葉鍵板最萌トーナメント!! 準決勝 Round161!!

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<補講その一・分かち書き> 
みさき「さっき、『点字は文節で分けて書く』って言ったよね」
浩平 「うん」
佐祐理「(>666を見ながら)ふえー」
みさき「それが原則なんだけど、それだけだと長すぎることがだよね。例えばさっきの例だと『さいもえとーなめんとえ』とか」
祐一 「確かに11字もあるもんなあ」
みさき「だから、複合語なんかはマス開けすることがあるんだ。この規則は細かくって私でもちゃんと覚えてないんだけど、代表的な規則はこんな感じだよ」

 ・二つに分けると意味の理解を損なう短い複合語や、短い略語は、一続きに書く。
  例)がくわり(学割)、ちゃのま(茶の間)
 ・接頭語・接尾語・造語要素と結びついている複合語は一続きに書く。
  例)いちはやく(いち早く)、うらわかい(うら若い)
 ・漢字の「等」は、「ナド(助詞)」・「ラ(接辞)」と読む場合は、前に続けて書くが、「トー(造語要素)」と読む場合は、意味を明らかにするために前を区切って書く。
 ・複合名詞の内部に、3拍以上の意味のまとまりが2つ以上あれば、その境目で区切り、2拍以下の意味のまとまりは、そのどちらかに続けて書くことを原則とする。
  例)さくら□なみき(桜並木)、ぷろやきゅー(プロ野球)
 ・複合動詞、複合形容詞は続けて書く。
 ・連濁を生じた複合語は続けて書く。
  例)かぶしきがいしゃ(株式会社)

みさき「だから、さっきの『最萌トーナメントへ』は『さいもえ□とーなめんとえ』」
浩平 「自立語と付属語の区別だけでも大変なのに、こんな規則もあるんだ……」
みさき「点字はカナしかないからね、仕方ないんだよ」
佐祐理「はえー、大変ですねー」
みさき「こういうのは慣れだよー」
<補講その二・数字>
佐祐理「そういえば、点字はカナだけって言ってましたよね」
みさき「うん」
佐祐理「じゃ、数字とかもカナで書くんですか?」
みさき「いい質問だね。数字はちゃんと点字があるんだ」
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みさき「それぞれ1,2,3,4,5,6,7,8,9,0。『あいうるらえれりおろ』って覚えとくといいよ」
浩平 「発声練習みたい」
佐祐理「あれ、じゃあ普通に書いたらカナと混ざっちゃいませんか?」
みさき「うん。だから混ざらないように『数符』って記号を最初に置くんだ。これ」
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 ○●
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佐祐理「なるほどー」
みさき「数字は4桁まではそのまま書いて、5桁以上は位取りの単位を入れます」
 例)(数符)4まん□(数符)5100 (45100)
   (数符)1おく□(数符)6500まん (165000000)
みさき「単位などの数字に続く言葉はそのまま続けて書きます。ただし、『あいうるらえれりおろ』から始まる言葉は『つなぎ符』を入れます」
 例)(数符)100かい (100回)
   たそがれ□(数符)100(つなぎ符)えん (誰彼100円)
みさき「『つなぎ符』はこれ」
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 ○○
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みさき「わかったかな?」
佐祐理「んー……何とか分かったかなー」
みさき「本当はもう少し規則があるけど、ここでは省略するね。」