葉鍵板最萌トーナメント!! 準決勝 Round161!!
『みさきと愉快すぎる仲間たち』1
「雪ちゃん、雪ちゃーん。あのね───」
「・・・みさき?壁に向かって話し掛ける姿は、ちょっと『萌え』とは程遠いと思うんだけど」
「あれ?なんかこっちから気配がしたから・・・」
「・・・怖っ!?」
「まあ、いいや。でね、『三つの願い』って話、あるよね?」
「壁の話は置いとくのね・・・いいけど」
「ほら、『俺がかなえてやれる範囲だからな』ってやつだよ」
「それ違う。なんか混ざってる」
「・・・そんな気はしてたんだよ・・・」
「で?どうしたの急に」
「うん。雪ちゃんだったら、何お願いする?あ、もちろん増やすのは無し」
「ふ〜ん・・・そうねぇ。まぁ、容姿は問題無いとして、『金』と『権力』と『知性』かしらね・・・」
「・・・雪ちゃん、さらりと毒吐いたね・・・っていうか、堅実すぎ」
「ああ、『権力』の代わりに『健康な体』も捨てがたい・・・」
「なんか、こう・・・もっと、ねぇ?ファン減っちゃうよ?」
「もう・・・なら、みさきはどうなのよ!?」
「わたしなら『おなかいっぱい、ご飯』に決まってるよ♪」
「いっつも食べてるでしょ!?まだ足りないの!?」
「『和』『洋』『中』で3回だよ」
「みっつとも全部食欲か!?っつーか、目ぇ治せよ!!」
「『和』は、たこ焼いっぱい食べるんだよ」
「グレード低っ!100皿食べても4万円!?」
「いや、1皿300円のヤツ」
「・・・あぁもう・・・ツッコミ疲れた・・・」
「だめだよ雪ちゃん、真の『ツッコミスト』は、血を吐きながらもつっこむんだよ」
「いや、そんなもの目指してないし」
「・・・ふぁいと、だよ、雪ちゃん」
「あんた誰よ!?」
「もう彼女、出番無いから、ちょっとパクってみたんだよ」
「・・・やめなさい、そういうの・・・」
「・・・で、何の話だったっけ?」
「ええと・・・『任意ラジオ』面白いy───」
「だから、やめなさいってば!」