葉鍵板最萌トーナメント!! 準々決勝 Round158!!
「きゅううううう」
近寄ると、トウスポシホーは白目をむいて倒れていた。どうやら命に別状はないようだ。
「巨大化は…しないようですね」
セリオが覗き込んで言った。当たり前だ。されてたまるか。
「せっかくロボも用意してあったのにね」
……本当かそれは。恐るべし、来栖川財閥……。
「よし、みんな、今日の悪はここに滅んだ。今日のところは基地に帰って、また明日以降、パトロールをしよう」
「ええ、もう帰っちゃうんですかぁ?」
上目遣いで、ピース、メイドピンクが言う。同じように、マルチ2ndとコードも、名残惜しげに俺を見つめる。
そうか、この3人は、あまり研究所の外を出歩いたことがなかったんだっけな。
「よし、わかったもう少し、パトロールを続けるとしよう」
「わーい!」
かわいらしくはしゃぐピース。嬉しそうに微笑むマルチ2ndとコード。
そうして俺は、その日一日、メイドロボたちの引率をすることになったのであった。
かくして、一つの悪は滅びた。だが、これは決して最後の悪ではない。
また悪が現れるその日まで、もっとスケールの大きな悪と闘うその日まで、
戦え!メイドレンジャー!
逝け!メイドレンジャー!!
つづかない。
志:「ちょおっとぉ、じょーだんじゃないわよう。どうしてあたしがこんな目に合わなきゃいけないのよぉ!!」