葉鍵板最萌トーナメント!! 準決勝 Round161!!

このエントリーをはてなブックマークに追加
679とっとこ名無し
  澪シナリオ演劇部編
ふと、先日先輩によって奴隷市場に出され、4億で落札された後に逃走した澪が気にかかった。
アイツは最終兵器開発同好会の他に演劇部にも所属してたはずだ。
演劇部室の前に立ち、ピンポイントバリアパンチでドアをノックする。
「はい〜」
間延びした声と共に破壊されたドアから出てきたのは、我らがみさき先輩だった。
「あれ? 先輩って演劇部だったのか?」
「愚問もほどほどにしておかないと、近い将来首根っこをへし折るよ?」
過剰なほどに否定された。
「私は野球部だよ〜」
「そいつは驚きだな」
野球のユニフォームを着てバッターボックスに立つ先輩を想像してみる。
……萌え。
「冗談だよ〜」
「だろうな」
「えっと、こんにちは、浩平君」
「ああ。ところで何やってんだ?」
「えっとえっと……」
急にオロオロしだす先輩。
「あ、私、今日はこれから用事があるんだよっ。バイバイっ。」
言うや否や、先輩は核パルスエンジンでこの空域を離脱した。
「……なんだ?」
気になって演劇部室を覗いて……み……
「……う」
部室内は血の海だった。本気で、血のついてない部分の方が少ないくらいだ。
中央には深山さん及びその他の部員の方々が折り重なるように死んでいた。
「……なんだ、澪はいないのか」
アイツがいたら惨状は倍化してるだろう。
唐突に興味が失せたのでオレはさっさと部室を後にした。
ちなみに、警察に殺人容疑で捕まるのはその一分後だった。用意周到だな、先輩。