葉鍵板最萌トーナメント!! 準々決勝 Round158!!
「あ、そうだ。勝利のおまじない、セリオにしてあげる」
「−−おまじない?」
綾香のほうを向き、にやりと微笑む理奈。
綾香も意味がわかり、にまっと笑う。
「そうね、私からもおまじない」
二人の少女が、セリオの頬に唇を寄せる。
ちゅっ
ちゅっ
右の頬に理奈が、左の頬に綾香が。
「がんばれ、セリオ」
「いってらっしゃい、セリオ」
二人が手を振って、セリオを試合場に送り出す。
「−−はい、勝って、参ります」
淡々とした、セリオの声。
しかし、その中に勝利への意志を秘めて。
セリオ、入場。