リアルリアリティを求め、暴走を続ける超先生。
その一方で参加者の魂と魔力を集めようとする天使、ユンナの目的とは?
様々な思惑と迫り来るモンスターの中、果たして島に残された彼等は無事脱出する事ができるのか?
ジュ○シックパーク 各種漂流モノを元ネタとした葉鍵キャラによるリレー小説。
本編はまだ2日目にもなっていない所もあるが、第3スレ突入!
・書き手のマナー
* これはリレー小説です。特に、キャラの死を扱う際は1人で殺さず上手くストーリーを誘導しましょう。
* また過去ログを精読し、NGを出さないように勤めてください。
* 同人作品からの引用はキャラ、ネタにかかわらず全面的に禁止します。
* マイナーモンスター、武器を登場させる場合は話の中か後に簡単な説明をなるべくつけて下さい
* 投稿の最後に、【】で簡潔にキャラクターの現状を簡単にまとめて下さい。
* 初心者の方は作品を上げる前に誤字脱字や文法の間違いが無いか確認しましょう。
・読み手のマナー
* 自分の贔屓しているキャラが死んだ場合、あまりにもぞんざいな扱いだった場合だけ、理性的に意見してください。
* 頻繁にNGを唱えたり、苛烈な書き手叩きをする事は控えましょう。
,.´ / Vヽヽ
! i iノノリ)) 〉
i l l.´ヮ`ノリ 新スレおめっだお〜・・・
l く/_只ヽ
| ̄ ̄名雪 ̄|
これでいいのかな?
スレ立ては初めてなんで間違い多いかも。
指摘よろ。
7 :
偽者(後編):02/06/04 23:53 ID:zyvvuXBt
「く、倉田先輩……勘弁してください」
「いいえ、久瀬さん傷だらけじゃないですか……手当てして差し上げます」
そういって僕の身体に倉田先輩は僕のバッグから救急セットを取り出し、傷を診てくれている。
……なんというか、少し恥ずかしい。
「あ、そういえばさっきの光、あれはどうやって起こしたんですか?」
腕に消毒薬を吹きつけながら、倉田先輩は興味津々といった様子で聞いてくる。
意外なものに気を留めるんだな、と少し戸惑いながら僕は同じ物をバッグから取り出し、
それを倉田先輩に手渡す。
「これはスタングレネード、もしくは閃光手榴弾と呼ばれるものです。殺傷能力は皆無ですが、
強烈な爆裂音と多量の光で相手の視力、聴力を奪うことができる代物です」
――と、武器庫に書いてあった事をそのまま復唱してみたりする。
そこでふと、思い出す。
あの少女――上月澪にもこの閃光手榴弾を渡した事を。
『絶対駄目なの 助けるの』
「そうかい。それじゃあ、ここからは別行動だね。
僕は余計なリスクを背負うなんて馬鹿な真似はしたくないんでね」
あれからほぼ一日。
順当に考えれば、彼女は死んでいるだろう。
あの時見つけたドラゴンの血で集まってくるモンスターか、あるいはドラゴン自身に。
(いや、結構な数の武器をあのバッグには詰めたし、もしかしたら生きているかもな)
まぁ、僕にはもう関係ないことだ。
そう締めくくって僕は、この事に着いて考えるのはもうやめにした。
そうさ、過ぎた事をあれこれと考えていても、仕方ないだろ?
「そうだ……倉田先輩、川澄さんはどうしたんですか? 一緒に来ているんでしょう?」
間違いない、昨日一度だけ姿を見た。
睨み合うだけで、会話など成立するはずもなかったが。
8 :
名無しさんだよもん:02/06/04 23:55 ID:zyvvuXBt
「あ、あはは……実ははぐれちゃって。それで私が探していたら、怪物に襲われて、
そこを久瀬さんが助けに来てくれたんです……」
足に包帯を巻いていた倉田先輩は手を止め、心配げな表情を浮かべる。
僕はその言葉に対し、露骨に眉をひそめて、
「なら、川澄さんを探しに……」
と言い、立ち上がりかけた瞬間、
足を滑らせ、再び地面に身体をぶつける。
「くそっ、これで三度目だ……」
「く、久瀬さん! 無理をしないで下さい! 探しに行くのは後でもいいです! まずは……」
倉田先輩はそう言い切った後、僕の頭を持ち上げ、膝にちょこんと乗せる。
「まずは、ゆっくり休んでください……私は構いませんから」
どうやら、膝枕をしてくれるらしい。しかも時間無制限。
ロングスカートのせいで肌が触れ合っているわけではないが、柔らかな感触がかなり心地よい。
「そ、そうですか……ではお言葉に甘えて……」
というより、この状況は僕にとって都合がいい。
そのまま僕は、ゆっくりと目を閉じた。
――暫く、時が流れる。
――ゆっくりと、ゆっくりと。
――終点に向うまで、後少し。
――ほら、そう言っている間に、その時が来た。
胸元で組んでいた腕を、少しずつ懐に忍ばせる。
近くでは、何かが擦り合わされる音。
終わりの時まで、ほんの数秒。
五……四……三……ニ……一……ゼロ。
9 :
偽者(後編):02/06/04 23:56 ID:zyvvuXBt
(1行空け)
――さぁ、偽りの時間は――終わりだ。
突如目を開いた久瀬は寝転んだまま、全身の筋肉をフルに使い、横に飛ぶ。
同時にヒュン! という音が、虚しく空を切る。
「えっ?」
信じられないといった感じの、呆けた声。
久瀬は素早く立ち上がり、既に懐から抜き放っていった銃(ベレッタM8000)を持ち、
相手を見ずに二度、背後に撃った。
銃声が、響く。
何かが倒れこむ音を確認した後、久瀬が振り返ると、
そこにいたのは、血まみれの佐祐理。
「うっ……ううっ……く、久瀬さん」
そのありさまを見ても、僕の心には、倉田先輩を撃ったという後悔や、
憐憫の情など起こるはずは、無かった。
何故かって? それは、
「ふん、そのナイフはなんだい? そのキツネみたいな耳と尻尾も、人間ならあるはずも無いものだ。
猿芝居は、もう辞めたらどうだい?」
と、まぁそういう事だ。
「は、謀りやがったな! 人間のくせに、妖狐である、この俺を……」
「生憎だが、僕は計略や謀略は大得意でね」
言い返して虚しくなりそうだが、皮肉っぽく答えてやる。
「なんで解ったんだ……、術は、完璧だったんだぜ……」
そう毒づくこの妖狐に対し、今度は心からの笑みを浮かべ、
「ああ、確かに見た目は完璧だったな。黙っていれば解からない程に、な」
喋りながら間合いを詰め、次の一撃を確実に当てれる位置まで進んで、久瀬はベレッタを構える。
「じ、じゃあなんで……」
僕は息をしっかりと吸い、はっきりと言い放つ。
「……覚えておけ、倉田先輩の一人称は『私』ではなく、『佐祐理』なんだよ」
言いながら、今度はしっかりと狙いを定め、連続して撃つ。
銃弾がもたらす痛みに耐え切れないのか、小刻みな痙攣の後、
妖狐は次第に形を変え、本来の姿を見せ始めた。
「あとは仕草、言葉のイントネーション、微笑みの違い等、10個ぐらい違う所がある程度だな」
「くっ、な、なんて奴だ……」
コイツ……どういう意味で言ったか気にはなるが、無視しておく。
「さて……もう君は動けないだろうし、僕はそろそろ帰らせててもらうよ」
言葉通りに僕は妖狐に背を向け、相沢達のいる場所に足を向ける。
「へ、へへっ……早く行けよ。もう手遅れになっているかも知んないぞ」
――待て、コイツ今なんて……
「き、狐が群れで行動しないとでも思ってんのか? 今ごろお前の仲間は……ククッ」
これ以上、聞く気はなかった。
連続の戦闘で疲労した身体を酷使し、僕は全速力で走り出す。
「行け……行っててめぇも俺の仲間に……殺され……ちまえ」
最後に聞こえた妖狐の言葉が、何故か鼓膜から離れなかった。
【久瀬秀一 腹部軽傷】
【妖狐 一体撃破】
や、やっと書き込めた……
めんて
13 :
察知:02/06/06 19:30 ID:Y5FJ2fep
気絶するつもりでいた彼であったが、顔に叩き付けられる冷たい雨、一向に遠のかない体の節々に走る痛みがそれを許さなかった。
意識は、腹が立つくらいにはっきりとしている。痛覚もまた、それと同じくらいに。
「……長森」
口に出す、想い人の名前。そうだ、俺はあいつを、守ってやらなきゃ。
ズキズキする頭を、それでもいくらか沸いてきた気力で持ち上げた。
「……まあ、ひどい事故ではあるな」
ジープはもう使い物になるまい。運転席が完全につぶされている。
アレに挟まれる前に車から放り出された己が運命に、少しは感謝すべきなのか。
立ちあがってみた。かろうじて骨に異常は無いようだ。あるとすれば、頭から滴る血の雫くらいか。
それでも、出血の勢いを見るに、実はさしたる怪我でもないのかもしれない。全身打撲くらいですんでくれたのならばしめたものだ。
とはいえ、足腰にダメージが来ているのも確かである。これ以上服が雨水を吸って重みを増す前に行動を起こさなければ。
(長森……長森……!)
想いは、ときになにかの流れを引き寄せる。
この場合は、サトリが浩平という存在に気付いたことだろうか。
まだ痛む左頬を涙目になりながらさするサトリは、こちらに向かう何物かの存在を察していた。
(狙いは、この少女ですか……さて)
自分の使命は、あくまでリアンという少女の確保である。この長森というらしい少女をどうということは指示されていない。
(できるだけ穏便に済ませたいものですが)
長森という少女が、リアンを手放すだろうか? その可能性はゼロに等しいだろう。
(出来るだけ争わず、リアンという少女をつれていく方法ですか……)
【折原浩平、倉庫に接近】
メンテ
メソテ
16 :
姉妹:02/06/08 16:44 ID:+DmySWNM
「姉さん、気がついた?」
「……(こくり)」
降りしきる雨の中、何かが近付いてくる気配がした。
ゴブリンの集団と戦い、そして敗走したあと辿り着いたのは一つのサービスセンター。
ここが絶対に安全とは言えなくとも、朝を迎えるまで屋根にありつけるのは四人にとっては幸いなことだった。
今は、水瀬秋子と姫川琴音が奥で仮眠をとり、来栖川芹香、来栖川綾香の二人が入り口で見張りについていた。
「こんな雨の中、夜中に一人で出歩いてる『参加者』はいると思う?」
「……(ふるふる)」
そのような参加者も、もしかしたらいるかもしれない。
だが、この気配は違う。
威圧感、妖気、魔力、殺気、なんと言えばいいのだろうか、離れていても二人にそれが伝わってくる。
二人は、こんな人間は知らない。
そして、姉妹が息を殺すなか、それは闇の中から現れた。
狐。
芹香が小さく呟く。
芹香が狐と言ったそれは、一人の、栗色の長い髪をした少女の姿をしていた。
「ねえ……そこに二人、いるんでしょう? 出てこないなら、こっちから入って行くよ」
少女が雨の中言ったそれは、脅迫だ。
もし今自分達が出ていかなければ、この狐の少女は奥で寝ている二人にも気がつくだろう。
いや、もしかしたらもう気がついているかもしれないのだが。
数秒の沈黙のあと、綾香が姉の手をとって、小さく言う。
「姉さん、ここは私が時間を稼ぐから、秋子さんと琴音ちゃんを起こして裏口から逃げて。ジープですぐに」
「……(ふるふる)」
17 :
姉妹:02/06/08 16:45 ID:+DmySWNM
「大丈夫、私もすぐにジープまで行くから。いいから早く」
「……(こくり)」
妹の手は、震えていた。
相手が何者かもわからない。強い妹だからこそ、そこに恐怖を感じている。
芹香は妹の手を一度、強く握り返し、建物の中で眠る二人へと駈けていく。
「…………無事で……ッ!!」
芹香の精一杯の大声に、妹は小さくこくりと頷いて、狐の少女を見据えた。
「…………!!(ゆさゆさ)」
「……ん……芹香さん……? ……なにかあったのね?!」
秋子が飛び起きて、芹香の説明も聞かずに窓から入り口側を覗く。
そして、動きがとまる。
続いて起きた琴音も何ごとかと外を見て、そして顔面が蒼白になる。
『姉さん、私がいなくてもしっかりね……』
綾香が、炎に包まれていた。
「……まこ……と……なん……で……」
秋子のつぶやきが、遠くで聞こえたような気がした。
【綾香、炎に包まれる】
妹妖狐、使わせていただきました。名前はやっぱり出てないので、次以降の人にお任せします。
炎は狐火のつもりですが、ユンナが力をくれているということで、それで強化されているのではないかと。
追加ッス;
【妖狐、秋子・琴音・来栖川姉妹のチームを強襲】
20 :
18-19:02/06/08 18:36 ID:7mbmDenC
ID変わってるけど同一ですので;
こんなことでレス消費ごめんなさい。でわ。
「く、倉田先輩……勘弁してください」
「いいえ、久瀬さん傷だらけじゃないですか……手当てして差し上げます」
そういって僕の身体に倉田先輩は僕のバッグから救急セットを取り出し、傷を診てくれている。
……なんというか、少し恥ずかしい。
「あ、そういえばさっきの光、あれはどうやって起こしたんですか?」
腕に消毒薬を吹きつけながら、倉田先輩は興味津々といった様子で聞いてくる。
意外なものに気を留めるんだな、と少し戸惑いながら僕は同じ物をバッグから取り出し、
それを倉田先輩に手渡す。
「これはスタングレネード、もしくは閃光手榴弾と呼ばれるものです。殺傷能力は皆無ですが、
強烈な爆裂音と多量の光で相手の視力、聴力を奪うことができる代物です」
――と、武器庫に書いてあった事をそのまま復唱してみたりする。
そこでふと、思い出す。
あの少女――上月澪にもこの閃光手榴弾を渡した事を。
『絶対駄目なの 助けるの』
「そうかい。それじゃあ、ここからは別行動だね。
僕は余計なリスクを背負うなんて馬鹿な真似はしたくないんでね」
あれからほぼ一日。
順当に考えれば、彼女は死んでいるだろう。
あの時見つけたドラゴンの血で集まってくるモンスターか、あるいはドラゴン自身に。
(いや、結構な数の武器をあのバッグには詰めたし、もしかしたら生きているかもな)
まぁ、僕にはもう関係ないことだ。
そう締めくくって僕は、この事に着いて考えるのはもうやめにした。
そうさ、過ぎた事をあれこれと考えていても、仕方ないだろ?
「そうだ……倉田先輩、川澄さんはどうしたんですか? 一緒に来ているんでしょう?」
間違いない、昨日一度だけ姿を見た。
睨み合うだけで、会話など成立するはずもなかったが。
「あ、あはは……実ははぐれちゃって。それで私が探していたら、怪物に襲われて、
そこを久瀬さんが助けに来てくれたんです……」
足に包帯を巻いていた倉田先輩は手を止め、心配げな表情を浮かべる。
僕はその言葉に対し、露骨に眉をひそめて、
「なら、川澄さんを探しに……」
と言い、立ち上がりかけた瞬間、
足を滑らせ、再び地面に身体をぶつける。
「くそっ、これで三度目だ……」
「く、久瀬さん! 無理をしないで下さい! 探しに行くのは後でもいいです! まずは……」
倉田先輩はそう言い切った後、僕の頭を持ち上げ、膝にちょこんと乗せる。
「まずは、ゆっくり休んでください……私は構いませんから」
どうやら、膝枕をしてくれるらしい。しかも時間無制限。
ロングスカートのせいで肌が触れ合っているわけではないが、柔らかな感触がかなり心地よい。
「そ、そうですか……ではお言葉に甘えて……」
というより、この状況は僕にとって都合がいい。
そのまま僕は、ゆっくりと目を閉じた。
――暫く、時が流れる。
――ゆっくりと、ゆっくりと。
――終点に向うまで、後少し。
――ほら、そう言っている間に、その時が来た。
胸元で組んでいた腕を、少しずつ懐に忍ばせる。
近くでは、何かが擦り合わされる音。
終わりの時まで、ほんの数秒。
五……四……三……ニ……一……ゼロ。
――さぁ、偽りの時間は――終わりだ。
突如目を開いた久瀬は寝転んだまま、全身の筋肉をフルに使い、横に飛ぶ。
同時にヒュン! という音が、虚しく空を切る。
「えっ?」
信じられないといった感じの、呆けた声。
久瀬は素早く立ち上がり、既に懐から抜き放っていった銃(ベレッタM8000)を持ち、
相手を見ずに二度、背後に撃った。
銃声が、響く。
何かが倒れこむ音を確認した後、久瀬が振り返ると、
そこにいたのは、血まみれの佐祐理。
「うっ……ううっ……く、久瀬さん」
そのありさまを見ても、僕の心には、倉田先輩を撃ったという後悔や、
憐憫の情など起こるはずは、無かった。
何故かって? それは、
「ふん、そのナイフはなんだい? そのタヌキみたいな耳と尻尾も、人間ならあるはずも無いものだ。 猿芝居はもう、辞めたらどうだい?」
と、まぁそういう事だ。
「は、謀りやがったな! 人間のくせに、妖怪である、この俺を……」
「生憎だが、僕は昔から計略や謀略は大得意でね」
言い返して虚しくなりそうだが、皮肉っぽく答えてやる。
「なんで解ったんだ……、術は、完璧だったんだぜ……」
そう毒づくこの化け狸に対し、今度は心からの笑みを浮かべ、
「ああ、確かに見た目は完璧だったな。黙っていれば解からない程に、な」
喋りながら間合いを詰め、次の一撃を確実に当てれる位置まで進んで、久瀬はベレッタを構える。
「じ、じゃあなんで……」
僕は息をしっかりと吸い、はっきりと言い放つ。
「……覚えておけ、倉田先輩の一人称は『私』ではなく、『佐祐理』なんだよ」
言いながら、今度はしっかりと狙いを定め、連続して撃つ。
銃弾がもたらす痛みに耐え切れないのか、小刻みな痙攣の後、
妖狐は次第に形を変え、本来の姿を見せ始めた。
「あとは仕草、言葉のイントネーション、微笑みの違い等、10個ぐらい違う所がある程度だな」
「くっ、な、なんて奴だ……」
コイツ……どういう意味で言ったか気にはなるが、無視しておく。
「さて……もう君は動けないだろうし、僕はそろそろ帰らせててもらうよ」
言葉通りに僕は妖狐に背を向け、相沢達のいる場所に足を向ける。
「へ、へへっ……早く行けよ。もう手遅れになっているかも知んないぞ」
――待て、コイツ今なんて……
「よ、妖怪が群れで行動しないとでも思ってんのか? 今ごろお前の仲間は……ククッ」
それ以上、聞く気はなかった。
連続の戦闘で疲労した身体を酷使し、僕は全速力で走り出す。
「行け……行っててめぇも俺の仲間に……殺され……ちまえ」
最後に聞こえた化け狸の言葉が、何故か僕の耳から離れなかった。
【久瀬秀一 腹部軽傷】
【化け狸 一体撃破】
と、修正してみました。
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/´∀`;::::\< いつか読んでみます、はい。
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保守