【駄】月宮あゆ淫乱レジェンド【スレ】

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77名無しさんだよもん:02/06/14 01:14 ID:8jv8Wene
あゆ駄スレはもはやどうにもならない。誰がどんな目的で立てているのかも不明だし。
で、「どうせ常時5,6個立ってるんなら再利用しちまえ」と。

そうして、本スレに投下するとヤバそうな陵辱SSやダークSSは
このテの駄スレに投下される。これはもう伝統と言っていい。
そのおかげか、本スレが荒れることは滅多にない。
ただし本スレはいつも、いつでも、いつまでもネタ枯渇&職人不在になるという罠(w
78名無しさんだよもん:02/06/14 17:42 ID:BxKnZjvJ
必要だよ
79名無しさんだよもん:02/06/14 20:33 ID:53akrmNM
あゆは、海が見える他はなにもないような、小さな町にいた。
それは特になにか理由があるわけではなく、たまたまバスを降りた
ところがそこだったというだけだ。
「これが潮の香りっていうのかな」
鼻腔をくすぐる、爽やかなその匂いを、あゆは心地よく感じた。
堤防に腰掛け、目の前の風景を眺める。
水平線に太陽が姿を隠そうとしている時間だった。
まるでまばゆい光の玉が、水の中へ溶け出していくような、あゆが
初めて目にする光景が、そこに広がっていた。
「綺麗だね」
祐一くん、と続きを言いかけて、あゆはふと気づく。
自分はもう、一人なのだと。
「祐一くんのこと、もう思い出さないって決めたのに」
あゆは視線を落とし、自嘲気味に笑った。
そう簡単に忘れられるはずなどない。あたりまえだ。
初めて会ったときから、幼心にも、きっとこの男の子は、自分に
とって大切な存在なんだ、という確信があった。
だから、夢の中で、何度も願ったのだ。
――神様。もう一度、祐一くんに会わせてください。そうすれば、
きっと、なにがあってもボクは幸せになれるはずだから。
それなのに、たった一夜の悪夢で、その想いは軋み始めている。
「ボク、自分勝手なのかな……」
空は青紫色に染まり、暗くなり始めていた。
ようやく、それに気づいたあゆは、あわてて立ち上げる。
「泊まるところを見つけないと!」
羽リュックを背負いなおすと、なるべく明かりの多そうな方へ
走っていく。しかし。
「うぐぅ。民宿もなんにもないよ……」
すでにほとんどの店がシャッターを下ろしている商店街で、あゆは
途方にくれる。
80名無しさんだよもん:02/06/14 20:34 ID:53akrmNM
知らない町で、たった一人で路頭にさ迷う心細さに、涙目になる。
そんなあゆを見かねて、声をかける者がいた。
「お嬢ちゃん、どないしたんや?」
声の主は、タンクトップにジーパンというラフな格好の女性だった。
年のころは二十代前半と言われれば、そう見えるし、三十代と
言われても違和感はなかった。
「迷子にでもなったんか?」
「ち、ちがうよ。ボク、迷子になるほど子供じゃないもん」
あゆは子供扱いされて、つい強がってみせる。
ちょっとうるんだ目を、ごしごしとこすり、改めて女性に向き直る。
「ええと。ボク、初めてこの町へ来たんだけど、泊まるところが
わからないんだ。どこかに泊まる場所はないかな?」
「なんやお嬢ちゃん、家出か?」
「それは……」
冷静に考えると、家出したのと同じことかもしれない。
なにも言わずに、突然飛び出して来たのだから。
「家出はあかんで。あんたのこと大事に思うとる人らに心配かけて
しまうやろ」
――そんな人、もういないよ。
あゆはなんだか、自分が急に惨めになったような気がして、その場を離れようとする。
「ごめんなさい。ボク、自分で探します。それじゃあ……」
そう言って、歩き出そうとする。
そこに、女性から思いがけない言葉が投げかけられた。
「行くとこないんやったら、うちに泊まってもええで」
「え?」
あゆは思わず、振り返った。
「この町、ホテルなんかないで。それとも野宿でもするんか? 夏
やから、それでも死んだりはせんけどな」
あゆはちょっと迷ってから、決めた。
81名無しさんだよもん:02/06/14 20:34 ID:53akrmNM
「泊めてください。お願いします」
「ほな、ついてき」
あゆはふかぶかと頭を下げ、その女性の後をついていくことにした。

いかにも日本的というような、和風なつくりの家につくと、あゆは
麦茶を、女性はビールを飲み、一息ついていた。
「そういえば、名前まだ聞いてへんかったな」
「あ、ボク、あゆ。月宮あゆだよ。えっと、あなたは?」
「うち、神尾晴子いうねん。よろしゅうな、あゆちん」
そう言うと、晴子は広げた手を伸ばした。
しこし躊躇して、あゆはその手を握り返した。
「あの、神尾さん」
「晴子でええで」
「晴子さん。どうして、ボクを泊めてくれようと思ったの?」
あゆの問いに、晴子は穏やかな笑みで、応えた。
「似とったんや、あんたの目。うちの観鈴にな」
「観鈴、さん……?」
「ほんまはうちの子供やないんやけどな。うちが引き取って
育ててたんや。そやけど」
そこで一旦、言葉を止めて、ビールを流し込む。
「去年の夏な。飛んでいったしもうた。空の上にな」
あゆはどう返事をすればいいのか、わからなかった。
「あの、ボク……」
「あー、謝まらんでええよ。うちが勝手にしゃべっただけや」
晴子はそれからなにも言わなかった。
虫の声がやけに大きくて、扇風機が生ぬるい風を振りまいていた。
沈黙を破ったのは、あゆのほうだった。
82名無しさんだよもん:02/06/14 20:34 ID:53akrmNM
「ボク、大好きな人がいたんだ」
晴子は一瞬あゆの顔を見て、彼女の言葉を待った。
「でも、ボクはもう、その人に好きでいてもらう自信がなくなった
んだ。だから、その人の傍にいるのが辛くて、それで忘れようって
思ったけど、でも、できないんだ。だって、本当に、大好きなんだ
もん」
誰かに聞いて欲しかったのかもしれない。
それはあゆが一人で抱えるには、あまりにも重い枷だった。
堰をきったように言葉が溢れてきた。
「だから、嫌われるくらい、なら、離れようって……」
最後は嗚咽でうまく言えなかった。
あゆの目から、涙がこぼれそうになったとき、晴子はあゆの身体を
そっと抱きしめた。
「泣きたかったら、泣いたらええよ。どうせ、うちら二人しか
おらんから」
その言葉で、あゆは声をあげて泣いた。
晴子はあゆが泣き疲れてしまうまで、その小さな身体を離すことは
なかった。
83名無しさんだよもん:02/06/14 20:39 ID:53akrmNM
>>79-82>>68の続きです。
84名無しさんだよもん:02/06/14 20:43 ID:8jv8Wene
ちょっと展開急ぎすぎな気もするけど、でもヨカタヨ。
どんな結末になっても、このSSは俺の心に残りそうだ。
85名無しさんだよもん:02/06/14 20:51 ID:/P/iPBQp
晴子
マン

86名無しさんだよもん:02/06/14 21:35 ID:g+RZFP7F
しかし文章上手いねー 見習いたいほどだ
87名無しさんだよもん:02/06/14 23:12 ID:HoeUR/hx
なぜかデジャヴが
88名無しさんだよもん:02/06/14 23:27 ID:WZWsqQFs
           , '┏━━━ヽ
         i イノノノリ)))〉      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          |  l (i,[ i]`||      < う…うぐぅ〜〜〜〜〜〜〜〜
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      /  /        ゚ σ⊂ 。_ヾ、),.'゚-
      /  /           。  <_., 、-`つ
     ⊂__,ノ
89名無しさんだよもん:02/06/14 23:35 ID:53akrmNM
>>87
ばれてしまっては仕方ない……。
さらばだッ諸君ッ!!!
90名無しさんだよもん:02/06/14 23:59 ID:8jv8Wene
>>89
待って! 行かないでくれ〜〜!!(w

あんたもしかして某スレでアニメ○○補完を…?
だとしたら、もう少し練って手を変え、品を変えた方がいいかもしれんが(w
91名無しさんだよもん:02/06/15 01:56 ID:mpk97hoc
あゆがいなくなってから、祐一は必死であゆを探していた。
結果から言えば、それはまったくの徒労に終わった。
祐一はきちんと学校へは通いながらも、虚ろな時をすごしていた。
なにもやる気が起きず、ベットに寝転がって、携帯電話の着信履歴
を確かめる。
無論、あゆからの連絡はなかった。
何度となく、こちらからあゆの携帯電話へはダイヤルしてみたが、
電源が切れているというメッセージボイスが聞こえるだけ。
「あゆ」
その名を口にしてみる。
「あゆ」
もう一度いとしい人の名を呼ぶ。
けれども、祐一の声に応えてくれるはずの少女は、いない。
その原因はきっと、自分にあるのだと思った。
――もっと早くあゆを見つけていれば。
――もっと長くあゆの傍にいてやれば。
そんなことばかりを考えて、祐一はすっかり衰弱していた。
そこにドアをノックする音がした。
「祐一、入るよ」
名雪だった。いつもの穏やかな笑顔で、ベットに腰をおろす。
「昨日からご飯食べてないよね」
名雪の問いかけに、祐一は背を向けるように寝返る。
「あゆちゃんのことは、わたしも心配だよ。だけど、それで祐一
まで具合悪くなっちゃうのは……」
「ほっといてくれよ」
静かだけれど、強い口調だった。
92名無しさんだよもん:02/06/15 01:56 ID:mpk97hoc
名雪の言葉を遮るように、祐一は拒絶の言葉を吐く。
けれど、名雪は言葉を続けた。
「祐一、わたしがいなくなったら、そんなに心配してくれる?」
祐一は応えない。背を向けたままだった。
名雪はゆっくりと自分のブラウスのボタンをはずし、ブラジャーを
はずす。そして、祐一の手をとると、自分の胸に押し当てた。
その感触に、祐一は思わず振り返る。
名雪のあられもない姿に、祐一は一瞬言葉を失ったが、すぐさま
手を離し、叫んだ。
「なに、やってんだよ!」
「わたしじゃ、ダメかな。祐一の悲しみ、わたしじゃ紛らわせる
こともできないかな」
名雪の瞳から、一筋の涙が頬に伝っていく。
「わたし、祐一のためなら、なんだってできるよ。今すぐ死ねって
言われたら、死んでもいいよ。それが祐一の望んだことなら、
わたしはなにも怖くないから」
突然のことで祐一はどうすればいいのか、まったくわからなかった。
こんな名雪を見たのは、生まれて初めてだった。
「祐一、一瞬でいいから。今だけはわたしのことを見て」
そう言って、名雪は戸惑う祐一の唇を奪った。
名雪の舌が、祐一の口内をかき混ぜ、愛撫し、唾液を掬い取っていく。
「ん……んんぅ……」
鼻を鳴らし、荒い息遣いで、名雪は祐一の唇を犯していく。
祐一にとって、それはあゆとは経験したことのないような、濃厚な
キスだった。
頭が痺れるような、奇妙な感覚が祐一を襲う。
それは背骨を伝って、全身を覆い尽くさんとしていたが、その
すんでのところで、名雪は祐一の口を解放した。
二人の唇を、銀色の甘い露が繋げていたが、すうっと消えていった。
93名無しさんだよもん:02/06/15 01:57 ID:mpk97hoc
「祐一、わたしのお願い聞いてくれるなら、目を閉じてて……」
祐一はその言葉の意味を考えている余裕はなかった。
だから、黙って目を閉じ、名雪の行為に身をゆだねた。
それが、どういうことを意味しているかもわからぬままに。
94名無しさんだよもん:02/06/15 02:16 ID:QD44rYNN
かなりダークだなー
95名無しさんだよもん:02/06/15 15:04 ID:gaOWVkJI
あゆが神尾家にやって来て、すでに一週間がすぎようとしていた。
他に行く場所はなかったし、第一先立つものがなかった。
それでも、あゆは一度「迷惑がかかるから」と、出て行こうとした
ことがあった。けれども、晴子が止めたのだ。
「どっか世話になるあて、あるんか?」
「ないけど。でも、このままじゃあ、ボク……」
「そしたら、ここにおったらええやん。うちは別にかまんねん。
元々、子供の世話するん仕事やしな。一人二人増えても、大して
変わらへん」
晴子は、幼稚園で保母さんをしていると言った。
あゆは、なるほど、よほど子供が好きなのだな、と思った。
けれども、それだけの理由で、見知らぬ人間(それが晴子にとって
はせいぜい中学生くらいの少女だと見えていたとしても)を自分の
家に置いておくだろうか。
それはおそらくは、観鈴という娘のことが原因なのではないか。
しかし、それを確かめることはできなかった。
自分がそうであるように、人には言いたくことがあるのだと、今の
あゆは知っていたからだ。
だからあゆは、申し訳ないな、と思いながらもこの家にいるのだ。
「ほな、うちは仕事やから」
朝食を終えた晴子は、立ちあがって外へ出て行こうとして、なにか
を思い出したように、振り返った。
「そや、あゆちん。これ」
晴子はあゆに500円玉を差し出した。
「今、インスタント食品なんもないから、お昼はそれでなんか
買ってな」
「え、そんなダメだよ。ボク、ただでさえ、晴子に迷惑かけて
ばかりなのに」
「そやけど、あゆちんが料理したら、余計迷惑やで」
「うぐぅ……」
96名無しさんだよもん:02/06/15 15:04 ID:gaOWVkJI
一度、あゆは晴子に頼んで、ご飯をつくらせてもらった。
せめて、それくらいは恩返しをしたかったのだ。
できあがったものを一口食べて、晴子は一言「もう台所に入ったら
あかんで」とだけ言った。
「ほな、行ってくるわ」
晴子はスクーターに跨って行ってしまった。

残されたあゆは、特になにをするわけでもなく、近くの海を眺めて
いることがほとんどだった。
そうして、一人で夏の陽射を浴びて、潮風に吹かれていると、心が
落ち着くのだ。
空には、綿菓子のような白くて柔らかそうな雲が、漂っている。
ときおり、近くの学校からチャイムが鳴り響くのが聞こえたが、
それ以外は波の音がリフレインするばかりだった。
あゆは夢の中ですごした時間を思い出していた。
97名無しさんだよもん:02/06/15 15:05 ID:gaOWVkJI
大切な人たちが、あゆの元からどこか遠くへと去って行く。
あゆは力の限り叫ぶ。
「行かないで! ボクを置いて行かないで!」
その声が聞こえないのか、みんな振り返りもしない。
あゆは走って後を追いつこうとするけれど、自分の身体はまるで鉛
みたいに重い。
その差は広がっていくばかりで、彼らの後姿は、だんだん小さく
なり、そして見えなくなってしまう。
一人ぼっちになってしまったあゆは、ただ泣くことしかできない。
そんなとき、たしかに聞こえた。
小さな男の子の声で、自分の名を呼ぶのが。
「ボクはここにいるよ! ボクはまだここにいるんだよ!」
あゆは声の主を探そうとして、立ちあがり、そして歩き出す。
その声はすこしずつだが、確実にはっきりとした輪郭を帯びていく。
だから、あゆは諦めないでいられた。
「あの人はボクのことを待っているんだ。ボクに会いたいって
願っているんだ」
――だから、それに応えたい。あの人には、ボクのような思いを
させちゃいけない!
あゆの心から、どうしても消せないものがあった。
それをなくしてしまったら、きっと、自分が存在する理由さえ
なくしてしまう。
かすかな光の先にあったのは、忘れられぬ、あの面影。
永遠に等しい時が隔てたとしても、決して離さない、記憶の欠片。
98名無しさんだよもん:02/06/15 15:13 ID:ab4Mlzby
晴子タン
99名無しさんだよもん:02/06/17 02:30 ID:fjy7njXg
二人きりの部屋に、液体を弾くような、ぴちゃ、ぴちゃという音が
響いていた。
それは、名雪の舌が、祐一の身体を蹂躙している音だった。
耳たぶを舐め、首筋を這う。指を一本ずつ味わい、乳首を転がす。
祐一は巧みな愛撫に、頭が麻痺したようになっていた。
身体が溶け出してしまうような感覚にとらわれていく。
このまま、ずっと身を委ねていたい。祐一はそう思った。
だが、それが下半身に到達しようとして、祐一は名雪を制止した。
「名雪、もうやめてくれ……」
名雪は顔を上げて、祐一の眼前に近づいて尋ねた。
「どうして? 気持ちよくないの?」
唇を舐めながら、名雪は不思議そうな表情を浮かべる。
「そんなことじゃない。けど、俺と名雪は従兄妹なんだぞ。それ
がこんな……」
「エッチなことしちゃいけない。そう言いたいの?」
無邪気さの裏に、どこか隠微な悪意がある口ぶりだった。
「そうさ。それに、俺は……」
「あゆちゃんが好き?」
「そう。俺にはあゆがいる。そんなこと、名雪だって知ってるはず
だろう」
「わかってる。でも、わたしは祐一に好きになってもらえなくて
もいいよ。ただ……」
名雪は一瞬、目をふせる。
「こうしているときだけ、わたしを見てくれれば、それで充分
だから。それとも、祐一はこんな女の子は嫌い?」
祐一の心の中では、理性と欲望がせめぎあっていた。
名雪のことが嫌いなわけではない。
彼女はクラスでも1、2を争う美人であり、陸上競技に打ち込む姿
を見て「かわいいな」と思ったこともあった。
しかし今の自分には月宮あゆという恋人がいるのだ。
100名無しさんだよもん:02/06/17 02:30 ID:fjy7njXg
いくら相手のほうから誘ってきたからといって、不義理を果たす
わけにはいかない立場がある。
そんな祐一の葛藤を見透かしたように、名雪は続ける。
「ねえ、祐一。わたしの身体、そんなに魅力ないかな。全部、祐一
が自由にしていいんだよ。 唇も、胸も、他の男の子にだったら
絶対見せたくないところだって。祐一になら、なにされてもいいの」
名雪は自分の手で、胸を寄せ抱えるようなポーズをとる。
つられるように、祐一はその部分を凝視してしまう。
陸上部で鍛えられ、無駄な贅肉のない身体だったが、バストは
たっぷり詰まった果実のように、瑞々しくふくらんでいる。
その先端では、綺麗な桃色の蕾が、すでに期待で固くなっていた。
ごくり、と祐一は生唾を飲みこんだ。
ここで名雪を抱いてしまったら、もう元の生活には戻れなくなる
かもしれない。
けれど、目の前に晒された肢体に、祐一の自己統制も限界だった。
そこに、名雪は決定的な一言を告げる。
「抱いてくれないなら、大声でこう叫んじゃおうかな。『お母さん、助けて!』って。お母さん、わたしと祐一のどちらを信じるかな。
もしかしたら祐一、この家にはいられなくなっちゃうかもね」
その言葉は、祐一にとっての免罪符だった。
脅迫めいたことを言われて、仕方なく自分は名雪と関係を持つだけ
なのだ。そこに恋愛感情などあるはずがない。
だからあゆに対する裏切りではないと、そう納得すればいい。
鎖を解かれた獣のように、祐一は名雪の唇を求めた。
101名無しさんだよもん:02/06/17 02:32 ID:fjy7njXg
100もゲットしたし、このスレも用済みだな。
102名無しさんだよもん:02/06/17 08:46 ID:27GBndlH
エロは大好きー
103名無しさんだよもん:02/06/17 09:21 ID:grFcoPxO
朝からエロ大好き宣言ですか……。
でもエロシーンは今回と次回分で終わり。
それ以降はシリアスパートに戻ります。
104名無しさんだよもん:02/06/17 09:30 ID:mc1nnF1F
やっぱり淫乱マンセーだろ
105名無しさんだよもん:02/06/17 09:32 ID:grFcoPxO
やっぱりシリアスよりエロなのか……。
『そんなにセックスが楽しいかッ!』
106名無しさんだよもん:02/06/17 09:34 ID:/2T7uO8J
Kanonキャラは俺のオナペット
107名無しさんだよもん:02/06/17 09:40 ID:5V/JZzzw
俺は基本的にシリアス長編って好きだけどね。
だからシリアスに戻るってのならそれは歓迎なんだけど
ただ、ダーク・エロは2chぐらいでしかお目にかかれないからなー。
そういう意味で、エロ半端で終わるのが何となく惜しいなって思ってる。
108名無しさんだよもん:02/06/17 09:54 ID:85fMGf1H
109名無しさんだよもん:02/06/17 10:17 ID:wKYNlKKQ
    _ _     うぐぅ、あゆあゆです。アゴ祐一君に
  〃┏━━ 、     引っかかって以来、毎日他人に言えない
  |  ノノソハ))) カタ   ような経験ばかりです。 
(\リリ ´ヮ`)リ__カタ___  うぐぅ…もう、ぼくの事メチャクチャにして下さい。
 (ニE(#⊃o|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   
      |\.||  dqn   |
      '\,,|==========|
110名無しさんだよもん:02/06/17 10:21 ID:Zq52i8Z4
∧ ∧ 
( ´ー`)ノ   
http://64.156.47.64/venusj/sample.htm
111名無しさんだよもん:02/06/17 23:05 ID:xDeM91cv
エロは短編の方が好みだな。
ここまで続いたんだし、俺はどういう結末になるか知りたいよ。
ハンカチの手放せない展開だけど(w

本スレじゃどうも俺はウザがられてそうなのでこっちでレス。
いい感じに祐一がヘタレ化してるな(w
例の神ではなくても、あんた結構イケてると思うよ。
まぁあゆ厨の贔屓目入ってるケドナー
112名無しさんだよもん:02/06/17 23:40 ID:uOSyVSmr
「んんっ……うんっ……はあぁ……」
名雪は鼻を鳴らして、祐一のことを受け入れていく。
互いの唾液が混ざり合い、舌と舌が意志を持った生き物のように、
淫らに踊る。
名雪の口内は柔らかく、そして甘く濃厚な匂いで満たされていた。
祐一はその香りに酔いながら、名雪の口を味わう。
雄の本能が、祐一の感情を支配していく。
――名雪が欲しい。
その単純な欲求には、あゆへの想いが入り込む余地はなかった。
名雪の手が、すでに張り詰めている股間を摩る。
「祐一のここ、もうこんなになってるね……」
その白い手が、するりとトランクスを下ろす。
名雪は愛しそうに祐一のモノを両手で包む。
「これが祐一の……」
そう呟いて、名雪は濡れた瞳で、祐一を見つめる。
「祐一、口でしてあげるね」
名雪は舌を伸ばして、ちろちろと祐一の竿をなぞりあげる。
「うあぁ……」
祐一は思わず声を漏らし、肩を震わせた。
その反応に嬉しくなって、名雪は唾を溜めて、祐一の怒張を口に
含んだ。
右手で竿を扱きながら、ペニスを吸いあげていく。
名雪の唇からは唾液が溢れ、顎から喉、胸元までも濡らしていた。
113名無しさんだよもん:02/06/17 23:40 ID:uOSyVSmr
「祐一、気持ちいい?」
「ああ……最高だよ……」
「ふふ、もっともっと気持ちよくしてあげるよ……」
名雪は祐一のペニスを、頬の内側に擦りつける。
ぬるぬるとした粘膜の感触に、祐一は早くも一度目の絶頂を迎え
ようとしていた。
「くあっ……出、出る、名雪……!」
「いいよ、祐一。全部飲んであげるから、このまま出して」
名雪はそう言うと、さらに勢いを増して祐一の強張りを吸いたてる。
「ああぁ……出る……!」
傘が大きく膨れ上がったかと思うと、次の瞬間、名雪の口内には、
祐一の白濁液が放出された。
どくんどくんと、脈を打ちながら大量の精液を吐き出し、祐一は
背骨と腰を溶かすような甘美な感覚を味わっていた。
「はぁぁ……」
祐一は余韻を愉しむように、目を閉じて仰向けに倒れる。
名雪は祐一が全て出し終えるのを確認すると、口の中の体液を
ゆっくりと飲み下していった。
114名無しさんだよもん:02/06/17 23:47 ID:uOSyVSmr
なんかエロ待望してる人多そうなんで、エロシーン続けちゃったよ。
結末までプロット切っちゃったからシリアスパートはあとでまとめて
やったほうがいい気がしてきたのもあるけど。

これ、早めに終わらせないと、某スレでのリクエストSSに手をつけられない。
最近、特に葉鍵板過疎ってるし、俺の出身スレである監禁スレもアレだし。
どうにか盛り上げて行きたいんだが。まあ、椎名林檎聴きながら、続き書きますか。
115名無しさんだよもん:02/06/18 00:39 ID:RU2UOD0D
水瀬名雪淫乱レジェンド、ですか。
116名無しさんだよもん:02/06/18 00:55 ID:MXdWc6zd
>>115
本当はあゆがレイプされて、その後も性的暴行を受けつつるという鬼畜SSのはず
だったんですよ! でも、あゆがあまりにもかわいそうで……。
117名無しさんだよもん:02/06/18 00:56 ID:Mwzd2y6O
>>115
>>77参照
118名無しさんだよもん:02/06/18 07:05 ID:5foAv5mu
           , '┏━━━ヽ
         i イノノノリ)))〉      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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     ⊂__,ノ
119名無しさんだよもん:02/06/18 09:16 ID:qDmFartt
『小生、敗北を知りたく、本スレに向かうものなり』

というわけで、>>113以降は本スレでやりますんで。
出鱈目な進行でスマンカッタ
120アップルストリューデル:02/06/18 18:37 ID:D/88n4Gj
>>116
読みたい、読みたいー!
…駄目?
121名無しさんだよもん:02/06/18 19:09 ID:EX2KZmQy
>>120
今のが終わったらリクスレのSS書くので、いつになることやら……。
でも、単純なエロ書くのは楽だから、もしかしたら本スレでやるかも。
122名無しさんだよもん:02/06/23 01:00 ID:rgmPMMXi
age
123名無しさんだよもん:02/06/23 12:43 ID:Jeoq7KMe
SS期待保守
124名無しさんだよもん:02/06/23 21:24 ID:tLbIctSr
125名無しさんだよもん:02/06/24 06:10 ID:3tpE/Fb1
ここをメンテしてどうすんだ…
126名無しさんだよもん
age