葉鍵板最萌トーナメント!! 準決勝 Round164!!

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294 ◆RINA/ECg
ゆっくりと降り始めた雪の中、二人で歩く、遊歩道。
くりすますには遅れちゃったけど、
手をつないで歩いてみれば、
にあいのカップルに見えるかな…
まっ白な雪の中、遠慮がちに差し出した小さな手。
つめたい手と手はそっとふれあい、やさしい温もりに包まれてゆく。
のみこまれそうな夜空を見上げ、ふと考える。
がんばってこれたのは、あなたのおかげ。
暗い繭を破って私が羽ばたくことができたのは、あなたがいたから。
闇に包まれた遊歩道でも、この手の温もりがあるから、私は歩いていける…
のぼった坂の向こうに、試合会場が見えてくる。
せっかくの二人の時間も、そろそろ終わりかな…
かつてないほどの強敵、柏木千鶴。史上最強の貧乳が私の相手。
いまだ感じたことのない緊張感に、胸の震えが止まらない。
でも、私は進む。恐れる物はなにもない。
もう、なにがあっても二人でなら越えていけるから…


  ……きっと輝く瞳を持ち続けられる……