葉鍵板最萌トーナメント!! 準決勝 Round161!!

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682とっとこ名無し
  雨上がり編
雨が上がるまでオレは教室に潜伏していた。
里村が狂ったようにお下げを伸ばしながら(目分量・8m)空き地の方に向かっていたが。
オレは虹の一つも見えればいいのにな(茜EDより抜粋)、と思いながら屋上に全力疾走した。
屋上の扉を開けた先には虚無の瞳を持つ魔人がいた。
「先輩、雨降ってる時からずっといたのか……?」
「ふふっ。地球の雨は温かいね」
ハリー中尉!?
「さっきまでは教室で猥談してたんだけどね。雨が上がったらみんな逝っちゃったよ」
「先輩は行かないのか?」
先輩は寂しそうにフェンスの向こうを見つめた。
「みんな、きっとこの空の向こうに居るんだよね」
……よく見ると先輩の肢体を濡らしているのは雨だけではなかった。
「安らかに眠ってね、みんな」
透視すると制服どころか下着まで血塗れだった。
「私を無視して帰ろうとしたらこうなるからね、浩平ちゃん」
「肝に銘じておきます(泣)」
先輩ルート確定。