葉鍵板最萌トーナメント!! 準決勝 Round161!!
みさき先生編(1/3)
5時間目。
ガラガラーッ。
「起立だよ〜」
ガタガタガタッ。
「礼なんだよ〜〜」
「お願いしまーす」
「着席だよ〜〜」
ガタガタガタガタッ。
「それじゃ、授業を始めるよ〜」
「先生っ!」
「はい、稲木さん」
「先生は先輩じゃないんですか?」
「日本語がおかしいよ〜〜」
先輩先生の投げ放つ純白のチョークは、稲木の喉を貫いた。
血を吐いて、稲木は机に突っ伏した。
「わー、寝たらダメなんだよ〜」
何故寝てるってわかる。
先生が目から荷粒子砲を放つと、稲木の亡骸は灰になった。
「うー。とんだ不良生徒だよ〜。目がチカチカするよぉ〜〜〜〜」
不満げに、さらには萌えを喚起する半泣き顔でそう言って、先生は教科書を開いた。
「先生っ!!」
「なぁに、瑞佳ちゃん?」
「川名さんはとっとと巣穴に帰れなんだよもん!」
「ううっ。マゾヒストの分際で生意気言ってるよ〜」
つかつかと命知らずな長森の机に歩み寄る。
「歯ぁ食いしばれぇ!」
ぶちぃっ!!
長森の肩が消失した。
みさき先生編(2/3)
「――――――っっっっ!!!」
紅の噴水と化しながら、何故か情事の後のような表情を浮かべる長森。
「気持ちよかった?」
「はいだよもん♪」
傷口を掻きむしりながらご満悦だ。
「瑞佳ちゃん、真性の変態だよ〜〜〜」
吐き捨てるようにそう言って教壇に戻った。
「あ、忘れてたよ〜〜」
爪で黒板に名前を書いていく。
破滅的な不協和音で、クラスメイトがバタバタと倒れていく。
「私は川名みさき。よろしくね、みんな♪」
にこやかに言っているが、大半の生徒は鳥肌を立てて気絶している。
「ふぇ〜ん。みんな非行少年少女だよ〜」
悲しそうにそいつらの首筋を食い破っていく先生。
「今度こそ授業を始めるよ〜〜」
口元を血で濡らしたみさき先生が、少しイラついた調子で言う。
「えっとね、今日の授業は……ふぇ? 性教育?」
途端に顔から文字通り火を出す先生。最前列中央の生徒が炭化した。
……お約束な。
「じゃ、じゃあ今日は百合について勉強するよ〜」
そっちかい。
「じゃあ瑞佳ちゃんと里村さん、みんなの目の前で扇情的に絡み合ってね〜」
「……絶対に嫌です」
「嫌だもんっ!」
「うー……どうして?」
「この人、全身が牛乳臭いです」
「里村さん、口の中がクソ甘ったるいんだもん」
お前ら、なんで知ってんだよ。
672 :
名無しさんだよもん:02/03/03 10:16 ID:ZlztR9zb
[[LK3-YwzD7mA0]]
みさき先輩にも萌えるが
このトーナメントでさらに萌え度の上がった
<<佐祐理さん>>に一票。
庶民的なお嬢様に萌える。
お嬢様なのにメイド服が似合うのにも萌える!
もちろん清楚なドレス姿にも萌える!!
あーもー萌えすぎてなんと言っていいやら。
ADSLです。
みさき先生編(3/3)
「じゃあ仕方がないね〜」
先生は教卓を茜の席にぶん投げた。
「うぐぅっ」
頭を割られる茜。
「だもんっ!?」
バウンドした教卓に頸骨を砕かれる長森。
キーンコーンカーンコーン。
「あ、終わっちゃったよ〜」
がっくりと項垂れるみさき先生。
よっぽど絡みが見たかったらしい。この場合聞きたかったと言うべきか。
「それじゃあ今日はここまで。バイバイ〜」
てけてけと去っていく先生。
オレはその後を追跡してみた。
「みさき先輩ーー!」
「あ、浩平君だ〜」
「何の真似だったんだ?」
「あのね、さっき授業を受け持つはずだった先生をね、うっかり殺しちゃったんだよ〜」
「殺害方法は?」
「轢殺」
オレの与り知らぬ所でいったい何が。
「それで先輩が代わりに?」
「うん、そうだったんだよ〜」
「そっか……優しいな、みさき先輩は」
「えへへ、照れちゃうよ〜」
赤い顔で通りすがりの生徒をバンバン殴り殺す先輩。可愛い。凄く可愛い。
「でも本当は生の喘ぎ声を存分に聞きたかっただけなんだけどね」
「最低だな」
「浩平君なんか超絶嫌いだよ〜〜」
一瞬で体を蝶結びにされた上に内臓のいくつかを強奪された。