葉鍵板最萌トーナメント!! 決勝 Round173!!
〃⌒⌒ヽ
| ノ))lハ)) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
l り ´∀`リ < 即興SS(6レス投下)
|ノ8つyー8|]つ \__________
/`ー []] ヘ
._∠ニ/__) __)ニ/
前スレでギリギリより、こっちで余裕もって投稿するのが(・∀・)イイ!!
佐祐理さんのお見合い
佐祐理さんのお見合い1
祐一「お、お見合いですか!?」
佐祐理「しーっ…そんな大きな声出さないで下さい、舞が起きます」
舞「…………(-.-)Zzz」
それはある日の出来事だった。
俺、舞、佐祐理さんの3人が一緒にいる事が当たり前だと思っていた頃
佐祐理「佐祐理は結婚する気なんてない、って言ったんですけど…」
庶民的であってもそこは良家のお嬢様、親の付き合いもあって断り切れなかったらしい
佐祐理「だ、大丈夫ですよ 会うだけです。断ってきますから」
その笑顔も作り物である事は長い付き合いで分かっていた。
しかし、それを追求しないのも親友だ
祐一「俺よりカッコ悪いだろうから、さっさと断っちゃって下さいね」
佐祐理「あははーっ、そうしますね」
舞「……何の話?」
祐一「な、何でもないぞ」
舞「……?」
佐祐理さんのお見合い2
祐一「舞、今度の日曜日 動物園行かないか?」
舞「…佐祐理も一緒?」
祐一「いや、佐祐理さんはちょっと用事があるらしくてな」
舞「…行かない」
祐一「佐祐理さん特製タコさんウィンナー弁当つきなんだが…」
舞「…行く」
さすが佐祐理さん、舞の性格を熟知していらっしゃる
俺よりタコさんウィンナーなのはちょっと悲しいが…
父「くれぐれもそそうのないようにな」
佐祐理「はあ」
舞「…クマさん、マングースさん、スナメリさん、リスさん……」
祐一「明らかに動物園にいないの混じってなかったか?」
舞「…好きだからいい」
祐一「それじゃ動物園しりとりにならないだろ!」
そんんな事を言いながら帰る途中
舞「スズメ、メダカ、傘……佐祐理……」
祐一「おい!傘は動物じゃないだろ…って佐祐理さん?」
佐祐理さんのお見合い3
祐一「おーい、佐祐理さーん」
佐祐理「あ、祐一さん」
舞「…おかえり」
佐祐理「舞もおかえり」
祐一「…用事は終わりましたか?」
佐祐理「ええ」
満面の笑顔…どうやらお見合いは破談…
佐祐理「あははーっ…佐祐理、結婚する事になるかもしれません」
祐一「え、えぇ〜〜!?」
祐一「あ、相手は誰なんですか!」
佐祐理「祐一さん、そんな怖い顔しないで下さい」
祐一「分かってるのか?一緒にいられなくなるんだぞ」
舞「…一緒がいい」
佐祐理「大丈夫です、一緒にいられますよ」
祐一「それって、どういう……」
佐祐理「舞や祐一の事話したら、一緒に暮らしてもいい…って」
祐一「本当にいいのか、それで…」
祐一「好きでもない奴と一緒にいて楽しいのか?」
佐祐理「あははーっ、それが意気投合しちゃいまして」
笑顔…嘘のない笑顔 受け入れなければならないのだろうか
祐一「…誰なんだ、その幸せなやつは」
佐祐理「祐一さんもよくご存知の方ですよ〜」
舞・祐一「「久瀬」」
佐祐理「あははーっ、死んでもお断りします」
今何気にキツい事言ってるな〜
どこかで「グハッ」とか声が聞こえてきそうだ
佐祐理さんのお見合い4
??「よう相沢!」
祐一「なんだ北川か…」
北川「なんだはないだろ、なんだは…」
祐一「今取り込んでるんだ、後にしてくれ」
北川「おいおい、そりゃないだろ?」
祐一「佐祐理さんの一大事なんだ」
北川「結婚でもするのか?」
祐一「そうなんだ…って、どうして知ってるんだ」
北川「それはな、俺がお見合い相手だからさ」
…………
祐一「…………マジ?」
北川「大マジ」
祐一「お前、香里はどうした、かお…モガモガ」
北川「バ、バカッ…倉田さんの前で振られた女の名前なんか出すな!」
佐祐理「あははっ、お見合い相手が北川さんでビックリしました」
北川「俺も俺も」
和気あいあい
舞「……」
祐一「……」
う、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だーーーーーーー!!!
佐祐理さんのお見合い5
祐一「…は、はぁ、はぁ、はぁ……」
佐祐理「祐一さん、どうかしましたか?」
祐一「え?あれ、ココは?」
向かいに舞、間近にふともも、眼前に佐祐理さん…
どうやら膝枕らしい
舞「…私のタコさん」
あ、そうか……舞のタコウィンナーを横取りしたら殴られたんだ
それで……
佐祐理「あの〜、まだ痛みますか?」
祐一「いえ、もう大丈夫です」
佐祐理「そうですか?うなされてましたよ」
祐一「あまりに佐祐理さんの膝枕が気持ちいいもんで悪夢を見てしまいました」
佐祐理「それってどういう意味ですか?」
声は怒ってても顔は笑っていた
佐祐理さんのお見合い6
祐一「その悪夢なんですが、北川のやつが……」
北川「俺がどうかしたか?」
祐一「え? ガタガタ(((゚Д゚)))ガタガタ う゛わ〜」バタッ
佐祐理「祐一さん、また眠っちゃいました」
北川「しょうがないな相沢は……」
佐祐理「それで何かご用ですか?」
北川「あぁ、相沢に借りてた辞書を返し忘れてたんで…」
佐祐理「じゃあ佐祐理が後で渡しておきますね」
北川「助かるよ…じゃ」
舞「…祐一、うなされてる」
祐一「…嘘だ嘘だ…嘘だ嘘だ嘘だ………」
佐祐理「膝枕交代する?」
舞「……(コクリ)」
終