葉鍵板最萌トーナメント!! 準々決勝 Round158!!
と、答えてしまっていた。
シュルシュル…
せめて、お部屋で…という私の願いも虚しく、いくら広大なお屋敷の木陰とはい
え昼日中の屋外で、私はメイド服の前をはだけていた。
「わ〜、やっぱりセリオの胸って大きいね〜。それに、とてもきれい…」
す…と、綾音様は私の胸に手を当てる。少しばかりひんやりとしたちいさな手が
私の感覚を甘く刺激する。
「あの…綾音様…見る…だけ…」
「え〜やだやだ。だって見るだけならいつものお風呂と変わらないもん。ちゃんと
たしかめるの〜。えっと…こうかな…?」
「っ…やっ」
綾音様はいきなり私の乳房の頂点をはむ、と甘噛みする。歯は立てていないものの、
唐突な刺激は半ば痛みを伴って私の身体中を駆けめぐった。
「あ…綾音様…もっと最初は…やさしく…」
「ん〜…」
「んあっ!いたっ…!」
いきなりの吸引に私は痛覚(色々と繊細な場所なので、損傷を未然に防ぐために備
わっている)を激しく刺激され、思わず声を上げてしまう。
すると、綾音様は慌てて私の胸から口を放すと、心配そうに縋り付いてきた。
「あ…ごめんなさい!セリオ、痛かったの?ごめんね…!」
「綾音様…」
「ごめんね…ごめんね…」
よほど痛い目に合わせたと思ったのか、ぐすぐすと、年相応の泣き顔を見せる綾音
様。そのしかられた子犬のような姿は私の中から様々なメモリを呼び起こした。
初めて手を放して歩くようになった時。お屋敷を掃除する私の後を「しぇりお、
しぇりお」と舌足らずな口調で呼びかけながら、よたよたと付いてきていた頃を。
いたずらを綾香様にしかられて、私のスカートの裾をぎゅっと握って涙をこらえて
いた姿を。そして、幸せそうに私に抱かれお乳を飲んでいた綾音様を…。
「…セリオ?」
我知らず微笑んでいた私を、涙に濡れた顔で不思議そうに見上げる綾音様。