【女医】霧島聖さんスレッド【萌え】

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49幸せな日の夜 1
注)このSSは>>39の世界上の出来事です……細かいことはあまり気にしないように(爆

 いま俺はソファに座っていて、机には教科書類などが並べられている。
 聖と結婚した俺は、聖を支えられるようになるために看護士の資格を取ろうと勉強していたのだが……
「難しい……}
 そう、非常に難解なのである。まあ、世間様の一般教育を受けた覚えがないため、
中学生の数学の教科書(佳乃のお下がり)等を使って勉強しているのだが、なかなかわからない。

「というわけで聖、ここ教えてくれないか?」
「ああ。いいだろう……」
 聖は俺の隣に座り、身体が密着するくらいに寄ってきた……顔を真っ赤にしながら。
 ちなみに、佳乃は『新婚さんの邪魔はできないよぉ〜』などといい、友人宅に泊まりにいってしまった。
「いいかね? ここは左辺をこう代入して――――」
「……なるほど」
「これで解けるようになる。わかったかね国崎くん?」
 流石、聖は頭がいいだけあって教え方もうまく、わかりやすい。
「ああ、わかった。……で、聖。いまのお前の名字はなんだった?」
……彼女の指には結婚指輪であるシルバーリングがはまっている。
「え? あ、私は……国崎、だったな……」
「じゃあ、俺のことを名字で呼ぶのはおかしいよな」
「あ、あの……その…ゆ、ゆきと……くん、で、いいか?」
「ああ、そうだな」
……まあ、くんは要らないような気もするが、あってもいいだろう。
50幸せな日の夜 2:02/07/04 01:09 ID:WmcduTyV

 しばらく自分の勉強をして、食事をとった。時刻は8時となろうとしている。
「ふむ、そろそろ風呂に入る時間だな」
「……そうだな。聖、先に入っていいぞ」
 レディファーストだ。
「そのことなんだが…………ゆ、往人くん…」
「何だ?」
 まだ恥かしがっているようだ。
「つまり、その…………わ、私達は、結婚したよな?」
「ああ。俺は聖のことが好きだからな。籍も入れたし、式もした」
 聖はゆでだこのようになってしまった。
「それで?」
「だ、だから……夫婦、なんだよな?」
「ああ、当然だろう」
 そういうと、聖は何かの決意を固めたようだ。
 いつも堂々としている聖にもこんな一面があったんだな、と思うとすこし嬉しくなる。



「………お風呂、一緒に入らないか………?」

 彼女はこれまで以上に恥じらいながら、すこし震える声でそういった。

51幸せな日の夜 3:02/07/04 01:11 ID:WmcduTyV

「………………………は?」
「い、嫌か?」
 またしても聖にしては珍しい、下から見上げるような、不安そうな視線。
「……いや、嫌じゃないぞ。そうだな、よし、一緒に入るか」
「じ、じゃあ、先に風呂に入っていてくれ……私もすぐにいくから……」
「ああ、わかった」

 俺は着替えをもち、風呂場に入る。

――――――――男の着替えなど書きたくないので省略――――――――

「ふぅ……しかし、聖と結婚することになるなんてな。
……初めてあったころからは全然想像ができないな」

 風呂のドアのむこうから音がした。聖が入ってきたのだろう。
「どうだね……湯加減は」
「ああ、ちょうどいいぞ……まあ、すぐわかるけどな」
「………………」
「どうした? 聖」
「い、いや……なんでもない……いざとなったらやはり決心がつかなくて、な……」
「……やっぱり、別々に入るか?」
「私から誘ったのだ……そういうわけにはいかないだろう」
「そういうものか?」
「ああ…………入るぞ」

 そして、風呂場のドアが開いた……