ヲタラー
身長:164cm
体重:48kg
3サイズ:84,56,82
陸上部経験が長かったせいか、かなりスレンダーな体型。
容姿:陸上部時代は邪魔になるため肩に掛かる程度のショートカット
だったが、とある事件がきっかけで退部してからは髪を伸ばし始めている。
引き締まった体つきと中性的な顔立ちからか、男子よりむしろ女子生徒に圧倒的
人気を得ていたが、現在は彼女に近寄る者さえいない。
服装:クラブ一筋で、女の子らしい服装に全く興味を示してこなかった。
クラブを辞めた今でもそれは変わらず、基本的にスカートは制服以外持っていない。
性格:明朗快活だが、案外神経質で気が弱い。試合の前は緊張して体調を悪くすることも
しばしばであり、あの悲劇もその性格故だったのかもしれない。
癖:欠かさずやってきた朝練の習慣で、毎朝五時に起きてしまう。
もう、彼女は走れはしないのに。
運動能力:スポーツ万能。陸上部時代は長距離ランナーとしてクラブを引っ張って来た。
成績:かなりの努力家であり、勉強もよくできる。
学歴:スポーツ推薦で入学した私立高校生。クラブを辞めた今、居場所を失い始めている。
過去:彼女は昔から走ることが好きだった。中学時代に既に彼女は長距離ランナーとして
活躍しており、その才能を見出され、陸上の名門校に推薦入学した。そこでも彼女は持ち前
の陸上の才能と、明るい人柄とでクラブを引っ張り、そんな彼女を慕う人間は多かった。
だが、インターハイ予選のことである。
責任感の強すぎる彼女は試合前には過度の緊張のため、必ず体調を崩す。高校部活最大の大会
であるインターハイの予選、彼女の緊張は極度のものであった。
折悪しく昨日食べた鮒寿司が傷んでおり、彼女は酷い下痢に悩まされていた。
それでも彼女は走らなければならない。1位でゴールして、彼女を慕う仲間をインターハイに
連れて行かなければならない。彼女は走った。弛緩する括約筋に懸命に力を込め、地面を蹴る
衝撃が腸を刺激するのを懸命に耐え、1位でゴールした。
顔面を蒼白にしながらゴールするヲタラーに駆け寄るチームメイト、中でも彼女を最も慕う
後輩が彼女に抱きついたその瞬間。
ブリブリブリブリブリ
たちこめる異臭。内股を濡らす液状化した茶色の物質。
それが、彼女が走った最後の日だった。
以降ヲタラーは同じ陸上部である名雪に強い同一化幻想を抱き、名雪を糞便まみれにすることで
忌まわしい過去を清算しようとしている。