【駄】月宮あゆ淫乱レジェンド【スレ】

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1名無しさんだよもん
    _ _     うぐぅ、あゆあゆです。アゴ祐一君に
  〃┏━━ 、     引っかかって以来、毎日他人に言えない
  |  ノノソハ))) カタ   ような経験ばかりです。 
(\リリ ´ヮ`)リ__カタ___  うぐぅ…もう、ぼくの事メチャクチャにして下さい。
 (ニE(#⊃o|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   
      |\.||  ayu   |
      '\,,|==========|
2名無しさんだよもん:02/05/27 22:50 ID:vWAlhL4R
I got 2!!
3名無しさんだよもん:02/05/27 22:50 ID:9e3QMjO6
3
4名無しさんだよもん:02/05/27 22:51 ID:7VGztDbw
結婚してくり
5倉田佐祐理 ◆i.SAyURI :02/05/27 22:52 ID:nrgA+yLm
あはははーっ、踏んじゃいましたー♪
6名無しさんだよもん:02/05/27 22:52 ID:3f78wTz4
         _ _
        〃┏━━ 、
   パタパタ |  ノノソハ)))  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     (((\リリ ´ー` リ < うるせーばか
     ((ニE/⌒ヾ∞"ヽ   \__________
       (こ)   ∞ |こ)
       く__∞,ノ┃
        し' し'  ┃
 .            ┃
.             ( ゚Д゚)
.            ( U U   >>1
              UU
7名無しさんだよもん:02/05/27 22:57 ID:7VGztDbw
そろそろ↓通報しますた
8名無しさんだよもん:02/05/27 22:57 ID:l9ydLEw+
>>1
萌えた。
でも展開がわからない。
9名無しさんだよもん:02/05/27 23:05 ID:hY3JP0rp
>>8
萌えるな。
でも展開がわからない。
10葉鍵代表@もわ〜:02/05/27 23:05 ID:FNg6rPA7
  /::::::::::::::::::::::::::\
  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
 |:::::::::::::::::|_|_|_|_|
  |;;;;;;;;;;ノ   − − ヽ
  |::( 6  ー─●─● )
  |ノ  (メ  ( ・ ・) メ)
/|   <  ノ   з  >  10
::::::\  ヽ        ノ\  
:::::::::::::\_____ノ:::::::::::\
11名無しさんだよもん:02/05/27 23:08 ID:xNE2rgns
            _ _
          〃┏━━ 、
          |  ノノソハ))) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           リリ ´∀`)リ < 通報しますた!
          /,  /   \_______
         (ぃ9  |
          /    /、
         /   ∧_二つ
         /   /
        / あゆ\       ((( )))  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       /  /~\ \     ( ´Д`) < しますた!
       /  /   >  )     (ぃ9  )  \_______
     / ノ    / /    /    ∧つ
    / /   .  / ./     / 祐1 \     (゚д゚) シマスタ!!
    / ./     ( ヽ、     / /⌒> )     ゚(  )−
   (  _)      \__つ  (_)  \_つ     / >
12名無しさんだよもん:02/05/27 23:15 ID:0qUadPOE
前スレ?

月宮あゆは超スケベ
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1021924444/
13名無しさんだよもん:02/05/27 23:21 ID:MgizsBJI
(((祐)))
( ´ー`)
(    )
| | |  
(__)_) _ _ 
     〃┏━━ 、    
     |  ノノソハ)))  
   (\リリ ´ヮ`)リ______
    (ニE(#⊃o|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   
         |\.||  ayu   |
         '\,,|==========|
14名無しさんだよもん:02/05/27 23:28 ID:0qUadPOE
良く見たら、あゆモナーの顔が微妙に可愛くなってる。
15名無しさんだよもん:02/05/28 00:27 ID:Pe1t/iDX
                      /⌒ヾ⌒ヽ.
                     /   丿  ..ヾ
                   /   。 人    )
                  (。...。_ .ノ 。ヾ。...丿
                   ( _ .  .. ノ   )
                  /        /
                  / ノ し   /
                  / ) と   /
               .  /      /
                 /      /
                /     /
うぐぅ…            /     /
  ほら、舐めてよ〜    /  ..  /
      〃┏━━ 、  /   . /
      |  ノノソハ)))  /   /
 シコ   リリ ´ー`)リ  /   /
      /     \ / .   /
 シコ  ( )、  /\ゝ 丿.../
      \ ヽ、 (  /  ⊂//
        \ ヽ / ⊂//
        ( \つ  /
        |  |O○ノ \
        |  |    \ \
        |  )     |  )
        / /      / /
       / /       ∪
       ∪
16名無しさんだよもん:02/05/29 04:21 ID:lBjNQOdo
            _ -― ´ ̄二M二_ ̄ ̄ヽ、
        〉   /  ̄  /    ̄ヽ、 ヽ が、がお・・・・
'- /            ヽ_/  月宮さんには負け
           //       /⌒ヽ、 ヽ ヽヽ、 ないよ・・・にはは
          //    , , / / i i ヽヽ ヽ |.ミ| iヽ
          | | / , /// i  ll l l | |ヾ || | |ミ| | |
          V{ i | |||┼i士wVWv士┼||| |ミ| |_」
            || | || |〒_.T    T_.〒||| |ミ|_|
            iヽ!ヽゝ ̄  '    ̄゜ | |.| |/ヽ 
            | || ト    ^^   , | ||┴!-、 `!、.
             | || |:` _┬ ┬_ :´::| |~~~ヽヽ \
              | | /"二ーヽ†/^丶j | l、,,___ `}/´ >.
              | | | | '''//::||:ヽ/ヾ从''ー‐、_//~'l/
             (ヽヽヽ| |:::::: /\  ソ;;;;;;;;;;;`!|  /
             \\ / ! v//;;\/;;;;;;;;;;;;|  /
  ,.、-" ̄ ̄`ー 、    /'''''''ヾ/;;;ヽ/;;;;;;;;;;;;;_;;;;;;;; ,、| /
/         `'ー、 'フ''ー'|;;;;;;;;;;  :::;;;;;;;;;;;;;;::::..//
             `ヽ、ー、.!;;;;;;;;;;;;;;´  "、,,,,,,:ゝ/
               \ーフ''"-、,,/~"´::/,、/
      /´         \ノー''"~`/⌒ / 
     /、            \   ;;;/∧ _ ~ヽ、
   /  \              (_/,。、} }> )-' 
_,、-'´     \            :/ノとノ_/
         |\           ::{ !:::! }::
         .|::::ノ\          :ヽv/::
       /ヾ/::::::ノ\        .ノ:::*::::\
      〈;;;;;;;<:::/´::::_,,,,>-、,,,,_,,,/-‐'´`ー-\
17名無しさんだよもん:02/05/29 04:42 ID:pB1/KOWH
佐百合さんなら、せいふくHしてもいいかな

と妄想してみるおはよう(・∀・)!!
18名無しさんだよもん:02/05/30 01:00 ID:VZyOsUHA
mannko
19名無しさんだよもん:02/05/30 14:27 ID:6eaws5D8
>>17起きるの早い
20名無しさんだよもん:02/05/31 02:51 ID:c5vguRyz
             _ _
           〃┏━━ 、
           |  ノノソハ)))
           リリ ´Д`) ハァハァ…ユウイチクン…ボクヲコンナフウニシタセキニントッテヨ……ウグゥ…
 ______/| ヽ  l ヽ______
(∋     /  v   \|  ヽ      ∈) __ヽヽ           │
 |____|  /     l    人 ___|    /   \    、、   │
       / / ヽ ー   - / \\      /\   __/   /   │
      / /  |    |   |   \ヽ
     / /   ヽ       |     \   从
    //    /  □■□■□■□■□■
   /     |    ■□■□■□■□■□
  /     /    / ヽ    \       | |
../     /    /   \    \     | |
/   /    /       \   \    .|  |
|   (    く          )   )   |  |             (((祐)))ヒィィ…
|    \   \       ./   /   |   |             ( ;´Д`)
|    \   \____/  /.    |   /           〜 / つ _つ
 | _〜〜-\  \   /  /-〜〜___| /              人  Y
  |/   ⊂⌒__)  (__⌒つ                 〜  し'(_)
21名無しさんだよもん:02/06/01 06:03 ID:0LQuJcmf
    
 (((祐))) ア、アユ?!
煤i;´Д`)
 (    つ
  | | |  
 (__)_)_ _  ハァハァ
     〃┏━━ 、  カタカタ  
     |  ノノソハ))) うぐぅ…ハァハァ…エロサイトいいよぉ… 
   (\リリ;´ヮ`)リ______   もうボクだめぇ…うぐぅぅ…
    (ニE(#⊃o|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  カタカタ 
         |\.||     |
         '\,,|==========|
22月宮あゆ:02/06/01 21:02 ID:R1YsQ97x
うぐぅ、あゆのオマンコ濡れ濡れだよぅ!
23名無しさんだよもん:02/06/01 23:42 ID:0RtW2cf8
               〃┏━━ 、ハァハァ
         パタパタ |  ノノソハ)))    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            (((\リリ;´ヮ`)リ  < うぐぅっ!!ボクもう…飛んじゃうよぉっ!!
           ((ニE/⌒ヾ∞"ヽ     \____________
             (こ)   ∞ |こ)
             く__ωつ´°゜・
              し' し'    ピュッピュッピュッピュッ
            _______
24名無しさんだよもん:02/06/02 08:16 ID:idzAVR5t
            _ _
          〃┏━━ 、
          |  ノノソハ))) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           リリ;´Д`)リ < うぐぅっっ!!もうガマンできないよ…
          /,  /      ボクをめちゃくちゃにしてっっ!!
         (ぃ9  |    \_______
          /    /、
         /   ∧_二つ
         /   /
        / あゆ\    
       /  /~\ \   
       /  /   >  ) 
     / ノ    / /   
    / /   .  / ./    
    / ./     ( ヽ、   
   (  _)      \__つ  
25名無しさんだよもん:02/06/02 16:11 ID:obzkv5Lm
age
26名無しさんだよもん:02/06/02 23:42 ID:UMEElPzT
.        /~ヽ━━ 、~~ヽ
.        |  |ノノソハ))) ノ ハァハァハァハァ…
..       ノ ノ*´∀`) /  うぐぅ…もうボク、ダメ…
.      ( ノ     ソ   インランでメスブタなボク
..       ヽ      ヽ   にお仕置きしてください…
.        \      ̄\
.          \     丶
      _   /   愛  .\ _    
        ̄\ ,_ _,/     \,_ _,ノ ̄ 
27名無しさんだよもん:02/06/03 20:20 ID:rMPSm9PF
414 :コピペ :
そう...この地獄はあの時から始まったんだ...。
あの時から......。

〜数日前〜
『うぐぅ〜っ!!どいて、どいてぇ〜っ!!』
ボクはいつものお店でたい焼きを買おうとしてたんだ。
でも、店のおじさんにたい焼きを頼んだあとで気づいたんだ。
また、お財布を忘れちゃったことに。

うぐぅ...どうしよう...。
ここはおじさんに謝って帰ろうかな...。
でもおなかすいたよ...。

「へい、たい焼き5つお待ち。450円ね」
うぐぅ......。
ボクは出来たてのたい焼きの入った紙袋をおじさんの手から取り上げて、
全力でその場から走り去った!!

『ごめんなさい!!あとで絶対お金持って来ますからっ!』
これがボクの生き地獄のはじまりだなんて思ってなかった...。
そう、この時は.........
28名無しさんだよもん:02/06/03 20:21 ID:rMPSm9PF
415 :コピペ :
ボクは走った。全力で。でも、おじさんはまだ追ってくる。
『うぐぅ!今日はいつもよりしつこいよぅ!!』
と、いっても今日が3回目なんだけどね!(^^;

ボクは走る。全力で。おじさんから逃げる途中で商店街を行き来する人たちに
ぶつからないよう大声で叫ぶ。

『うぐぅ〜!!どいて、どいてぇ〜っ!!』
おじさんから逃げようと商店街を走っていると、祐一君の姿を見つけた。

でも、祐一くんの隣にボクの知らない髪の長い女の子が...。
祐一くんは女の子となにか話してる...あっ一緒に喫茶店に...あの人...
祐一君の...彼女なのかな...。
走りながら、そんなことを考えていたら...。

つるっ!!
凍った道路で足をすべらせちゃった!!
『あわわわ、はわわわわわわっ!!』
なんとかバランスを...取れずに転んでしまう...。
どてっ!!
『うぐぅ...いたいよ〜』
目の前をお星様が回ってる。
顔から転んだせいかな...。

その時背中から、さっき聞いたばかりの声が...。
「捕まえたぞ!食い逃げ小僧!!」
『うぐぅ!ボク小僧じゃないもん!!』
「どっちだっていい!警察に突き出してやる!!」
29名無しさんだよもん:02/06/03 20:21 ID:S4TFcea6
>>27 激しくモエ
つづききぼん!
30名無しさんだよもん:02/06/03 20:48 ID:Hl/SBpy6
>29
探せば見つかる
31ハッケーン。:02/06/03 21:19 ID:lG9D5GjU
416 :コピペ :02/04/16 18:08 ID:+W8nFV9q
『うぐぅ...お金は後から払いますって言ったのに...』
「そんな言い訳が通じるほど世間は甘くねぇんだよ!!」
そう言ってボクをにらむおじさん。
うぅ、こわいよぅ。よく見るとこのおじさんすごくこわい顔してるよ...。

「おい、親はどこだ。まず親に金を払ってもらう」
『...おかあさんいない...』
そんなこときかないでよ...。
思いだしちゃうよ...あの日のこと...。

「なら保護者でいい」
『えっ?保護者...?』
あれ?そういえばボクに保護者なんていたっけ?
なんかおかしいよ...思い出せない...。

『うぐぅ...』
思わず、そんな言葉が出る。
「親もいない、保護者もいない、か」
そう言ってボクの顔をジロジロと見るおじさん。
「ふむ、まあ悪くはないな...」
ぽつりとつぶやくおじさん。

「もしかして記憶喪失かなにかか?」
記憶喪失?ボクは月宮あゆで17才...たい焼きが好き。
でも、思い出せない事がある...。
大切な何かを探してるんだ。何かは思い出せない...。
32ハッケーン。:02/06/03 21:20 ID:lG9D5GjU
『うぐぅ...』
思わず、そんな言葉が出る。
「親もいない、保護者もいない、か」
そう言ってボクの顔をジロジロと見るおじさん。
「ふむ、まあ悪くはないな...」
ぽつりとつぶやくおじさん。

「もしかして記憶喪失かなにかか?」
記憶喪失?ボクは月宮あゆで17才...たい焼きが好き。
でも、思い出せない事がある...。
大切な何かを探してるんだ。何かは思い出せない...。

『そう...かも』
「そうか...おまえさんの名前は?」
『あゆ...』
「あゆ、か。いい名前だ」
『そ、そうかな?』
このおじさん、顔はこわいけどいい人かも。

「こんなとこで話してると風邪を引くからな。よそへ行くぞ。」
『...警察?』
「ちがう。まぁ、食い逃げはゆるしてやる」
『うぐぅ、おじさんありがとう』
「気にするな、俺は記憶喪失の娘をポリに突き出すほど鬼じゃないからな」
うぐぅ、いい人だよ〜。
33ハッケーン。:02/06/03 21:21 ID:lG9D5GjU
『ぐうぅぅ』
ボクのおなかが鳴った...。恥ずかしいよ〜。
「プッ!ハハハハハハハハハ」
『うぐぅ...』
「いや、すまんすまん。腹が減ってたのか。まぁ、こうして話してるのも何かの縁だ。
晩飯くらい食わせてやるよ。それにもう喰えそうにないしな」
そう言ってボクの胸を見る。
『あぁっ!!たい焼きがぁっ!!』
転んだ時に潰しちゃったんだ...それに冷めてる...。

「さて、行くか。」
『うぐぅ...たい焼きがぁぁ...』
「腹、減ってるんだろう?」
『うん...』
「じゃ、行くぞ」
おじさんはそう言って歩きだす。
...せっかくの人様の好意だもん、受けないと失礼だよね!
ボクはおじさんの後をついて歩いて行く。

...この後どうなるかなんてこの時は考えもしなかった...。

おじさんに連れられて着いた所は2階建てのアパートだった。
2階のはじっこの部屋のドアをおじさんが開けて中に入ってく。
ドアの横にある窓に明かりが付いてからおじさんが言う。
「もういいぞ。遠慮せずにあがりな」
『おじゃまします...』
ボクはおじさんの家にあがった。
34ハッケーン。:02/06/03 21:23 ID:lG9D5GjU
420
カチャリ。ドアをおじさんが締める。
2LDKの一室に入る。
「ちょっと待ってろよ」
そう言っておじさんはポットのお湯でコーヒーを入れてくれた。
「寒かったろう。とりあえずそれ飲んで温まりな」
『うん、ありがとうおじさん。いただきまーす』
ボクはコーヒーに砂糖をたくさんいれてから飲んだ。

「そんなにいれると糖尿病になるぞ」
『うぐぅ、だってにがいんだもん』

そんなことを話してるうちになんだか体がだるくなってきた。
『あれ?なんか、おかしいよ?』
「どうした?」
『なんか、体がだるいの...』
「あぁ、それはな。薬が効いてきたからさ」
えっ!?薬?なんのこと?

おじさんはにやにや笑いながらボクのほっぺを両手で挟むように倒れてるボクの
顔を持ち上げ、いきなりキスをしてきた!!
35ココマデノモヨウ:02/06/03 21:26 ID:UD5NtpJ8
421
『!?ん、ぐう〜っ!!』
嫌だ!やめてよぉ!!ボクは暴れたけど、おじさんは離してくれない。
!?おじさんが舌をむりやりボクの口の中に入れてきた!

『ん、ぐぅ〜!!』苦しい!止めて!!
ガブッ!!息がくるしくて、おじさんの舌を噛んでしまった。
「くっ!!」
『ぷはぁっ!!はあ、はあ...』
「このガキがぁぁぁぁっ!!」バキィッ!!
『ぐふっ!!』
ボクはおじさんに思いきりほっぺを殴られた...。

『うぐぅ...いたいよ...』
「ガキが、少しばかり優しくしてやればつけあがりやがって!」
『お、おじさん?』
「クックックッ、世の中そんなに甘くねぇんだよ!あゆ!!おまえはこれから
体で食い逃げの代金を支払うんだよ!!」
そう言っておじさんはボクのそばに近づいてくる。

『い、いやだよ...こないで!!』
「騒ぐんじゃねぇ!!殺されてぇのか!!」
そう言ってナイフをちらつかせるおじさん。
こわい、こわいよっ!!
そしてゆっくりボクに近づいてくる。
『ひっ...いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
36名無しさんだよもん:02/06/04 23:45 ID:NavLWKRf
┌────────────────―─┐
│                              |
│    へヘ      _ _  /⌒ヽ/⌒ヽ    |
|    /〃⌒⌒ヽ 〃┏━━ 〃⌒⌒ヽ、     |
|  + 〈〈 ノノノハ)))|  ノノソハ)))ゞノノノソ)ノ +  |
|    |ヽ|| ´∀`||∩リ ´∀`∩リ∩´ー`)ノ   .|
| + ((  リつ╂l/リノ(#つo #ノ (=ヘ▼/ lつ ))+ |
|     /___ヽ < _∞ノ /__゚__>      |
|     (_)し'  し(_)   ̄し( ̄)       |
│                       ̄      |
|         Now “Viva Ugu”         |
│                              |
|       そのままうぐぅワショーイ!!     |
│                              |
└─────────────────―┘
37名無しさんだよもん:02/06/04 23:52 ID:0VP7O2fn
奇跡の冬がすぎて、祐一とあゆは、初めて二人で夏を迎えていた。
「あゆ、これ、プレゼントだ」
祐一がそう言って、あゆに渡したのは、携帯電話だった。
七年間、昏睡状態だったあゆにとって、それは脅威のテクノロジーだった。
「こんなに小さいのに、いろんなことできるんだよね」
「そうだぞ。どこでも話せるし、メールもできるぞ」
「メールってなに?」
「……まあ、使ってるうちに覚えていくだろ」

やがて、二人は夏の終わりに、ひとつの約束を交わした。
“二人きりで旅行に行こう”
出立の前日、あゆは水着を探しに、隣町までやってきた。
あゆが一人で遠出をするのは、これが初めてのことだった。
いつもなら、祐一についてきてもらうのだが、内緒で買って、祐一を驚かせたかったのだ。
「祐一くんが驚くような、かわいい水着を買うんだー」
結局、あゆが祐一たちの街へと戻ってきたのは、すっかり夜の帳が下りた後だった。
「うぐぅ。こんなに暗くなる前に選ぶんだった……」
暗闇が苦手なあゆにとって、街灯もろくに設置されていない路地を一人で歩くのは、とても勇気のいることだった。
「祐一くんに電話して、迎えに来てもらおうかなぁ」
羽つきリュックから、携帯電話を取り出し、じっと見つめる。
「でも、そうしたら祐一くんに水着買ったことばれちゃうだろうな……」
あゆは、しばらく考えてから、勇気を振り絞って、一人で帰ることにした。
38名無しさんだよもん:02/06/04 23:53 ID:0VP7O2fn
それは、突然のことだった。
民家から漏れる明かりだけが、わずかに眼前を明るくしてくれる曲がり角で、あゆは男に口と身体を押さえつけられた。
(怖い、怖いよ! 助けて! 祐一くん、助けてッ!!!)
あゆは必死で抗う。
だが、小柄なあゆの腕力では、男から逃れる事はできない。
男はあゆを組み伏せた。
あゆと男の視線があった。
恐怖に彩られた瞳が、飢えた野獣のように充血した瞳を見た。
男はそっと耳元でささやく。
「黙って月を眺めていれば終わる。声を上げれば殺す」
あゆの目には、月がぼやけて見えていた。

水瀬家では、祐一が帰りの遅いあゆを心配していた。
「あゆの奴、こんな遅くまでどこをほっつき歩いてるんだ。明日は旅行に行くってわかってるはずなのに」
祐一は、あゆの携帯電話にダイヤルするが、いくら待ってもあゆは出ない。

男はすでに、あゆの身体を蹂躙し、立ち去った後だった。
あゆは呆けたように、月を見ていた。
「ゆう、いち、くん……月が……きれい、だよ……」
リュックの中では、真新しい水着とともに、携帯電話が着信を知らせつづけていた。
39名無しさんだよもん:02/06/05 22:28 ID:+YdSrM2V
肝心な蹂躙シーンの描写がないぞぉぉぉーーーーーーーーーーー
40名無しさんだよもん:02/06/05 23:58 ID:jRCvm5lR
>39
これは別のスレのコピペでは?それかいっそ補完してみてくれ。
41名無しさんだよもん:02/06/06 01:57 ID:UMAmEbVb
         _ _
        〃┏━━ 、
   パタパタ |  ノノソハ)))  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     (((\リリ ´ー` リ < うぐぅ、吊るしちゃえ
     ((ニE/⌒ヾ∞"ヽ   \__________
       (こ)   ∞ |こ)
       く__∞,ノ┃
        し' し'  ┃
 .            ┃
  /::::::::::::::::::::::::::\
  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
 |:::::::::::::::::|_|_|_|_|
  |;;;;;;;;;;ノ   − − ヽ
  |::( 6  ー─●─● )
  |ノ  (メ  ( ・ ・) メ)
/|   <  ノ   з  >  
::::::\  ヽ        ノ\  
:::::::::::::\_____ノ:::::::::::\
42名無しさんだよもん:02/06/06 07:00 ID:sIZ4FABf
            _ _
          〃┏━━ 、
          |  ノノソハ))) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           リリ ´∀`)リ < うぐぅ!淫乱!
          /,  /   \_______
         (ぃ9  |
          /    /、
         /   ∧_二つ
         /   /
        / あゆ\       ((( )))  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       /  /~\ \     ( ´Д`) < 淫乱!
       /  /   >  )     (ぃ9  )  \_______
     / ノ    / /    /    ∧つ
    / /   .  / ./     /  \     (゚д゚) インラン!
    / ./     ( ヽ、     / /⌒> )     ゚(  )−
   (  _)      \__つ  (_)  \_つ     / >
43名無しさんだよもん:02/06/07 21:00 ID:Z30VhLK1
┌────────────────―─┐
│                              |
│    へヘ      _ _  /⌒ヽ/⌒ヽ    |
|    /〃⌒⌒ヽ 〃┏━━ 〃⌒⌒ヽ、     |
|  + 〈〈 ノノノハ)))|  ノノソハ)))ゞノノノソ)ノ +  |
|    |ヽ|| ´∀`||∩リ ´∀`∩リ∩´ー`)ノ   .|
| + ((  リつ╂l/リノ(#つo #ノ (=ヘ▼/ lつ ))+ |
|     /___ヽ < _∞ノ /__゚__>      |
|     (_)し'  し(_)   ̄し( ̄)       |
│                       ̄      |
|         Now “Viva Ugu”         |
│                              |
|       そのまま淫乱ワショーイ!!      |
│                              |
└─────────────────―┘
44名無しさんだよもん:02/06/07 21:40 ID:i3szmFeE
>>35がコピペしてるSSの続きはこれね。

ttp://mio_2ch.tripod.co.jp/ayu.html
45名無しさんだよもん:02/06/07 21:42 ID:NaaDsuX4
……なぜキャラスレでやらない?
46名無しさんだよもん:02/06/07 23:46 ID:NVGDXpLk
キャラスレにきたら迷惑そうな>>1を隔離するため
47400:02/06/08 05:45 ID:tDO7I3QK
>>37-38
自分のSSがコピペさせるとちょっとうれしいのはなんでだろう。
48名無しさんだよもん:02/06/09 07:21 ID:D9ltRwYd
あゆあゆをペロペロ
49名無しさんだよもん:02/06/10 00:50 ID:tf0W4Or0
>47
その気持ちわかる
50名無しさんだよもん:02/06/10 01:38 ID:fCzMtKIl
               〃┏━━ 、ハァハァ
         パタパタ |  ノノソハ)))    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            (((\リリ;´∀`)リ  < うぐぅ…もう50……
           ((ニE/⌒ヾ∞"ヽ     \____________
             (こ)   ∞ |こ)
             く__ωつ´°゜・
              し' し'    ピュッピュッピュッピュッ
            _______
51400:02/06/10 01:40 ID:oc2H4aD7
>>49
そうですか。あなたもSS書きの人なんですね。
俺なんてあんまり嬉しいので、中略部分の補完SS書いてますよ。
52名無しさんだよもん:02/06/10 02:21 ID:3DU7f4wp
神降臨を待つ
53名無しさんだよもん:02/06/10 02:52 ID:KFN8GDv9
   
54期待:02/06/10 03:04 ID:FXovRHvd
age
55名無しさんだよもん:02/06/10 03:07 ID:aNHAY6g5
>54
嘘つけー
56名無しさんだよもん:02/06/11 19:12 ID:R2lIHnz2
>>37の続きかもしれないよね。

それは、突然のことだった。
民家から漏れる明かりだけが、わずかに眼前を明るくしてくれる
曲がり角で、あゆは男に口と身体を押さえつけられた。
(怖い、怖いよ! 助けて! 祐一くん、助けてッ!!!)
あゆは必死で抗う。
だが、小柄なあゆの腕力では、男から逃れる事はできない。
男はあゆを組み伏せた。
あゆと男の視線があった。
恐怖に彩られた瞳が、飢えた野獣のように充血した瞳を見た。
男はそっと耳元でささやく。
「黙って月を眺めていれば終わる。声を上げれば殺す」
男はあゆの目の前で、サバイバルナイフを突きつける。
(この人は、本気でボクを殺そうとしてる……!)
あゆはただ奮えていた。そうしなければ殺される。
男は、あゆがおとなしくなったのを確認すると、ナイフを地面に
突き刺し、あゆのシャツに手をかけた。
ブラジャーを強引に毟り取ると、あゆのこぶりな胸が月光の下に
晒される。
男は無骨な手で、あゆのふたつの隆起を揉みしだく。
祐一はおろか、いまだに男性経験のまったくなかったあゆの胸は
まるで幼女のように青く、固い。
その未成熟な先端を口に含み、舌先で転がすように弄ぶ。
「……うう」
初めて味わう愛撫に、あゆは声を漏らす。
だがそれは快感ではなく、嫌悪感からだった。
57名無しさんだよもん:02/06/11 19:13 ID:R2lIHnz2
それでもあゆの心とは裏腹に、淡い桃色の控えめな乳首は、すこし
ずつ突起していく。
男はそれを見て、下卑た笑みを浮かべる。
「乳首が勃起してるぞ。犯されてるのに感じてるのか?」
「……」
あゆはなにも答えなかった。
恥ずかしさと恐ろしさで、ただ涙を浮かべて蛮行に耐えることしか
できなかった。
(祐一くん以外の、名前も知らない男の人に、こんなこと……)
それは女の本能からか、あゆはただ祐一のことだけを考えていた。
(早く祐一くんに会いたい、祐一くん、祐一くん……)
だが、男の手がキュロットスカートを剥ぎ取ると、あゆは現実に引き戻された。
さらにショーツを引きおろされそうになり、あゆは男の腕を掴む。
「お願いだよ、それだけは許して!」
「黙れと言っただろうが」
男は静かに低くな声で、あゆを恫喝する。
あゆは多少怯えながらも、なおも訴えを続ける。
「お、お願い。ボク、その、したことないんだよ。だから、それだけはどうしても……」
「そうか、なら口でやってもらおう。それで俺を満足させたら
解放してやってもいい」
「本当に許してくれるの……?」
「やらないなら、下の口を使うまでだ」
「わかったよ……」
すでに男のペニスは、固く張り詰めていた。
その男性自身は赤黒く、汗と尿の交じり合った独特の臭いを放っている。
初めて実物を目の当たりにしたあゆにとって、それは醜悪としか
形容しようのないほどのモノだった。
58名無しさんだよもん:02/06/11 19:14 ID:R2lIHnz2
「なにをしてる。さっさとしゃぶるんだ」
動揺を隠せないあゆに、男は冷たく命令する。
やがて、あゆは意を決したように、男のモノを小さな口にくわえた。
その異臭と大きさに、あゆは眉を歪める。
「ふぐぅ……」
が、それきりあゆは固まってしまった。
男性経験はおろか、性的知識自体に乏しいあゆは、男を悦ばせる術
がわからないのだ。
「舌を使うんだよ、舌を。そして飲み込むように吸うんだ」
男の言葉に従って、あゆはペニスに舌を這わせる。
だが、その稚拙な動きは、到底男を満足させることはできなかった。
「ち、不器用なガキだな。だったら、勝手にやらせてもらうぜ」
男はあゆの頭を掴むと、乱暴に口内に向かって腰をうちつける。
「う……うぐぅ……」
屈辱と苦しさで、あゆの目から涙がこぼれる。
その涙が、男の加虐心をいっそう燃え上がらせる。
あゆの唇の端からは、男の先走り汁と、あゆ自身の唾液が伝って
いく。
そして口内から漏れる、ぶちゅ、ぐちゅ、という卑猥な音が響く。
「よし、このまま口の中に出すぞ。全部飲み込むんだ」
(なに、なにを出すの……?)
男の動きがさらに激しさを増し、やがてその強張りが、あゆの口内
で一瞬で膨れ上がったかと思うと、勢いよく精液を吐き出す。
びくん、びくん、と脈を打ちながら余韻に浸るように、男のモノは
あゆの口内にしばらく留まっていた。
ゆっくりと男が自分自身を引き抜くと、あゆの唇から白濁液が糸を
引いていた。
あゆは涙目で、しかし言いつけを守ろうと、男の体液を嚥下して
いく。
ようやく飲み干し、あゆは男の方を見上げた。
59名無しさんだよもん:02/06/11 19:14 ID:R2lIHnz2
ようやく飲み干し、あゆは男の方を見上げた。
「ゆ、許してくれるんだよね。約束したよね?」
だが、男はいとも容易くあゆの期待を打ち砕く。
「約束? 俺は『やらないなら下の口を使う』と言っただけだぜ」
「そ、そんな……!」
男に抗議しようとした次の瞬間、あゆの横面を男の拳が襲った。
「口ごたえするな。二度と見れねえ顔にしてやろうか」
もう、あゆに抵抗する気力は残されていなかった。
男の無骨な愛撫にも、されるがままに空を見ていた。
涙で月が滲んでいた。

水瀬家では、祐一があゆの携帯電話にダイヤルしていたが、いくら
待っても繋がらない。
「いったい、なにやってるんだ、あゆの奴」
暗いところが苦手なあゆは、日が落ちてから一人で出歩くことなど
今まで一度もなかった。
しかも携帯電話にも出ないというのは、どう考えてもおかしい。
嫌な胸騒ぎを覚えた祐一は、あゆを探しに行くことにした。
「あれ、祐一、どこへ行くの?」
「あゆを探しに行ってくる」
玄関で名雪に呼び止められたが、祐一は軽く返事をして、飛び出し
ていく。
「……無事だといいね、あゆちゃん」
そう呟く名雪の顔には、邪悪な笑みが浮かんでいた。
60名無しさんだよもん:02/06/12 07:09 ID:bzMz4d68
うぐぅ…60ゲット〜!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     _ _     
   〃┏━....γ       
  .ノ|,,ノノノソハ))彳つ         (´´
  ノ.‖´Д`ノ| ⌒ヽ     (´⌒(´
  ⊂#_∞⊂#∽_/つ≡≡≡(´⌒;;;;≡≡≡
             (´⌒(´⌒;;         
 ―――――――ズザザザザザザザザザザザザ…

    〃┏━━ 、
    |  ノノソハ)))  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  (\リリ;´Д`)リ < うぐぅ…チソチソがこすれちゃったよ…。
  (ニE(#つo⊂#)  \______
    /__ωつ´°゜・
    (_f_)_f_)ピュッピュッ
61名無しさんだよもん:02/06/12 19:38 ID:vNJMwwux
保守
62名無しさんだよもん:02/06/12 19:42 ID:DVRuxUDF
名雪の差し金か・・・コワヒ
63名無しさんだよもん:02/06/12 21:03 ID:ZTtvCxyu
(・∀・)メンテ!
64名無しさんだよもん:02/06/12 23:46 ID:Q1LB3iJa

    ,.´ / Vヽヽ
    ! i iノノリ)) 〉
    i l l.´ヮ`ノリ   無事だといいね、あゆちゃん(w
    l く/_只ヽ            
  | ̄ ̄名雪 ̄|    
65名無しさんだよもん:02/06/13 04:51 ID:QOW2GolQ
>>59の続きかもしれない

祐一の全身からは汗が吹き出していた。
真夏の湿気を含んだ重い空気が、祐一の身体に纏わりつく。
「どこだよ、あゆ……!」
とっくに心当たりは探し尽くしていた。
祐一は途方に暮れて、一旦水瀬家に戻ることにした。
その途中、ふらふらとおぼつかない足取りのあゆがいた。
「おい! あゆ!」
祐一の声に、あゆはびくりと肩をすくめる。
そしてゆっくりと振りかえった。
「あゆ、こんな時間に一人でどこ行ってたんだ。心配したんだぞ」
祐一は安堵の表情を浮かべて、あゆに歩み寄る。
だが、あゆの顔を間近で見た瞬間、祐一は思わず立ち止まった。
頬には痣があり、衣服はところどころ汚れ、その目は泣き腫らして
充血していた。
「おい、あゆ、なにがあったんだ」
祐一は、ただならぬあゆの姿に、自分でも声がうわずるのが
わかった。
「ボク……」
そう一言呟いたまま、あゆは押し黙った。
――犯されたんだ。
そんなこと口が裂けても言えるわけがなかった。
あゆにとって祐一は、初恋の相手であり、初めての恋人であった。
それもまだキスしか許していなかったのだ。
――祐一くんに好きになってもらう資格なんてなくなったんだ。
それでもあゆは祐一の傍にいたいと思う。だから精一杯の笑顔を
つくってみせた。
「暗くて転んじゃったんだ。ボク、ドジだから……」
けれども、それが限界だった。
66名無しさんだよもん:02/06/13 04:51 ID:QOW2GolQ
涙が溢れて、止まらない。
「あれ、おかしいな。ボク、なにも悲しくないのに……」
ごしごしと、あゆは懸命に目元をこする。
「あゆ、うちに戻ろう」
祐一はあゆの小さな肩を抱き寄せた。
それが祐一の思いつく、最善の思いやり方だった。

水瀬家の手前まで来て、あゆがふいに口を開いた。
「祐一くん。ひとつお願いがあるんだ」
「なんだ」
「ボクのこと、秋子さんや名雪には黙っててほしいんだ」
祐一は無言で頷いた。そして玄関のドアを開ける。
リビングから名雪がやってきた。
「あゆちゃん、どうしたの。その格好」
祐一は思わず、名雪をにらむ。だが、あゆはなにごともなかった
ように笑顔で言った。
「転んじゃったんだ。ボク、ドジだから」
「そうなんだ。祐一、あゆちゃんがなかなか帰ってこないから、
慌てて探しに飛び出して行ったんだよ」
名雪は口元に笑みを浮かべて、優しげにあゆに話しかける。
「あゆちゃんに、もしものことでもあったのかと思ったんだけど
なにもなくてよかったね」
「あゆ、早く行くぞ」
祐一は、あゆの腕を引っ張り、自分の部屋に向かう。
名雪の言葉を、それ以上聞いていられなかった。
67名無しさんだよもん:02/06/13 04:52 ID:QOW2GolQ
「あのさ、こんなときになんだけど。明日の旅行、行くの止めるか?」
「え……」
「いや、別に俺はどっちでもいいんだ。あゆが決めてくれれば、
それでいい」
「ボクは、祐一くんといっしょに旅行したいよ。だって、初めて
の二人きりの旅行だもん」
「そうか、それなら予定通り行くか」
「うん」
風呂場に向かおうとするあゆを、名雪が呼び止める。
「明日から、祐一と旅行に行くんだよね」
「う、うん」
「二人きりで旅行ってことは、あゆちゃんもいよいよだね」
「い、いよいよってなに?」
「エッチなことだよ」
名雪の言葉に、あゆはぎくりとする。
「あゆちゃんは、祐一としかつきあったことないから、知らないと
思うけど。男の子って綺麗な身体じゃない女の子のこと、心の底で
は軽蔑するものなんだよ」
あゆは無言だった。
「あゆちゃんは祐一としかそういうことしないから大丈夫だよね。
わたし、本当はちょっと心配してたんだ。あゆちゃんが男の人に
乱暴されたりしたんじゃないかって」
俯き、かすかに震えるあゆをちらりと見て、名雪は心の中で口元を
歪めていた。
「もし、そんなことになったら、いくら祐一でも、ね」
名雪はあゆの肩をぽん、と叩くといつもの笑顔で言った。
「あゆちゃん、祐一といい思い出をつくってきてね」
68名無しさんだよもん:02/06/13 04:52 ID:QOW2GolQ
翌日、祐一が起きると、あゆの姿はすでになかった。
書き置きもなにも残されていなかった。
祐一がいくら探しても、あゆを見つけることはできなかった。
「あゆ、きっと戻ってくるよな。俺がこの街に戻ってきたように
おまえもまた、戻ってきてくれるよな……」
69名無しさんだよもん:02/06/13 09:18 ID:SBBpIzy9
読み読み
70名無しさんだよもん:02/06/13 23:55 ID:Ldpnxo3d
駄スレが駄スレを呼ぶ
 それが葉鍵板 そして乱世は終わらせない

71名無しさんだよもん:02/06/13 23:57 ID:xl77rayr
SSあがある時点で、もうここはある意味良スレ
72名無しさんだよもん:02/06/14 00:03 ID:6Gr8VQsK
>>71
こんなクソみてえなSSあがってもクソスレのままなんだよ!!!
73名無しさんだよもん:02/06/14 00:05 ID:T4lSyOl+
COMよりは.NET派です
74名無しさんだよもん:02/06/14 00:09 ID:7PQHVkh6
正直、面白いぞ、ここのSS。もっと書いてくれ。
75名無しさんだよもん:02/06/14 00:14 ID:4rgRh8Ad
漏れも面白いとは思うけどね。
キャラスレでやれよって意見も出るだろうけど
実際にキャラスレでやると多分荒れるんだろうなあ…と
うぐぅスレ住人として率直に思いますた。
76名無しさんだよもん:02/06/14 00:17 ID:ZLqBGAUD
>73
イミフメイ
77名無しさんだよもん:02/06/14 01:14 ID:8jv8Wene
あゆ駄スレはもはやどうにもならない。誰がどんな目的で立てているのかも不明だし。
で、「どうせ常時5,6個立ってるんなら再利用しちまえ」と。

そうして、本スレに投下するとヤバそうな陵辱SSやダークSSは
このテの駄スレに投下される。これはもう伝統と言っていい。
そのおかげか、本スレが荒れることは滅多にない。
ただし本スレはいつも、いつでも、いつまでもネタ枯渇&職人不在になるという罠(w
78名無しさんだよもん:02/06/14 17:42 ID:BxKnZjvJ
必要だよ
79名無しさんだよもん:02/06/14 20:33 ID:53akrmNM
あゆは、海が見える他はなにもないような、小さな町にいた。
それは特になにか理由があるわけではなく、たまたまバスを降りた
ところがそこだったというだけだ。
「これが潮の香りっていうのかな」
鼻腔をくすぐる、爽やかなその匂いを、あゆは心地よく感じた。
堤防に腰掛け、目の前の風景を眺める。
水平線に太陽が姿を隠そうとしている時間だった。
まるでまばゆい光の玉が、水の中へ溶け出していくような、あゆが
初めて目にする光景が、そこに広がっていた。
「綺麗だね」
祐一くん、と続きを言いかけて、あゆはふと気づく。
自分はもう、一人なのだと。
「祐一くんのこと、もう思い出さないって決めたのに」
あゆは視線を落とし、自嘲気味に笑った。
そう簡単に忘れられるはずなどない。あたりまえだ。
初めて会ったときから、幼心にも、きっとこの男の子は、自分に
とって大切な存在なんだ、という確信があった。
だから、夢の中で、何度も願ったのだ。
――神様。もう一度、祐一くんに会わせてください。そうすれば、
きっと、なにがあってもボクは幸せになれるはずだから。
それなのに、たった一夜の悪夢で、その想いは軋み始めている。
「ボク、自分勝手なのかな……」
空は青紫色に染まり、暗くなり始めていた。
ようやく、それに気づいたあゆは、あわてて立ち上げる。
「泊まるところを見つけないと!」
羽リュックを背負いなおすと、なるべく明かりの多そうな方へ
走っていく。しかし。
「うぐぅ。民宿もなんにもないよ……」
すでにほとんどの店がシャッターを下ろしている商店街で、あゆは
途方にくれる。
80名無しさんだよもん:02/06/14 20:34 ID:53akrmNM
知らない町で、たった一人で路頭にさ迷う心細さに、涙目になる。
そんなあゆを見かねて、声をかける者がいた。
「お嬢ちゃん、どないしたんや?」
声の主は、タンクトップにジーパンというラフな格好の女性だった。
年のころは二十代前半と言われれば、そう見えるし、三十代と
言われても違和感はなかった。
「迷子にでもなったんか?」
「ち、ちがうよ。ボク、迷子になるほど子供じゃないもん」
あゆは子供扱いされて、つい強がってみせる。
ちょっとうるんだ目を、ごしごしとこすり、改めて女性に向き直る。
「ええと。ボク、初めてこの町へ来たんだけど、泊まるところが
わからないんだ。どこかに泊まる場所はないかな?」
「なんやお嬢ちゃん、家出か?」
「それは……」
冷静に考えると、家出したのと同じことかもしれない。
なにも言わずに、突然飛び出して来たのだから。
「家出はあかんで。あんたのこと大事に思うとる人らに心配かけて
しまうやろ」
――そんな人、もういないよ。
あゆはなんだか、自分が急に惨めになったような気がして、その場を離れようとする。
「ごめんなさい。ボク、自分で探します。それじゃあ……」
そう言って、歩き出そうとする。
そこに、女性から思いがけない言葉が投げかけられた。
「行くとこないんやったら、うちに泊まってもええで」
「え?」
あゆは思わず、振り返った。
「この町、ホテルなんかないで。それとも野宿でもするんか? 夏
やから、それでも死んだりはせんけどな」
あゆはちょっと迷ってから、決めた。
81名無しさんだよもん:02/06/14 20:34 ID:53akrmNM
「泊めてください。お願いします」
「ほな、ついてき」
あゆはふかぶかと頭を下げ、その女性の後をついていくことにした。

いかにも日本的というような、和風なつくりの家につくと、あゆは
麦茶を、女性はビールを飲み、一息ついていた。
「そういえば、名前まだ聞いてへんかったな」
「あ、ボク、あゆ。月宮あゆだよ。えっと、あなたは?」
「うち、神尾晴子いうねん。よろしゅうな、あゆちん」
そう言うと、晴子は広げた手を伸ばした。
しこし躊躇して、あゆはその手を握り返した。
「あの、神尾さん」
「晴子でええで」
「晴子さん。どうして、ボクを泊めてくれようと思ったの?」
あゆの問いに、晴子は穏やかな笑みで、応えた。
「似とったんや、あんたの目。うちの観鈴にな」
「観鈴、さん……?」
「ほんまはうちの子供やないんやけどな。うちが引き取って
育ててたんや。そやけど」
そこで一旦、言葉を止めて、ビールを流し込む。
「去年の夏な。飛んでいったしもうた。空の上にな」
あゆはどう返事をすればいいのか、わからなかった。
「あの、ボク……」
「あー、謝まらんでええよ。うちが勝手にしゃべっただけや」
晴子はそれからなにも言わなかった。
虫の声がやけに大きくて、扇風機が生ぬるい風を振りまいていた。
沈黙を破ったのは、あゆのほうだった。
82名無しさんだよもん:02/06/14 20:34 ID:53akrmNM
「ボク、大好きな人がいたんだ」
晴子は一瞬あゆの顔を見て、彼女の言葉を待った。
「でも、ボクはもう、その人に好きでいてもらう自信がなくなった
んだ。だから、その人の傍にいるのが辛くて、それで忘れようって
思ったけど、でも、できないんだ。だって、本当に、大好きなんだ
もん」
誰かに聞いて欲しかったのかもしれない。
それはあゆが一人で抱えるには、あまりにも重い枷だった。
堰をきったように言葉が溢れてきた。
「だから、嫌われるくらい、なら、離れようって……」
最後は嗚咽でうまく言えなかった。
あゆの目から、涙がこぼれそうになったとき、晴子はあゆの身体を
そっと抱きしめた。
「泣きたかったら、泣いたらええよ。どうせ、うちら二人しか
おらんから」
その言葉で、あゆは声をあげて泣いた。
晴子はあゆが泣き疲れてしまうまで、その小さな身体を離すことは
なかった。
83名無しさんだよもん:02/06/14 20:39 ID:53akrmNM
>>79-82>>68の続きです。
84名無しさんだよもん:02/06/14 20:43 ID:8jv8Wene
ちょっと展開急ぎすぎな気もするけど、でもヨカタヨ。
どんな結末になっても、このSSは俺の心に残りそうだ。
85名無しさんだよもん:02/06/14 20:51 ID:/P/iPBQp
晴子
マン

86名無しさんだよもん:02/06/14 21:35 ID:g+RZFP7F
しかし文章上手いねー 見習いたいほどだ
87名無しさんだよもん:02/06/14 23:12 ID:HoeUR/hx
なぜかデジャヴが
88名無しさんだよもん:02/06/14 23:27 ID:WZWsqQFs
           , '┏━━━ヽ
         i イノノノリ)))〉      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          |  l (i,[ i]`||      < う…うぐぅ〜〜〜〜〜〜〜〜
 .         !l l ゝ" lフ/!       \_________________
            /'i`M〉
 ∩          / i  l| i
 | ||l.       / /l  ll !    /`ヽ
 | |||       / / |   |!| , ./ ./'、 \
 | |||. , -、 ,/__/ . !__/ヽ/ ./  ` 、 \
 | ||| (__)っノ  ゝ  ノ ./      `ヽ `ーっ
 | | ̄ ̄ ̄ ̄ヽ  / / `ヽ、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |        / /    `ヽ
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         /''''./             ヽ 。 o
      /  /        ゚ σ⊂ 。_ヾ、),.'゚-
      /  /           。  <_., 、-`つ
     ⊂__,ノ
89名無しさんだよもん:02/06/14 23:35 ID:53akrmNM
>>87
ばれてしまっては仕方ない……。
さらばだッ諸君ッ!!!
90名無しさんだよもん:02/06/14 23:59 ID:8jv8Wene
>>89
待って! 行かないでくれ〜〜!!(w

あんたもしかして某スレでアニメ○○補完を…?
だとしたら、もう少し練って手を変え、品を変えた方がいいかもしれんが(w
91名無しさんだよもん:02/06/15 01:56 ID:mpk97hoc
あゆがいなくなってから、祐一は必死であゆを探していた。
結果から言えば、それはまったくの徒労に終わった。
祐一はきちんと学校へは通いながらも、虚ろな時をすごしていた。
なにもやる気が起きず、ベットに寝転がって、携帯電話の着信履歴
を確かめる。
無論、あゆからの連絡はなかった。
何度となく、こちらからあゆの携帯電話へはダイヤルしてみたが、
電源が切れているというメッセージボイスが聞こえるだけ。
「あゆ」
その名を口にしてみる。
「あゆ」
もう一度いとしい人の名を呼ぶ。
けれども、祐一の声に応えてくれるはずの少女は、いない。
その原因はきっと、自分にあるのだと思った。
――もっと早くあゆを見つけていれば。
――もっと長くあゆの傍にいてやれば。
そんなことばかりを考えて、祐一はすっかり衰弱していた。
そこにドアをノックする音がした。
「祐一、入るよ」
名雪だった。いつもの穏やかな笑顔で、ベットに腰をおろす。
「昨日からご飯食べてないよね」
名雪の問いかけに、祐一は背を向けるように寝返る。
「あゆちゃんのことは、わたしも心配だよ。だけど、それで祐一
まで具合悪くなっちゃうのは……」
「ほっといてくれよ」
静かだけれど、強い口調だった。
92名無しさんだよもん:02/06/15 01:56 ID:mpk97hoc
名雪の言葉を遮るように、祐一は拒絶の言葉を吐く。
けれど、名雪は言葉を続けた。
「祐一、わたしがいなくなったら、そんなに心配してくれる?」
祐一は応えない。背を向けたままだった。
名雪はゆっくりと自分のブラウスのボタンをはずし、ブラジャーを
はずす。そして、祐一の手をとると、自分の胸に押し当てた。
その感触に、祐一は思わず振り返る。
名雪のあられもない姿に、祐一は一瞬言葉を失ったが、すぐさま
手を離し、叫んだ。
「なに、やってんだよ!」
「わたしじゃ、ダメかな。祐一の悲しみ、わたしじゃ紛らわせる
こともできないかな」
名雪の瞳から、一筋の涙が頬に伝っていく。
「わたし、祐一のためなら、なんだってできるよ。今すぐ死ねって
言われたら、死んでもいいよ。それが祐一の望んだことなら、
わたしはなにも怖くないから」
突然のことで祐一はどうすればいいのか、まったくわからなかった。
こんな名雪を見たのは、生まれて初めてだった。
「祐一、一瞬でいいから。今だけはわたしのことを見て」
そう言って、名雪は戸惑う祐一の唇を奪った。
名雪の舌が、祐一の口内をかき混ぜ、愛撫し、唾液を掬い取っていく。
「ん……んんぅ……」
鼻を鳴らし、荒い息遣いで、名雪は祐一の唇を犯していく。
祐一にとって、それはあゆとは経験したことのないような、濃厚な
キスだった。
頭が痺れるような、奇妙な感覚が祐一を襲う。
それは背骨を伝って、全身を覆い尽くさんとしていたが、その
すんでのところで、名雪は祐一の口を解放した。
二人の唇を、銀色の甘い露が繋げていたが、すうっと消えていった。
93名無しさんだよもん:02/06/15 01:57 ID:mpk97hoc
「祐一、わたしのお願い聞いてくれるなら、目を閉じてて……」
祐一はその言葉の意味を考えている余裕はなかった。
だから、黙って目を閉じ、名雪の行為に身をゆだねた。
それが、どういうことを意味しているかもわからぬままに。
94名無しさんだよもん:02/06/15 02:16 ID:QD44rYNN
かなりダークだなー
95名無しさんだよもん:02/06/15 15:04 ID:gaOWVkJI
あゆが神尾家にやって来て、すでに一週間がすぎようとしていた。
他に行く場所はなかったし、第一先立つものがなかった。
それでも、あゆは一度「迷惑がかかるから」と、出て行こうとした
ことがあった。けれども、晴子が止めたのだ。
「どっか世話になるあて、あるんか?」
「ないけど。でも、このままじゃあ、ボク……」
「そしたら、ここにおったらええやん。うちは別にかまんねん。
元々、子供の世話するん仕事やしな。一人二人増えても、大して
変わらへん」
晴子は、幼稚園で保母さんをしていると言った。
あゆは、なるほど、よほど子供が好きなのだな、と思った。
けれども、それだけの理由で、見知らぬ人間(それが晴子にとって
はせいぜい中学生くらいの少女だと見えていたとしても)を自分の
家に置いておくだろうか。
それはおそらくは、観鈴という娘のことが原因なのではないか。
しかし、それを確かめることはできなかった。
自分がそうであるように、人には言いたくことがあるのだと、今の
あゆは知っていたからだ。
だからあゆは、申し訳ないな、と思いながらもこの家にいるのだ。
「ほな、うちは仕事やから」
朝食を終えた晴子は、立ちあがって外へ出て行こうとして、なにか
を思い出したように、振り返った。
「そや、あゆちん。これ」
晴子はあゆに500円玉を差し出した。
「今、インスタント食品なんもないから、お昼はそれでなんか
買ってな」
「え、そんなダメだよ。ボク、ただでさえ、晴子に迷惑かけて
ばかりなのに」
「そやけど、あゆちんが料理したら、余計迷惑やで」
「うぐぅ……」
96名無しさんだよもん:02/06/15 15:04 ID:gaOWVkJI
一度、あゆは晴子に頼んで、ご飯をつくらせてもらった。
せめて、それくらいは恩返しをしたかったのだ。
できあがったものを一口食べて、晴子は一言「もう台所に入ったら
あかんで」とだけ言った。
「ほな、行ってくるわ」
晴子はスクーターに跨って行ってしまった。

残されたあゆは、特になにをするわけでもなく、近くの海を眺めて
いることがほとんどだった。
そうして、一人で夏の陽射を浴びて、潮風に吹かれていると、心が
落ち着くのだ。
空には、綿菓子のような白くて柔らかそうな雲が、漂っている。
ときおり、近くの学校からチャイムが鳴り響くのが聞こえたが、
それ以外は波の音がリフレインするばかりだった。
あゆは夢の中ですごした時間を思い出していた。
97名無しさんだよもん:02/06/15 15:05 ID:gaOWVkJI
大切な人たちが、あゆの元からどこか遠くへと去って行く。
あゆは力の限り叫ぶ。
「行かないで! ボクを置いて行かないで!」
その声が聞こえないのか、みんな振り返りもしない。
あゆは走って後を追いつこうとするけれど、自分の身体はまるで鉛
みたいに重い。
その差は広がっていくばかりで、彼らの後姿は、だんだん小さく
なり、そして見えなくなってしまう。
一人ぼっちになってしまったあゆは、ただ泣くことしかできない。
そんなとき、たしかに聞こえた。
小さな男の子の声で、自分の名を呼ぶのが。
「ボクはここにいるよ! ボクはまだここにいるんだよ!」
あゆは声の主を探そうとして、立ちあがり、そして歩き出す。
その声はすこしずつだが、確実にはっきりとした輪郭を帯びていく。
だから、あゆは諦めないでいられた。
「あの人はボクのことを待っているんだ。ボクに会いたいって
願っているんだ」
――だから、それに応えたい。あの人には、ボクのような思いを
させちゃいけない!
あゆの心から、どうしても消せないものがあった。
それをなくしてしまったら、きっと、自分が存在する理由さえ
なくしてしまう。
かすかな光の先にあったのは、忘れられぬ、あの面影。
永遠に等しい時が隔てたとしても、決して離さない、記憶の欠片。
98名無しさんだよもん:02/06/15 15:13 ID:ab4Mlzby
晴子タン
99名無しさんだよもん:02/06/17 02:30 ID:fjy7njXg
二人きりの部屋に、液体を弾くような、ぴちゃ、ぴちゃという音が
響いていた。
それは、名雪の舌が、祐一の身体を蹂躙している音だった。
耳たぶを舐め、首筋を這う。指を一本ずつ味わい、乳首を転がす。
祐一は巧みな愛撫に、頭が麻痺したようになっていた。
身体が溶け出してしまうような感覚にとらわれていく。
このまま、ずっと身を委ねていたい。祐一はそう思った。
だが、それが下半身に到達しようとして、祐一は名雪を制止した。
「名雪、もうやめてくれ……」
名雪は顔を上げて、祐一の眼前に近づいて尋ねた。
「どうして? 気持ちよくないの?」
唇を舐めながら、名雪は不思議そうな表情を浮かべる。
「そんなことじゃない。けど、俺と名雪は従兄妹なんだぞ。それ
がこんな……」
「エッチなことしちゃいけない。そう言いたいの?」
無邪気さの裏に、どこか隠微な悪意がある口ぶりだった。
「そうさ。それに、俺は……」
「あゆちゃんが好き?」
「そう。俺にはあゆがいる。そんなこと、名雪だって知ってるはず
だろう」
「わかってる。でも、わたしは祐一に好きになってもらえなくて
もいいよ。ただ……」
名雪は一瞬、目をふせる。
「こうしているときだけ、わたしを見てくれれば、それで充分
だから。それとも、祐一はこんな女の子は嫌い?」
祐一の心の中では、理性と欲望がせめぎあっていた。
名雪のことが嫌いなわけではない。
彼女はクラスでも1、2を争う美人であり、陸上競技に打ち込む姿
を見て「かわいいな」と思ったこともあった。
しかし今の自分には月宮あゆという恋人がいるのだ。
100名無しさんだよもん:02/06/17 02:30 ID:fjy7njXg
いくら相手のほうから誘ってきたからといって、不義理を果たす
わけにはいかない立場がある。
そんな祐一の葛藤を見透かしたように、名雪は続ける。
「ねえ、祐一。わたしの身体、そんなに魅力ないかな。全部、祐一
が自由にしていいんだよ。 唇も、胸も、他の男の子にだったら
絶対見せたくないところだって。祐一になら、なにされてもいいの」
名雪は自分の手で、胸を寄せ抱えるようなポーズをとる。
つられるように、祐一はその部分を凝視してしまう。
陸上部で鍛えられ、無駄な贅肉のない身体だったが、バストは
たっぷり詰まった果実のように、瑞々しくふくらんでいる。
その先端では、綺麗な桃色の蕾が、すでに期待で固くなっていた。
ごくり、と祐一は生唾を飲みこんだ。
ここで名雪を抱いてしまったら、もう元の生活には戻れなくなる
かもしれない。
けれど、目の前に晒された肢体に、祐一の自己統制も限界だった。
そこに、名雪は決定的な一言を告げる。
「抱いてくれないなら、大声でこう叫んじゃおうかな。『お母さん、助けて!』って。お母さん、わたしと祐一のどちらを信じるかな。
もしかしたら祐一、この家にはいられなくなっちゃうかもね」
その言葉は、祐一にとっての免罪符だった。
脅迫めいたことを言われて、仕方なく自分は名雪と関係を持つだけ
なのだ。そこに恋愛感情などあるはずがない。
だからあゆに対する裏切りではないと、そう納得すればいい。
鎖を解かれた獣のように、祐一は名雪の唇を求めた。
101名無しさんだよもん:02/06/17 02:32 ID:fjy7njXg
100もゲットしたし、このスレも用済みだな。
102名無しさんだよもん:02/06/17 08:46 ID:27GBndlH
エロは大好きー
103名無しさんだよもん:02/06/17 09:21 ID:grFcoPxO
朝からエロ大好き宣言ですか……。
でもエロシーンは今回と次回分で終わり。
それ以降はシリアスパートに戻ります。
104名無しさんだよもん:02/06/17 09:30 ID:mc1nnF1F
やっぱり淫乱マンセーだろ
105名無しさんだよもん:02/06/17 09:32 ID:grFcoPxO
やっぱりシリアスよりエロなのか……。
『そんなにセックスが楽しいかッ!』
106名無しさんだよもん:02/06/17 09:34 ID:/2T7uO8J
Kanonキャラは俺のオナペット
107名無しさんだよもん:02/06/17 09:40 ID:5V/JZzzw
俺は基本的にシリアス長編って好きだけどね。
だからシリアスに戻るってのならそれは歓迎なんだけど
ただ、ダーク・エロは2chぐらいでしかお目にかかれないからなー。
そういう意味で、エロ半端で終わるのが何となく惜しいなって思ってる。
108名無しさんだよもん:02/06/17 09:54 ID:85fMGf1H
109名無しさんだよもん:02/06/17 10:17 ID:wKYNlKKQ
    _ _     うぐぅ、あゆあゆです。アゴ祐一君に
  〃┏━━ 、     引っかかって以来、毎日他人に言えない
  |  ノノソハ))) カタ   ような経験ばかりです。 
(\リリ ´ヮ`)リ__カタ___  うぐぅ…もう、ぼくの事メチャクチャにして下さい。
 (ニE(#⊃o|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   
      |\.||  dqn   |
      '\,,|==========|
110名無しさんだよもん:02/06/17 10:21 ID:Zq52i8Z4
∧ ∧ 
( ´ー`)ノ   
http://64.156.47.64/venusj/sample.htm
111名無しさんだよもん:02/06/17 23:05 ID:xDeM91cv
エロは短編の方が好みだな。
ここまで続いたんだし、俺はどういう結末になるか知りたいよ。
ハンカチの手放せない展開だけど(w

本スレじゃどうも俺はウザがられてそうなのでこっちでレス。
いい感じに祐一がヘタレ化してるな(w
例の神ではなくても、あんた結構イケてると思うよ。
まぁあゆ厨の贔屓目入ってるケドナー
112名無しさんだよもん:02/06/17 23:40 ID:uOSyVSmr
「んんっ……うんっ……はあぁ……」
名雪は鼻を鳴らして、祐一のことを受け入れていく。
互いの唾液が混ざり合い、舌と舌が意志を持った生き物のように、
淫らに踊る。
名雪の口内は柔らかく、そして甘く濃厚な匂いで満たされていた。
祐一はその香りに酔いながら、名雪の口を味わう。
雄の本能が、祐一の感情を支配していく。
――名雪が欲しい。
その単純な欲求には、あゆへの想いが入り込む余地はなかった。
名雪の手が、すでに張り詰めている股間を摩る。
「祐一のここ、もうこんなになってるね……」
その白い手が、するりとトランクスを下ろす。
名雪は愛しそうに祐一のモノを両手で包む。
「これが祐一の……」
そう呟いて、名雪は濡れた瞳で、祐一を見つめる。
「祐一、口でしてあげるね」
名雪は舌を伸ばして、ちろちろと祐一の竿をなぞりあげる。
「うあぁ……」
祐一は思わず声を漏らし、肩を震わせた。
その反応に嬉しくなって、名雪は唾を溜めて、祐一の怒張を口に
含んだ。
右手で竿を扱きながら、ペニスを吸いあげていく。
名雪の唇からは唾液が溢れ、顎から喉、胸元までも濡らしていた。
113名無しさんだよもん:02/06/17 23:40 ID:uOSyVSmr
「祐一、気持ちいい?」
「ああ……最高だよ……」
「ふふ、もっともっと気持ちよくしてあげるよ……」
名雪は祐一のペニスを、頬の内側に擦りつける。
ぬるぬるとした粘膜の感触に、祐一は早くも一度目の絶頂を迎え
ようとしていた。
「くあっ……出、出る、名雪……!」
「いいよ、祐一。全部飲んであげるから、このまま出して」
名雪はそう言うと、さらに勢いを増して祐一の強張りを吸いたてる。
「ああぁ……出る……!」
傘が大きく膨れ上がったかと思うと、次の瞬間、名雪の口内には、
祐一の白濁液が放出された。
どくんどくんと、脈を打ちながら大量の精液を吐き出し、祐一は
背骨と腰を溶かすような甘美な感覚を味わっていた。
「はぁぁ……」
祐一は余韻を愉しむように、目を閉じて仰向けに倒れる。
名雪は祐一が全て出し終えるのを確認すると、口の中の体液を
ゆっくりと飲み下していった。
114名無しさんだよもん:02/06/17 23:47 ID:uOSyVSmr
なんかエロ待望してる人多そうなんで、エロシーン続けちゃったよ。
結末までプロット切っちゃったからシリアスパートはあとでまとめて
やったほうがいい気がしてきたのもあるけど。

これ、早めに終わらせないと、某スレでのリクエストSSに手をつけられない。
最近、特に葉鍵板過疎ってるし、俺の出身スレである監禁スレもアレだし。
どうにか盛り上げて行きたいんだが。まあ、椎名林檎聴きながら、続き書きますか。
115名無しさんだよもん:02/06/18 00:39 ID:RU2UOD0D
水瀬名雪淫乱レジェンド、ですか。
116名無しさんだよもん:02/06/18 00:55 ID:MXdWc6zd
>>115
本当はあゆがレイプされて、その後も性的暴行を受けつつるという鬼畜SSのはず
だったんですよ! でも、あゆがあまりにもかわいそうで……。
117名無しさんだよもん:02/06/18 00:56 ID:Mwzd2y6O
>>115
>>77参照
118名無しさんだよもん:02/06/18 07:05 ID:5foAv5mu
           , '┏━━━ヽ
         i イノノノリ)))〉      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          |  l (i,[ i]`||      < う…うぐぅ……
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            /'i`M〉
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      /  /        ゚ σ⊂ 。_ヾ、),.'゚-
      /  /           。  <_., 、-`つ
     ⊂__,ノ
119名無しさんだよもん:02/06/18 09:16 ID:qDmFartt
『小生、敗北を知りたく、本スレに向かうものなり』

というわけで、>>113以降は本スレでやりますんで。
出鱈目な進行でスマンカッタ
120アップルストリューデル:02/06/18 18:37 ID:D/88n4Gj
>>116
読みたい、読みたいー!
…駄目?
121名無しさんだよもん:02/06/18 19:09 ID:EX2KZmQy
>>120
今のが終わったらリクスレのSS書くので、いつになることやら……。
でも、単純なエロ書くのは楽だから、もしかしたら本スレでやるかも。
122名無しさんだよもん:02/06/23 01:00 ID:rgmPMMXi
age
123名無しさんだよもん:02/06/23 12:43 ID:Jeoq7KMe
SS期待保守
124名無しさんだよもん:02/06/23 21:24 ID:tLbIctSr
125名無しさんだよもん:02/06/24 06:10 ID:3tpE/Fb1
ここをメンテしてどうすんだ…
126名無しさんだよもん
age