【end】葉鍵キャラの最期【fin】

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90名無しさんだよもん:02/07/02 02:15 ID:3Ig4HGxN
次の瞬間、葵は地面に叩きつけられていた。
《ま、松原葵、ダウゥゥゥゥゥゥンッッッッ!!!!》
────ウオオォォォォォォォォーーーー!!!!
(な、何が起き────)
喚声と揺らぐ視界の中で、綾香の足がそっと下りるのが見えた。
審判が葵に駆け寄る。
「だ、大丈夫です・・!まだ、やれます・・!」
地面に手をつき、必死に体を起こす。
頭の中の割れるような痛みに、このまま倒れてしまいたい欲求に駆られる。
(ま、まだ負けられないっ・・やっと綾香さんと・・対等に戦える場所に、来たんだから────!)
葵が立ち上がり、ファイティングポーズをとる。
────ウオオオオオオォォォォォーーーー!!!!
「・・・・」
綾香の顔からは笑みが消えていた。
91名無しさんだよもん:02/07/02 07:36 ID:xHTjaEg0
>>90
ヲーズマソ?
92名無しさんだよもん:02/07/02 07:48 ID:xHTjaEg0
【市内・総合病院】

栞の髪が、柔らかな春の涼風に揺れる。
真っ白な病室の片隅。
栞は眠っていた。
「・・・・」
香里は音を立てないように、そっと栞の横に座る。
「・・髪、伸びたわね」
胸の辺りまできれいに整えられた髪を、さらさらと落とす。
栞は静かに眠っている。
「すこし、痩せたかしら」
香里は笑って、栞に顔を近づける。
「・・・・」
唇が触れ合う程度の、軽いキス。

「あ、そうだ。頼まれていた・・」
香里はバッグから書類の入った封筒を取り出して、栞の枕元に置いた。
「それと・・二年生の生徒手帳。特別に進級させてくれたわ」
香里は笑って、栞の胸元に自分の新しい生徒手帳と栞の生徒手帳を並べる。
「これで栞も二年生ね」

「手、握っていい?」
香里は布団の中の栞の手を握った。
「・・冷たいわね」
93PD友の会:02/07/02 08:03 ID:lqefxSRw
ペニスを出したいあなた
ペニスを見たいあなた
http://8420.teacup.com/jpjp/bbs
94名無しさんだよもん:02/07/02 08:12 ID:0v79fmeE
ハァハァ(;´Д`)
95P1:02/07/02 08:31 ID:WMMFqO/R
>90
貴様。よくここまで書いた。立派だ。褒めてやる。
数ならぬ泡輩たる貴様にとって、この俺様に褒められるは最大の栄誉。
末代までの誇りに思うが良い。
だが、しかしだ。貴様、一体誰の許可を得た? 
この俺様に一言の断りも無く。
葵を殺す? そんなことは許されない。
いいか? 決めるのは貴様ではない。俺様だ。
ここまでは、まあいい。だがこれ以上、書くのならば良く考えろ。
殺すことは許さん。ニッコリ笑顔が浮かぶようなラストを書くのだ。
この俺様が貴様に命ずる。心して書け。
96名無しさんだよもん:02/07/02 14:07 ID:iNg/2noA
>>90 no tuduki
試合再開の合図。間合いを詰めたのは綾香だ。
ほんの2・3完歩で音も無く葵の懐に入り込み、ローキックを放つ。
  ビシィッッ!
「うっ・・!」
よろめく葵に、綾香はそのまま踵を振り下ろす。
綾香得意のコンビネーションだ。
しかし葵は綾香の戦いを何度もビデオで研究してきている。
葵は瞬時にバックステップでかわし、綾香の軸足側から攻めに出た。
「やあっ!」
渾身の中段蹴りが綾香の脇腹に突き刺さる。いままで何万回と打ち込みを続けてきた中段蹴りだ。
「ぐっ───!?」
この会場にいる誰一人として見た事の無い、綾香の苦痛に歪む表情。
葵はこれを機と蹴りと打撃の連打を浴びせる。
────ウオオオオオオォォォォォーーーー!!!!
綾香はことごとくをかわし、葵の動きに合わせて上段のカウンターを放った。
  バシィッッ!!
「────!」
葵の右腕が側頭部をしっかりとガードしていた。
(勝つんだ────綾香さんに────綾香さんに────!)
97名無しさんだよもん:02/07/02 14:08 ID:iNg/2noA
試合は乱打戦となった。
いつのまにか場内は静まり返り、二人の呼吸と打撃の音だけが響いている。
邪念のない、純粋な戦いとはこうも美しいものなのか────
観客は二人の動きに、表情に、飛び散る汗に、心を奪われていた。
  ピシッ! ガッッ! バシィィッッ!!
「・・くっ───!!」
綾香が葵の腕を取ってそのまま背負い投げにもっていく。
葵は空中で咄嗟に体を捻り逃れた。
「やあっ!」
ふたたび接近戦に持ち込む。
  シュッ! バッッ!! バシィィッ!!
三分・・五分・・七分・・・
二人の動きは止まらないが、徐々に攻勢に変化が出てくる。
   バシィィッッ!!
「っ!!」
綾香の強烈なローキックが入った。
前傾になった葵にムチのようにしなる上段蹴り───
   ガッッッ!!!
ガードの上から強引に振り抜く。その衝撃に葵は膝をついた。
二度目のダウンを宣告される。
98名無しさんだよもん:02/07/02 14:10 ID:iNg/2noA
────ウオオオオオオォォォォォーーーー!!!!
綾香はそのままの姿勢で葵を見下ろしている。
恐ろしいことに、その息はもう整いつつあった。
(やっぱり強い────綾香さんは─────)
意識が朦朧とするなか、葵はよろよろと立ち上がる。
(だって、私が憧れてきた人だもの─────)
(ずっと私が、目指してきた人だもの──────)
試合再開の合図。
綾香が間髪入れずに迫ってくる。
───綾香さんがいたから、私はここまでこれた────
「がんばれ!葵ちゃーん!!」
「葵!!しっかりしなさい!!」
───藤田先輩や坂下先輩がいてくれたから、私はここまでこれた────
「松原先ぱぁぁぁぁぁいっっ!!」
「葵さぁぁぁぁーーん!!!」
───みんなが・・みんながいてくれるから────!!!
───私はまだ、がんばれる───────!!!
    パァンッッ!!!

静寂。
ただ前に出しただけの、なんの変哲もない上段蹴りだった。
綾香はゆっくりと、前のめりに崩れ落ちる。
《ダ・・ダウゥゥゥゥゥーーーーーンッッッ!!!!!》
────ウオオオオオオォォォォォーーーー!!!!
99名無しさんだよもん:02/07/02 14:12 ID:iNg/2noA
坂下が息を呑む。
「む・・無拍子・・・?」
「来栖川選手!意識はあるか!」
審判の声に綾香が反応した。
「や、やれるわ────」
手足の動きを一つ一つ確かめるようにして立ち上がる。
「葵の・・いまの蹴りは───」
見えなかったわけではない。避けることができなかった。
場内に静寂が戻る。
両者が中央に立ち、試合再開が告げられた。
「・・・・」
「・・・・」
どちらも動かない。
葵はもう一人の自分が自分を見つめているような錯覚に陥っていた。
自分の深いところで、もう一人の自分が静かに呼吸をしている。
悪くない感じだった。
体はほとんど動きそうにない。
それでも不思議と安心感が葵の中を満たしていた。
葵が構える。
綾香は葵とまったく同じ構えをとった。

              
                モウチョットダケ ツヅクノジャ 
100名無しさんだよもん:02/07/03 02:58 ID:6IlHjpPg
続き期待面手
101名無しさんだよもん:02/07/04 03:27 ID:bllrh2GG
>>100
タスカリマスタ アリガd
チヒツ スマソ
102名無しさんだよもん:02/07/04 03:28 ID:bllrh2GG
「決着よ」
「はい」
二人の距離は互いの左手が触れ合うほどに接近している。
「綾香さん」
葵は穏やかな笑みを浮かべた。
「勝ちたいです、私。綾香さんに」
綾香がくすっと笑う。
「私もよ」
一呼吸。
二人の拳が同時に動き、交差する───
───ドゥッ・・・!!!
「・・か・・はっ・・・!」
綾香のスピードが優った。
葵の腹部に綾香の正拳が深々と突き刺さっている。
(勝った───────)
葵が前のめりに崩れ落ちる。
綾香は拳を抜き、後ろへ下がろうとして異変に気づいた。
倒れかける葵の右足が見えない!
───ヒュウッッ!!!
すぐ耳元で風を切る音がした。
103名無しさんだよもん:02/07/04 03:34 ID:bllrh2GG
───ゴッッ!!!
葵の倒れ込みながらの後ろ回し蹴りだった。
綾香の長髪が宙を舞いそのまま地面に落ち───
(───負けたく・・ないっっ!!!)
───否、それでも綾香は踏みとどまった!
意識を保てるのはあと数秒か───
それは葵にとっても同じことだった。
すぐ目の前に、綾香がいる。
もう少し手を伸ばせば、届くところに。
音のない真っ白な世界を、葵は必死に掻き分けていく。
綾香はすでに蹴りの体勢に入っていた。
何も見えない。次の瞬間にも意識を持っていかれそうだ。
ただ、すぐそばに葵がいることだけはハッキリと感じられた。
そこへ向かって、最後の力で蹴りを放つ。
綾香の蹴りは、葵の頬をそっとかすめただけだった。

(・・負けたんだ、私──────・・)
綾香の最後に残った意識が遠のいていく。
その中で、頬に触れる柔らかな感触があった。
(・・葵────・・?)
「───・・・・・」
耳元で葵が何かを囁いた。
「・・うん・・」
綾香は葵の言葉を聞き取ることが出来なかった。
だが、それでも笑顔で、頷いてみせた。
104名無しさんだよもん:02/07/05 17:57 ID:wM9gBBZb
最後尾
105名無しさんだよもん:02/07/05 18:06 ID:gBfMLkMv
 
106tuini saikasou:02/07/05 18:06 ID:Kdnb5h/6

綾香は医務室のベッドで目を覚ました。
傍らには芹香とセリオ、その後ろにセバスが控えている。
「気が付かれましたか」
セリオの声。
綾香は体を起こそうとして激痛にうめいた。
「綾香お嬢様。無理をなさらぬように」
セバスが言う。
「大丈夫よ、これくらい・・」
芹香が無言で綾香の背中を支える。
「ありがと、姉さん」
広い医務室を見渡す。この四人以外には誰もいない。
窓から外を眺める。日はすでに落ちかけていた。
「試合は・・大会は、どうなったの・・?」
セバスが後ろに控えたまま口を開く。
「試合は綾香様の負けにございます。松原様は立ち上がられました」
淡々という。
「ですが、松原様にはもうこれ以上戦えるだけの力は残っていませんでした。決勝は坂下様が不戦勝で優勝されました」
「・・そっかぁ・・」
綾香は軽く唇を噛みしめ、笑みを浮かべた。
「葵は?好恵も、ここじゃないの?」
「はい。お二人とも松原様の控え室のほうにおられます」
頷いて起き上がる綾香。
セリオとセバスが手を貸そうとするが、綾香は首を横に振る。
「私一人で行かせて。いろいろと話したいことがあるから」
107名無しさんだよもん:02/07/05 19:00 ID:Kdnb5h/6
しんと静まり返った廊下を歩いている。
体中の痛みが鈍く心地よく響く。
───いろいろと、話したいことがある。
でも、何から話せばいいのかわからない。
言葉が一つも浮かんでこない。
廊下の角を曲がる。人影が見えた。
白衣を来た医師と、もう二人。
その二人は綾香を見ると、笑顔でそろって頭を下げた。
「娘がお世話になっておりました」
葵の両親はもう一度深々と頭を下げる。
綾香も畏まってお辞儀をした。
「先ほどの試合、最後まで見させてもらいました。本当に素晴らしい試合でした。ありがとうございます」
父親が言う。
「いえ、お礼を言うのはこっちの方です。相手が葵だったからこそ、私も今までで最高の試合ができました。葵は私の最高のライバル・・最高の友人です」
綾香の言葉に葵の母が肩を震わせ、目頭に手をやった。葵の父がその肩を優しく抱く。
───な、なに・・・?
釈然としない空気に綾香は戸惑う。
父親がドアノブに手を掛けた。
「葵が中で待っています。誰よりもあなたに会いたがっていました。顔を見せてやってください」
───だから、何を言って────・・
綾香の言葉は音にならなかった。
蛍光灯の淡い光が綾香の足元に伸びる。
とても静かだった。
108昔のスレから:02/07/05 22:15 ID:0XuEaAye
楓はマゾSEXの末に情死して千鶴はオカルトに入信し、委員長は援助交際中に惨殺、 弥生は売春婦から鬼怒川の温泉街でストリッパーをやって淋しく一生を終え、三咲先輩は人類の救済のために珍味やハンカチ売るが最後には山の中に生き埋めになり、理奈は薬物の大量摂取で死亡。

コミケで一目惚れした彼はメジャーデビューしてしまい付き合いはそれっきり→出版社で仕事をしているという男に騙されて処女喪失するもすぐに彼女の元から消え去る→
別の同人作家と親しくなって同姓するが男はマンガを書かなくなり酒浸り、別な女を部屋に連れこんでイチャついていたので出てゆく→フロムAに掲載されていたキャバクラのバイトを始めるが一日で辞める→
しかしその日に知り合った自称編集者の客と付き合いを始めるがエッチされただけで捨てられる→見合い結婚するがすぐ離婚→コミケで出会った妻子持ちの出版社の営業マンと付き合う→
「今日で最後にしよう」といつものホテルで呟かれたことをキッカケに「彼は秘密組織のスパイであり、郵便局と共謀して自分を騙していた」などの妄想に操られる→気がつくと渋谷のホテル街を全裸のまま返り血まみれでナイフ片手に歩いていた→逮捕(長谷部彩)

あ、最期じゃないや。
109名無しさんだよもん:02/07/05 23:10 ID:AOCs179Z
あれ…?笑おうよ……
110名無しさんだよもん:02/07/06 03:22 ID:0M50ymj9
思えば幸せだったと思う。
もうだいぶ前になってしまったが、夫が亡くなった時私も死のうかと思ったが
思いとどまった。息子も、娘ももう大きくなった。
孫の由紀子はもうすぐ二十歳を迎える。
私は今の生活に満足している。
もう充分だ。思い残すことも無い。このまま眠れば私は目を覚まさないのだろう。
闇が訪れる。昔は起き上がれない朝に恐怖していたが、もう、充分生きた。

・・・・・若い私がいる・・・・・高校生の私だ。
ああ・・・・あの頃の私は光ってたなあ・・・・ふふふふ
あの娘・・・懐かしい・・・岡田さん・・・・だったかなあ・・・
あの髪型・・・結局変えなかったな・・・まだ元気なのかな・・
結婚は一番遅かったっけ・・・私が早く結婚しちゃって、ずいぶん怒ってたな・・

ああ・・・まつもとさん・・・・だ・・・ふふふ・・・笑ってる・・・
もう私のことなんて覚えてないのかしら。今何やってんのかな・・・
同窓会と、結婚式であっただけだったなあ・・・

ああ、あの頃・・・三人でいつも一緒にいた頃・・・・楽しかったなあ・・・
一番私が輝いてた時・・・か・・・ふふふ・・・
藤田君・・・・か・・・追っかけてたな・・・あの頃・・・楽しかった・・・

・・・・・・・楽しかったなあ・・・・・・
・・・・・・・・・・・

「おばあちゃーん、朝ごはんどうするのー?冷めちゃうわよー」
「おばあちゃーん・・・もう・・・由紀子・・・起こしてきて・・」
「はーい・・・あら、おばあちゃん幸せそうな顔で・・・」
111名無しさんだよもん:02/07/06 11:34 ID:jUjG6o9N
うまいゾォぉぉ
112名無しさんだよもん:02/07/07 01:02 ID:mcfL4kxm
不戦勝になった坂下が可哀想やんけ
113名無しさんだよもん:02/07/07 10:11 ID:4VztGqwt
−???
ピ・・・データ記憶域検索・・・

・・・・・私は綾香。あなたは?・・・・
・・・HMX−13か・・・なにか他に愛称みたいなのはないの?
・・じゃぁ、セリオ。姉さんの名前から一文字もらって、それに(クス)あなた真面目そうだし。

・・・じゃ、セリオ、改めて、今後ともよろしくな。
・・・ふふふっ。私たちにやきもち焼かないでよ?

・・・・ほぎゃぁ、ほぎゃぁ、ほぎゃぁ・・・・

・・・・・・・セリオ、今までありがとう・・・浩之、待ってくれてるかな・・・

おかしいです。過去データの検索はしていません。どうして?

・・・セリオ、今までありがとう・・・
・・・・セリオ、よく仕えてくれたね。ありがとう・・・・
・・・・・・セリオにもお礼を言っておかないといけないな・・・

「セリオ、早く来なさい、(クス)置いていくわよ」

綾香様?・・・・


−ピ・・・データ領域にエラー発生。修復できません。
機能停止します。

「ママー、セリオが動かないよー」
114名無しさんだよもん:02/07/07 14:45 ID:EMcQGe9L
・゚・(ノД`)・゚・。
115名無しさんだよもん:02/07/07 22:35 ID:nV9I90BC
ageてみる実験
116名無しさんだよもん:02/07/07 23:32 ID:WObSFqOe
>>115
罠にはまってしまいました
117名無しさんだよもん:02/07/07 23:38 ID:j60SfkxI
凶刃は深々と弥生の下腹部に刺さっていた。
「弥生さん!!」由綺の声が駐車場に響き渡る。
「由綺さん・・・・逃げてください・・・・」
鮮血のしみがじわじわと広がっていく。この犯人の狙いは私ではない。
あくまで由綺が狙いなのだ。ここにいては由綺が危ない。私の夢の由綺さん。殺させはしない。
「由綺さん。ここにいては二人とも危険なんです。誰かを呼んできてください。
力のある男の人を・・・早く・・・・」
弥生は、由綺にしか見せない聖母のような微笑をたたえながら話し掛けた。
由綺は大粒の涙をこぼしながら頷くと小走りに駆け出した。そう、それでいい。

男は、獲物が逃げていくのを見て、猛烈にこの邪魔をした女が憎くなった。
「みんながじゃまするんだおまえもじゃまするんだななんでみんなじゃまするんだ」
ブツブツと言いながら包丁を弥生から引き抜いた。
「ウッ」足元がふらふらする。血が止まらない。
男はもう一度構えた。再び、下腹部に包丁が刺さった。丁度うずくまるような形になると
また男は包丁を引き抜いて、今度は首筋の辺りに包丁を突き立てた。鮮血が顔面を彩る。
うつ伏せに弥生が倒れるとその上で男は何度も何度も包丁を突き立てた。
狂気に駆られた瞳で何度も何度も背中に包丁をつきたてる。
「シネシネシネシネシネ・・・・」

弥生はもう事切れていたが、その顔は微笑んでいた。
118名無しさんだよもん:02/07/08 21:15 ID:GJB7+THh
・・・・・
ある意味りアルだな
119名無しさんだよもん:02/07/09 22:33 ID:0iHIvq1R
age
120名無しさんだよもん:02/07/10 01:43 ID:rg7nl7mg
「う、うぐぅ…お、おなかが痛いよう!」
「あゆ、おまえまた何か変なもんでも食ったんじゃないのか?」
「な、7年前のたい焼きを…うぐほぉ!」
121名無しさんだよもん:02/07/10 20:30 ID:VammHxlM
>>120
いろんな意味で・゚・(ノД`)・゚・。

122名無しさんだよもん:02/07/12 01:13 ID:3hXG8tIH
まさに七年殺し。
123名無しさんだよもん:02/07/13 08:33 ID:idLejRRO
 寺に下宿している学生の私は、その朝、和尚に起こされて墓地へと
向かった。人気のない墓地のはずれに、一台のロボットがおいてあった。
女性型の、一時期流行ったメイドロボットだった。
型番はHMX−12。

 それは、両手両足に相当する部品がなく、『藤田家之墓』と
彫られた墓石に身体を寄り添わせていた。
 和尚に、診てやってくれと言われ、瞳の奥のカメラアイの
反応を見る。反射はない。首筋の反応端子を調べるが反応が無い。
一週間前にはAIが機能している反応があったが、今日は何秒
待ってもそれは無かった。
 和尚は、ロボットの前にしゃがみ、「……逝ってしまったか」
彼女を前に手を合わせた。

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『ワタシノココロ』ってSSです。えらい長いけど、良かった。
マルチの心をテーマにしたシリアスな話です。
ttp://www.st.rim.or.jp/~hodo-f/create/ToHeart/index.html
124名無しさんだよもん:02/07/14 01:26 ID:Bk9AsCXF
メンテがてら。

「みとけ牧やん!この命燃え尽きようとも、我同人魂は死なず!!」
「ゆ、由宇ちゃん・・・」
「ぬあああぁぁぁぁぁぁ!!」
汗が飛び散り、紙が舞う。インクがはね、ペンが踊る。
これが、猪名川由宇の、同人における魂なのだ。
「トーーンの51番やっ!」
「も、燃えている・・・・そして、萌えている!!」
「終わった・・・・」由宇は握ったペンを高々と掲げると叫んだ。

「我生涯に1ぺンの悔いなし!!」
ドーンと言う大音響とともに、由宇は動かなくなった。

澤田真紀子が夜空を見上げると、大きな流れ星が流れた。

「巨星堕つ・・・・か。」
125名無しさんだよもん:02/07/14 04:39 ID:3/cD28YD
ワラタ
126名無しさんだよもん:02/07/14 21:14 ID:2TSfB0db
燃えている。全ての器材が、全ての薬品が燃えている。
カーテンは炎の舌を広げ、机もブスブスと煙を出している。
「・・・・・・・・」
少女はどうしたらいいか分からなかった。
ただ辺りを見回すばかり。
床に並べたカードも、生贄として用意したカラスも嫌なにおいを出しながら
燃えている。もう逃げ場が無い。

原因はなんてことは無い。たまたま呼んだ霊が暴れて、ロウソクを倒したのだ。
たまたまそこに揮発性の薬品があり、たまたまその近くに暗幕があった。
火が燃え広がるのに時間はいらなかった。あっという間に少女を囲んだ。
「・・・・・・・・」
そして、火はスカートに燃え移った。熱い。彼女の脚を炎が焼く。人間が焼けるとこんな臭いがするのかと思った。

このまま、私が燃え尽きれば火の精霊になれるのかしら・・・?
炎は、あっという間に私を取り巻いた。熱い。熱い熱い熱い。
髪の毛が燃える。洋服は溶けて張り付きもう脱げない。炎は轟々と音を立てて燃える。
チリチリと嫌な音がする。もう意識が遠くなってきた。
炎の精霊、なれるかな。

「早く!早く助けてよ!!姉さんが中にいるの!!早く!!」
「む、無理です・・この炎の中では・・・」
「人一人の命がかかってんの!!お願い・・・・誰か助けて・・・・・」
その場にうずくまる綾香。
「姉さん・・・・・・・」
「・・・・・・・・芹香様の生体反応が消えました。お亡くなりになったようです。」
セリオは、ひどく冷静な声で芹香の絶命を告げた。綾香は激情に追われセリオに掴み掛かると
何度もたたいた。セリオは何の反応もしなかった。

127あゆ:02/07/14 21:33 ID:ojg6PRbA
「マルチ(;´Д`)ハァハァ 」
マルチは顔を赤らめて言う。
「はわわw浩之さん中にだしていいですぅ・・・」
「ま、マルチ!好きだ!」
ドピュウ!
藤田のほとばしる我慢汁はマルチの膣を駆け巡った。
そして・・
「あばばばばばばぁばばb!!!!!!!」
「はわわw大変ですぅ浩之さんが感電しちゃいました。
ありゃりゃ!?浩之さんのモノが抜けません?浩之さんおきてください 
浩之さん!動きませんね・・・
すびばせん浩之さん・・・このままでは研究所に帰れまぜんのでぇ
切らせていただきますぅ・・・」

藤田浩之 晩年16歳(たぶん) 陰部部分からの出血多量により死亡。
マルチ「南無阿弥陀仏ですぅ・・・」
128名無しさんだよもん:02/07/14 21:41 ID:rXv/NN2e
>>57
が一番
129名無しさんだよもん:02/07/14 22:31 ID:BaAcLVN3

【折原浩平 姫川琴音 保科智子 松原葵 美坂栞 セリオ 篠塚弥生 マルチ(二度目) 猪名川由宇 来栖川綾香 藤田浩之  死亡】

【残り〜〜人】
130名無しさんだよもん:02/07/14 22:40 ID:2TSfB0db
>>128
あ、設定間違えた。上で死んだの芹香なんです。ごめん。
131名無しさんだよもん:02/07/14 22:42 ID:BaAcLVN3

 あ しまった 芹香だった

【漏れ 死亡】
132名無しさんだよもん:02/07/14 22:49 ID:KeTpWBGY
110に5点
113に4点
133名無しさんだよもん:02/07/14 22:53 ID:2TSfB0db
>>132
何点満点ですか?
134名無しさんだよもん:02/07/14 22:55 ID:KeTpWBGY
>>133
5点満点のつもりです。
135名無しさんだよもん:02/07/14 23:01 ID:2TSfB0db
>>134
あらやだ!!フルマークじゃないの!!

てっきり100点満点だとばかり・・・・。ありがとうございます。
これでまた新たにお亡くなりになっていただけるってもんです。
だが、漏れが葉に偏ってるせいで、鍵の作者がいない・・・・。
まあ、気長に死んでもらうかな。次誰にしよ・・・・
136名無しさんだよもん:02/07/14 23:03 ID:YfE7rLaR
美凪ちんをきぼん
137名無しさんだよもん:02/07/15 01:11 ID:JsXD9/Jg
葵ちゃんのは終わりですか?
138名無しさんだよもん:02/07/15 01:17 ID:nWRURJ8+
葵ちゃんのは、アレはアレできちんと終わってるじゃない。
一から十まで全部明記されていないと理解できないって言うのは如何なモノか?

読解力を養いましょう。
139名無しさんだよもん
>>113
なるほど、走馬灯か。上手い。