葉鍵板最萌トーナメント!! 決勝 Round172!!
ポーン…ポーン…×6
時報の鐘がなった。今はお昼時。最萌トーナメントといえども一日中
闘っているわけじゃない。昼食をとる時間は一応あるのだ。(多分)
佐祐理、舞、そして祐一がいつものように踊り場に着いたときだった。
カツカツカツカツ…。
階下を覗くと、柏木千鶴がこちらに上がってくるのが見えた。
佐祐理「あははーっ、千鶴さーん、一緒にお昼にしませんかー?」
舞「美味しそうな匂い」
祐一「この匂いは…リゾットか!? 悪いが今日は遠慮するべきだ。
葉鍵主人公間に伝わる情報だと、アレはとてもヤバいらしい。」
千鶴「あなたを…殺します」
刹那、周囲の温度3度下がったような気がした。
祐一「ぐぁ」
佐祐理「ふぇ〜…」
舞「千鶴、目が赤い」
祐一「佐祐理さん、魔法だ!この踊り場を、いや、昼食を守るんです!」
佐祐理「ふぇ?佐祐理は普通の女の子ですから、魔法なんてありませんよー」
祐一「おちゃめいうとる場合かー! あの千鶴さんがやって来るんですよ。
腕に抱えてるキノコ、それに隠し持ってる包丁を見てくださいっ。
どうみてもまともな人間の食べ物じゃない!!」
佐祐理「祐一さんがそこまでおっしゃるなら…」