>>196-
>>201の続き
薬に犯されたサクヤは妖艶だった。絡みついた身体がクーヤを未知の快楽へ誘う。
サクヤはクーヤの首筋をチロチロと舐めまわす。
「…んんっ、……んっ…んっ、……サ…クヤ…や……やめ…ひゃうん!」
「…っん(ピチャ)……クスッ、どうしてですか?…気持ち良く…っんん(ピチャピチャ)…ありませんか?」
サクヤの舌が首筋を上ってくる。「――――!」身体を細かく震わせ快楽に流されまいとするクーヤ。
そんなクーヤの反応に悪戯心が芽生える。
「…っん(カプッ)……っんんん(チロチロ)」サクヤは耳朶を甘噛みし丹念に舐める。
「…ゃ……ゃめ………、――――――っん!」耳を舐めまわす水音がクーヤの脳髄を痺れさせる。
サクヤの片手は優しくも卑猥に尻尾を撫で続け、クーヤの反応を楽しんでいた。
クーヤの顔は上気し呼吸が乱れ、はだけた胸が苦しそうに上下している。
「…クスッ、クーヤ様苦しそうですね……サクヤに全てお任せ下さい」
クーヤの身体から力が抜け落ちサクヤの上に覆い被さる形になる。
「…ちょっと失礼しますね」サクヤはクーヤの身体を床に横たえ立ちあがる。
『…シュルッ』衣が擦れる音がする。裸体を露にしたサクヤが否応無く視界に映る。
「…っな!」クーヤは驚きを隠せない。それ以上にサクヤの身体は淫靡に美しかった。
自らの股間に忍ばせた指を動かし『クチュクチュ』と水音を立てている。
サクヤの姿に女を感じたクーヤの目はその行為を捉えて離さない。
サクヤが覆い被さってくる。股間に添えられた手は動きを止めない。
はだけた胸にサクヤの舌が触れる。「…っはぁ!」懸命に耐えていたクーヤに変化が訪れる。
乳房の先端は痛々しいほど尖り、サクヤの口から零れた唾液がガラス細工のような美しさを創る。
「…んっ(ピチャピチャ)……んんっ(ピチュ)……はぁむ(カプッ)…ぅんんっ(チロチロ)…」
「っひ!っあ…んん――――っ」乳首を噛まれ身体に電流が走り抜ける。
クーヤの必死に堪える声がサクヤの嗜虐心に火をつける。
留守になっている手をクーヤの股間へ伸ばす。
「…クスッ、我慢しなくて良いんですよ……クーヤ様」
乳房を弄ばれただけでクーヤには堪え難い快楽だった。
しかしサクヤの手は服の上からとはいえ、的確に秘所を撫でさすり始める。
「―――――――――っ!…っぅあぁぁ―――」懸命に結んでいた口から声が漏れる。
『ヌチュ』湿った感触がサクヤの指に伝わる。
「…?…クーヤ様、濡れていますよ……サクヤと同じですね…クスッ」
「―――――――なっ!」クーヤの顔が一瞬で真赤に染まる。
あまりにも愛らしかった。サクヤの股間に手置かれた手が激しく動く。
「…っうぁ、ぁあん…っ……き…きもち……ぃぃいいいい!」(クチュグチュ…)
自らは愛液を掻き出し、高まる快感に合わせクーヤの秘所をさらに激しく擦る。
「―――――っ!…や……やめ……サ…サク……ヤァ――――」
自慰を知らなかったクーヤにその愛撫は酷だった。まだ見ぬ絶頂への不安を抱えたまま確実に昇りつめる。
『…コリッ』「んあっ―――――――――――!」
クーヤの身体がビクンッと跳ねる。サクヤは『そこ』を捕らえた。
「……気持ち良かったですか?…『ここ』ですよね…クスッ」
サクヤは言葉が終わる前にまたも触れる。「ぃや―――――!」『ビクンッ』
その反応の良さはサクヤを楽しませ更なる責めを連想させる。
互いの秘所から離したサクヤの手には透明な糸が絡まっていた。
「…クーヤ様、御召し物を脱ぎましょうか……『お漏らし』したみたいにグチョグチョですよ」
もはやクーヤに抗う力は残っていなかった。サクヤにされるままに服を脱がされ下着一枚の姿にされる。
下着は溢れる愛液によって透明になり、綺麗な『そこ』が貼りついている。
サクヤは羞恥心を誘うようにゆっくりと下着を脱がす。
「…んっ」下着を脱がされ生まれたままの姿になったクーヤ。薄い恥毛は隠すべき主を隠せない。
裸の女が二人抱き合う。その光景は禁忌を犯した美しさを纏っていた。
今一度クーヤに濃厚な接吻をして舌を這わせたまま身体を滑り降りてゆく。
「…んあ、―――――っ」再び始まった愛撫にクーヤの身体が震える。
クーヤの脚を開き、誰も見たことの無い秘所がサクヤの眼前に現れる。
これから行なわれるであろう愛撫を期待してか柔肉がヒクついている。
「…や…やめるのだ……サクヤ」何が始まるかクーヤは知らない。その知識は無い。
しかし、動物的な本能が是から起こる悦楽の時を察知し止めるように告げる。
「……クーヤ様の『ここ』…綺麗……っん(ピチュ)」今のサクヤが聞くはずも無かった。
「ひゃうん!」サクヤの舌が伸びクーヤの秘所を丹念に舐め上げる。
「…っんん(ピチャ)……っぅん(ペロペロ…)…あはっ♪……クーヤ様…すごいです…」
「……ひゃ……ぁん…ぅん………………?……」
サクヤの舌に翻弄されながらもなにが凄いのか不思議そうな顔をする。
「…クスッ…吸っても吸っても『お汁』が溢れて…んんんっ(ジュルルル…)」
「…っん、…サク……ャ……す…吸う……で……な…ぃ……っん――――――!」
「…おいしい……、んっ(ピチュ)……気持ち……っん(チロチロ)…いいですか……んんっ(チュウ…)」
「…ひっ!ぃや―――――――っ」(ビクンッ)
秘所の突起を吸い上げられ今までに無く背を反り返らせる。『コポッ』と愛液が滴り落ちる。
サクヤは勿体無いとばかりに零れ落ちそうな愛液を啜り舐める。
…と愛液の一雫が菊座に流れる。サクヤは躊躇無く菊座に進み愛液を舐めとる。
「…こ…これっ、サクヤ。そこは……はぅっ……き…きたな……っん―――――――!」
サクヤは丹念にシワの一つ一つを舐め続ける。
「…クーヤ様の御身体で汚い処などありませんよ…んっ(ピチャピチャ)」
右手は膣内を掻き回し、左手は時折突起を摘み愛液が途切れることを許さない。
「…あっ、あっ……サ…サク……やめ……やめて…ぁあ―――――――っ」
突起を強く摘み上げられ悶絶するクーヤ。一瞬菊座の力が抜ける。
『ヌリュ』サクヤの舌が菊座の奥へ入り込む。「―クッ…ぅあ――っ」
その動きは人の舌の動きとは思えなかった。
直腸に達するほど伸びたかと思うと今度は舌先で菊座を壁を舐め上げる。
「…っん、……かはっ……サク…ヤ……く…苦し…ぃ…や…やめ……」
クーヤの言葉を理解したのかサクヤの責めが止まる。
同時に安堵の表情を浮かべるクーヤ。しかしサクヤは理解してなかった。
モノ欲しそうな顔で腰を揺らめかせ呟く。
「…クーヤ様、サクヤにもしてください…」潤んだ目で訴えかけてくる。
「っな!なにを言う…んあっ…」サクヤは身体を入替えクーヤの口元に自らの秘所が来るようにする。
クーヤの口元に充分濡れた秘所が押し付けられる。サクヤの口は再びクーヤの秘所を責める。
「…サ…サク……っん、ぷはぁ……ぃや…」
女の匂いを吸い込み、頑なに守ってきたクーヤの心が崩れだす。初めて見る大人の秘所への興味もあった。
「…クスッ、クーヤ様……わたしの『そこ』を舐めたり弄ったりしてくださいね……んんっ(ピチュピチャ)」
サクヤの腰が『弄って下さい』と言わんばかりに口の上でグラインドする。
クーヤの息は乱れ、口を塞がれたことで呼吸が出来ないほど苦しかった。
「―――っぷはぁ」堪えきれずクーヤの口が開き動きがサクヤに伝わる
「――んあっ、……クーヤ様…気持ち良い……です……そのまま……舌を…っん……伸ばしてください…」
口内に零れる愛液に脳髄が痺れる。
「…こ……こうか…っんふっ…」クーヤの理性が崩れる。おずおずと舌を伸ばしサクヤの秘所を舌先で舐める。
「んっ、…そう……です…。…っん…っはぁ〜〜……巧い…です……も……もっと……」
「――っ…そ…そうか……」申し訳程度になぞっていた舌先に愛液が絡まる。
愛液は舌の動きに合わせ、止めど無く溢れ出る。
サクヤの反応に気を良くしたクーヤの動きが更なる快楽を求め激しくなる。
柔肉をヒダに沿わせ丹念に舐め、時には溢れ出る愛液を舌先で掬い飲みこむ。
「…サ…ッサク…っん!……よ……良い…か…ぁ――――――――っ」
「…はっ、はひぃ……んんっ(ピチャピチャ)……すご…すごく……いい――――っ」
互いに昇りつめる。その様をハウエンクアが覗いている事も知らずに……。
もはや絶頂に達するのは時間の問題だった。サクヤがクーヤにお願いする。
「…ク…クーヤ様……わ…わたしの……突起……んっ…を……か…噛んで……くださっ…――――んっ」
「……っんぁ……わ……わかった…ぁはむっ(カプッ)」
互いの突起を咥える。その刹那…。
「んぁぁあああ――――――――――――――――――――――っ!」
「ぃゃぁああああああ―――――――――――――――――――っ!」
二人の背が同時に反返り、次の瞬間脱力する。口元は愛液にまみれ荒い息を吐き出している。
放心状態がしばらく続いた…………。
『…パチパチパチ』室内に乾いた拍手が聞こえる。
「!?」拍手に驚きクーヤは辺りを見まわす。物影から何者かが歩いてくる……。
「…なに奴だ!…名を名乗れ」一瞬で空気が張り詰める。
「…クックック。…聖上、僕ですよ」
「…っな、ハウエンクア!…何を勝手に入って来る。ここは聖上の寝所ぞ」
「…ノックしたんですがね…クックック。お楽しみに夢中で気付かれませんでしたか?…クックック」
「…っな!」
「…クックック。聖上、そんな格好では風邪をひきますよ」下卑た視線をクーヤに向ける。
クーヤは視線を感じ、裸体を隠すべく腕を胸と股間に当て、しゃがんだまま壁際にずり下がる。
「…余は今忙しい。…で…出直して参れ」
(…へぇー、子供だと思っていたけど…イイ身体じゃないか…クックック)
ハウエンクアはさらに近づき横たわるサクヤのもとへ腰を下ろす。
「…はっ!…サクヤ!起きろ」サクヤは失神していてクーヤの声にピクリともしない。
過剰な媚薬の摂取により堪えうる限界以上に快楽を貪った結果だった。
(…そうか、自分で飲んだのか……まっ、結果良ければ…か…クックック)
ハウエンクアは裸体を晒すサクヤに興味を示さず、脱ぎ捨てられたクーヤの衣服を拾い上げる。
「…聖上、お茶でも溢しましたか?…おや?滑りがありますね…(クンクン)女の匂いがしますよ」
「…や…やめるのだ!……ふ、服を床に置け……」クーヤの声は涙声に変わっていた。
「…クックック。そうしたいのですが…あまりに良い匂いで僕の手が離してくれないんですよ」
サクヤの身体がピクリと動く。(…おっと、御目覚めかな……)
「あぁ、サクヤには静かにしていてもらいましょうか。…ねっ、聖上」
手にしていた目隠しと縄を使い気を失ったままのサクヤを縛り上げる。
その間サクヤが目覚めることはなかった。
「…サ…サクヤに乱暴するでない」クーヤの声は怯え震えていた。
「…クックック。聖上にお願いがあって失礼したのですが…まぁ、返答次第では……」
クーヤに選択の余地は無かった。話を聞かなければサクヤが慰み者にされるかもしれない。
側近であり唯一の友人への惨たらしい仕打ちは何としても避けたかった。
「…わ…わかった……話を聞こう……。…その前に服を着たい……準備が出来るまで外で待つが良い」
即座にハウエンクアが返答する。
「えっ、いやですよ。…クックック、僕も相手してもらいたいし…また服を脱いだり着たりじゃ面倒ですよ」
調子づくハウエンクアの欲が言葉となってクーヤを襲う。
「ぶ…無礼者!……よ…余を誰と知っての言葉か」
「えぇ、知ってますよ…聖上様。…気持ち良さそうな良い声で鳴いてらしたじゃないですか…」
クーヤの顔が羞恥に染まる。「…あっ、ひょっとして『サクヤ』でないと絶頂を迎えられないんですか?」
容赦の無い追撃ちは続く。「…まさか、男の経験がないとか……クックック…」
下卑た笑みを浮かべハウエンクアが近づいてくる。壁を背にしたクーヤに逃げ場は無かった。
走って逃げようにもサクヤとの行為の後で足腰が立たない。
(…やらねば……やられる…)武器を求め部屋中を見渡す。
だが悲しくもクーヤの行動は全て後手に回っていた。目の前に立つハウエンクアに半狂乱になるクーヤ。
「…く…来るなっ、触るなっ……ぃや……やめるのだ…」
ハウエンクアの手が伸び、クーヤの顔から血の気が引く。「…クックック、さぁ楽しみましょう…聖上」
クーヤの手首を一つに纏め、そのまま軽がると持ち上げる。
一糸纏わぬ裸を晒し羞恥に堪えられなくなったクーヤは硬く目を閉じる。
「…ぃ…痛い……やめるのだ…」浮いた脚をバタつかせ抵抗するクーヤ。
「…はて?聖上…行儀悪いですね…仕置きが必要ですか…クックック」
口端を釣上げた顔は悪魔を思わせる。
一方の手がクーヤの股間に伸びる。「―――――っ!」(クチュ)堪え難い感触にクーヤの目が開く。
先程までの行為が余韻を残していた。指の動きに合わせクーヤの秘所から再び水音が鳴り出す。
「…ははっ、準備はとっくに出来てますか…聖上」クーヤの脚がだらりと下がる。
「んん―――――――――っ」口を真一文字に結び堪えることしかクーヤには出来なかった。
ハウエンクアの指が薄皮の捲れあがった突起を擦る。「ぃ…ぃや―――――――っ!」
その刺激は拷問だった。達したばかりの身体は敏感に反応し秘所から愛液を溢れさせる。
「…良い味ですよ…聖上」惚け虚ろな目をするクーヤに見せつけるように指についた愛液を舐めとる。
「ほんとうは僕のモノを味わって頂きたかったのですが…クックック…」
ハウエンクアは片手で器用に男性器を取り出す。
「…?…っひぃ!」ハウエンクアの男性器を見て短い悲鳴を上げる。
クーヤとて男性器を知らないわけではなかった。だがハウエンクアのモノはあまりに不気味だった。
太さや長さは普通の大人と変わらないだろう……奇妙に折れ曲がり表面がゴツゴツしていることを除けば…。
「…あれ?聖上ともあろう方が悲鳴を上げないで欲しいですね…この程度のモノなど五万といますよ」
「…そ…その…形は…どうしたのだ…」初めて見る奇形は明らかに人の手が加えられていた。
呆れ顔したハウエンクアの顔が怒気を帯びる。
「…ふっはっは、知らないだと!我らシャクコポル族がどんな酷い仕打ちを受けたか知らないだと!!」
ハウエンクアの声に押され言葉が出せないクーヤを尻目に語りだす。
「我らの存在は力ある者にとって性奴隷と同じなんだ。女は初潮を迎えた頃豪族に売られ尻を振り…」
「男は幼少の頃から性器を玩具にされ、ババァどもが快楽を貪る道具として扱われるんだ!」
「…もっとも城にいた奴には関係無い話みたいだがな……」語り終え怒気を静めるハウエンクア。
あまりに衝撃が大きかった。クーヤの目から涙が零れる…。
「…ゆ…許して…くれ」悔恨の念から零れた言葉がハウエンクアを再び怒らせる。
「許せ…だと…、そうだな…まずその身体で償え!僕達が受けた屈辱をその身に受けるが良い!!」
ぶら下げられたクーヤの身体が裏返り股間に腕が通る。そのまま脚を抱え上げられ男性器が秘所を捕らえた。
「…うっ、…えっく…」クーヤは唯泣く事しか出来なかった……。
無知な自分を…、皇に祭上げられただけの自分を悔やんでいた…。
腰が落ちる。歪な剛直が充分に濡れた膣内にめり込む。
「…ぐすっ…ひぃっ――っ……――――――――っん」大粒の涙が頬を伝う。
どんなに濡れていても男を知らない『そこ』は狭くきつかった。
ましてハウエンクアの男性器は快楽を貪る為に手を加えられた極上品だった。
ゴツゴツしたイボが狭い膣内を押し広げ、同時に敏感な突起を擦り上げる。
「…っん――――――――っ」
喘いではいけない…気持ちよがってはいけない…贖罪の気持ちがクーヤを堪えさせる。
「…あれ?気持ち良く無いか…ほらっ! ババァどもの様に尻振って喘げよ!」
「んんん―――――――――っ!!!」一気に腰を引きつけクーヤを貫く。
破瓜の証が床に滴り落ちる。
「…ん?…クックック、初めてだったか。……どうだい、大人になった感想は…」
クーヤは唇が千切れるほど硬く口を結び、なにも語らない。
「…ちっ、なんとか言えよ!」怒りと性欲がハウエンクアを支配する。
激しく腰を揺らし、己の怒りを剛直に伝える。結合部からは痛々しく愛液に混ざった血が飛び散っていた。
「…んん――――――――っ」痛みと快楽が同時に襲ってくる。それでもクーヤは耐え続けた。
ハウエンクアの息が荒くなる。「…はぁはぁはぁ、さすがはシャクコポル族の皇だな」
腰の動きを押さえ、手を結合部上の突起にあてがう。
「…こんなもので済むと思うなよ…」ハウエンクアは耳を舐め、胸を揉みしだき突起を摘む。
「っ――――ぃ…ぃやぁぁ―――――――っ」秘所を貫かれたまま愛撫を受け、ついに我慢できなくなる。
「…良い声じゃないか…クックック……もっと、もっとだ……喘げ…喚け!」
「…ぃ…っいや……ぁあっ……あっ、あっ、あっ…ぃや――――――っ」
(…くっ、クーヤの奴……絞めてくる…)
クーヤの反応が変わり自ら腰を揺らし快楽を貪り始めた。クーヤの中の女が目覚めた瞬間だった。
突起を摘み上げられる刺激に膣内が『グリュリ』とざわめく。ハウエンクアは翻弄されていた。
過去、交わった女に是ほどの『名器』を持つものは居なかった。射精感が高まる。
(…クーヤが達する前に僕が……なんて女だ……)
「…くっ、くっそう……ふざけるな、ふざけるな、ふざけるなぁーーーーーーーー!!」
クーヤの腰を思い切り引きつけ、剛直を膣内の奥へ埋め込んだ瞬間、ハウエンクアは限界を迎えた。
『ドクッ、ビュルッ…』「…あっ…あっ………」射精を奥に受けながらクーヤの腰はまだ揺れている。
『…足りない……もっと……』クーヤの身体が語っていた。
男性器を秘所から抜き取るとハウエンクアが声を荒げる。
「ディー!見ているんだろう。今すぐヒエンを連れて来い!」
「…どうするきだ?」ディーは入口に立っていた。その横にはヒエンも居る。
「…ヒエンの教育は終わったか?」
「…シャクコポル族の悲しい運命と戦が必要と言う話は終わっている…心は壊れたままだがな…」
「上出来だ…おいヒエン。戦を否定する聖上に仕置きをしてるんだ…手伝ってくれ」
ヒエンは無言のまま服を脱ぎ壁際へ歩き出す。その股間は猛々しく起立していた。
「…クックック。準備いいじゃないかヒエン…」ヒエンは無言のままだった。
「ふぅ、まぁいいさ。…良しお前が前に突っ込め、僕は後ろの処女をいただく」
クーヤを男二人で挟み込む。クーヤの秘所からは愛液と精液が滴り落ちていた。
ヒエンが秘所へ剛直をあてがい、一気に奥を貫き、そのまま激しく動きだす。
「…くぁ……あっ、あっ、あっ………」リズミカルにクーヤの喘ぎが室内に響く。
ハウエンクアの指が菊座に伸びる。
「いきなり突っ込んで裂けたんじゃな…僕の優しさに感謝しろよ…クックック」
中指を菊座にあてがうと、そのまま体内に飲み込まれる。
「…?…そうかサクヤとの行為でほぐれていたか…至れり尽せりだな聖上…」
ハウエンクアの男性器は射精を終えても硬度を失っていなかった。
分身を握り締め最深部を目指し一気に菊座へ挿入する。『ズリュッ』
「…っんあ…あっ…ん〜〜〜〜っ!…あっ……かはっ……く…苦しぃ…」
ほぐれていてもサクヤの舌と剛直では違いすぎた。加えて秘所にはヒエンのモノが深々と刺さっている。
「…く…こっちも…良い按配じゃないですか……ねぇ、聖上」
クーヤは息も絶え絶えで、まともに言葉を発せられない。
二本の剛直が薄い肉壁を隔て擦れ合う。
「…ぅあっ、…っく……はぁっ……んっ、んっ、ん―――――――っ」
クーヤが絶頂を迎えるまでに大した時間はかからなかった。
しかし、どんなに絶頂を迎えようとも二本の剛直は精を放つまで決して動きを止めなかった。
数日間クーヤは部屋に閉じこもり考え事をしていた。
シャクポコル族の皇として民を守る為決断する。
(…出来ることなら、今一度ハクオロに逢いたかった…語り合いたかった…)
(…穢れた身では逢いにも行けぬか…余の身体にも卑しいシャクコポルの血が流れておるしな…)
決断の日が訪れた……………。その影では笑みを浮かべるハウエンクアとディーの姿があった。