「ジャムを残すなんて、いけない人ですね、祐一さんは」
言葉とは裏腹に、秋子の声には愉しげなものが混じっていた。
「そんな悪い人にはお仕置きをした方がいいと思うんですけど、どんなお仕置がいいですか?」
「んーっ! んーっ!」
口にポールギャグを噛まされた祐一は、抗議じみた呻き声をあげるが、秋子は意に介さない。
祐一は両手足をしっかりとベッドに縛られ、足を大の字に開いたまま、完全に固定されていた。
すでに上着とズボンは脱がされ、トランクス一枚になっている。
「お仕置きは……痛いのがいいですか?」
秋子は祐一の胸に手を這わせ、乳首を探り当てると爪を立てた。
「んうー!」
「それとも、気持ちいいお仕置きですか?」
赤くなった祐一の乳首から爪を離すと、秋子は祐一の胸元に顔を埋め、舌でちろちろと先端をくすぐる。
「やっぱり、痛いのがいいですか?」
顔を上げ、首を傾げて尋ねてくる秋子に、祐一はぶんぶんと首を振った。
秋子の顔に、満足げな笑みが浮かぶ。
「……了承」
するりと手を伸ばし、秋子は祐一のトランクスをまさぐった。
「うふふ、祐一さん、こんなに固くなってますよ」
秋子は悪戯っぽい笑みを浮かべ、ぎゅっと痛いほど強く竿を握り締める。
「んぅ!」
「熱くて硬くて……若いっていいですわね」
勃起したペニスが、トランクスにくっきりと浮き上がっていた。
秋子は勃起した事で、はみ出した亀頭の部分を、無理やりにトランクスの中に収める。
そして竿の部分を強く握り締めたまま、上下に擦り始めた。
「ふぅ! んぅ! んぅ!」
苦痛と紙一重の強い力で擦り上げられ、祐一はビクビクと腰を痙攣させた。
男に快楽を与える、絶妙の力加減を知り尽くした秋子の手で、祐一は瞬く間に上り詰めさせられる。
快楽に悶える祐一の顔を見下ろしながら、秋子はくすくすと笑った。
「我慢しないで出してもいいんですよ、祐一さん。トランクスの中に、いっぱいお漏らししちゃっても」
親指と人差し指の輪で、亀頭を摩擦しながら、手の平全体で竿を擦りたてる。
「んうう!」
びくん、と祐一の腰が跳ね、秋子の手の中でペニスが激しく痙攣を繰り返した。
同時に、トランクスにじんわりとシミが浮かんでくる。
「ふふ、トランクスの中に出した感想はいかがですか? 普通に出すのとはまた違った快感でしょう?」
ベッドに頬杖をつき、射精した事で柔らかくなりつつあるペニスを、秋子は優しく撫でまわした。
冷えていく己の精液にまみれたペニスを擦られ、祐一は嫌悪感から背筋を振るわせる。
だが、秋子は容赦なく、手の動きを速めていった。
「ノルマは後3回ですよ、祐一さん。」
「んぅ! んぅう!」
身を捩って逃れようとする努力も虚しく、再び祐一のペニスはトランクスの中で硬くなっていく。
「ぬるぬるした祐一さんの精液と、ごわごわしたトランクスの感触が気持ちいいでしょう?」
「んぐううう!!」
ほとんど拷問に近い愛撫に、祐一は涙とよだれを垂らしながら、再び秋子の手によって射精させられる。
最初に出した精液と新しい精液がトランクスの中で交じり合い、不快なローションとなってペニスを苛んだ。
「まだですよ、祐一さん」
三度秋子の絶妙な愛撫によって、祐一のペニスは勃起させれれていく。
トランクスはすでに祐一の出した精液でぐちゃぐちゃになり、秋子の手にも、粘液が染み付いていた。
そして、射精。
散々出さされた後の為に、ペニスの先からは申し訳程度の精液しか出て来ない。
「あと一回……なんですが、どうもこのままだと限界のようですね」
涙と鼻水だらけの祐一の顔を見て、秋子は少しだけ困った表情を浮かべた。
「仕方ないですけど、次のお仕置きに移ってあげます」
言って、秋子は精液まみれになったトランクスを、ずりずりとずり下ろしていく。
強制的に射精を繰り返させられたペニスは真っ赤に腫れ上がり、小刻みに痙攣を繰り返していた。
その先端からは、半透明の液をだらだらと滲ませている。
勃起状態から、半生の柔らかい状態になりかけているペニスを、秋子は愛しそうに見詰めた。
「うふふ、凄い臭い……」
秋子は舌を伸ばすと、べったりとこびり付いた精液を、丹念に舐めとっていく。
とはいえ、三度も射精させられたペニスは、その刺激にも硬さを取り戻せず、ぐにぐにと柔らかく変形するだけだ。
秋子は半分せり上がってきた皮の間にも舌を刺し込み、亀頭の周りを舌で舐めまわす。
あらかた綺麗になったところで、秋子はまだたっぷりとこびり付いている精液を、自分の指に絡めた。
その精液を、祐一のアナルにべったりとなすりつけていく。
「んぐ……うー!」
「どうですか、祐一さん。自分の精液をお尻に塗られるのは?」
しなやかな指を、アナルの周囲で遊ばせながら、もう片方の手は祐一の睾丸に持っていった。
袋をさわさわと撫で擦り、こりこりと中の睾丸を転がす。
そして、精液のローションをたっぷりと塗られたアナルに、秋子は人差し指を突立てた。
「ぐ!」
この衝撃に、祐一のペニスがぴくぴくと震える。
秋子は小さくなった祐一のペニスを口の中に含むと、唾液をたっぷりとまぶし、舌と唇で転がしまわった。
ずりずりとアナルに指が埋まっていくにつれ、秋子の口の中のペニスが、硬度を取り戻していく。
無論、袋に加える愛撫も忘れない。
三点を同時に責められ、祐一は不自由な身体をただ身悶えさせつづけた。
やがて、秋子の指が根元まで埋まると、今度はじりじりと抜き出していく。
捻りや振動を加え、秋子は指でリズミカルに祐一のアナルを抉りまわす。
もはや、祐一のペニスは完全に硬く張り詰めた状態に戻っていた。
「ふふ、お尻の穴を弄られてこんなに硬くするなんて、祐一さんは本当に変態なんですね」
秋子は猫が鼠を弄るような笑みを浮かべる。
完全に勃起したペニスは、秋子の唾液をたっぷり塗り付けられ、てかてかと光っていた。
「さぁ、今度はお尻だけでイくんですよ、祐一さん」
こり、と人差し指が祐一の前立腺を捉えると、そびえたったペニスがぶるぶると動く。
鈴口からは、だらだらと先走りを垂れ流し、祐一のペニスが幾度も痙攣を繰り返した。
祐一の中に埋まった指が、二本に増え、ついに三本に増える。
「祐一さんのお尻は、随分とこなれてますね……これなら、もっと大きなものも入るんじゃないかしら?」
捻るように指を突き入れ、ペニスの真裏を指でぐりぐりと擦り上げる。
その動きにあわせ、祐一のペニスが振り動かされ、先走りが飛び散った。
「ほら……イっちゃいなさい」
一際強く、前立腺を抉られ、祐一のペニスの先から白濁液が弾け飛んだ。
だがそれは一回では終わらず、秋子の指に合わせ、だらだらと先から精液を垂らし続ける。
ペニスの痙攣にあわせて、祐一の胸や顔にまで精液が飛び散った。
秋子は祐一の身体中についた精液を舐め取ると、祐一のギャグを外し、口移しに流し込む。
「あ、秋子さ……んむ」
「美味しいでしょう、祐一さん。自分で出した精液ですもの……」
湿った音を立てて舌と舌を絡めながら、秋子は祐一と何度もキスを繰り返した。
たっぷりと祐一の唇をむさぼると、秋子は棚からジャムの入ったビンを取り出す。
「祐一さん、さぁ今度は私を気持ち良くさせてくださいね」
秋子はオレンジ色をしたジャムに、嬉しそうに頬擦りした。
「う……や、やめてくだ……ひぅっ!」
ひんやりしたジャムの感触に、祐一は小さく呻き声をあげる。
秋子はジャム掬い取ると、祐一のアナルに、そしてペニスに擦り付けた。
さらにそれを口に含むと、祐一のペニスに覆い被さる。
「秋子さん、何を……うああぁぁっ!?」
尿道口の中に舌を刺し込まれ、祐一は仰け反った。
秋子の舌はペニスの内側を何度も舐めまわし、暴れ回ると、口の中のジャムを注ぎ始める。
出る場所でしかない尿道の中に、ジャムが注ぎ込まれる。
その異様な感覚に、祐一はがたがた震えながら、何度もペニスをびくつかせた。
ペニスの中にジャムが流し込まれるにつれ、少しずつ根元が膨らんでいく。
「はひ……あ、秋子さ、や、やめ……ひっ!」
口の中いっぱいのジャムを全てペニスの中に詰め込まれ、祐一は胸を激しく上下させて喘いだ。
秋子は祐一のペニスのカリ首を指で掴むと、中身が飛び出さないように革のベルトできつく縛る。
ジャムを詰められ、二周りは大きさを増したペニスを愛しそうに摩り、秋子は鈴口に唇を寄せた。
ペニスの中と外両方から攻められ、祐一は途切れ途切れに、秋子に哀願する。
「あ、秋子さん……もう許して……俺、もう……」
「駄目ですよ。ジャムを笑うものはジャムに泣く。それを、身を持って体験してくださいね」
言って、秋子はその太く腫れ上がったペニスを、しとどに濡れそぼった自分の秘部に導いた。
「入れますよ、祐一さん」
「や、やめ……っ!!」
秋子の蜜壺は祐一のペニスを見る間に飲み込んでいき、すっぽりと収まってしまう。
だが、膣壁はまるで別の生き物のように、祐一のペニスを絞り上げるように動き始めていた。
「あ、あ、あ……」
ねっとりと熱く潤った胎内に飲み込まれ、祐一はあっという間に絶頂に達してしまう。
だが、散々出さされたペニスは、僅かばかりの精液を分泌するに留まっていた。
祐一はこの時初めて、秋子に何度も射精させられた事を感謝した。
もし今普通に射精していたら、ペニスが破裂していただろう。
「ふふ、祐一さん、もうイッちゃったんですか? お腹の中で、祐一さんのものがぴくぴくと動いてるのがわかりますよ」
下腹部を押さえ、秋子はうっとりと囁いた。
「さぁ、動きますよ……!」
秋子は祐一の上にまたがったまま、激しく腰を使い始める。
それに合わせて、秋子の膣は精を搾り取ろうと、祐一のペニスを縦横に締め上げた。
だが、今の祐一のペニスは射精を封じられている上に、中にはたっぷりとジャムが詰め込まれている。
「くうぅっ、うあああっ、やめ、だ、誰か助け……っあ!!」
秋子の締め付けと、ペニスの中のジャムの責めに耐え切れず、祐一は再び絶頂に追いやられる。
カリ首に巻きついたベルトがより一層食い込み、僅かな射精でも祐一のペニスを内側から攻め立てた。
「ふぁっ、祐一さん、いいですっ……はぁんっ、もっと、もっと太くっ……」
ペニスの中に詰め込まれたジャムによって、祐一のペニスは何度イこうとも萎える事はない。
秋子は祐一が白目を剥き、泡を吹きながら痙攣を繰り返しているのを無視しながら、乱暴に腰を振りたくった。
「はあああぁぁっ……」
しなやかな肢体が仰け反り、秋子は絶頂に歓喜の声をあげた。
やがてがっくりと祐一にしなだれかかりながら、秋子は余韻に溜め息をもらす。
「お仕置きはこれで終わりですよ、祐一さん……」
先端を膣の中に埋めながら、秋子は腰を上げ、祐一のペニスを苛んでいたベルトを外した。
次の瞬間、胎内にジャムと精液のカクテルを吹き上げられ、秋子はうっとりと目を細める。
「………ふふ、次のお仕置きは、どんな事をしようかしら……」