祐介「やめろ!沙織、目を覚ませ。奴に正気なんか無いんだ。
沙織はそれに気が付いてないんだ!」
沙織「わかってないのは祐介よ!月島様は人類の新しい世界を切り開く方だわ」
祐介「利用され殺されてもか!」
沙織「あの人の理想のためなら死んでもいい!」
祐介「バカッ!!死んだら…死んだらお終いじゃないか……死んだら……」
沙織「祐くん…」
栞「どうですか?」
祐一「栞の好みのものが無いにしては、よく組み合わせた」
栞「むずかしくいう……なんだ、まだ食べるもの決めてないんだ」
祐一「お前を待っていたんだろ」
栞「そうか、そうか…なににします?」
真琴「ねえ…。美汐は遅れるようだけど、一緒に食べたいと言ってたわよ」
祐一「そう…」
栞「バニラアイスは外せないな…」
真琴「冬にアイスなんて元気な人だね?」
綾香「強くなるのは良い事よ。それが好きな事の為なら」
葵「そうですね、綾香さんもそうやって強くなったんですね、エクスストリームの為に」
香里「先日は不手際があり、大変遺憾に思っております」
久瀬「前置きはいい、そちらは何を望んでいるのだ?
理由によっては強制退室させるかもしれん」
香里「さてどうですか。そうなれば反生徒会の者が生徒会を潰しましょう」
久瀬「連中が?」
香里「はい」
久瀬「要求は何だ」
香里「栞の進級を」
久瀬「美坂栞の進級はすでに約束しているはず。血判でもほしいのか?」
香里「血判?フフッ…アハハハッ…紙の上に血を置いた物など何の証明になりましょう。
私が欲しいのはあなたの椅子だ!」
久瀬「逃がすな!捕まえろ!」
香里「これには催涙ガスが詰まっている。少し強く押せば吹き出す。
この部屋の人間を足止めするには十分すぎる量よ」
久瀬「貴様!」
香里「これで決まったわ。生徒会には奴らをぶつける!」
久瀬「そうそう好きにはさせん!」
香里「残念だけど手筈通りに進んでいるようなのでね」
栞「お姉ちゃん、早く!」
久瀬「くっ」
香里「動くなと言ったでしょ!」 ボンッ
久瀬「…美坂め、本気で奴らを生徒会にぶつけるつもりか」
香里「よし、良好ね。どれ程の役員が生徒会を辞めていくか、楽しみだな」
郁未「自由でありたいのよ。ホラ、本当のことって、簡単にわからないでしょ?
それをわかりたいと思うと、そりゃ、用心するときもあるよ」
舞「やはり…そういう風にしか見えない?」
名雪「当たり前です」
舞「…私は、10年前に無くしてしまった、私の感情の行き所を
探して、生きてきた…」
名雪「そんな人がわたしを憐れんで祐一を譲ったんですか?
感情的にもならず」
舞「今の私は、女としてとても充足している…。安定しているの…。
…でも、時々昔のことも思い出すから…」
名雪「それは勝手です!わたしにも祐一にもショックでした…。
祐一は今でも苦しんでいます」
舞「そう…。祐一は、男だからね…」
名雪「関係ないでしょう!」
浩平「フッ、俺の勘が正しかったな。
現実になじめない男も少しは役に立つということだ」
あさひ「…和樹さん!怖かった。こわかったです!」
和樹「そうか…よく戻ってこれた。コスプレブースにも騒ぎがあったんだろう?」
玲子「ええ、その上、カメコのフラッシュの中を逃げまわったもの」
和樹「そりゃ、災難だったな…」
玲子「刺激が強すぎ。堪ったもんじゃないわ」
和樹「中に入りなよ。暖かいぞ」
あさひ「は、はい…」
耕一「梓!裏切りか、盾にされているのか!返事をしろっ!」
柳川「盾だと?!俺が貴様の仲間を使って、盾にする男か!」
耕一「なら解放しろっ。そうでもして見せなければ、信用するかっ!卑劣漢め!」
梓「構わないわ!こんな奴やっちゃって!!」
耕一「狩猟者、柳川祐也!人質をとらなければ戦えないとは、情けない奴なのだなっ!」
柳川(俺の名前を知っている?!)
耕一「ヤサ男に出来ることは、その程度だろうよ」
柳川「返す!貴様をおびき出すために、捕まえていただけのことだ。
こんな奴がいなくとも、この俺は勝つよ!」
耕一「返すだと?」
柳川「こうだ!受け取れよ!」
セリオ「ヒロ、ユキ、ゲンキダセ」
美汐「わかります。人には絶えず義務というものがあって、厄介なものです」
栞「そう。義務…でしょうね」
美汐「生きるための…とでも付け加えた方が気持ちいいでしょうか?」
栞「それほど生きることに執着はしてませんよ?私」
まい1「ま、講堂で魔物を狩る者が、踊っているってのが、アホなんだよね。
私たち魔物をバカにしているんじゃないの?」
まい2「いいじゃない、きのうのハンティングのお礼もしなくちゃね。やられないでよ!」
まい1「よーし、巻き添えの方々には、憐れみの意を表する。勘弁してね」
耕一「彼女達にも、少しは、千鶴さんの料理の厭さかげんを知ってもらう」
名雪「何があったの?舞とかいう人と」
祐一「危険な少女と接触してしまった。それを流すこともできず、
学校に乗りこまざるを得なくなった。そういうわだかまりさ」
名雪「それは聞いたよ」
祐一「…本当のことだよ」
名雪「うん、認めるよ。祐一が嘘は言わないのは、分かってる。それに……。
…蓋然的に言えば、嘘は言わないで済むもんね?」
祐一「…」
名雪「祐一…。嫌いになったの?」
祐一「…?!嫌いだ好きだというように、二者択一に出来るようなことじゃない……けどな、
そういうからみ方をされれば、好きなものでも嫌いになるよ!」
名雪「…!」
祐一(未熟なんだよな…)
名雪「…祐一…」
祐一「すまない、名雪。いまは仕事をさせてくれ」
名雪「自分で仕事をつくっておいて…!」
祐一「………」
祐一「今夜もいい夜だってのに、誰かさんは来ないのかい?」
観鈴「つまんない」
往人「つまらんな…しかし、観鈴…」
観鈴「人生なんて、こんなもんさ」
往人「…出発は八時だ。七時には起こしにいく。それでいいな?」
観鈴「うん。じゃ。往人さん、おやすみなさい。わたしの夢をみてもいいよ」
往人「すまんな、そうさせてもらうから、おとなしく待ってろよ」
観鈴「はーい」
最下層って書くにもネタがないものだな・・・・
291 :
最下層住人:02/11/06 01:49 ID:NXJ/DIEw
しょうがないのでとりあえずageる
往人「…分からないね。自分がもともと持っているものって、説明できないな」
佳乃「そうよ、そうなのよ。あたしの心は淋しいのよって、その理由なんか、説明できないよ」
栞「アデュー!…私のお姉ちゃん。私は死にに行くのかもしれません」
和樹「…すまないが、有明につくか、落とすかだけだ。こらえてくれ」
大志「代償は?」
和樹「ない。それなりにできることをやった、という自己満足だけだ」
由宇「きびしいなぁ…」
冬弥「…さっきは、なんで笑ったんだい?」
理奈「別に…あたしが嫌いなのに、あの時のあなたは、あたしを気にしたから…」
冬弥「会場では、紳士方が声をかけているので、僕みたいな若造は、近づけなかった。
格が違いすぎるだろ……それに、笑いの件は違うな。君は別のことを考えていたろ?」
理奈「そう?あたしが?」
冬弥「きれいだな。本当に…」
理奈「ありがと」
冬弥「本当だ、ウン…」
理奈「フフ…」
冬弥「…推測でも、本当のことを言われると、つらいことがあるものだ…」
英二「そうねぇ…ステイタス。人が最後に欲しがるのは、それさ」
理奈「おー、嫌だ。大人って、なんでそうなるの?」
英二「想像力がないからさ」
冬弥「会いたかったんだ。こんな所で会えるなんて、思ってもいなかったんで、すごく嬉しい」
理奈「冬弥くん…」
理奈「今、冬弥がいったこと、ウソだ」
冬弥「…?なにがウソなんだ?」
理奈「あたしとずっと一緒にいられて?あなた?」
冬弥「…僕のことをどこまで知っているんだ?」
理奈「いやだな。こちらの返答しだいで、答えることを変えるんでしょ」
冬弥「そういわれても仕方がないききかたをしたか…」
冬弥「…そりゃ、理奈の想像するとおり、僕の身辺だっておだやかじゃない。
すぐに一緒にいられるようにはなれないけど、今いった気持ちは、まちがいじゃない」
理奈「それでも、そういう言葉はうかつに口にして欲しくないな。
それは、ヤワな男のやることだよ」
冬弥「すまない。恥じる…。
…こらえ性のない、ということなんだな。反省するよ」
理奈「…」
香里「フフフ…そうでなきゃね…生きてるかいがない…」
祐介『なんで邪魔をするんだ!瑠璃子ッ…!』
瑠璃子『あなたは、私といっしょに行くんじゃなかったの…?』
祐介『瑠璃子は、求めすぎたんだ…その上で、僕から逃げていったじゃないか…!
誘う権利なんて、瑠璃子にはないんだよ!』
瑠璃子『くすくす……ひがんでる。そう言うんだから、私をまちがって殺してしまったんだね?
それは酷いよ…。本気で殺してくれるなら、それはいいんだよ?
でもね、まちがいで殺されるほうはたまらないよ…おいでよ、祐介ちゃん』
瑠璃子『いちばんきたない人殺しなんだよ!祐介ちゃん!!』
祐介『実の兄と愛した女のできそこないが言うことかッ!』
祐介『ああ…僕の肉声をきいている耳は、どこにあるんだ?
無か空か…それでは、悲しみもない…孤独もない…無そのもの…』
祐介『そうか…暖かさが、実在の原点か…。
…いいんだ…これでいいんだ…』
沙織「祐くん…大丈夫?」
祐介「沙織…」
沙織「うなされて…」
祐介「ああ…そうか…」
閃光のハサウェイ多いな。
北川「いい女か、子供をつくるまでは、死ねねぇな…!
そうでなきゃ、何をしに生きてきたか、分からねぇじゃねぇかっ!」
観鈴「生きていることを示しつづける。それがわたしの抵抗だよ」
往人「どこの神様も、皮肉な運命ってやつがお好きなようだな」
柳也「生きてこそ得ることのできる幸せをその手に掴むまで、その命!俺が預かる!」
神奈「懐旧の空か…」
往人「これがあんたの現状把握かっ!」
晴子「大人には、子供のわからない世界があるんや…」
美凪「みちるを制止するように、国崎さんも自分のことを制止できますか?」
観鈴「あす早朝まで、もたない…」
聖「ああ。…こんなことは言いたくないが、心やすらかに」
佳乃「ワープロは必要かな?」
観鈴「…?なんで?」
佳乃「遺書を書くのなら、ってね…」
観鈴「……書くつもりはないけど、書くかもしれない。置いておいてもらいたいな」
佳乃「うん。他に希望はない?」
観鈴「そうだね…あのジュースは手にはいるのかな?ゲルルンジュースがのみたい」
佳乃「どこかにあると思うよ。じゃあ、すぐに持ってくるからね」
観鈴「ありがとね。封筒もいるかもしれない」
佳乃「うん、うん…!」
観鈴『…できることなら、意識がないうちに死んでいたかったけど……
それじゃあ呪いにならないからね……』
観鈴『…死ぬぐらいは、みんながやってきたことだ。わたしにだって、ちゃんとできるはずだ』
観鈴「ん…」
佳乃「あ…?!ごめん……」
観鈴「ううん、いいよ……佳乃ちゃん?」
佳乃「だって、だって、あまりにも急なんだもの…。
…ごめんね」
観鈴「………」
観鈴『…お母さん、往人さん』
観鈴『…今のわたしは、往人さんに出会ったために、
自分をかえりみることなく、がんばって生きたことの結果なんだなぁ…。
翼人のこととか、呪いとか、そんなのは、些細なことなんだ…』
観鈴『遠い記憶の人も、そんなことをいっていたみたいだった…。
夢だったな…夢をみていたみたいだ…ずっと…』
佳乃「…観鈴ちゃん?」
観鈴「……ん」
美凪「着きました…、海に…」
美凪「…最後に言いたいことはないですか?」
観鈴「わたし、頑張ってよかった。もう…1人きりじゃ無いのが、とてもうれしい」
佳乃「…懺悔したいことは?」
観鈴「これまで、わたしに関係してくれて、わたしに豊かな人生を提供してくれた
人たちみんなに、心から感謝します」
美凪「…苦しくはないですか?」
観鈴「にはは…ちょうどいい…かな?」
佳乃「…いつまでも、友達だと思ってる。忘れないよ?」
観鈴「うん、わたしもだよ。佳乃ちゃん、美凪さん…」
観鈴「………!!」
観鈴『も、もう…ゴールしてもいいよね…。がんばったから、もういいよね…』
観鈴「……ゴールっ」
美凪「…!」
佳乃「…ッ」
聖「ごくろうだった」
往人「いや…」
聖「どうだったかな?」
往人「は?なにが?」
聖「神尾観鈴のようすだよ」
往人「ああ…いさぎよい。堂々としていた」
聖「そういう意味では、彼女は、頑強だったいうことかな」
往人「そうだな…」
往人「………」
聖「…国崎君、さぞかし無念であろうな」
往人「あ…いや!忘れるよ。自由放浪の旅に出る。
なにしろ、俺は、そうして生きてきたからな…」
晴子「この町は人も少ないし、気候も良いし、ここで死ぬわ。
居候、あんたはどうするんや?」
往人「そうだな…観鈴はいなくなってしまったが、その魂を継ぐ少女は必ず現れるだろうしな…
その娘を探す旅にでも出るかな?」
往人「西か東か、雪が降る町なんかもいいな。必ず見つけ出してみせるさ」
晴子「そうか…。居候は、元気なんやな」
往人「どうかねぇ…皆が落ち着き始めたら、聖のところに寄って、謝ってみるよ。
若い女に騙されて、ごめんねって…その次だな。旅に出るのは」
晴子「へぇー…若い女ねぇ…」
往人「ああ、ひでぇ女だった」
316 :
名無しさんだよもん:02/11/16 23:07 ID:XL/ORyQt
ロラン「ディアナさま。今日のお夕食はシチューでよろしいですか?」
ディアナ「よしなに」
ロラン「いい材料が届いているんです」
ディアナ「左様でありますか」
ロラン「・・・あの・・・ディアナさまの喋り方と言うのは・・・
その、おばさん臭くありませんか?」
ディアナ「物腰が上品だと言って下さい」
柳川「出て来たか、狩猟者の女」
千鶴「柳川祐也、来ましたか」
柳川「逃がしはせん!」
千鶴「この柏木千鶴、みくびっては困る」
千鶴「流石ですね。しかし、いつまで避けられる?」
柳川「くうッ、いい気になるな、女ッ!……見えた!」
千鶴「…ッ!彼がこれほどの男とは…しかし!!」
柳川「ぬううぅぅー!!くっ、なんと言うプレッシャーだ!
だがあれごときの力に!」
耕一「な、なんだ?!あっちだ、あの方向からものすごいプレッシャーが発している」
拓也「よく、味わってくれたまえ」
詠美「売れ筋なんてのは、しょせんはその前後の流行によって決まるのよ。
自分の判断の正しさに自信を持ちなさい」