わたし、泣いちゃうよ。
瑞佳「う……こうへい……」
ガタタゴトガタンッ!
住井「ぶはーーーーーーっははははははっっ!!!」
南「あーーーーーーーははははははっっ!!!」
詩子「住井くん、笑っちゃ悪いよ」
佐織「瑞佳おめでとう!」
澪『おめでとうなの!』
浩平「おまっ、おまっ、おまえら、どこから出てきたっ!?」
タンスとか、ふすまとか、天井からいっぺんに……
住井「ふははははっ! おまえらが買い物に行っている間に由紀子さんに頼んで忍ばせてもらったのだあ!」
茜「腰が痛いです」
浩平「………(ぱくぱくぱく)」
浩平、声出てないよ。
住井「やはり、今日を選んで折原はプロポーズしたな。もらったぜ!」
南「ちくしょう! 3万すった!」
浩平「賭けてんじゃねえっ!!」
詩子「はい、南くん、わたしと茜と住井くんに一万づつ♪」
澪『のっとけばよかったの。損したの!』
浩平「おまえらものってるんかいっ!? て、いうか、どうして柚木がここにいる!?」
詩子「こんなこと言われてるよ、茜」
浩平「おまえだ! おまえに言ってるんだ、柚木っ!!」
澪『いちどしか言わないからよく聞くの。
ずっと前から好きだったの。これからも好きなの。結婚して欲しいの』
詩子「うれしいっ♪」
浩平「ぐあー、やめてくれーっ!!」
住井「それでは、クリスマス2次会を始めまーす。酒の肴は今日の主役二人だ!」
一同「イエーイッ♪」
浩平「帰れ、お前ら帰れよっ!(半泣き)」
わいわいがやがや
……
瑞佳「ふにゃあ♪ 長森瑞佳、歌いま〜す!!」
浩平「誰だぁ!? 長森に酒飲ましたのは!!」
浩平以外の全員が手を挙げる。
浩平「お前らぁーーーっ!!(茜まで〜〜〜〜っ!!)」
瑞佳「ジングルベール、ジングルベール、鈴がーなるーっ♪」
住井「長森さん、最高っ!」
澪『ピューピューなの!』
瑞佳「今日はーっ……たのしい………う、ぐす……」
だめだよ。浩平の前で泣いちゃうよ。
詩子「あー、折原くん泣かしたー!」
浩平「えっ、長森って泣き上戸だっけ!?」
佐織「折原君って本当ばかね……」
瑞佳「う、ぐす……浩平、ありが……とう………」