンシル!!
「どっち。って言うか誰!?」
お、俺はどうすればいいんだ!?
A 戦略的転進
B 在りもしない魔王をでっち上げて話を逸らす
C 敢えて全員と答えてみる
D 壊れてみる
E やっぱり真面目に一人選ぶ。その際に誰を選ぶか明記
Aでいってみよう
「しょーがねーなぁ…いいぜ、一生おめーに付き合ってやるよ」
「本当…か?」
岩切は嬉しそうに俺を見上げる…ハハッ、目が涙ぐんでるぞ。
俺はそんな岩切の頭を優しく撫で、深く頷いた。
こんな海のそこで暮らしている人魚の国のお姫様…
ま、ちょっと姫に似つかわしくない性格だが、今日からこの子が俺の嫁さんに…
「なぁ岩切、結婚式とかどうする?やっぱり初夜はハネムーン?」
「ハァ?何を寝ボケたことを言っているんだ?」
「えっ?」
嫌な予感…
「王となったからにはまず、この七つの海を制覇し、大人魚帝国を築き上げるのが先であろう」
やばい…既に乙女モードから戦闘モードにスイッチしている…
「まずはポセイドンの国からだな。奴ンところの城塞は一度攻めてみたいと思っていたのだ…」
「あ、あのさ岩切…俺、やっぱ―――」
「男に二言は無しだっ! 出撃だぞっ!!」
「って、たった二人でかぁ!?」
「私達の力なら、一個師団でも恐れるに足らん!」
「か、勘弁してくれぇ〜〜〜」
どうやらこれから、世界中の海を巡らねばならんみたいだ…
ま、いっか。
ゴポゴポ…
「…浩之…僕は…また再び…君の前に…現れるよ…フフフ…」
A、雅史ファンタジー・完
B、まだだ! まだ終わらんよ!
627 :
626:02/07/22 01:51 ID:JaOr0X1j
しまった…忘れてくれ
なんかイイな。↑これ。この話もソロソロ潮時だと思うし。
しかし、原則には逆らえない罠。
「くっ!」
身の危険を感じた俺はその場から逃げ…いや、戦略的転進をした。
「逃げたぞ!」
「追えっ!」
『なの』
浩之の発言力が-200。
女性陣の浩之に対する愛情度が-20。
女性陣は皆不機嫌になった。
「ふぅ、何とか撒いたようだな………それにしても此処は…」
撒くためにでたらめに走り回っていたので、いつの間にか見覚えの無い景色が広がっていた。
回りは一面の花畑。少し先には森と洞窟がある。
「さて…」
A.お花畑を探索してみよう。
B.森にでも行ってみるかな。
C.あそこの洞窟からお宝の匂いがプンプンするぜ。
D.良い天気だし昼寝でもするかな。
そう言えば、詠美は弓使いで澪は忍者だったな……
一段落したので休憩がてらにD。
「それにしても良い天気だなぁ〜」
ポカポカとした陽気が心地よい。
ぽ〜っとしていたら少しまどろんできた。
「なんだか眠くなってきたし一眠りするか」
俺は花の上に横たわり昼寝を始めた。
…
…
夢…
夢を見ている…
A.雪の町で出会った少女の夢だ
B.見た事の無いおじいさんの夢だ
C.女の子を誘拐してぶち犯す夢だ
D.あまり思いだしたく無い友人の夢だ
C。ひゃっほう。
気がつくと俺は暗い石室のような所にいた。
(なんで俺はこんなところに…)
ジャラジャラ
後ろの方で鎖を引きずるような音がしている。
振り向こうとしたが体が言う事を聞かない。
(クソ!どうなってるんだ…)
俺はそんな事したく無いのに、オレは戸棚から粉薬を取り出した。
そして音のしている方に体を向ける。
…そこには何とあられも無い姿をした女の子が鎖でつながれて居た。
「この薬を飲むんだ」
オレはそう言い女の子の口に薬をねじ込んだ。が、すぐに吐き出してしまう。
ドガッ!
オレは女の子を殴りつけると、再び薬をねじ込み喉をひねり無理矢理嚥下させた。
「女、お前は高貴なるこのオレの贄となるのだ。光栄に思え。」
「ひいっ!」
オレはそう言うと股間の逸物を取り出し、女の子の秘所に宛がった。
俺は…
A.意識だけでも必死に抵抗する
B.このまま見続けるのも良いかな
635 :
名無しさんだよもん:02/07/22 04:52 ID:FOVAbidK
A
(ヤメロぉぉぉぉ!!)
俺は出来る限りの力で抵抗しようとした。
するとわずかにだがオレの動きが止まった。
「ちっ!なんだ今のは…」
しかしわずかでしかなかった。
オレはすぐコトを再開し始めた、その時、
後ろの方で物凄い音と閃光が走った。
それと同時に俺の意識も白んでくる…
「はっ!」
「やっと起きた」
「俺は…そうか昼寝をしてて…」
そう言いつつ周りを見回すと、詠美たちが俺を囲んでいた。
「みんなどうしたんだ?」
「どうしたじゃ無いでしょ!そっちが逃げ出して!探すの大変だったんだから」
「でもなんで?なんで俺を探してたんだ?」
「あたしたちは藤田君の仲間なんだから探すのは当たり前です」
「お前達…そう言えば岩切が居ないようだけど…」
『岩切さんは人魚の国へ帰ったの』
「そうか………ところで…なんで俺はこんなぼろぼろになってるんだ?」
自分の体をよく見てみると服は所々破け、肌は傷だらけになっていた。
「あたし達が起こそうとしてもあんたがなかなか起きないから…」
「あたしが藤田君にホーリーをお見舞いしました」
「そんな無茶するな!ったく、死んだらどうすんだ…」
それにしても…さっきのは夢だったのか…?やけに生々しい夢だったが…
さっきの事について考えていると澪が袖を引っ張り
『なにか心配事があるの?』
と聞いてきた。
「実は、かくかくしかじか…と言う訳なんだ」
「うわ、女の子を犯す夢なんか見たの?ちょーサイテー」
「うっ…」
『もしかしたら別の人の意識が流れ込んできたのかもしれないの』
「別の人の?そんな事があるのか?」
「ええ、精神的に近い人たちではたまに意識を共有する事があるそうです。」
「そうか…じゃあもしかしたら今実際に女の子が犯されようとしてるのか」
『そうかもしれないの』
「じゃあ早く探した方が良いな。もし実際の出来事じゃなくても用心に越した事は無い。」
「そうですね。もし本当だったら早く助けてあげないと。」
「でも手がかりも無いのにどうやって探すのよ。」
「う〜ん…確かに…」
「藤田君、夢の中でなにか手がかりになりそうな事はありませんでしたか?」
「そうだな…女の子は石の壁に石の床の場所に居たな」
「他には」
「う〜〜ん……そう言えば目が覚める寸前に外で凄い音と閃光が」
「凄い音と閃光…それってホーリーを唱えたときもあったわよね?」
「そうなのか!?じゃあすぐ近くで、それも今起きてるんじゃないか!」
「この辺りで人気がなくて石で囲まれたところ…」
『あそこに洞窟があるの。怪しいの。』
「あそこで8割方間違い無いな。みんないくぞ!」
俺達は洞窟へと入って行った。すると分かれ道にぶつかった。
「いきなり分かれ道か…さて…」
A.漢なら真ん中の道だ!
B.左…かな?
C.ダンジョン右手の法則に従い右へ
D.詠美に決めさせる
E.理緒に決めさせる
F.澪に決めさせる
ニンジャの勘だ。F!
「澪、どの道だか分かるか?」
俺は澪に聞いてみた。
すると澪はくないを取り出し真上へ放り投げた。
カラン
地面に落ちたくないは真ん中の道を指している
『こっちなの』
「…まじかよ。あてになるのか?」
『忍者の勘はよく当るの』
『それに光が入ってきたって事はあんまり曲がりくねった道の先じゃ無いと思うの』
『だから真ん中の道で間違い無いの』
「う〜ん、そう言われるとあってる気もするな。よし、じゃあ真ん中の道をいくぞ」
俺達は真ん中の道を行く事にした。
まっすぐの道を歩いていくと奥の方からなにか音が聞こえてきた。
「なんか音がしないか?」
「ええ、微かにだけど何か鳴ってますねぇ」
「なんか鎖がぶつかり合ってるような音ね」
「!!…どうやらこの道で合ってるようだな。澪、よくやった」
『うれしいの』
「早く助けてあげないと!」
「そうだな。行くぞ!」
俺達は真っ直ぐな道を走りぬけ曲がり角を曲がった。
そこには鎖につながれた女の子と…
A.雅史がいた
B.高槻がいた
C.御堂がいた
D.浩之(?)がいた
眠い…
あとはまかせた…
つーか書き物は初なんで変なところがあるかもしれないけど、
その辺はご容赦願いたい。
ここはミステリアスにDで。
「お、俺!?」
「なんだ?お前らは」
俺の姿をした奴はこちらを向きそう言った。
「どうなってるの…?」
「…わかったわ!」
「ホントか!詠美」
「世の中には自分に似た人が3人は居るのよ!きっとそのひとりだわ!あたしってばちょーてんさい」
「………」
『………』
「…まあ、ありえないとも言いきれ無いが…」
『ドッペルゲンガーだと思うの』
「ドッペルゲンガー?」
「ご名答」
俺の姿をしたヤツは言った。
「なかなか見抜くのが素早いな。何人もの人間と対峙してきたが、こんなにすぐに見抜いたヤツはそういなかった」
澪はえっへんと胸を張り、ちょっと得意そうにしている。
「…そこの緑髪の女のように考えた奴は初めて見たがな」
「ふみゅ〜ん…」
「……でもなんで俺になってるんだ?俺はドッペルゲンガーなんかにあった事は多分無いぞ」
「…あるお方に『この姿になってくれ』と頼まれてな。それ以来女を引っ掛けるのに便利だったからこの姿をしている」
(む。女を引っ掛けるのに便利なのか…って事は俺も…?)
そんな事を考えていると、ドッペルゲンガーは俺の方に写真を投げて寄こした。
その写真には俺が写っていた。あれ?この写真…
「これ、雅史がこの間家に泊まりに来たときに取ったヤツじゃ…もしやそのお方って…」
「確か雅史と名乗っておられたな」
ぐあ、雅史のヤツ何考えてるんだ…
「で、お前らは何をしに来たんだ?」
ドッペルゲンガーの言葉でハッと我に返った。
「俺達はその女の子を助けに来た」
「ほう…この俺の邪魔をすると言うのか。邪魔をするなら容赦はしないぞ」
ドッペルゲンガーは不敵な薄笑いをこっちに向けた。
「藤田君、気を付けて!このドッペルゲンガー、かなりの力を持ってます」
さてどうする。
A.全員で集中攻撃
B.みんなが戦ってる隙に女の子を助ける
C.俺が戦ってる隙にみんなに女の子を助けさせる
D.助けて!超先生!
Aで砂
澪が大活躍だ・・・
646 :
名無しさんだよもん:02/07/22 19:26 ID:0xpClmAo
「みんなぁ! たたんじまえ!!」
――15秒後――
「………その程度か? オリジナルよ」
ヤツは何事もなかったかのように、体についた埃を払い落とした。
つ……強ええ……シャレんなんねえぐらい強ええ……
「では、死ね」
ヤツが手を振り上げた。ヤバイ……!!
A 囚われの少女はなんとしても助ける。
B 詠美にヤツのアキレス腱を狙わせる。
C 理緒ちゃんの魔法障壁で押さえ込む。
D 澪のクリティカルで首はねを狙う。
ちゃんさま名誉挽回だ!B!
(今こそお前の出番だぞ!!詠美!!!)
(えっ!?)
(ヤツのアキレス腱を狙うんだ!)
(ふみゅ〜ん・・・そんな事いわれても〜)
(主役になりたいんだろ!?ここでやらなかったらいつやるんだ!!)
(う、うん・・・)
(よし、俺がサポートするからしっかり狙えよ?)
俺は・・・
A.挑発した
B.タックルをしかけた
Aで。対雅史戦で見せたあの見事な挑発を!(w
「リクエストに答えていっくぞーー!!!!挑発伝説!!!!!」
『一人で何言ってるの?』
キュッピ━━━ン!!
「おらおらぁ!!!」
どうしたどうしたぁ!!」
「ひゃっほぉぉ━━━ぅ!!」
「余裕ッス♪」
「・・・それがどうした。オリジナル。」
俺の挑発が俺に効くワケねぇぇぇ!!!!!!
どうすればいいんだ・・・
A.とりあえず詠美に合図を送る
B.こうなったら秘蔵のネタを・・・!!
B
こうなったら秘蔵のネタを・・・!!
「ウオオオオオオオリャァァッ!」
ズポオオッ!
「・・・・は?」
「・・・・鼻に・・」
『・・・・指を突っ込んだの?』
よっしゃあ!見事にッ!指がッ!入ったッ!完璧だッ!俺の勝ちだッ!スレ終了!
「・・・・・・血迷ったか」
バキッ!
「ぐあっ!」
「いいだろう、一思いに殺してやる」
おかしい!俺の知る限りでは鼻に指を突っ込めば状況が打破できる筈だ!
「死ね」
うわああああーー!俺の人生終わりかよ!嘘だろう!?
ビー!ビー!ビー!
[ヨーク、主砲、エネルギー充填率、100%、発射します]
「は?」
シュィィィィィィィン・・・・
ズガーーーーーーーーーーーン!!!!!
A:とりあえず防御
B:とりあえず挑発
C:とりあえず勝ち誇る
C
もう何が何やら(w
「やった!勝った!第三部完!!」
俺はどこから発射された光線の直撃を受けたドッペルゲンガーの方を向き、そう言い放った。
『まだなの』
「えっ?」
『今のは忍術で見せた幻なの。今のうちに女の子を助けるの』
「そうか、よし」
俺は鎖でつながれている女の子に駆け寄った。
「大丈夫か!?」
「…はい……なんとか」
「今助けてやるからな」
俺は刀を抜き精神を統一する。
「はぁぁ…!秘技・斬鉄閃!」
掛け声とともに気合をいれ鎖に斬りかかる!
ガキンッ!
「よし、うまくいった!早く脱出するぞ!」
俺が女の子を背負いみんな出口へと急いだ。
「キサマラマテェェ!!」
背後から身の毛もよだつような怒声が響く。
振り返るとさっきのヤツと思われる生き物が物凄い勢いで追いかけてくる。
「くそ!このままじゃ追いつかれちまう!」「あたしに任せて!」
詠美はそう言い矢をつがえ、ソレに向かって矢を放った。
ヒィョウ ガスッ!
「………」
「…なんで地面を走ってくる奴を狙って天井に当るんだよ!」
「ふみゅぅ…こ、この矢が悪いのよ!不良品だわ!」「アホか!」
そんな事をしている隙にヤツはどんどん差をつめてくる。
「ニガスモノカ!」
あと数秒で追いつかれてしまう!もうダメだ…そう思った時、
「ギャーーース!!」
「なんだ!?」
振り返るとソレは岩の下敷きになっていた。
どうやら詠美が射た矢が天井にひびをいれ、そこから落盤が起こったようだ。
「ふ、ふふ〜ん。これを狙ってたのよ。あたしってばちょおてんさいだから、これぐらい朝飯前なのよ」
「よく言うよ…ともかくこの隙にさっさと逃げるぞ!」
再び走り始め、ようやく洞窟から抜け出した。
洞窟はさっきの落盤がきっかけになったのか、崩れ落ちてしまった。
「だあ〜、つかれた〜…」
「あ、あの…もう降ろしていただいて結構ですよ?」
「お、そうだった」
俺は負ぶっていた女の子をお花畑の上へとおろした。
「取り敢えず、自己紹介をしてもらえるかな?」
「は、はい…私は…
A.この国の王女です
B.HMX-12…ロボットです…
C.倉田佐祐理といいます
657 :
名無しさんだよもん:02/07/22 23:06 ID:qFyYW5Cu
C・・・かな?
「倉田佐祐理…といいます。この近くの『樺音』という街に暮らしています」
樺音…樺音? どっかで聞いたような……
『それで、なんで佐祐理さんはあの男にさらわれたの?』
「はい……実は……」
佐祐理さんはゆっくりと口を開いた。
「私のお父様……父は今樺音の市長選に立候補しているのですが、その対抗馬で久瀬という方がいまして……」
「……つまり、佐祐理さんのお父さんの選挙を妨害するために、その久瀬って人が佐祐理さんをさらうよう命令した、ってこと?」
「はい……ですが、久瀬家は今までも何度も今回のようなことを行ってきました。それを告発する文書が届きさえすれば……」
『ならそれを待てばいいの』
「……来ないのです。予定では数週間前に届くはずなのですが……やはり行きずりの冒険者の方に頼んだのはまずかったのでしょうか」
その時、俺はあることを思い出した。
>>488 A 手紙を出してみる。
B 「俺たちで力になれることはあるか?」
C 「そうか……まあ、がんばってくれ」
A
「なぁ……もしかして、その手紙って………」
「どうしました?」
俺は懐から、既に薄汚れたその封筒を取り出した。
「これのこと……か?」
佐祐理さんは驚いた様子で手紙を受け取った。
「ええと……(ゴソゴソ)……まちがい、ありません……」
心なしか佐祐理さんの表情が怖ひ……
「いやぁ、よかったよかった、あははーっ!」
仲間達の視線が痛ひ……
「ポチ、ひど〜い……」
「藤田君、無責任」
『あのね』
『契約の期限はとっくにぶっちぎられてるの』
「はい」
佐祐理さんが、大きくはないがよく通る声を出した。
「一ヶ月半の遅れです。本来なら礼金どころかこちらから損害賠償……いえ、冒険者ギルドに訴え出れば
あなた方の将来を潰すことすら可能です」
あの……佐祐理さん?
佐祐理さんはこちらを振り返り、
ニヤソ
と笑った。
「ですが、私の言うコトを訊いてくだされば今回のことは水に流してあげましょう」
A 「何でも言いつけてください」
B 「バカヤロウ。俺達だって大変だったんだ」
C 悪いのはコイツだ、と言って詠美を差し出す。
Aで。
>>658 510 :名無しさんだよもん :02/07/19 00:02 ID:/qP9cUtL
「イカバーガー、気持ちはありがたいが…俺達はエビバーガーとも思い出を汚したくないんだ」
「そ、そんな…」
「分かってくれ…」
俺達はエビバーガーという尊い仲間を失った。
無事に任務は達成できたが、メンバー達の表情は曇っていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(;´Д`)…
「何でも言いつけてくださいご主人様」
俺は深々と頭を下げ……いやむしろ土下座した。
「よろしい」
佐祐理さんは上機嫌だ。
「まぁとりあえずは私の家に行きましょう。指令はそこで伝えます(ニヤソ)」
「御意」
「ポチ、カッコ悪い」
「藤田君……」
『あのね、飼い犬なの』
「うるせえお前ら、行くぞ」
しばらく歩くと、雪に包まれた街が見えた。
佐祐理さんはその中をズンズンと歩いていく。パンパンは無い。やがて、一つの大きな屋敷にたどり着いた。
「佐祐理っ! 大丈夫だったか!」
門の中から一人の少女が現れ、佐祐理さんに駆け寄った。
「あははーっ、大丈夫ですよ。佐祐理はそう簡単にやられません」
「よかった……」
しかし、その安堵の表情は、俺と視線がかち合った瞬間に激怒へと変わった。
「お前達か……佐祐理をさらったのはぁぁぁぁぁぁぁーーーーーっ!」
シャキィン!
突如、西洋刀を振りかぶって襲ってきた。
A 笑止ッ! サムライ浩之様に勝てると思うたか!?
B 詠美! 射ち落とせ!
C 理緒ちゃん! 防御壁だ!
D 澪、殺れ。
E 抵抗しない。
>>662 …………………………正直、スマンかった。
E。
もうだめぽ
>>662 むぅ…
任務達成したと思ったら間違えて違う封筒を渡してた
→倉田家の人はうっかりしてて中身を確認しなかった
→あとで気付いてギルドに言ったが浩之たちは海に出ててそんなの知らん
→本物はまだ浩之がもってた。
って感じで……強引過ぎるかね
別の倉田家とかw
ここはもう佐祐理が性悪で浩之達を騙しているという設定で行くしか(w
だがそれも選択肢次第
舞の獲物って西洋剣じゃねぇのか?確か、細身の直剣だった。
西洋刀だとサーベルになるぞ。
いかん! ここで抵抗したらまた何されるかわからん……ッ!
俺は覚悟を決めた。こうなったら理緒ちゃんがザオリクかレイズを使えることを祈るしかない……!
「佐祐理を悲しませた者には死ィあるのみィィィィィィィィィーーーーー!!!!!」
「舞、お座り」
「はいっ!」
……舞と呼ばれた少女はその場に座り込んだ。
「舞、その方々は佐祐理の新しい下僕さんです。徒弟制度から言えば舞の弟に当たります。多少いびるくらいなら構いませんが、
殺してはいけません。まだ仕事があるのですから」
「わかった」
……よく教育されてることで。
「では浩之さん、中へどうぞ……」
「ふーーーーっ」
俺はあてがわれた部屋のベッドに倒れこんだ。
「全く……どうなっちまうんだか……」
細かい説明は明日、ということで今日はもう休めだと。
「雅史と旅立ってからの俺、全然ツイてねぇな……」
まぁ、腐っても仕方が無い。前向きに考えよう。
んで、夜といえば……
A 情報収集
B 夜這い
C 夜逃げ
B!藤田流千手観音愛撫の力を見せてやれ!!
断じてB(w
Bしか見えないィィィ
まともにAで行こうとした私の立場は…(w
まぁ、色々なキャラを出したい気持ちは分かるけど…
オフィシャル設定の確認くらいしようね…
「けっけっけ、女どもめ……よくも俺をコケにしてくれたなぁ?」
さっ、さっ、さささささーーーーーっ。
物音一つ立てずに巨大な屋敷を走り回る。
こういう時の俺の身体能力をなめるな。本場の忍者にだって負けやしねぇぜ!
「…………」
さて、そうは言ってもさすがの俺も全員は相手にできない。
誰のところに行くか……
A 佐祐理さん
B 舞
C 詠美
D 理緒ちゃん
E 澪
F 勘に頼って適当な部屋に入る。
F。
E気持ち
俺の桃色の第六感が叫んでいるッ!
俺の求めるものは……ここにあるゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーッッッ!!
ゴロゴロゴロ……
「せいあっ!!」
適当な部屋に転がり込む。
「こっ……これはあっ!?」
男のロマン! 永遠の放浪者! お口の恋人!
「メイド服ッ!?!?」
部屋一面にかけられたメイド服メイド服メイドメイドメイド……
「これは……臭うぜえッ! プンプンに臭うぜえッ!!」
A ちょっと着てみる。
B 近くにメイドの詰め所があるはずダッ!
C 別のところに行く。(
>>676から選ぶべし)
>>675 スマヌ…一応一通り読んだんだが…勘違いしてたようだ……
あえてAで。
今回の話はそこはかとなくJOJOの匂いがするな。
い・・・いいのか?なんか男として、いや人としてまずい気がするのだが
大宇宙の意思が俺にメイド服を装着せよと轟き叫ぶッ!!!
「いざ!未知の領域へッ!!」
俺のサイズに合うメイド服を探していると
ガサガサッ
「・・・・・!!!」
誰だ?まずい!こんな所を誰かに見られたら俺は・・・
その物音の正体は?
A なんか体型が異様に横に広がった奴と縦に細長い奴。しかもメイド服装着済み。
B ・・・タイヤキをほおばった少女だ
C 丸っこい犬。ピコピコとか言う正体不明の効果音を放っている。
D スキンヘッドにガスマスク。そしてガクランを着て胸に7つの傷を持つ男。
C
「ピコピコ」
「なんだ…犬か……?」
そこには丸っこい毛玉がいた。
「ピコピコ」
「お前なんかに構ってる暇は無い!いざゆかん!未知の世界へと!」
「ピコピコ〜」
「うるさいぞ、静かにしろ!」
「だれかいるの!?」
しまった!こいつ番犬だったのか…
どうする…!
A.取り敢えず隠れる
B.顔がバレる前に無理矢理逃走
C.この際この俺の姿を見てもらう
D.先手必勝!ぶちのめす!
C 夏風邪にはビタミンCに限る
「何者だッ! 侵入者かッ!?」
部屋に舞が飛びこんできた。
「キ……キサマ……」
「舞よ! 私を見るがいい! 私は今確実に美しいィィィィィィ!!」
俺はメイド服を見にまとい、舞った。蝶のように華麗に舞った。
その美しさは見る者全てを魅了し……
チャキン!
舞の刃が返される。
「………死ね」
……ヤバイ。こいつシャレがわからん。
ひょっとして、殺される?
A 殺される
B 抵抗する
C パニくる
D 今こそ千手観音愛撫の出番ッ!
うー…。
やっぱDか?
「今こそ千手観音愛撫の出番ッ!」
俺は構えを変えた。俺の愛撫ならば舞にも勝てる!
と、そんなことをしてる間に舞は突っ込んできた!
A パリィング
B ダッキング
C カウンターを狙う
D あきらめる
漢ならC!!
俺は回避行動に移ろうとする体を無理矢理押し止めた。
このメイド服、美しさに関しては他の追随を許さないが、機動性となると話は別だ。
たとえ初撃を避けきれたとしても、更に来るであろう追撃までを避けきるのは困難だろう。
ここはカウンターを狙うしかない!
そう判断した俺は迫り来る舞の動きに全神経を傾ける。
と、俺の中の冒険者としての勘が警鐘を鳴らしている事に気付いた。それと同時に感じる嫌な予感。
それは舞の動きを見続けると共ににどんどん強まっていく。
まさか、舞は何かを狙っているのか!?
くそっ、俺はどうすれば……?
A 気のせいだ! カウンターの構えを続行!
B 背後に回り込む気だな!? 先手を打って先に後ろを向く。
C このメイド服は彼女の物なのかもしれない! すぐに脱いで返す。
D 少々過激だがこれが彼女の愛情表現なんだ! 全身で受け止める。
Cでお願いします。
「済まん!俺が悪かった。直ぐに返す。」
そう言ってメイド服を脱いで彼女に投げ返した。
「なッ・・・・!!(/////)」
彼女は俺様のパーフェクトボディを見て怯んだ。
と、言うよりも下着までメイド仕様だったので
それに驚愕したのだのだろうが・・・・
彼女は思わず目を背けた。正視に耐えれないようだ。
「貰ったぁ!!必殺!!!」
A オラオララッシュ!!
B 今度こそ千手観音愛撫の出番ッ!
C 天翔龍閃!!
D デンプシーロール!!
E って言うか犯す
Eねっ!
この女、よく見るとなかなか美人だ。モデルを彷彿とさせる身長に、それに見合ったバスト。
・・・・・・いままで俺の周りにはいなかったタイプだ。
「ならば喰う! 一心不乱に喰らい尽くす!」
跳躍! 空中で全ての衣類(とはいっても下着だけだが)を脱ぎ捨て、舞に覆い被さる!
「なっ・・・・・・キサマ!」
気づいた舞が構え直すが・・・・・・遅い!
「喰う! お前を喰わせろぉぉぉぉぉ!!」
「気でも触れたか!」
いくら剣持ちであろうとも、組み付いちまえば腕力のあるこっちのモンよ!
たちまち組み伏せ、両腕を抑える。
「さあ・・・・・・脱ぎ脱ぎしましょうね〜〜」
変わった構造の制服に手をかける。
「やめろ! 放せ! こんなことをして・・・・・・」
「けっけっけ・・・・・・すぐにそんなセリフ吐けなくしてやる・・・・・・」
たちまち服を引き剥がす。残るは下着のみだ・・・・・・
「やめろ・・・・・・やめろ・・・・・・やめ・・・・・・て・・・・・・」
けっけっけ、しおらしくなってきたじゃねぇか・・・・・・
「佐祐理・・・・・・佐祐理ぃ・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
A,この位にしておくか。
B,いや、最後までやってやるぁ!
C,「舞、実は俺はお前のことが好きだ。愛している」
C
二三日見てない間に、
ずいぶんとエロコメディ路線になってますな(w
あまかけるりゅうのひらめき・・・なつかしい。
「もういい・・・・・・服を着ろ、舞」
「・・・・・・?」
こんな姿の舞を犯してなんになる?
そうさ。俺がおかしくなっていたのはコイツのせい・・・・・・どうやら俺は舞にゾッコンLOVEらしい。
ケッ、かつて光源氏と呼ばれた俺様が――――
舞は呆けた様子でこちらを見ている。怒るとかそれ以前に状況がつかめていないらしい。
俺はそそくさと自分の服を着て、ドアに手をかけた。
「じゃあな、舞。どうやら俺はお前のことが―――」
「浩之! 危ない!」
「なにッ!?」
ドゴアアアアアア!!!!
突如、ドアが消し飛んだ。―――! 外で爆発が起きたようだ!
「ま、舞・・・・・・」
だが、俺は助かった。すんでのところで舞が俺を突き飛ばしてくれたのだ。
「お前・・・・・・」
「話は後だ。敵襲ッ!」
舞は剣を取り、部屋を飛び出した。
A 仲間の様子を見に行く。
B 敵の規模を確認する。
C 舞についていく。
D ケツまくって逃げる。
ゾッコンLOVEなら、Cしかない
「待て! 舞! 一人で行くな!」
俺も慌てて舞を追う。いくらヤツでもこの混乱した状況の中で一人はキツイだろう。
「ド畜生め! 俺は惚れた女一人守れないのか!?」
騒乱の中、舞を捜して走り回る。
「・・・・・・いた!」
舞は黒服数人に取り囲まれていた。かなり苦戦している様子だ。
「うっしゃあっ! カッコイイとこ見せるチャンスだぜ!」
俺は連中の前に踊り出る。
「やいやいやいテメェらそこまでだ!」
「浩之!?」
「安心しろ舞。俺が着たからにはもう安心だぜ! 行くぜ! 浩之様必殺――――!」
A 天翔龍閃!
B 九頭龍閃!
C 龍槌閃!
D 挑発伝説!
D!!と、言いたいところだが
飽きたからA!!
>>701 なんで千手観音愛撫がないのかと小一時間以下略。
天 翔 龍 閃 ! ! !
・・・しかし何も起こらなかった。
「何故!?」
「拙者が多大な犠牲をかけて習得した技を
簡単に素人が扱われてはたまらないのでござるよ。」
「アンタは・・・抜〇斎!?」
「板違いにてこれにて失礼する。修行を怠らぬようにな。浩之殿。」
「( ゚д゚)ポカーン・・・。」
「頼りにならない男(ボソ」
ガ━━━━━━━━(゚Д゚;)━━━━━━━━ン!!!!!!
ど う す れ ば い い ん だ 。
A.名誉挽回!!! 今こそアレをキメル!!!!!
B.しかたなく舞の後ろに逃げる。
C.もうやけだ!!! 千手観音愛撫を黒服に!!!!
Bでいいや…ハァ…
免停
「ま、舞! 助けてくれ!」
情けないことだが、俺には最早舞の後ろに逃げる道しか残されていなかった。
「……役立たず……」
舞は黒服達を睨みつけるが、連中は一定の距離を保ったままこちらを囲んでいる。
「まずい……な」
……ひょっとして、俺、死にますか?
「……行くぞ」
黒服の一人が低く吼えた。ヤバイですね。これは
オン! 黒服が短刀を構えて飛びあがる。
「うわー! やめて! たすけてー! 俺はこの家とは関係ないんだーー!!!」
その時……!
ヒュオ
「がっ!?」「ぐっ!」
跳躍した黒服の体が等分割された。
「なっ……?」
死体の後ろに見覚えのある姿が。
「み……澪?」
なんとそこには澪が手に巨大な爪をつけて立っている。
『あのね』『南斗無音拳なの』
「よ……よくやった!」
『それより』
『詠美さんたちが大ピンチなの』
『助けに行ってあげてほしいの』
詠美達が……?
振りかえると、既に舞は駆け出していた。
「佐祐理……今行く!」
A 詠美達を助ける。
B 舞について行く。
C 逃げる。
A
「よし、澪! 案内しろ!」
『こっちなの』
『急ぐの』
澪の先導に従い、広大な屋敷内を全力で走る。
なんだかんだ行ってもヤツラとの付き合いは長い。見捨てるわけにはいくまい!
「……あれか!」
廊下の袋小路に詠美と理緒ちゃんが追い詰められている。
「ふ……ふみゅ〜ん、あんたたちっ! 同人界のくぃーんにこんなマネをして……!」
「え、詠美さん……あまり挑発しない方が……」
黒服が低く短刀を構える。
「……死ね」
如何せん連中相手に弓使いと白魔道士だけでは辛いようだ。
「そこまでだッ! ゴルァ!(#゚Д゚)」
ドガッ!と黒服の一人を後ろから蹴りつけ、そのまま二人との間に立ちふさがる。
「詠美! 理緒ちゃん! 俺が着たからにはもう安心だぜ!」
「ポ……ポチ……遅ぉ〜いっ! なにやってたのよ!」
「藤田君……」
『あのね』
『ピンチにはあんまり変わりないの』
確かにそうだ。まだ敵のほうが数が多いし囲まれている。
「だが……今まで数々の修羅場をくぐってきた俺達ならば!」
「……キサマら、何者だ?」
黒服が低くうなる。
「そう、俺達は!」
「私達は?」
「私達は?」
『私達は?』
A [ ]
※ パーティー名を入れてください。
宇宙船隊ギャバソズ
「「「『宇宙船隊ギャバソズ!!』」」」
・・・・・・・・・
「なんか・・・かっこ悪いです。」
「このくいーんの詠美ちゃんさまにふさわしくないなまえだわ。」
『あのね・・・誤字なの。』
うーん何かが違う・・・・いや、何かが足りない。
A かっこいい登場シーン
B 戦隊物ならやはり五人いないと
C やっぱり悪の組織が
D サ○ラ大戦ばりのこっぱずかしい合体技
Aだ!
もうそろそろこの話も潮時だね…
このスレの弱点・ジャンプの漫画以上に終わらせにくい。
終わりにいくような選択肢が出ないし、
終わらせる選択肢つくっても選んでくれるとは限らないしね。
>>656でA選んでくれたら、世界の半分貰ってめでたしめでたし…
って感じで終わらせようと思ってたんだけど(^ ^;
柳川のころは常に目的が
初音タン調査→学校探索→VS半鬼
って決まってたから書くの楽だったんだよな……個人的にもノってたし(前半ほとんど書いた男)
ま、個人的には今回の話を終息する方向に持ってくつもりでふ。
無論、最終決定権は選択者側にあるのでふが。
「カッコいい登場シーン……登場シーン……そうだっ! 爆発だっ!」
そうだ! 俺たちに足りないものはそれだったんだ!
「爆発ぅ〜?」
「そうだ! 爆炎を背に登場する変身ヒーロー……これこそ漢のロマンッ!」
「けど、爆弾なんてどこに……」
『あのね』
『私持ってるの』
『護身用なの』
「っしゃあよくやった澪! 早速火ィつけろ!」
『はいなの』
シュボッ
ダイナマイトの導火線に火がつけられる。
……と、ここで俺はとある重大なことに気がついた。
袋小路、囲まれている、爆弾……
「ひょっとして、これって自爆行為……?」
『あのね』
『詠美さん以上にヴァカなの』
「ちょっと! それどーゆー意味よ!」
「だぁぁぁっ! ヤバイッ!」
A 襲撃者を撃退して道を開く。
B 窓から飛び降りる。
C 導火線を消そうと試みる。
D 敵に投げつける。
D
「ちょ、ちょ、ちょ、どうすんのよポチッ!」
「むむむむむむむむ……」
「ふ、ふ、ふ、藤田君!?」
「ぬぬぬぬぬぬぬぬ……」
『あのね』『こんなBADENDは嫌なの』
「だおらっ! テメェら! これでもくらえっ!」
俺はダイナマイトを思いきり黒服連中に投げつける。
「なっ!?」
それを受け取ってしまう黒服。
「わっ! わっ! わっ!」
投げ返してきた。 黒服A→理緒
「えっ!? えっ!? ちょ、ちょっとっ!」
また投げ返す。 理緒→黒服B
「ちょ、ちょっと待てェっ!」 黒服B→詠美
「わ……私に投げないでよっ!」 詠美→黒服C
「お前らが火をつけたんだろう!」 黒服C→澪
『………』
澪は火のついたダイナマイトをじっと見つめている。
「み、澪! 早く投げろ!」
だが、澪は動こうとしない。そうしてる間にも導火線はどんどん……!
『はいなの』
……次の瞬間、澪は黒服Dの真後ろに立っていた。
「何ッ!」
『プレゼントなの』
そう言って、黒服の背中にダイナマイトを入れる。
『みんな伏せるの』
「わっ! わっ! わーーーーっ!! おいおいおいおい取ってくれ取ってくれ!」
狂乱状態で走り回る黒服D。仲間の元へと駆け寄るが全員逃げる。逃げる。
「寄るな寄るな寄るなァァァァァ!!!」
「うわーーーーーーっ!!!」
ちゅどど〜〜〜〜〜ん
轟音と閃光と共に、黒服連中は消し飛んだ。幸い廊下の反対側に逃げていったので俺たちは被害を被らずに済んだ。
「さて……なんとかピンチは脱したワケだが」
A こんな危険な町からはオサラバだ。
B 舞たちを助けに行こう。
C 襲撃者の指揮官を探すか。
C
「そういえば、澪って忍者だったっけ」
『そうなの』
「うむ、ナイスプレーだった」
『日本一、なの』
その台詞を言うには少々胸が足りないようだが…まぁ、いいか。
「でも、この人たち…何が目的で襲ってきたのかな?」
「んー、仕事に疲れて暴れたかったとか」
「んなワケあるかっ!」
「冗談だ、冗談。まぁとにかく、探りを入れてみる必要はありそうだな」
さて、これからどうする?
A.もう疲れた、明日にしよう。とりあえず寝る。
B.この騒ぎだし、一応報告しておこう。佐祐里の部屋へ向かう。
C.寝る間も惜しいぞ。さっそく調査を開始する。
B
とりあえず、佐祐里さんトコに報告してくるか。
俺はみんなに部屋へ戻って休むように言うと、一人佐祐里さんの部屋へ…。
「って、戻れよ、舞」
「…佐祐里が心配」
「大丈夫だろ。本館内部には侵入されてな…」
「…浩之に襲われるかも」
そっちの心配かYO!
思い当たる節がありすぎて反論できないが。
で、結局二人で佐祐里さんの部屋まで来たわけだ。
コンコン。
「佐祐里さん、起きてる?」
「は〜い、起きてますよー。どうぞお入り下さい」
部屋に入ると、法衣をまとった佐祐里さんが俺たちを待っていた。
「…佐祐里、その格好」
「あははー、佐祐里もウィザードの端くれですから。万一の為に準備してました」
「という事は、何が起こったかはもう…」
「はい」
そうか、なら話は早い。
「単刀直入に訊くが、あれは久瀬の手の者か?」
「…はい、おそらくは」
「今までもこんな事があったのか?」
「いえ、屋敷が襲撃を受けたのは初めてです。今までは妨害工作だけだったのですが…」
「ふむ」
佐祐里さんの誘拐に失敗した所為で、久瀬も焦っているらしいな。
「佐祐里さん。誘拐の件と今夜の襲撃、公にするのは避けた方がいい」
「そうですねー。追い詰めてしまえば何をするか判りませんね」
久瀬がやったという証拠もありませんし、と佐祐里さんは加えた。
「ああ、そうだな。全ての証拠を掴んで久瀬を破滅に追い込む用意が出来るまでは黙っておこう」
「はい。それでは、明日から調査を始めたいですけど…協力して頂けますか?」
「今更な事を。契約違反をしたのは俺の方なんだから、協力しない理由はないぞ」
「ありがとうございますー。それで、浩之さんたちに行って頂きたいのは…」
A.街での聞き込み調査。
B.屋敷で久瀬の政治資金の流れを調査。
C.久瀬邸周辺での張り込み。
D.今夜の襲撃の裏付け調査。
うーん…。C。
「久瀬邸近辺で張り込みをお願いします」
「わかった。怪しい動きがあったらすぐ知らせる」
「よろしくお願いします」
「任せとけって」
さてと、任務も決定した事だし――
「……」
さっさと部屋に帰って――
「……」
寝る――
「……」
「だぁっ、舞! さっきから何で睨んでいる!」
「…襲わない?」
「襲うかっ。俺だってやるときゃやるんだよ!」
そう断言すると、舞はわずかに顔の筋を動かした。
どうやら驚いているらしい。
「…少し、見直した」
「あ? 何か言った?」
「……」
舞は首を横に振って、黙り込んでしまった。
「ま、いいけど」
俺は佐祐里さんの部屋を後にし、さっさと自分に割り当てられた部屋へ戻る。
どさっ、とベッドに倒れこんだ。
そして眠りに落ちつつ、明日張り込みに連れて行く奴の人選をおこなった……。
A.何となく遠距離射撃。詠美。
B.こーゆー時の為の職業だろ。澪。
C.怪我した時の保険。理緒。
D.いざという時の為に。舞。
E.行くぜ、お嬢様! 佐祐里。
F.俺は孤独を欲する。単独行動。
B
翌日。早朝から俺たちの活動は開始された。
俺と澪は久瀬邸の張り込み。
詠美と理緒は街で聞き込み。
舞と佐祐里さんは屋敷で文書チェック。
他にも倉田家の人員を使って調査が始った。
久瀬に気付かれると厄介なので、大々的には動いていない。
退屈だ。何も起こらん。
裏門は澪に任せ、俺は表門を張っている。
「ふわぁ…」
思わずあくびが口をつく。
こう、ついうとうとと…。
『居眠りはダメなの』
「おわっ!?」
いきなり眼前にでかでかと書かれた文字が現れた。
ビビった…。
「澪…お前、持ち場を離れてどうするんだ」
溜息をつきながら言うが、澪は聞いていない様子だ。
嬉々としてスケブを見せつける。何だか、文字がたくさん並んでいる。
「何だこりゃ?」
『忍び込んで書き写してきたの』
「あのな…張り込みだっていっただ――」
言いかけて俺は凍りついた。
それは久瀬の市長当選後の計画を記してあるものだった。
そして、その内容とは。
「叛乱計画……!?」
「あの野郎、王国に叛旗翻すってか?」
『一大事なの』
「ああ、まったくもって一大事だ。急いで佐祐里さんに伝えないと」
そして屋敷に帰ろうとして、俺は気付いた。
「張り込み、どーしよ?」
A.俺だけでも残っておくか。澪に持ち帰らせる。
B.ここは澪に任せよう。自分だけで屋敷へ向かう。
C.もう用済みだろう。二人で撤退。
D.持ち場を離れるわけにはいかない。通行人に依頼する。
話をブッ壊さんばかりの勢いでD(w
あと佐祐「理」なので。修正よろ。
「しかし持ち場を離れるわけにはいくまい。そうだな……そこらの通行人に頼もう」
『大丈夫なの?』
「なぁに、俺の人を見る目は確かだ。そうだな――――」
『果てしなく不安なの』
A こちらに向かって歩いてくる目つきの悪いメガネに声をかける。
B 道端でイタチを抱いてるガキに頼む。
C コンビニ前で肉まんがどうたらこうたらと言ってる女に頼む。
D 自販機の所で怪しげなジュースを飲んでる金髪に頼む。
全員果てしなく不安だが(w
Cで
>誤字
そうか…何となく感じていた違和感はソレか。
うぬぬ、そんな言葉修正してやる!
「あー、そこの君」
「はい?」
少女に声を掛けた。
「あのさ、今急ぎの用とかある?」
「ないけど?」
「それなら、これを倉田のお屋敷に届けてもらいたい」
「肉まん1個で手を打つわよ」
「…まぁいいだろう」
俺は少女に肉まんを買ってやり、その後ろ姿を見送った。
後に俺はこの判断を悔やむ事になる。
「さて、任務を続けようか!」
『がんばるの』
結局、夕暮れ時となる。
「ちっ、怪しい動きはなかったな」
『疲れたの』
「ホント、疲れたな。あーあ、成果は叛乱の情報だけか」
いや、それだけでも十分だという説もあるけどな。
「帰るか、澪」
『帰るの』
A.もうクタクタだー。真っ直ぐ帰る。
B.喉が渇いたなぁ。寄り道しちまおう。
C.ダメ、一歩も動けん。この場でオヤスミー。
b
「喉、渇いたな。ちょっと寄り道して帰ろう」
『賛成なの』
という訳で、樺音の中心街へと辿り着いた。
人通りは少なくなっていたが、店舗はまだまだ営業時間だ。
「果物でも買うかな」
俺はふらふらと歩き回りながら果物屋を探す。
探してみるといろいろとあるもので、少々戸惑う。
くいくい。
澪に引っ張られる。
「どうした?」
『美味しそうなの』
見れば、「武田商店」の名を冠する店があった。
様々な果物が所狭しと並んでいる。
「どれにしようか…迷うなぁ」
A.手前の赤いやつ。
B.奥にある緑のやつ。
C.棚に置いてる青いやつ。
D.籠の中にある黄色のやつ。
C。青い果物って何だろう?
何だろう、この青いやつ。
気が付けば、俺はその果物を買っていた。
澪はといえば、普通に桃を買っている。
嗚呼、何故俺はこんな名前も判らないものを買ってしまったのだろう。
つーか、食ってもいいのか?
まぁ店頭に並べてるくらいだから、死ぬ事はないだろうが…。
『食べないの?』
「うーん…」
A.今更何を迷うか。かぶりつく。
B.中にヘンなもの入ってないだろうな。割ってみる。
C.不用意に口にするのは避けよう。帰って調べる。
D.許せ、澪。毒見させる。
Aかと思いつつB
実は中にトンデモナイものが入っていました♪
「…そんなオチは嫌だ」
俺は懐から小刀を取り出した。
そしてサクッと刃を入れる。
溢れ出る果汁の香りが鼻孔をくすぐる。
思わず唾液が口内を占拠し始める。
切り口を見れば、白く瑞々しい果肉。
ダメだ、耐えられん。
「結局いただきまーす!」
がぶり。
「う、美味い…」
感動した。世界にはかくも美味しき食べ物があるのか。
俺はがつがつと貪り食った。
そして、あっという間に全て食べ終えてしまった。
『早いの』
「うむ。我ながらなかなか――」
瞬間、がくりと俺は膝を付いた。
その時俺に襲い掛かっていたのは――
A.頭痛。頭が割れるぅ…。
B.眩暈。世界が回るぅ…。
C.痺れ。か、体が動かん…。
D.痛み。ぐあ、体中が…。
ん〜。C。
ばたん、と俺は倒れこんでしまった。
体がまったく動かない。
澪があたふたしている。
泣きそうな目で俺を見ているのが判ったが、何もしてやれない。
声も出せなくなっていた。安心させる事も出来ない。
呼吸が思うように出来なくなってきた。
意識が、薄れて――
………
……
…
ふと、目が覚めた。
「浩之さん、体の具合は如何ですか?」
佐祐理さんが横にいる。椅子に腰掛けているようだった。
「あー、まぁ…」
曖昧な返事をしつつ、自分の置かれた状況を確認する。
取り敢えず、ベッドに寝かされていた。
窓の外は暗い。今夜は曇り空らしく、月も星も姿を見せていなかった
「確か、俺は…」
そうだ。妙な果物を食べて倒れたんだった。
佐祐理さんに聞いてみたところ、聞き込み班の詠美と理緒がたまたま通り掛ったらしい。
連中も寄り道していたに違いない。
それで倒れている俺を発見、屋敷に担ぎ込んだ。そういう事らしい。
「あ、そうだ。佐祐理さん」
「はい?」
「例の件、どうなった?」
「例の件、ですか?」
「そう。俺の文書届いてないか?」
うーん、と首を傾げる佐祐理さん。
…まさかとは思うが。
「届いてなかったりなんかしちゃったりして?」
「届いてなかったりなんかしちゃったりします」
ああ、やっぱり他人に頼むんじゃなかった…。
しかし後悔しても遅い。俺は佐祐理さんに口頭で伝えた。
「叛乱ですか!?」
流石の佐祐理さんも驚きを隠せない。
「そうみたいだ」
どんな手を使ってでも当選を狙いにいくだろうな。
しかし、あの文書はどこへいったのだろう。
あの少女が忘れてる、とか。
どこかに落としてそのまんま、とか。
まさか、全部筒抜けで久瀬に捕らえられているなんて事は…。
「まさか、な…」
と、その時。
突然、屋敷が揺れた。
轟音が闇を揺るがし、業火が夜を焼き尽くす。
「また敵襲かよ!」
くそ、痺れはまだ抜けないが…。
A.やるしかないな。外に出て迎撃。
B.こんな状態じゃ戦えない。ここは退く。
C.すいませんでした。降参する。
A
「佐祐理さん、ちょっと行って来るわ」
刀を杖代わりにして、よろよろと立ち上がる。
「だ、ダメです、浩之さんっ。そんな体で…」
「いや…行かせてくれ、佐祐理さん」
「でも!」
「大丈夫、死にゃしないさ。俺は敵を引き付けるだけだ。佐祐理さんは他の連中を叩き起こして戦闘態勢を」
「…判りました。無理はしないで下さいね」
「ああ、その辺はよく心得てる」
佐祐理さんが納得したのを確認すると、俺は部屋を出て廊下を一気に駆けた。
こうしてみると、自分の体がいかに不調であるか思い知らされる。
…少しくらい無理しないと死ぬかも。
何となく、そんな事を思った。
曲がり角で敵と鉢合わせたのは、その直後だった。
A.抜刀ざまに斬り付ける。
B.取り敢えず体当たりしとく。
C.奥の手・猫騙し発動。
D.ドロップキィィィック!
D。出来ればシャイニングウィザードと行きたいところだが(w
「おりゃあっ!」
「なに?」
どげしっ。
不意打ちドロップキックは見事に敵のどてっ腹に命中した。
何だかもの凄い勢いで階段を転げ落ちていゆく。
白目を剥いて泡を吹く敵に向かい、俺は一言。
「昨日は黒服、今日はダークグリーンか」
どーでもいいことに目が行く自分でありました(w
しかし1日ごとに服を替えるとは、なかなかにお洒落な連中だ。
「おっとっと」
いきなり激しい運動をしたせいか、よろめいてしまった。
予想以上に体にガタがきているらしい。
休む間もなく、次の敵が現れる。
洋物の剣を手に一直線に向かってきていた。
「あまり体力を使うのは上策じゃないな…」
さぁ、どうする?
A.カウンターを狙う。
B.回避に専念。
C.手摺を滑って逃げる。
D.突然笑い始める。
男らしくC
ガキィン!
敵の剣を俺の刀で受けとめ、鍔迫り合いの状態になる。
普段ならここで力比べをしても負けるはずはないのだが……
「ダメだこりゃ。体に力が入らん……」
ギリギリと押されていく。
「ならばっ!」
俺は相手の剣を振り払い、階段の手すりに飛び乗った。
「くははははっ! さらばだ明智君!」
そのまま手摺をたどり、メインロビーへと降り立つ。敵もすかさず追ってくる。
「にしてもこのままじゃヤベーよなー……」
などとぼやいた時、俺はロビーに立つ人影に気付いた。
「あれは……?」
A 澪が完全武装で立っていた。
B いつか詠美と一緒にいたメガネがハリセン装備でやってきた。
C 雅史
D 手紙を頼んだガキが保護者と思しき女性と一緒にいた。
A…かな
「み…澪っ!?」
見ると、メインロビーの中心部に澪が立っていた。
だが、その姿は黒装束で身を包み、ギラギラと光る目だけしか露出していない。
しかも、両手には巨大な爪。背中には無数の刀を背負ってあった。
『藤田君、生きてたの』
「あ、ああ、澪……その格好は?」
『ちょっと気合を入れてみたの。はい、これあげるの』
澪は自分の背中から一本の刀を取り出した。かなり精巧な装飾を施されている。
『塵地螺鈿飾剣なの。レアものなの。大切につかうの』
「あ、ああ…ありがとう」
しかし、俺と澪が話し込んでいる隙に、俺たちはすっかり取り囲まれていた。
「チッ…どうする? 完璧に囲まれちまった。狭い場所ならともかくここじゃあ一度に全員相手にする破目に――――」
『藤田君』
『私の後ろに隠れてるの』
「ん? あ、ああ………」
澪の妙な自身におされ、俺はそそくさの澪の後ろに隠れた。
『そのまま動かないでなの』
「…………」
襲撃者のリーダーと思しき男が手で軽く指示を送る。すると、他の連中が手に手に武器を構えなおす。
「おい……」
『黙ってて、なの』
「………!」
リーダーが手を下ろす。同時に全ての連中が跳躍し、襲い掛かってきた。
「……澪!」
『上月流忍術鋼糸結界・斬なの』
「なっ!?」
澪が両手の指を少し動かしたその瞬間、飛び上がった襲撃者が全員コマ切れの肉塊へと変わった。
悲鳴すら聞こえなかった。
『日本一、なの』
「チィィィィ……ッ!」
ただ一人の生き残り、リーダーが襲ってきた。
『往生際が悪いの』
爪を構える澪だが、俺がそれを制す。
『藤田君?』
「澪……俺にやらせてくれ」
『……わかったの。がんばるの』
A たまには真面目に正々堂々ガチンコ勝負!
B 情報がほしい。峰打ちを狙う。
C 親父直伝のあの技……今こそ使う時!
C!
―――浩之。剣線を導くものはなんだと思う?
―――……腕力と体重だろ。
―――違うな。
―――ケッ、だろうと思ったぜ。もったいつけんな。さっさと話せよ。
―――話しても構わんが、それがわからない以上話しても何も変わらんぞ。
―――……いいから教えろよ。どうせ俺がテメェに勝てねえのはそれが原因とでも言いたいんだろ。
―――ウム、その通りだ。すでに我が肉体は衰え、力ではキサマにかなうはずもない。
―――けど、俺はテメェにゃ勝てねえ。
―――教えてほしいか?
―――教えろよ。
―――フム……三べん回ってワンと言え。
―――殺すぞクソ親父。
―――フッ、まあいい。いいか浩之。お前に足りないものは――――――
「いくぜぇ親父! これが俺の答えだ!!」
「死ねェェェェェェェェ!!!!」
ソードを振りかぶる襲撃者リーダー。
「秘技……!」
A [ ]カッコいい名前を入れてくれ。
ついでにどういう技かも。
【すごい】秘技コロニー落とし【最強】
剣をアンテナにして毒電波を発信、
受信した宇宙人類がコロニーに毒ガスを注入、
しかるのちに核パルスエンジンを取りつけ移動させ、
毒電波の発信する地へフルオートで墜落させ
地球人口の半分を死に至らしめる極大奥義である!
その威力は日本列島を半島ごと完全消滅させてしまう。
なお、剣でやるより
そこらへんの棒きれでやったほうが成功率が高い。
759 :
名無しさんだよもん:02/07/27 15:19 ID:j/XYNLtq
・・・悩むな。
地球人口半減のクセに、消えるのは列島と半島だけですか?(w
「親父直伝! 秘技! コロニー落としィィィィィ!」
―――いいか浩之。大切なのは電波だ。電波を感じることだ。
大気中に満ちる電波を操るのだ。
『あれは……伝説の!』
説明しよう! コロニー落としとは!
>>758 なのだ!
「死ねィ!」
ズバッ!
襲撃者の振るった凶刃が俺を引き裂いた。……そう。この技唯一の弱点は発動まで時間がかかること。
『藤田君!』
ゆっくりと倒れる俺の体。すでに自分の体が自分のものではないようだ。
「地面」が「体」に当たる。
「世界」がぐるぐると回る。
薄れゆく意識の中、俺は空から迫る巨大な鉄塊の気配を感じ取った――――
Leaf&Key暦0079年
最北の街「樺音」を中心とした数百キロが消し飛んだ。
そして、これにより世界の軍事バランスは激変。
第五次スーパー葉鍵対戦の始まりであった。
A スーパー葉鍵対戦ルートへ行く。
B 一つ前の選択肢に戻る。
C 二つ前の選択肢に戻る。
D 新しい章を始める。
D
バッドエンドかよ!
>761
「一つ前の選択肢に戻る」がちゃんと用意されてるのが、
筆者の良心やな。
A、葉鍵紛争
B、RR戦隊<`ш´>タソガレンジャー
C、真琴と美汐のマターリ日記
D、カオス 〜混沌の世界〜 (スレを使い切るまで)
Dかな?
ここはカオスワールド…何でもアリの素敵な世界…
さて、主人公の名は?
柳川「やあ諸君。久しぶりだな。実は今少々気がかりなことがあるんだが・・・・・」
A 初音ちゃんが冷たい。
B 舞がモーションかけてくる。
C みさき君に悩みがあるようだ。
とりあえずAで
うん。実は最近初音ちゃんが妙に冷たいんだ。
確かに刑事という仕事は自由時間が少なく、仮にあったとしても急な事件で潰されてしまうことも多々。
実際、何度もデートの邪魔をされてしまった。
それに怒っているのだろうか……先だっての事件以降、ゆるやかな上昇傾向にあった初音ちゃんの好感度が最近頭打ちだ。
弱った……なにぶん今まで勉強ばかりで女性と付き合ったことがなかったからな……こういうのはニガテなんだ。
そうだな……誰かに相談してみるか。
……誰にする?
A こういう時頼りになる千鶴さん
B ざっくばらんに梓
C 色々知ってそうな楓ちゃん
D 戦友の舞
E みさき君なら信頼できる。
F 男同士の厚い友情で耕一
G 上司に相談。長瀬警部
E旅夢気分。
F
をを、前章がBADで終わってる(TДT)
・すったもんだの末、久瀬に協力して叛乱決行
・岩切とかも来て、王国軍とバトる
・浩之たちで王宮襲撃
・結局裏で操ってたの、やっぱり雅史かよ!
という展開を考えていたのだが。
まぁいいか。
舞台は変わって焼鳥屋。
「……というわけなんだ」
「ふぅん(もぐもぐ)それは(むしゃむしゃ)大変だね(ぱくぱく)」
目の前にどんどん貯まっていく串。目の前からどんどん消えていく焼き鳥。
「一体どうしたらいいんだろうか?」
「それはね(がつがつ)きっと(はぐはぐ)寂しいだけだと思うよ(ごくごく)」
目の前からどんどん減っていく小鉢料理。目の前にどんどん増えていく空ジョッキ。
やがて満足そうに、みさき君はお腹をさすりながら言った。
「たまには有給休暇でも取って、遠くに旅行に行ってみたらどうかな。きっと喜んでくれると思うんだよ」
「旅行か……そうだな。問題は他の3姉妹と耕一を出し抜かなきゃならんことか……」
「うん、がんばってね。きっと上手くいくよ」
「ああ、そうしてみようか。ありがとう」
「いえいえ、こっちもおごってくれてごちそうさまでした」
たしかに半端な値段ではないが、有力なアドバイスがもらえたことだ。良しとせねばなるまい。
「ところで」
懐から手錠を出して、みさき君の手にかける。
「未成年が飲酒してはいけないな。現行犯逮捕だ」
「えっ?」
「連行しろ」
店の外に待機していた部下に引き渡す。
なにやら愚痴が聞こえる気がするが、今の心の中は初音ちゃんの喜ぶ顔でいっぱいなので耳に入らない。
さて、ではまずは……
A.旅行の行き先を決める
B.3姉妹&耕一の処理方法を考える
C.長瀬警部に有給を申請する
D.初音ちゃんに空いてる日を聞いてみる
b
3姉妹&耕一の処理方法を考えるとしようか。
彼らには確かに恩も義理もあるが、それでもふたりっきりの時間を邪魔されるわけにはいかない。
出来ることなら気付かれることなく二人だけで出かけたいものだ。
まず思い付いたのは、初音ちゃんだけを誘ってこっそりと旅行に行くこと。
だが、素直な初音ちゃんが姉に黙って出かけられるとは思えない。
次に、一般人ではなかなか旅券が取れないような場所を選ぶこと。
だが、鶴来屋グループのトップが一般人とは思えないので不可。
いったい ど う す れ ば い い ん だ 。
A.いっそ初音ちゃんをさらってしまう
B.4人には別の場所への旅券をプレゼント
C.拘置所にいるみさき君に相談
D.初音ちゃんに相談
E.舞に相談
F.長瀬警部に相談
G.諦めて正攻法
H.邪魔者は消す
Bやね。
続編キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
でも今までよりもアッサリとした終わり方だなぁ・・・。
もう少し様子を見ても良かったと思うが。
4人には別の場所への旅券をプレゼントすればいいか。
とりあえず大まかな作戦としては……
・4人分はまとめて千鶴さんにでも渡しておこう。初音ちゃんには自分で渡すと言っておけばいいだろう。
・当日の集合時間の少し前に初音ちゃんに電話して、旅行の準備をして適当な場所に出てきてもらう。
・その際、千鶴さんに直接集合場所に向かうから、と言っておいてもらう。
・集合時間に、千鶴さんに、遅れるから先に出てくれと電話する。
・二人きりで(゚д゚)ウマー
完璧だ。完璧すぎる大作戦だ。
では旅行の行き先を選ばなければなるまい。
A.我々は東京、4人は大阪
B.我々は沖縄、4人は函館
C.我々はグアム、4人は韓国
D.我々はタヒチ、4人はモスクワ
E.我々はロサンゼルス、4人はカイロ
F.いや、それより先にやることがあるのではないだろうか?
恨むなら>762を(w
Bでめんそーれゴーヤ
コロニー落としはある意味終わらせるかな?という期待で書いてみた
Fだな
>779
みんな結構飽きてたと思われ。
我々は沖縄、4人は函館といったところか。
今は暑い夏だ。避暑で北海道に行く、というなら決して怪しまれることはないだろう。
そしてその間に私は初音ちゃんの水着で(゚д゚)ウマー。
パーフェクトだ。もう勝ったも同然だろう。
それではさっそく、旅券を買いに行くとしよう。
* * *
よし、購入完了。函館2泊3日分の旅券(電車&民宿)4人分に、沖縄2泊3日分の旅券(飛行機&ホテル)2人分。
しかもホテルはダブルルームだ。男なら、ここは一気に勝負をかけるしかあるまい。
ふっふっふっ……
それではさっそく、
A.初音ちゃんに会いに行こう
B.千鶴さんに会いに行こう
C.長瀬主任に会いに行こう
Cで勝負だ
>>785 なぜそこでToheartなのかと小一時間(以下略)(w
しまった。長瀬主任じゃなくて長瀬警部だった。
どうしよう……ま、いっか(w
長瀬主任に会いに行こう。とも思ったが、流石に来栖川エレクトロニクス研究所は遠すぎる。
仕方ない、電話で用件を済ませることにしようか。
ぷるるるる……ぷるるるる……
「はい、こちら来栖川エレクトロニクス研究所第七研究室HM課」
「失礼、こちら隆山警察署の柳川と申します。長瀬源五郎さんをお願いしたいのですが」
「ああ、柳川君ですか。お久しぶり。ワタシが長瀬ですよ」
「丁度良かった。少々お話を伺いたいのですが、お時間はよろしいですか?」
「ああ、はい、結構ですよ。というかまた彼の件ですか?」
以前知り合った長瀬主任なのだが、実は上司の長瀬警部の親戚ということなので、
警部への対処法などで何度か相談に乗ってもらったことがあった。
「ええ、そうです。彼から有給休暇を勝ち取りたいのですが、良い手はないでしょうか?」
「有給ですか。どちらか旅行にでも?」
「ええ、そんなところです」
「良かったら、どちらに行かれるか教えていただけませんかね?」
どうしてそんなことを聞くのだろう。
「沖縄を予定していますが」
「沖縄、沖縄ねぇ……いいでしょう。ただし1つ、交換条件があります」
「交換条件ですか?」
「ええ。ウチのHMの試作品を1体、同行させてもらいたいのですが。亜熱帯での耐久性を調べてみたいのですよ」
A.拒否。長瀬警部とは独力で戦う。
B.受諾。たかがメイドロボだ、邪魔にはなるまい。
789 :
名無しさんだよもん:02/07/28 01:00 ID:bL12ZVy3
Aだろ。
790 :
386:02/07/28 01:04 ID:USPQklok
『すいません、今回の旅行は機密事項なので……』
「そうですか……それは残念です。今回試作したメイドロボはムッチムチのプリンプリンで一度ご主人様に尽くすと決めたら世界が滅びても付いていく、
しかも夜伽昨日もパワーアップしたアルティメットタイプなのですが……あ、もちろんサテライトサービスも使用可能、
家事育児各種専門技能も滞り無くこなせます。あ、秘密の旅行でしたらジャミング機能もついていますよ?」
『………』
A 私の心は激しく揺さぶられた。
B いや、やはり二人っきりのベカンスに水を指すわけには行かない。
C ……それ、ください。
もちろんBで。
さすが柳川、意思が固い(w
『いえっ! ダメです! 私は刑事です。そう簡単に秘密を漏らすわけにはいきませんッ!』
「……なるほど。さすがは柳川さんだ。意思が固いですな」
『す、すいません……叫んでしまって……。では、失礼しました……』
「おおっと、ちょっと待って下さい。源三郎の説得でしたな? 手をお貸ししましょう」
『はい? しかし……』
「なぁに、サービスですよ。いいですか……源三郎と会ったら、『ながせのなはななめのな。ながせのがはがまんのが。ながせのせはせばすのせ』
と言って下さい。有給取るぐらいなら簡単でしょう」
『……はい?』
「では、私はこれで……」
ガチャン
『……なんなんだ?』
A 早速教えられた合言葉を使って長瀬警部を説得に行こう
B 初音ちゃんと打ち合わせをしておこう
C 千鶴さんを押さえておこう
さっそくAで。
よし、早速長瀬警部に有給を真情しに行こう。幸い警部は今自分のデスクにいる。
『あの……警部、ちょっとよろしいですか?』
書類を作っていた警部がゆっくりとこちらに向き直る。
「ん? どうした柳川君?」
『折り入ってお話が……』
「どうした。改まって」
『実は、有給をお願いしたいのですが……』
警部は少々驚いたように
「おいおい柳川君、君だって今のこの忙しさはわかっているだろう? まだ先日の襲撃事件の真相も掴めていないんだ。
休みはもうしばらく待ってくれ」
『ですが……』
「くどいぞ、柳川君」
……仕方がない。私は一息吸い、
『……ながせのなはななめのな! ながせのがはがまんのが! ながせのせはせばすのせぇ!』
室内全員が何事かとこちらを向く。……いかん。スベったか?
だが、警部の顔は見る見る青ざめていった。
「……や、柳川君! 君はその言葉をどこで……いやそんなことはどうでもいい! 有給だったな。いいだろう好きなだけとりたまえ……!」
……というわけで、よくわからないが私は一週間の休みをとることに成功した
二泊三日なのだが……まあいい。この際羽を伸ばさせてもらおう。
さて……
A 初音ちゃんの元へ行く
B 千鶴さんの元へ行く
C 貴之はどうしよう
そろそろAで
よし、そろそろ初音ちゃんを確保しに行こう。
ええと、この時間なら……ちょうど放課後だな。よし、学校へレッツゴゥ。
私は学校へ赴き、校門の影に隠れた。
ここなら確実に初音ちゃんを発見……
「柳川センセー、お久しぶりでーす」
「お仕事順調ですかぁ?」
すれ違う生徒が次々と挨拶していく。
……そうだ。そう言えば私はこの学校の教師でもあったんだ。わざわざ隠れる必要もなかった。
とその時、生徒用玄関から出てくる初音ちゃんの姿を見つけた。
『これはツイてる』
……だが、その隣には舞、瑠璃子、祐介の姿が……なるほど。4人で一緒に帰るということか。
さて
A 別にあの3人になら知られても構うまい。普通に声をかける。
B いや、今回のは秘密の旅行だ。知られるわけにはいかない。しばらく尾行する。
Aで波瀾の予感
『初音ちゃん。それに舞、瑠璃子君、祐介。久しぶりだな』
「や、柳川さん!」
「……先生」
「柳川ちゃん?」
「あ、柳川さん。お久しぶりです」
ふむ、どうやら今日は初音ちゃんの機嫌もよさそうだ。
「……そうだ初音。先生も誘う?」
「う〜ん……そうだね……」
「クスクス……初音ちゃん、照れてるの?」
「はははっ。それじゃあ僕から」
ん? 様子がおかしいな。
「先生、実は今度僕たち四人とみさき先輩で旅行に行くことにしたんです。よろしければ先生もご一緒しませんか?
あ、どうせなら柏木家のみなさんも一緒に」
……なんだと!?
「ちなみに場所は沖縄です。青い海と白い砂浜が綺麗でしょうね」
なんだとなんだと!?!?!?
「……柳川さん? どうしたの?」
「クスクス……柳川ちゃん、何か困ったことがあるみたい」
緊急事態だ!
A あきらめて一緒に行く。
B どうにかして旅行先を変えさせる。
C 正直に事情を話して説得する。
Cで行ってみよう。
『……みんな、スマンがその旅行は中止にしてほしい……』
「……なぜ?」
仕方がない。正直に話そう。
『実は……』
(中略)
『というわけなんだ』
「柳川さん……」
「クスクス。抜け駆け、だね」
「先生、不潔」
「なかなかやりますね」
『というワケで、今回の旅行はちょっと……』
「仕方ないかな……」
よし、さすがは私の生徒たち。ものわかりがいい。
『それじゃあ初音ちゃん、細かい話を』
「みんな一緒に行こうよ」
『はい?』
初音ちゃんがが信じられないことを言った。
「旅行はみんなで行ったほうが絶対楽しいよ」
『で、で、でも初音ちゃん?』
「柳川さん、私はそんな抜け駆けみたいなデートしても楽しくないよ。柳川さんが私の為に骨を折ってくれたのは
うれしいけど……やっぱりみんなで一緒に行こっ♪」
嗚呼……やっぱり初音ちゃんはこういう性格なんだよなァ……
A 初音ちゃんがそう言うなら……
B いや、私は二人っきりがいいんだ!
C せめて柏木家を連れて行くのは勘弁してください
Cで。
『せ、せめてあの4人だけは勘弁してほしいな〜・・・なんちゃって』
「・・・柳川さん、そんなにお姉ちゃんたちやお兄ちゃんと行くのがいや?」
ま、マズイ!!明らかにいつもの倍は不機嫌な顔だ!!
しかも泣きそうな目で見ないでくれぇぇ!!!!!!
ど う す れ ば い い ん だ 。
A.負けを認める(泣
B.絶対にヤツラの存在を認めないぃぃ!!!!
Bで混沌の渦に。おお、予定通りカオスルートだ(w
メンバーが前と一緒じゃつまらんからね
初音ちゃん、濡れた瞳は反則だぁぁ!!
その寂しそうな、悲しそうな視線に、初音ちゃんに対する愛おしさをかき立てられて、つい負けを認めてしまいそうになる。
だが、そんな俺の脳裏に朝出かける時に聞いた貴之の言葉がよみがえる。
(柳川さん頑張ってください、俺は応援してますから)
そうだ旅行のコースを計画し、チケットの手配までしてくれたお前の努力を無駄にするわけにはいかない。
「い、いや。そういう訳じゃないんだ。ただ俺は出来るだけ初音ちゃんと一緒にいたいだけで……じゃあ、初音ちゃんは俺と二人きりだといやなのかい?」
俺はそう言って抵抗を試みた。初音ちゃんは優しい子だ、こういわれたらはっきりと駄目とは言えないだろうから。
予想に違わず初音ちゃんは少しとまどった表情を浮かべて言葉に詰まっている。
すまない、君の良心を利用してしまって。
「私も嫌って訳じゃないんだよ。でも、やっぱり旅行はみんなで言った方が楽しいと思うし……」
ややあって返事する初音ちゃんの声はさっきより少し落ち込んだものになっていた。
彼女のこんな顔を見ると、良心が痛む。
だが、君と一夏の思い出を作るためなら俺は狩猟者にでもなるんだ!
もう一押し、なにか理由があれば……
A.なおも言葉責めを敢行。
B.長瀬君達に増援を求む。
C.そう言えば、千鶴さん達の意見を聞いてみないことには。
Bだ!
「初音ちゃん、柳川さんの気持ちも汲んであげなよ」
「祐介君……」
不意に横から祐介が援護射撃を入れてくれた。……ナイスだ。こんどのテストではサービスしてやろう。
「僕は男だから少しわかるよ。男って言うのは好きな娘のことを拘束したいものなんだ。つまり、今の柳川さんのわがままは
裏を返せばそれだけ初音ちゃんのことが好きってことさ」
……聞いてるこっちが恥ずかしくなってくるぞ。
「う〜ん……」
もう少し……もう一息だ!
「それに、初音ちゃんだっていつまでもお姉さんたちに子守りしてもらうわけじゃないだろう?」
「わっ、私もう子供じゃないよ! 子守りなんて! わかった! それじゃあ今回は私たちだけで行こっ。私だって秘密の旅行の
一つや二つくらいするもん!」
うっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
『よーし、それじゃあそう言うことで。そうだな……じゃ、あっちの喫茶店で細かい話を……』
話し合いの結果、出発は三日後ということになった。
朝駅前に集合し、そのまま飛行場へレッツゴウ、だ。
まぁ確かに予想よりは人数が増えてしまったが、ヤツらなら邪魔はしないだろうし、問題ない。
初音ちゃんも柏木家の面々には秘密にしておくと言うし、万々歳だ。
さて、そうすると函館のチケットが余ってしまうな……
A 念には念を入れて、千鶴さんたちに渡しておこう。
B 色々ご迷惑をかけた(笑)由美子さんにでもプレゼンツ。
C こういう時に心象を良くしておく。長瀬警部にプレゼンツ。
D 貴之……彼女いるのかな?
Aで墓穴を掘れ!
後々の伏線にするんだ!!
Dだ!
ここはDしかないぃ!!
そうだな。念には念を入れて、このチケットは千鶴さんに渡しておこう。
策謀とは常に二重、三重に張って初めて事を成す。
よし、そうと決まれば早速柏木家にレッツゴウ、だ。
ピンポーン、と呼び鈴を鳴らす。すると、梓が出てきた。
「はいはーい、どちらさまで……って柳川叔父さん、どうかしたの?」
つくづく今日の俺はツイている。勘の鋭い楓ちゃんや千鶴さんではなく、単純な梓が相手とは。
『あ、実はだな……』
「まぁいいや。ちょうど今晩御飯作ったところ。食べてかない? 耕一もいるしさ」
一網打尽、も悪くあるまい。
『じゃ、ちょっと頂いていこうかな。最近コンビニの弁当ばかりだったし』
「ったく、さっさと嫁さん作んなよ」
……出来ればお前の妹を欲しいところだよ。
「あ、ちなみに初音はまだダメだぞ」
「おう柳川、久しぶりだな」
『ああ』
居間にお邪魔すると、そこには柏木家の面々が勢ぞろいしていた。
微笑を浮かべる千鶴嬢、いつも元気な梓、ミステリアスな楓ちゃん、能天気な耕一、そして……
「…………」
不安そうにこちらを見つめる初音ちゃん。安心してくれ。ちゃんと上手くやるから。
「あら柳川さん、こんばんは。今日はどうなされたんです?」
『実は……』
「まぁ、北海道ですか」「いいね。この時期避暑には最高だ」「俺、羊が食べたいなぁ」「……熊」「そ、そうだね!」
盛り上がる柏木の面々。困ったように喜んだふりをする初音ちゃん。良心が少々痛む、が……ここは心を狩猟者にセネバ。
「でもよろしいんですか? こんなものを頂いてしまって……」
『ええ、全然構いませんよ。柏木のみなさんにはいつもお世話になってますし、どうせもらい物ですから』
ちょっと財布はキツイが……
『出発は四日後です。急な話で申し訳ありません』
「いえいえ、いいんですよ。梓ったらずっと『千鶴姉〜、どっかつれてけよ〜』ってうるさかったんですから」
「ホントだよなぁ。高校生にもなって小学生のワルガキみたいな……」
「う……うるせえっ!」
フッフッフ……全く怪しんでないな。チョロイもんだぜ。
だが、その時楓ちゃんが口を開いた。
「柳川さん……」
『ん? どうしたんだい?』
「なぜ初音の分だけチケットが無いのです?」
ギクゥッ!
A 『じ、実は一枚だけ足りなくてさ。大丈夫、当日までには渡しておくから』
B 『初音ちゃんは子供料金でも平気だよ』
C 『ああ、初音ちゃんは俺と沖縄に行くから』
D 『……楓ちゃん、これをあげるから黙っててくれないか……?』
ここはCなんて言ってみる
どんどんカオスになっていく〜(w
『ああ、初音ちゃんは俺と一緒に沖縄に行くから』
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
食卓が静寂に包まれる。フッ、俺としたことが……口を滑らせてしまうとは。
「柳川さん……嫁入り前の娘に……」
千鶴さんの周囲の気温が下がり、
「柳川ァ……テメェ……」
耕一から最強鬼の気が溢れだし、
「……おい、今なんつった?」
梓は拳に力をたぎらせ、
「ずずずずず……」
楓ちゃんはお茶をすする。
『てゆーのは冗談でー』
「「「なーんだ冗談かー♪」」」
ウム、ここは何とか乗り切ったな。やはりウィットに富んだジョークは人間関係を和ませ
「「「ンなワケあるかぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」」
ることはできなかった。
……結局、俺と初音ちゃんの甘いベカンスはその家族、友人、教え子を伴った大集団になってしまった……
そして三日後。
『さて諸君、実は今俺は』
A 駅前で他のメンバーを待っているところだ。
B 飛行機の中でくつろいでるところだ。
C 沖縄に着いたところだ。
D トイレの中だ。
B。
『なんでこんなことに……』
全くなんでこんなことになってしまったんだ。
今俺は飛行機の中。しかもエコノミークラスのド真ん中の席だ。
柏木四姉妹は全員ビジネスクラス。当然の如く初音ちゃんは遥か彼方。
畜生……資本主義なんて大嫌いだ。
お陰で俺の周りは男と生徒だけ……
「あ、これ結構美味しいね。あ、こっちも。あ、スチュワーデスさーん、おかわりくださーい」
みさき君は機内の食物を食い尽くさんとしている。
「飛行機飛行機飛行機鉄鉄鉄鉄高い高い高い高い落ちる落ちる落ちる落ちる」
「おい、舞、大丈夫か?」
「何故飛ぶ何故飛ぶこんなものが何故飛ぶ嗚呼落ちる落ちる死ぬ死ぬ死ぬ」
……大丈夫じゃないようだ。
「………♪」
祐介はヘッドフォンをつけたまま寝ている。
「おい柳川。お前の番だ」
「クスクス……どれがババかな?」
んで俺は耕一と瑠璃子君とトランプしているワケだ。
はぁ……鬱になる。これのどこがベカンスだよ。
A このままババ抜きを続ける。
B 祐介と話しこむ。
C 舞を励ます。
D みさき君に付き合う。
B
い、いかん。楓君に気付かれてしまった。
彼女は意外に鋭いからな、油断していた。
「そう言えばそうだな。なんで初音ちゃんの分がないんだろ」
疑問に思うな耕一。
「そりゃ、もらい物だからじゃないのか? 初音の分まではなかったんだよ、きっと」
そうだ、それでいいぞ梓君。
「あら、それだったら初音の分の旅券も買わなければいけませんね」
その必要はないです千鶴さん。
「ですけど、なんで足りないとわかっててわざわざチケットを?」
ああぁ! 妙な所で鋭い!
「バカだなぁ千鶴姉は。初音の分じゃなくて耕一の分がなかったんだよ」
「そ、そうか。じゃあ俺はあきらめるしかないんだな。とほほ……」
ふぅ、何とかなりそうだな。
「でも、それじゃあ“初音”の分が足りない理由にならない。柳川さん、耕一さんの分で渡してたし」
楓君、一度ならず二度までも……鋭すぎるよ。
「うーん、楓の言うことも確かだなぁ。柳川さん、なんで初音じゃなくて耕一なんかの分なんだ?」
ついに矛先が俺のところに!
ど、どうするとにかくなにか答えなくては……
「ああ、初音ちゃんは俺と沖縄に行くから」
その瞬間、部屋の温度が3度ほど下がったような感じがした。
「や〜なが〜わさ〜ん?」
千鶴さん、お願いですから笑顔で鬼気を解放するのはやめてください。
「高校卒業前は手出すなって言っただろがぁ!」
「柳川さん、返答次第では私、あなたを殺さなくてはならない」
まずい、まずすぎる! 千鶴さんが狩猟者を目覚めさせている!
すまん、いつのまにか話が進んでいたようで。
ちと吊ってくるよ。続きはきにせんでくれ。
『あ、もう俺トランプいいわ……』
「ん? そうか」
「……つまんないよ」
遊んでいる気分ではなかった。
みさき君は食尽しているし、舞はグロッキー。
俺は祐介と話しこむことにした。
『おい、祐介……』
軽く揺り起こす。
「ん……先生……どうしました?」
さて、何を話す?
A 沖縄での日程
B 舞の学校での様子
C 初音ちゃんの学校での様子
D みさき君の学校での様子
E この際、毒電波についてじっくりと訊いてみるか。
Eかな?
『毒電波について詳しく教えてもらえないか?』
俺は前の事件以降、ずっと気になっていたことを尋ねてみた。
正直、仮に狩猟者の力を全て引き出したとしてもあの奇妙な力に打ち勝てるかどうかはわからない。
実際、耕一もアレにやられかけたらしい。
「毒電波、ですか……まぁ、簡単に言えば他人の脳に命令できる……みたいな能力ですね」
『脳に……?』
「ええ。空から降ってくるんですよ。それを自分の意思で、他人の意思にぶつける―――と言うか、何と言うか……
ちなみに、調べてみたら『髄不随意筋に働きかけて無意識の行動を起こさせたり、あるいは脳に直接語りかけてくるような声』
らしいんですけどね、こんな小難しく言われても僕自信ピンと来ません」
う〜む、わかったようなわからないような……
おっとそうだ。確かに原理も大切だが、それ以上に重要なことがあった。
『俺でもそれを防げるようにはならないか?』
「う〜〜ん……難しいと思いますよ。なにせ、コレは他人の脳波に干渉しますし、防げるのは毒電波だけですから……
そうですね、先生のできそうな対抗策と言ったら、発動前に――――」
祐介が言いかけたその時
A 突然機体が激しく揺さぶられた。
B 舞がけろけろけろっぴした。
C みさき君が話に割り込んできた。
D テロリストにハイジャックされた。
B
どういうわけか柳川になったとたんこのスレ活気付くなぁ(w
「う……うぷっ……」
その時、俺は舞の顔色がデンジャラスになっていることに気付いた。
『おい……舞、どうした?』
舞は口を手で押さえたまま、首を左右に振っている。
ああ、コレは、あれか――――
ゲロ。
ヒロインがゲロしたらヤバイよな……
まぁ無理もないか。ただでさえ飛行機が苦手な上、隣でみさき君のあの食尽を見せ付けられては。
「うあ……あう……」
っと、冷静に分析している場合ではなかった。
既に舞は涙目で一歩も動けそうにない。いわゆるこぼれそうな状態だな。
A トイレにつれていってやる。
B 鬼太郎袋を渡す。
C どれ、毒電波の実験だ。祐介に舞の吐き気を止めるよう言う。
D 『飲みこめ!』
いわゆるC
『よし、祐介。早速毒電波の実験だ。舞の吐き気を止めてみてくれ』
我ながらナイスなアイディアだ。これで舞の乗り物酔いも毒電波の実験も同時にこなせる。
「え……でも……」
『まぁいいじゃないか。ちょっとやってみてくれ』
「わかりました……責任は柳川さんが取ってくださいよ?」
『わかってるわかってる』
「では……むん!」
祐介が精神集中に入る。チリチリと肌が焼ける感じが微妙にする。
……これが電波か?
「う……うぷっ……」
お、舞に反応が……
「ごめんよ、川澄さん。恨むなら先生を恨んでくれ……」
「うううっ……」
さあ、どうだ!
「オエ……」
けろけろけろっぴ
「確かに完全に毒電波の支配化に置けば嘔吐感は止まったでしょう。
しかし、脳に電波を送るのは体にとってみれば異物の侵入と同じです。脳に干渉するその瞬間、各機関には膨大な負荷がかかります。
ただでさえ嘔吐感や精神疲労を感じるのに、乗り物酔いの人間に使えばこうなるのは自明の理ですよ――――」
そして、俺のスーツは酸っぱくなった。
同時に、俺たちは沖縄に着いた。
「やっとついたよ〜。確かに暑いね〜」
「みさき先輩、機内食30人分食べたって本当ですか?」
「……暑い」
「さっそく泳ごうぜ! この日のために水着を新調したんだ!」
「梓! ホントにあんな水着を着る気?」
「ヘッヘ〜ンだ。あたしにあって千鶴姉に無いものの差だね。あたしにゃアレが似合うんだよ」
「殺しますよ」
「うう……気持ち悪い……」
「舞ちゃん、大丈夫?」
「ごめんよ川澄さん……」
「水……」
「柳川、Tシャツ買ってきてやったぞ」
『ありがとよ……』
さて、ずいぶんと賑やかだが、とりあえずどうする?
A 海へ行く
B ホテルへ行く
C メシにする
830 :
名無しさんだよもん:02/07/29 01:32 ID:+G1AS9z9
部屋割りとかは後の楽しみにとっといてB
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……ageてしまった……スマソ
「だぁぁぁぁ……っ! 疲れたぁ!」
梓がホテルのロビーに転がり込む。全く。マナーも何もないな。
「失礼しまーっす」
その後に全員が続く。
ロビーで荷物を置いて一休みしていると、品の良い初老の老人がこちらに近づいてきた。
「柏木家ご一行様……ですね?」
『あ、はい、そうですが』
「柏木千鶴様は……」
「どうもお久しぶりですね」
「おおこれは千鶴様、お久しゅうございます」
……知り合いか?
『千鶴さん、これは……』
「はい、こちらのホテルとは旅館組合の繋がりで以前からお世話になっていたんですよ」
「いえいえ、こちらこそ先代には色々とご迷惑を……」
「と言うわけで、今回はスペシャルクラスのお部屋を借りることができました。みなさん、私に感謝してくださいねっ♪」
「ケッ、ぎぜ……」
「あずさちゃん?」
「ヒィッ!」
なるほど。確かにこれならホテル代はかなり浮くな。
「みなさま長旅でお疲れになったでしょう。お荷物は当方で保管しておきますので、どうぞ夜までご自由におくつろぎください」
『それじゃあ、しばらくはみんな自由行動だ。夜には帰ってくるように』
「「はーい」」
かくして、みんなバラバラに好きなところへ向かって行った。
さて、俺はどうするか。
A 温泉に入る。
B 屋上に行く。
C 近所のショッピングモールに行く。
D 街中をブラブラとあてもなくさまよう。
Bだ!
墓穴を掘らしたのは俺だから
初音ちゃんとラブラブなシチュにでもして彼に救いの手を・・・
柳川シリーズ面白いんだよなぁなんかしらんけどw
痕は旬だし今回の柳川は一人称が俺だし期待sage
(見てごらんよ瑠璃子さん、海岸の人間達を。まるでゴミのようだ)
(クスクス……どちらかと言うと石の方がいいんじゃない?)
(石……小石か……いいね。僕が少し歩けばたちまち崩れる石コロたち……)
(沖縄の電波はやんちゃだね。ちょっと扱うのが難しいけど、慣れればとても強い電波……)
(僕はこういうのちょっとニガテだなぁ)
(クスクス……長瀬ちゃんの女の子の趣味そっくりだね)
(る、瑠璃子さん!)
『………お前たち、何してるんだ?』
屋上では、祐介と瑠璃子君が電波で会話(?)していた。
『電波で会話か……便利だな』
「はい、慣れれば日常会話と全く変わらず……いえ、むしろ最近は瑠璃子さんとの会話はほとんど電波ですね
声を出すのが面倒で」
『……さすがにそれはどうかと思うが』
「……柳川ちゃんも電波ほしい?」
瑠璃子君は何故か微笑んでいる。逆に、祐介は狼狽している。
「る、瑠璃子さんっ!」
「クスクス……冗談だよ」
祐介&瑠璃子の好感度+1
さて、もう一ヶ所ぐらいなら行く時間があるな。どうしようか。
A 温泉に行く。
B 近所のショッピングモールに行く。
C 街中をブラブラする。
D 海辺に行ってみる。
フロだろフロ。A。
よし、旅の疲れを癒すにはやはり温泉だろう。
天然アルカリイオン水で心も体もリフレッシュ!
レッツゴゥ!
……と、温泉に続く廊下を歩く途中、久しぶりにアイツが話しかけてきた。
(―――オイ、柳川)
……狩猟者か。久しぶりだな。どうした? また俺を乗っ取るつもりか?
(ケッ、ンなことできねぇのはテメェが一番わかってるだろ)
まぁな。で、今回は急に何の用だ?
(テメェの覚悟を聞いときたい)
覚悟?
(テメェ……温泉と言ったらなんだ?)
温泉? そりゃあ……
A 見知らぬ旅行者と裸の付き合い。
B こう……勺をキュッ! と。
C (´ー`)y-~~マターリ
D 女湯は男にとって永遠の浪漫だ。
真面目に新しい展開を信じてA!
見知らぬ旅行者と裸の付き合いだ。
袖擦り合うも他生の縁という。新しい出会いがあるかもしれん
(ケッ、意気地なしめ! もう知らん!)
……それっきり狩猟者は引っ込んでしまった。何をしたかったんだ? アイツ。
ま、いっか。さ〜て風呂風呂〜♪
ガラララッ!
勢い良く引き戸を開ける。するとそこには岩で組み合わせれた巨大な露天風呂が設置してあった。
スゴイ湯気だ。回りの様子もよく見えん。だが、どうやら他の宿泊客はいないようだ。
嬉しいような、寂しいような……
ま、仕方がない。かがり湯を浴び、早速中に入る。
ざぶんっ!
『……くぅぅぅ〜〜〜〜っ!』
染みるぜコイツァ!
……と、その時、貸切り状態だと思った温泉だが、奥の方に人影があるのを発見した。
それは――――
A 耕一だった。
B 骨董屋を営む若い男
C 永遠の命を持った男
D 感じている感情がどうたらこうたらのオッサン
D!
と見せかけてB!
C!
超先生降臨かと思ったよ!
「けんたろ! おっぱいさわった! さわったなぁぁぁぁ!」
「うわっ! やめろスフィー! 別になんもやっちゃいないって!」
「うそうそうそっ! すっごくイヤらしい目で私のこと見てたっ!」
……騒がしいな。
ってーか女の子の声?
……チッ、湯気でよく見えん。
「ンなことするわけないだろっ! レベル1の体なんて見る気も起きないっての」
ブチンッ!
……何かが切れた。
「もういっぺん死ねけんたろ! まぁじぃかぁるぅぅぅ……!」
さて、なんだかドえらくピンチな状況の気がするんだが。
A このまま観戦
B 止める
C 逃げる
Aしかない
フム、たまにはこういうのを見るのも悪くない。ひょっとしたら将来の役に立つかもしれないからな。
俺はそのまま観戦することにした。
「まぁじぃかぁるぅぅぅぅぅ………!」
「や、やめろスフィー! この状況で使ったら……!」
使ったら?
「サンダガッ!」
刹那、極太の稲光が俺たちの入っている湯船に直撃。
石火、お湯に使っていた者全員が感電。
至極、俺は気を失った……こんなこったら止めるか逃げるかしとけばよかった……
BADEND[まじかるの名の元に]
てのはウソ。
気がつくと、俺は若い男女……とは言っても男の方は大学生風、女の方は小学生風だ。
その二人の顔が目に入った。……状況から察するに、俺は寝かされていて、二人は覗きこんでいる、という形か。
「あっ、目が覚めたよけんたろ」
「も、申し訳ありません……大丈夫ですか? お怪我はありませんか?」
『あ、ああ……大丈夫だ』
と言うよりも
『……今これはどういう状況なんだ?』
回りを見ると、ここはホテルの室内。俺が寝かされていたのはベッドだ。
しかも、俺の服は腰に巻かれたタオル一枚のみ。
「はぁ……実は……」
男が心底すまなそうに説明をはじめる。
要するに、風呂の落雷で俺は気を失い、しかも轟音で人が集まってきたんでこの二人が慌てて自分の部屋に運び込んだ、ということらしい。
この二人も感電したと思ったが……慣れてたんだな。きっと。
「ホントすいません。俺、健太郎って言います。コイツはスフィー。俺たちの不注意のせいで……」
『いや……怪我はないし、別にかまわない。ああ、俺は柳川だ』
それよりも重要なことがある。
『俺の服は?』
「あ……」
二人が顔を見合わせる。……どうやら忘れてきたらしい。
『風呂場だな。……取りに行こう』
「あ、ダメですよまだ無理しちゃ。それに、そのカッコで行くわけにもいかないでしょう」
……確かに。
「俺が……」
「私取ってくる!」
「あっ、オイ! スフィー!」
『…やはり私が行こう。あんな小さな女の子に任すわけにはいかない』
「ちょ、ちょっと柳川さん!」
スフィーと呼ばれた女の子を追い、ドアに向かう。
『待て……』
静止するがスフィーは止まらず、ドアは開けられた。
そして、ドアの前には見知った顔があった。それは……
A 千鶴さん
B 初音ちゃん
C 舞
D 耕一
B
うう……まじアンは昔スフィールートやっただけなのにキャラを出してしまった……
こんな感じでいいのかなぁ……とか思いつつもう寝ます。
「や……柳川さん……」
『初音……ちゃん?』
なんということだ。こんな状況で初音ちゃんとバッティングしてしまうとは。
「そんな格好で何を……?」
『い、いや、これはだね』
「……どういうこと?」
スフィーが訝しがる。
「柳川さんっ! 不潔だよっ! そんな小さな女の子と……」
『ち、ち、ち、違うんだ初音ちゃん!』
「もう知らないっ!」
ダッ! と初音ちゃんは駆け出した。
だああ!
いったい ど う す れ ば い い ん だ !
「なんか勘違いされちゃったみたいだね。私追うよ!」
『あっ! スフィー!』
その後にスフィーも続く。
A 俺も二人の後を追いかける。
B ヘタに俺が顔を出してもこじれてしまいそうだ。ここは待機する。
C 何はともあれ服を着なきゃ始まらん。
D 初音ちゃんの行きそうなところに先回りする。
Dに行って梓あたりとバッティングとか(w
チィッ! このまま追っても間に合わん! ならば、初音ちゃんの行きそうなところに先回りするのが上策ッ!
しかし、どこへ行けばいいんだ!?
『初音ちゃんの行きそうなところか……』
A 家族である柏木姉妹の所へ行ってみる。
B 悔しいが彼女の想い人である耕一の所へ行ってみる。
C 友人である舞たちの所へ行ってみる。
D 外だ!
D!
『外だッ! 俺の勘は「初音ちゃんは外にいる」と叫んでいるッ! 確実だッ!
そう、それは嵐の日には小便できないというぐらい確実だッ!』
そうときまれば……行くぞッ!
「あっ! 柳川さん! そのカッコ……!」
後ろから声が聞こえるが……今の俺を止めるにはあまりにも力不足ッ!
『いやっほーーーぅ! 柳川最高ーーー!』
ホテル内を疾走する風。それは俺だ。
初音ちゃんを追い求めさすらう微風。ああ、なんつーか男のロマンだ。
「お客様! 困りま……!」
スタッフの静止なぞ聴こうはずもない。そして、俺はとうとうロビーから正面玄関に踊り出る。
『初音ちゃんッ!』
……………
見知った顔は一つもない。ただただ一般観光客&ホテルマンの冷たい視線が突き刺さるだけだ。
……そうか。忘れていた。俺は今事実上裸だったな。
「たぶん……柳川先生」
後ろから声をかけられた。
『その声は……みさき君か?』
振り返ると、俺の真後ろにみさき君がちょこんと立っていた。
「先生もお買い物に行くの? だったらちょうどよかった。付き合ってもらえないかなあ?
初音ちゃんと一緒に行く予定だったんだけど、急にいなくなっちゃって」
『……買い物か』
A このままみさき君に付き合う。
B 健太郎から服を借りる。
C 初音ちゃんを一緒に探してもらう。
D むしろみさき君と夜の浜辺でランデブー
Dで男を見せろ!(w
なんだ……なんなんだこの俺が感じている感情は……
みさき君にこんな感情を? ……おかしい。絶対におかしい。
『みさき君、それより……夜の海を一緒に散歩しないかい? 潮風が気持ちいいと思うよ』
「えっ、先生……」
バカっ! 俺は何を言っている? みさき君だって嫌が
「うん……いいよ。一緒に行こ」
…………おい。
(みさきの好感度+1)
「うーん、やっぱり南の島はいいねー」
『あまり走り回るなよ』
「裸足になっちゃおっと」
結局俺たちはホテル近くの海辺へと行くことにした。昼間は腐るほどいた観光客も、さすがに夜になるとほとんどいない。
所々に花火をしている家族連れが見えるくらいだ。
「あははっ、ねえ先生、水が冷たくて気持ちいいよ」
みさき君は波打ち際で遊んでいる。……ホント、こういう光景を見ると彼女の目のことなんて忘れてしまうよな。
『……強いよな。みさき君は』
「え? 先生、なにか言った?」
『いや、ただ月が綺麗だな、って思ってな』
「月か……何点ぐらい?」
『80点……てところかな?』
「相変わらず点のつけかたが甘いね」
『それが俺の』
バシャッ!
『うわっ!』
いきなりみさき君に水をかけられた。
「あははっ、先生、油断しちゃダメだよっ!」
『フフン、やったな? 通知表の評価がどうなっても知らんぞ?』
「それは勘弁して……ほしいなっ!」
バシャッ!
『こいつめ……反撃だっ!』
バシャッ!
「うわあっ♪」
……いかん。年甲斐もなくはしゃいでしまった。
一頻り遊んだ後、俺が買ってきたコーヒーを飲みながら、二人で岩場に腰掛ける。
そんな折、みさき君が急に問いかけてきた。
「ねえ先生……私たち、他の人たちから見たらどういう風に見えるかなぁ?」
『……ん? そうだな……』
A 教師と生徒に決まっている。
B 保護者と被保護者だ。
C 兄と妹、ってところじゃないか?
D カップルに見えないこともないような気がすることもしないこともない。
Eで痴漢と被害者にしか見えないのだが(ぉ
Dで。どん底までもう一歩!
『カップルに見えないこともないような気がすることもしないこともない』
「……なにそれ?」
『……言葉通りだ』
「あははっ、先生照れてるの〜?」
『てっ、照れてなんかいないっ!』
なんだか最近みさき君には手玉に取られてるような気がする……
ともかくここはさっさと切り上げねば。
『おっと、そろそろ集合時間だ。ホテルに帰ろう』
「そうだね」
『……みさき君?』
反応したみさき君だが、立ち上がる気配を見せない。
「手、引っ張って」
手を差し出してくる。
『あ、ああ……』
……まったく、俺ってヤツは。
「はい、ありがと、柳川センセ♪」
『さて、それじゃあホテルに……』
(みさきの好感度+1)
……ファオンファオンフォオンファオンファオンファオン……
その時、俺の耳に聞きなれた音が聞こえてきた。
……パトカーのサイレンだ。
なんだか凄まじく嫌な予感が……
A 速攻ホテルに帰る。
B 別に俺がなんか悪いことしたワケでもないし。普通に帰る。
C 岩場の影に隠れる。
Bで墓穴ほれ〜(ぉ
だから何で柳川だとこんなに早いんだw
柳川先生と一緒に帰ってる途中、急にサイレンの音が聞こえて、それがどんどん近づいてきたんだよ。
「先生、お仲間だね」
『よしてくれみさき君、今回の旅行はちゃんとした有給をとってきたんだから』
そうだよね。なんだかんだ言っても柳川先生みんなのこと思ってるんだよね。
「うん、柳川先生、これからもよろしくねっ♪」
と言って抱き着いてみる。……あれ? 先生……服は……?
「そこのキミ、待ちたまえ」
「ん?」
『なんだ?』
急に後ろから声をかけられたんだよ。
「付近の住民から通報があってね、裸の変質者が少女を連れまわしていると。……ちょっとキミ、署で事情を聞かせてもらえないか?」
……なるほど。やっぱり先生は裸んぼみたい。
『ちょ、ちょっと待ってくれ! これは違うんだ……!』
先生、慌ててるよ。
「あー、わかったわかった。詳しい話は署で聞くから。とりあえずパトカーに」
『み、みさき君! 言ってやってくれ! 俺たちは別にそんなんじゃないと』
……どうしよっかなぁ。
A そういえば柳川先生には拘置所に放りこまれたよね。
B ここは先生に恩を売っておこう。
C 『私、この人にえっちなことされました』
ここはAでw
そういえば柳川先生には拘置所に放り込まれたよね。
どうにか厳重注意で家に帰してもらったけど、あの時は大変だったな。
よし、ここは先生にも拘置所に入ってもらって、それでプラマイ0ということにしよう。
わたしは警察の人に聞いてみた。
「あの……罪状は、軽犯罪法違反程度ですよね?」
「ああ、猥褻物陳列罪程度だったらそう大した罪にはならんよ。余罪が出てくれば別だけどね」
わたしは意を決して、言った。
「しょっ引いて下さい」
「み、みさきくーーん!!」
柳川先生の悲鳴が聞こえる。だけど、悲鳴はだんだん小さくなっていった。そして代わりにサイレンの音。
さようなら、柳川先生。真人間になって戻ってきてね。そしたら、また最初から始めたいな、って思ってるんだよ。
サイレンの音が聞こえなくなっても、まだ警察の人が残っているみたい。
「ところで、君にも事情を聞いてみたいので、できれば同行願えないかな?」
うーん、どうしよっかな?
A.おとなしくついていって、柳川先生の罪を少しでも軽くしてあげよう
B.おとなしくついていって、柳川先生の余罪の追及を手伝ってあげよう
C.この場は断ってホテルに帰ろう
D.この場は断ってもうしばらく海岸にいよう
866 :
名無しさんだよもん:02/07/29 20:50 ID:r8bOpeVm
Bでしゅ
「あははっ、なーんだ。そうだったんだー」
「そうだったんだよー」
ここはスフィー&けんたろの部屋。初音ちゃんとスフィーが歓談している。
「にしても柳川さん何処行ったんだろ……あんな格好で」
どうやら事情の説明は成功したようだ。
「私、柳川さんに謝らなきゃ……」
「放っといてもいいんじゃない? 男なんて少し心配させとくぐらいでちょうどいいんだから」
「おい、スフィー……」
「あ、いけない!」
いきなり初音が声をあげた。
「ど、どうしたんだい初音ちゃん?」
「私、そろそろお姉ちゃんたちの所に帰らなきゃ! じゃあね! スフィーちゃんに健太郎さん」
「また明日ね〜。部屋に遊びに行くよ〜」
「おやすみ」
「おやすみなさいっ!」
ロビーにはすでに全員が集合していた。
「おう初音、やっと来たか。遅いぞ」
「ご、ごめんなさい……」
「初音、柳川さんの姿を見かけなかった?」
「私も探してるの……」
「仕方がない、これ以上待っても仕方がない。部屋割りは俺らだけで決めちまおう」
「しょうがないですね」
「さて……」
※ 部屋割りを決めてください。一部屋は3〜4人入れます。一人ぼっちはやめてあげしょう(w
なお、男女は別です。今後のイベントに期待しましょう。
千鶴、梓、楓、初音|みさき、瑠璃子、舞|祐介、柳川、耕一
869 :
名無しさんだよもん:02/07/29 21:35 ID:on6KNku0
王道ですな。
しかし丸くなったなぁ柳川も
BカップよりAカップの方が(・∀・)イイ!
ではここで視点選択。
A.柳川・みさき(しょっ引かれペア)
B.祐介・耕一(男ペア)
C.千鶴・梓・楓・初音(柏木家グループ)
D.瑠璃子・舞(高校生ペア)
E.健太郎・スフィー(他の旅行者ペア)
A
その後Cきぼんぬ
むしろ最終的に全ルート制覇キボンヌ
むしろF.高槻ルートキボンヌ
拙いことになった。
「それじゃあ何から聞かせてもらおうかね?」
冷たい金属製の机を挟んで反対側には、俺が探していた初音ちゃんの代わりに中年の刑事が座っている。
仕事中であったら俺が座ることもある席だ。
この警部、一見だらけているようだが眼光に翳りがない。長瀬警部にも似た感じのタイプだ。
上等すぎるたとえをするならば、爪を隠してとんびの振りをする鷹といったところか。
「うーん、そうだなぁ。まずは君の名前から教えてもらおうか」
沖縄の強い日差しがそうしただろう浅黒い肌をした刑事は、顔を笑みの形に歪ませて俺に尋ねてきた。
みさき君が気にしていなかったこともあるからとはいえ、迂闊にもほぼ全裸のまま半日近く行動していたとは。
下手な言い逃れは自分の首を絞めることになるだろう。ここはおとなしくしているべきか。
「柳川裕也」
実際、タオル一枚で走り回っていた事を除けばやましいことは一つもないんだ。
いくらなんでも、最悪の事態は無いだろう。
「なるほど、柳川さんは警察の人間で、今回は休暇で旅行に来たと。こまるなぁ、お仲間さんがこんなことしちゃあ」
「面目在りません、とっさのことで動転してまして」
「まあ、私にも若い頃ってのがあったから気持ちはわかるんだがね。もう少し自覚を持ってもらってもいいと思うんだな」
「はぁ」
「んで、話の限りじゃホテルを飛びだした子を追っている途中であのこと水遊びと。
都合が悪くなったから宗旨替えということかな? うらやましいねぇ」
「…………」
「しかもどうやらあの子目が見えないそうじゃないか。実際、抱きつくまで君の格好に気づけなかったわけだしね。
襲ってもばれないだろうとかいった下心とか打算とか、最初にそういうことは無かったとも言えまい?」
中年刑事の尋問内容がだんだんとそっち方面になっていく。
(フザケルナヨ……)
(落ち着け、ああいう風にして動揺とかを探るもんなんだ。気にしているだけきりがない)
「いえ、そのようなつもりは全くありません」
キッパリと、返答する。
「んー、そりゃそうだろうねぇ。でも、もう1人の子をほっぽっちゃったわけだろ。そりゃ、虫の良い話じゃないかな?」
確かに、みさき君になんの魅力も感じなかったと言ったらそれは嘘になる。
だがそれを表に出すことはない。最も凶暴な狩猟者を抑えている俺にとって、それぐらいの感情を抑えることは容易い。
心を許している身内ならともかく。
「いえ、そのようなつもりは全くありません」
しばし、刑事の視線が品定めするように俺を舐り貫く。俺も全く表情を変えないまま見据え続ける。
「参った、お兄さん若いのになかなか手強いじゃないか。それじゃ、また色々と他の人に話を聞いた後で来るよ」
そういい残して、浅黒い肌の男は取調室を出ていった。
「ふぅ」
しかし、あの男。他の人に話を聞いてからといってたな。一体誰に聞くつもりだ?
A.みさき君
B.初音ちゃん
C.健太郎&スフィー
柳川ちゃんピンチ!ということでA
Cかな?
十数分後、件の警部が取調室に戻ってきた。
「彼女から事情は聞かせてもらったよ。いやぁ君も色々ヒドイことをしてきたようだねぇ」
『……何を聞いたんです?』
「刑事であると同時に教師もやってるクセに、生徒を事件に巻き込むわことあるごとに
女生徒に手を出そうとするわ柔道という名の元に体罰は繰り返すわ」
『………』
参ったな。それぞれに対してこちらの言い分もあると言えばあるが、この人相手だと逆効果かもしれん……
「しかも、目の見えない彼女まで命の危険に晒したそうだな。全く、同業として恥ずかしいよ」
……クッ、話の方向が危なくなってきたな。
「ああ。確かに今回の君の事件なんて軽いもんだ。普段なら厳重注意で釈放、というところだろう。
だがな、こんなのでもしばらく牢屋にいれておくことぐらいできるんだぞ?」
『そ、それは……!』
「いやか? イヤだろうな。折角の休暇が潰れてしまうものな」
『………クッ』
万事休すかっ!
「……だが」
不意に、中年警部の口調が変わった。
「同時に、君がいかに命がけで生徒を守ろうとしたかの話も聞かせてもらったよ」
『えっ?』
彼は淡々と続ける。
「自らの危険も省みず他人を守る。確かにこれは俺たちの理想であり、目標とするところでもある。
だが、言葉で言うほどこれを実践するのは簡単ではない。教師としてもがんばってるそうだね?
本業との板ばさみに合いながら、積極的に生徒と交流を深め、悩みのある生徒の相談には乗り、不良には注意を促す。
……立派だよ、君は」
『そ、その話は……』
「川名君、だったかな? 彼女の話だよ。さんざん君のことを愚痴ったあと」
――――でも、みんな先生のこと、好きなんですよ――――
「だとさ。全く、うらやましいよ」
場が和んだ……のか? 俺はゆっくりと口を開く。
『……で、俺の処遇は……』
「フゥ」
と一息つき。
「帰ってよし。帰って謝りたまえ。君の友人たちに」
『あ……ありがとうございます!』
深々と礼をする。
「おいおい、私は君のことを尋問してたんだぞ? 何故礼を言う」
『は……はい!』
「服は署のジャージを貸そう。さっさと帰りたまえ。……彼女を連れて、な」
『……ありがとうございました……』
「おかえり、センセ♪」
署を出たところで、みさき君の出迎えを受ける。
『ただいま、みさき君』
「これでプラマイ0だねっ♪」
……なるほど。そういうことか。
『ああ、そうだな』
「あの刑事さんスッゴクいい人だったんだよ♪ 私の話が終わったあと、穴場のビーチの話も聞いちゃった」
『穴場……?』
「ウン。あのホテルの前のビーチってすごく混むんだって。でも少し離れたところに地元の人しかしらない秘密の砂浜があって、
明日はみんなでそこに行きなさいって」
『あの人が……』
……感謝しなきゃな。
「それじゃあ、遅くなっちゃったけど、そろそろ帰ろうか」
『ああ、そうだな……みんなご飯済ましちゃっただろうなぁ……』
A みさき君とどこかで食事をとる。
B 南国の星空の下、二人で歩いて帰る。
C タクシーを拾う。
上手くまとめてくれてthx。
そして選択肢はBかな。
Bだ!
タクシーなんて野暮な真似はするな!
ところで刑事と教師を両立することって可能なのか?
柳川の場合、「学校における潜入(?)捜査員」という仕事と考えれば問題ないのでわ。
表向きはに例の事件は解決していない事になっているから
未だ潜入捜査の任務は解かれていないのでは?
今スレ中に終わるのだろうか・・・
『……みさき君、こんなに星が綺麗な夜にタクシーを使うのは味気ない。……歩いて帰ろうか』
「うん、いいねっ」
満点の星空の下、俺とみさき君は歩いていく。
みさき君の歩みに合わせ、ゆっくりゆっくり、ゆっくりと。
ちなみに手を繋いで。
……か、勘違いするなよ! 彼女は知っての通り目が見えないから、ちゃんと俺がガイドしなけりゃならないんだ!
わかってるんだろうな!?
『……………』
「……………」
二人とも終始無言で歩み続ける。
空を、
星を、
地を、
そしてお互いの温もりを確かめ合いながら。
それだけで十分だった。
それ以上はいらなかった。
(みさきの好感度+2)
☆ ☆ ☆
A 柏木四姉妹視点へ
B 高校生ペア視点へ
C 漢視点へ
D けんたろスフィー視点へ
c
やあみんな、お久しぶりだね。初めましての人もいるかな?
僕は長瀬祐介。プリティチャーミーなごく普通の高校生さ。
ただ、僕には人とちょっとだけ違うところがあって、それは「毒電波」っていうのを使えること。
え? 毒電波って何? ふっふっふ。それは次回のお楽しみ、ってことで。
さて、それはともかく。
実は僕、今耕一さんと……
A 超高レートのポーカー真っ最中。
B お風呂で覗きを決行中。
C 街に繰り出してナンパ中。
D 部屋でゴロゴロ中。
B
二人揃えば恐いもん無しだ!
祐介が雅史化してる・゚・(ノД`)・゚・
と思いつつ、選択肢はきっちりB
耕一、お前の親父くささを見せつけるときが来た!(w
>>893 漏れもなんか知らんが雅史が思い浮かんだよ(w
どうにかして祐介の雅史化だけは避けねば!
「よし……行くぞ、祐介」
「あの……耕一さん? やっぱこういうのはマズイんじゃ……」
「今更何を言う! お前は気にならないのか! この生け垣を超えた先にある、未知なるパラダイスを!」
「……いえ、そりゃまぁ気になりますけど」
「ならば問題ない。征くぞ」
漢(バカ)二人組は男湯と女湯の間にある生け垣をそろそろと歩いていく。
当然二人とも真っ裸だ。いや、腰に手ぬぐいぐらいは巻いてあるが……
(こういちさん! ストップ!)
(んっ!?)
(……………ふう、気付かれなかったようです)
(どうした?)
(わからなかったんですか? 今ちょうど僕らの隣を千鶴さんが歩いていきました)
(……ナイスだ、祐介。やはりお前を選んだ俺の目に狂いはなかった)
見つかったら間違いなく殺されてたな。
「よし、では引き続き任務を続行する」
「了解ッ!」
なんだかんだでノリノリな祐介であった。
(……ところで、狙いは誰なんです?)
(フッフッフ、誰だと思う?)
(う〜ん……)
A 胸無し年増寸胴の千鶴さん?
B 脳筋ホルスタインの梓さん?
C 貧乳楓ちゃん?
D つるぺた初音ちゃん?
E ないすばでぃの舞さん?
F 僕の大事な瑠璃子さん?
G 未知なる人?
Fで。
(ひょっとして……僕の大事な瑠璃子さんですか?)
(大正解。……よし、行くぞ)
瑠璃子さんを? この男が?
ふざけるな。
瑠璃子さんの黄金率に彩られた非の打ち所の無い肢体を拝んでいいのは僕だけだ。
こんな親父くさい鬼の目アカがついていいものではない。
くそっ、くそっ、くそっ! どうしてくれようか!
どうしてくれようか! どうしてくれようか!
罰だ。
そうだ罰だ!
罰を与えよう!
罰だ罰だ天罰だ!
この罪深き鬼に天罰を与えよう!
A 千鶴さんの湯船に落とす。
B 梓さんの湯船に落とす。
C 舞さんの湯船に落とす。
D いっそ全員勢ぞろいしたところに突き落とす。
Aで。
……そうだな。
耕一さんを奈落の底に突き落としかつ確実に滅殺してくれそうなのは千鶴さんだ。
この男は千鶴さんの湯船に突き落とすことにしよう。
「おっ、そろそろ見えてきたな」
(地獄の門がな)
「あ、耕一さん……怪しそうですよ」
さっきの千鶴さんが歩いていった方向に誘導する。
「ホントかい? ……よし」
バカは単純だ。疑いもせずついてきた。
「ホラ、あれが怪しいと思いません?」
「どれどれ……クッ、湯気が濃くてよく見えないな……」
「もう少し近づいてみたらどうです?」
「う〜ん、でもこれ以上進んだら……」
「男は度胸、です。行きましょう」
「……そうだな。よし、もう少しだけ……」
耕一さんが崖から見を乗り出す。
……フッ。
「あっ、耕一さん! 背中に蜂が!」
「え?」
どんっ
「…え?」
耕一さんの巨体が、スローモーションで落ちていく。
空中に身を投げ出され、まっ逆さまに落ちていく。
「ゆ……う……す……け……」
「あ、ごめんなさい。強すぎました。……ご武運を」
ばっしゃああああーーーーーん!
「え? え? え? 何事ですかっ!?……こ、耕一さん!?」
「え? 瑠璃子さ……千鶴さん!? こりゃ一体どう言うこと………」
「それはこっちのセリフですっ! まさか耕一さん、覗き……」
「ちちちち違います! 祐介! おい祐介! どこだ……!」
「どこに祐介君の姿があるんですかっ!」
「祐介! 裏切ったか!」
……既に僕は生け垣の奥の安全な場所に隠れていた。
トドメ、刺そうかな?
A 耕一にトドメを刺す。
B 天罰覿面。男湯に戻る。
Aかな
B
僕の瑠璃子さんを汚そうとした罪はあまりにも重い。
情状酌量の余地なし。トドメをさそう。
「さあ耕一さん、答えてください! 覗こうとしてたんですか!?」
「い、いえ、千鶴さん……」
(毒電波、発射!)
「誰が貧乳寸胴年増偽善者の風呂なんか覗くか。自意識過剰もいい加減にしな」
「……こういち、さん?」
「うわわっ! 今のは違います! 口が! 口が! 口が勝手に……!」
「――――あなたを、殺します」
女湯の方から耕一さんの断末魔の叫び声が聞こえた。
よし、ミッションコンプリートだ。
……と、男湯に戻った僕の前に、意外な人が現れた。
「る……瑠璃子さん!?」
「長瀬ちゃん……電波届いたよ」
「で、電波って……ここは男湯だよ?」
他に客はいないけど。
「長瀬ちゃん……女の子のはだか見たいのはわかるけど、覗いちゃダメだよ」
「うっ……」
そうか。さっきの電波を……
「私のはだかなら、長瀬ちゃんの好きにしていいから」
「……はい!?」
言うやいなや、瑠璃子さんは自分の体を覆っていたバスタオルをほどいた――――
「長瀬ちゃん――――でも、あんまりジロジロ見ないでね」
「る、瑠璃子さん……」
そして、僕たちは……
A 柏木四姉妹ルートへ
B 舞ルートへ
C まじアンペアルートへ
D 話を進める
Dで。
この程度ではあの罪深き鬼には物足りない。
これはだめ押しだ。
チリチリチリチリチリチリチリチリ
僕は電波を耕一さんに送りつけた。
その内容とは?
A.千鶴さんの胸を揉め。
B.千鶴さんに抱きつけ。
C.そのまま立ち上がってご開帳。
Cで何がなんだか
惜しかったね。
910 :
906:02/07/30 01:12 ID:vjPUQ63f
>>909 繋がってない。
早い者勝ちの鉄則に破れた敗者の図です。
出遅れたりしたら一応その旨を書いた法が良いかもね。
「いっや〜、大した運だよな。沖縄旅行のペアチケットがあたるなんてさ」
「まあ親戚の縁遠い時代だし、血縁関係を深めようとお前を誘って
やったんだから、一生感謝しろよ」
「へっ?たんに一緒に行く相手がいなかっただけだろ?」
「…おい、今の言葉はかなり痛かったぞ」
やばいっ、誰かが来る!くそっ、今、生涯最高の瞬間にいるのにっ!
「瑠璃子さん、ごめん!」
僕は、裸のままぼーっと立っていた瑠璃子さんを湯船の中に沈め、
やってくる客から彼女の体を隠すような位置を取った。
ドプン。
ガラガラガラッ。
「お、誰も居ないなっ、ラッキー」
手ぬぐいを腰に巻いただけの、癖っ毛の金髪が言った。と、もう一人が浴場に入ってくる。
二人とも猫のような口をしている。会話の内容通り、親戚同士みたいだ。
「いや、誰か先客がいるみたいだぞ」
後ろの男が僕の存在に気付くと、湯船の中へやってくる。
風呂に入る前に体くらい洗えよ!
彼は気安く声をかけてきた。
「へへ…どうも。同じ高校生に見えるけど、家族旅行かい?」
「い、いえ。学校の先生が旅行に誘ってくれたんです。みんなで一緒に遊びに行こうって」
「へ〜、そいつはうらやましい。うちの髭にもそんくらいの甲斐性が欲しいよなぁ」
「まあどんな先生でもお前だけは誘わないと思うけどな」
話し相手の後ろから茶々が聞こえた。
そんな下らない会話をしていると、か細い電波が僕の脳内に届く。
…祐介ちゃん、
…ちょっとだけ、
…苦しいよ。
しまった、瑠璃子さんも肺呼吸をすることをすっかり忘れていた。
しかしどうする?温泉には未だに高校生達が居座ってるし…。
僕の瑠璃子さんがあんな低俗な奴らに視姦されるのだけは、絶対に、絶対に阻止しなければならない。
そこで僕は、
A 「あ、あれはもしかしてUFO!?」と空を指差し大声で叫んだ。
B 突然二人に目潰しを喰らわせた。
C 新鮮な酸素を口移しで瑠璃子さんに送り込もうとした。
D 取りあえず毒電波で解決だ!
Dだ!
毒電波って便利だなぁ
祐介ちゃんじゃなくて長瀬ちゃんな、と事故突っ込み。
髭ってカノだっけ? おねだっけ?
917 :
名無しさんだよもん:02/07/30 07:26 ID:Obu1xwS7
なんで柳川だと(以下略
北川と住井?
よし。こういう時のための毒電波だ。
こいつらには悪いが……いや、悪いのはこいつらだ。
僕と瑠璃子さんの甘い一時を邪魔した罪、万死に値する。
精神集中ッ………!
チリチリチリチリチリチリチリ………
「あれ? なんか頭が……」
「ボーッとしてき……た……?」
さあ、どうしてくれようか?
A このまま風呂から上がらせる。
B お互いが妙齢の美女に見えるようにする。
C 地獄の映像でも見せつける。
D せっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくす…………
BとDは危険なのでCで隙を作るんだ!
フッフッフ。そうだな、ここは一発地獄の映像でも見せ付けてやるとしよう。
「まずは……ここは温泉だし、血の池地獄ッ!」
「うぎゃぁぁぁぁぁぁ! なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
「熱いィ! 熱いィ! 熱いィィィィィィィ!」
くははははは! まるで焼けた鉄板の上を飛び回る虫ケラのようだ。
二人はそのまま湯を飛び出し、岩肌が露出した土手を登っていった。
「クックック……山か。ならば、針の山!」
「痛っ!」
「な、なんなんだこれは!?」
ケッケッケ。今二人にはごく小さな葉っぱすら鋭いトゲに見えていることだろう。
「クソッ、何がどうなってんだ!?」
そしてぇ!
「爆炎地獄!(ベノン)」
「うっぎゃぁぁぁぁぁぁぁ! 体が! 体が! 体が崩れるぅぅぅぅぅぅぅ!」
「あーーーーっはっはっは! 思い知ったか愚者どもめが! これこそ天罰! 我に逆らった罪だ!」
……長瀬、ちゃ……
「ん? ってあーーーーっ!」
気がつくと、ぼくの真後ろで瑠璃子さんが青い顔をして浮かんでいた。
……しまった! 調子に乗りすぎて忘れていた!
「な……が……せ……ちゃ……ん……め! だよ……」
※ 後日、祐介は瑠璃子にたっぷりと毒電波でお仕置きを受けたそうな。
A 柏木四姉妹
B 舞
C スフィー
D ストーリーを進める
B
べノンは爆霊地獄だと突っ込んでみる
なんで飲酒の現行犯で拘置されたはずのみさき先輩が
当たり前のように沖縄に出かけられたのだらう
>923
……スマソ
間違えた……
>>865で「厳重注意」ですんだ、とあるし、今回の旅行は
刑事である柳川が監督してるからなんとかなったってコトで脳内補完ヨロ(w
舞「舞だ。川澄をしている。今私は」
A,修行中だ
B,散歩中だ
C,夕食中だ
D,超グロッキーだ
Cで。
ワラタw
ガンパレかよw
夕食中だ。
柳川先生を誘おうかと思ったが、行方不明なので却下。
みさきを誘おうかと思ったが、行方不明なので却下。
瑠璃子たちを誘おうかと思ったが、温泉に行ってるので却下。
・・・・・・少し寂しい。
ホテルで食べるのもなんだか味気ないので、近所の小さな店に入ってみた。
注文したのは
A,牛丼
B,ゴーヤチャンプルー
C,キムチラーメン
D,琉球蕎麦
B
・・・・・・うむ。おいしい。
にがうりと豚の組み合わせが卵を混ぜることによってふんわりと優しい味に昇華されている。
使われている豆腐もとてもいいものだ。おそらく天然大豆であろう。
心なしか飛行機で悪くなった気分が晴れた気がする。
そういえば、ゴーヤチャンプルーには胃を癒す働きもあったな。ちょうどよかった。
ここの店は要チェックだ。
よくみると、店内にはチラホラと地元民っぽいお客がいる。
どうやら今日の私はツイているらしい。こんな店を発見できるとは。
会計を済まして店を出るとき、おばさんに呼び止められた。
・・・・・・若い娘が来たのは久しぶりらしい。おみやげにサトウキビを十本ほどもらえた。
少しうれしい。
A ホテルに帰る。
B 少しこの辺を散歩する。
C 浜辺でさとうきびをかじる。
Bだ!
まだ時間はある。どうせ瑠璃子たちはイチャついていることだろう。
・・・・・・彼らが友人であることに変わりはないが、さすがに隣で四六時中電波会話されるとこちらの気も滅入る。
しばらくは夜の沖縄の街を歩いてみることにした。
「・・・・・・静かだな」
考えてみればあたりまえである。私たちが泊まっているホテルは中心街からはだいぶ離れた場所。
それこそ「泳ぎに来た人たち専用」というような佇まいである。
夜ともなれば外を出歩く人が減るのは自明の理。
歩いても独り。
トウキビを齧っても独り。
・・・・・・少し寂しい。
だがその時、私は近くに人の気配があるのを感じた。
A 花火をしている三人組
B みさきとツーショットで歩いてくる柳川先生
C 半死半生の耕一
D 帽子にサングラスをかけた怪しい人影
うむ。Dで。
というかかなり芝村色が濃い舞だな。
帽子にサングラスをかけた怪しい人影がこちらに走ってきているのに気がついた。
・・・・・・大丈夫だ。殺気は感じない。
「お願いします! 助けてください!」
声からすると女のようだ。
「どうした?」
「冬弥君が! 冬弥君が!」
「・・・・・・誰だ?」
「お願いしますっ! 助けてください! こっちです!」
と言って女は私を引っ張っていこうとする。かなり慌てているようだ。
さて、どうするか。
A 困っている人は助けなければならない。
B 余計なことに巻き込まれたくはない。
C このサトウキビを食べ終わるまで待て。
Cだな。
「まあ待て。今私は食後のサトウキビタイムを満喫している。これを食べ終わるまで待て」
「・・・・・・い、急いでくださいっ!」
がじがじ
「・・・・・・・・・」
がじがじがじ
「・・・・・・・・・・・・」
がじがじがじがじ
「・・・・・・・・・・・・・・・」
がじが・・・・・・
「ああっ! もうっ!」
女が私の手からトウキビをもぎ取った。
「何を・・・」
「もっとちゃちゃっと食べちゃってください! こういう風に!」
バリッ!
・・・・・・一息で食べた。
「(ごっくん)はい、これで大丈夫ですね。さあ、行きましょう!」
私はついていった・・・・・・というより連れて行かれた。
サトウキビって・・・・・・食べるものじゃないと思ったのだが。
「あそこですっ!」
女の指を指した方向を見る。どうやらケンカのようだ。
砂浜で数人の男が・・・・・・いや、一人の男が数人にボコられている。
「あのやられている人が冬弥君ですっ! 助けてください!」
「ふむ・・・・・・一人の人間を数人がかりで痛めつけるとは。感心できることではないな」
私は、抱えていた袋から愛剣を取り出し、久々にその感触を確かめた。
「少し待っていろ」
A 軽くひねってやる。
B 叩きのめす。
C 男を激励する。
Aで
939 :
1:02/07/30 16:10 ID:Jz9w1og2
そろそろ新スレですな。
で、早めに立てて
残りを雑談にでも使ったほうがいいかなと思うんだけど
意見キボン
A よし、早速
>>1は次スレを立てろ! んで話も新スレに以降。こっちは雑談。
B いや、スレ立てるのはいいけど、限界までこっちは使おう。
C まだ早いだろ。
D その他。[ ]あなたの意見を書いてください。
Aでいいんじゃないかな?
Bで。前スレもそうだったんだし。
此処まで選択方式かよ!(w
Bでよいとおもいます
選択式にワロタ
Aで。
しかしこんなことをやっている間に1000まで到達してしまうのではといってみる。
E:最終決定権は950に
Bで向こうでマターリ雑談きぼんぬ
このスレは速さが正義!!
よってAに決まりだろ。
949 :
名無しさんだよもん:02/07/30 17:36 ID:/5UBhpOM
柳川に始まり柳川に終わった今スレ。次回はγか?
というか、雑談スレが溢れるこの葉鍵板で、これ以上雑談スレ作っても仕方ないと思われ。
雑談というか感想
感想と反省。
俺が思うに柳川は選択側の良心が働くし、
主人公でないから、キャラが立ってて行動がある程度読めるので、書きやすいのだと思う。
あと明確な目的だな。
それを書かないと物語が二転三転する気がする。
なんかみさき先輩がヒロイン街道一直線なんですが。
954 :
1:02/07/30 19:25 ID:Jz9w1og2
選択肢用意して下さった方サンクス。
多数決だと微妙なんで鉄の掟を適用。Aでいこうかと。
>>1の文ど〜すっかな・・・
955 :
1:02/07/30 19:50 ID:Jz9w1og2
前スレに引き続き依頼です。
・前スレの作品「DOLL」(仮)のタイトル正式決定
・今スレの
>>373からのファンタジー物のタイトル募集
よろしくお願いします。
956 :
1:02/07/30 20:00 ID:Jz9w1og2
>953
本編では千鶴さんのせいでヒロインになりそこねたからな(w
自分は「鬼との交戦、鬼の一撃を受ける柳川、そこに駆けつけたみさき
そして、みさきは柳川の返り血を浴び…」つーネタ考えた(w
…あれ、単に血を浴びるだけでも主従関係になるのか?
ありがちな展開だが
みさきが死にかけ鬼の血で蘇生&目が治るとか考えてみたこともあったなぁ。
初音スキーのこの俺としては、フラグを上手く初音の方に持っていきたい。
が、俺はこのスレではいつもスローリィ。
>>959 このスレで必要なのは即応性だからねぇ。
漏れも書き上げてリロードしたら先越されてて、抹消した文章がいくつあることやら……
このスレにはまってしまった。
……時間があったらまとめてみようかなぁ。
他にまとめる作業やってる人とかいますか?
いたらやめときますw
>>960 うん、よくある。
特に23時以降とかお昼時はバッティング率が高いわけで。
けんど、それを恐れて書かなかったら誰も続き書かなかったりもするし。
その辺りの博打性、スリル感も他のSSスレには無い魅力だったりして。
>>961 まとめ作業……どういうのかはわからないけど、やってて作品のタイトル決めて次スレの最初に前スレのリンク張るというくらいじゃない?
ついで、次スレの鉄則にコテハン禁止を入れてみたいと言ってみる。
いや、何となくなんだけども。
>>962 あ、ページとかです。引用可ならってことですが。
結局のところ、次スレは?
965 :
1:02/07/30 22:11 ID:Jz9w1og2
せめて
>>375の方だけでも頼むよ〜・゚・(ノД`)・゚・
>>961 昔ゲームにしようとかサイトにまとめようとか
出てたんだけどいつの間にか消えていた模様。
やる気があれば頑張ってください。引用はここが匿名だから大丈夫かと。
>>962 コテハンは禁止までしなくてもよいのでは・・・?
非推奨で書いておきますけど・・・。
>>965 別に無理してタイトル決めることもないと思うがね。まあいいや。
じゃあ好きなの選んでくれ。
A.ずっと友達だよね
B.藤田浩之的親友滅殺事件顛末
C.勇者と魔王
D.バッドエンドへの道
E.神聖モテモテ王国東鳩分室
B
968 :
962:02/07/30 22:31 ID:v6iqt2B6
>>965 うぬぬ了解。
といっても現状でコテハン名乗っている人物も居ないし、
誰でも気安く参入できるようになるかな? ってだけなんであんまりこだわるつもりはないです。
引用に関しては、自分は特に気にしてない。
文句はたぶんでないと思うけど……
ま、やったもんがちだと思うよ。
タイトル……シンプルに浩之幻想道中記とか。
すまん、ネーミングセンスはないんだよおおぉぉ。・゚・(ノД`)・゚・。
選択形式で>375のタイトルは
「藤田浩之的親友滅殺事件顛末」
となりました
とりあえず、他のスレで使ってる自分のページの深いところで公開でも良ければ、
DOLL(仮)の打ち込み(コピペともいうw)をやってみましたんで……
重くなるようでしたら、また新しく取りますし。
しかし、「カオス 〜混沌の世界〜 (スレを使い切るまで) 」のはずなのに
展開が最近で一番まともなのが笑える。
葉鍵者のサガか。
なに かんがえてんだ!
>>971 オレは展開必死でぶっ壊そうとしたよ? たよたよ?
>>973 もっとがんばれ。
リコールなんて俺が言わせない!
>>975 ぐっじょぶ。
>>1 今度こそスレタイは、
〜 選択形式で進めていくスレδ 〜
だからな。
>>975 ナイスガッツ。
>>1 そろそろ立てる必要がでてきたかと。
そもそも、次スレが無ければ話の続きが始まらないような。
>>975 あえて言うなれば選択形式で進めていくスレβのリンクが間違っている
979 :
1:02/07/31 00:52 ID:iGxl6nhN
協力して下さった方サンクス!!
>>975もグッドジョブ!!!( ゚ー^)b
ほんじゃぼちぼち立ててきます。
>そもそも、次スレが無ければ話の続きが始まらないような。
カオスだから1000逝ったらお終いなんじゃないの?
ここまで来てそれは無いだろう。続きも気になるし。
カオスネタに柳川の後日話を持ってきたのがそもそもの間違いだったね。(w
1000以降はカオスじゃなくてニュートラルな柳川物になりますとか。
根本的に間違ってるけどね。
>>981 鉄の掟は絶対です。
ネタが切れたときに続きをやるか、
1000までに完結させるかしかないと思われ。
ちなみに、俺は続きが全然気にならない…何故だろう…
984 :
1:02/07/31 01:05 ID:iGxl6nhN
あと、
>>975のサイトのβのリンク先が間違ってる・・・。
修正よろ。
激しくガイシュツなんで首吊ってきます
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
987 :
961:02/07/31 05:42 ID:dYB2epNz
治ってた・・・。
埋めたてだぁ!990!!
舞を芝村にしてしまってゴメンナサイ。
ここまで来てdat落ちしたら笑えるね(w
自分がここに書き込んだ時点で秒読みはリセットされるわけだが。
ちゃんと埋め立てしようよ・・・
じゃあ埋めるか。
梅。
鮭。
海苔。
今だ、1000ゲトー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´
∧_∧ ) (´⌒(´
⊂<`ш´⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
ドッコイショ・・・・・・・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
∧_∧ (´;;
<`ш´ >⌒ヽ (´⌒(´
U‐U^(,,⊃'〜... (´⌒(´⌒;;
…よせやい
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
ポ ∧_∧ ポ
ン <`ш´ > . ン
(´;) U,U )〜 (;;).
(´)〜(⌒;;UU (´ )...〜⌒(`)
ほれ、次の奴。
アレやってくれよ、アレ。
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(| <。> <。> .|) < 今夜の主役は僕さ!
>>1の足首を折ってあげるよ
| .(、,) | | Its Ugue! Its うぐぅ!
| ヘ_,、_ハ. | . \____________________
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ヘ Y | | \_/ | | Y /
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