葉鍵板最萌トーナメント!! 準々決勝 Round156!!

●お料理戦士オガリナ仮面（１/６）

　では、本日のTOPニュースは近頃世間を騒がしている海賊本騒動の話題からです。
　ベストセラー確実と言われる人気作家の本が出版されると1日とせずにそれとまったく似たような本が出回ってしまうという事件が全国の書店で発生しています。
例えば『ハリー・ポッター』の新作が出れば表紙がまったく同じの『パリー・ポッター』という本が出回ったりするなどといったことです。内容はまったく同じではある
もののその表現は擬音をやたらと使うなど大変稚拙で買ってしまったお客さんたちは「子どもの教育のために読ませたのに、間違った日本語ばかり身に付けてしまう」などと訴えております。
この事態を重く見た警視庁では…

「ふ〜ん、姑息な人間もいたものね」
　料理評論家・緒方理奈はニュースを見ながら午後のティータイムを過ごしていた。フィンランド産の紅茶に蜂蜜を加えただけのシンプルなものである。味よりも香りそのものを楽しむための飲み方である。
「ふう、1仕事終えたあとの紅茶は本当に最高ねえ」
　先日、3冊目となる『カリスマ料理評論家オガリナの今日のレシピ』を上奏したばかり。しばらくはOFFで1人の生活を楽しんでいた。その時、理奈のマタ〜リをぶち壊すように、手元に置かれた携帯が鳴り響いた。
「このウルトラマンセブンの着メロは…編集部ね」
　つい先日まで原稿の催促の連続で嫌になっていた音をOFFとなった今でも聞くことになってしまい、理奈は大変不快になりながら携帯のボタンを押し、受話器を耳に当てる。

<<秋子さん>>に一票
多くは語るまい
アニカノ中だが参戦です

当方ADSLなり

●お料理戦士オガリナ仮面（２/６）

「もしもし、弥生さん。どうしたの？」
「大変ですよ、理奈さん。あなたの本の偽者が出回ってその通りに料理を作った人たちの家で次々と食中毒が発生しているの！」
「な、何ですって！」
「怒り狂った人たちがそちらに押し寄せるかもしれないからすぐにどこかに非難して！」
　しかし、警告は一足遅かった。理奈の部屋のドアが突然乱暴に叩かれだす。
「いるんでしょ！　開けなさいよ！　まこ…もとい緒方理奈！」
「た、大変だわ。逃げないと」

シャキーン！　オガリナ仮面！

（CMに入る）　

理奈〜　ヽ( ´ー`)ノ

http://www.kitanet.ne.jp/~cas-per/cgi-bin/img-box/img20020228023539.jpg
http://www.kitanet.ne.jp/~cas-per/cgi-bin/img-box/img20020228023504.jpg
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[[LK28-7v9zyRM1]]

ともあれ取り急ぎ、<<秋子さん>>に一票。
うかうかと支援見てたらｵｶﾞﾀﾘｰﾅに転びそうだからな（ｗ
無限の母性、秋子さん。
結構なにげにキツいけどな。にっこり笑いつつも。
だがそれが(･∀･)ｲｲ!!

しかし先週に続きＫａｎｏｎ放映日に試合か……。

●お料理戦士オガリナ仮面（３/６）

（CM中）

ジャ〜パネット♪　ジャパネット♪

「ところで由綺さんはパソコンとかはやられるのですか？」
「実は私すごく機械オンチで〜全然やらないんですよ」
「そんな由綺さんにうってつけのパソコンがこちらFM−TOWNS。マルチメディアを実現したこのパソコンはマウスでクリックするだけでゲームからワープロから全てがすぐに起動できるんです。しかも最新のメディアであるCD-ROMまでついてくる！」
「うわー、すごい！　でもこれって高いんでしょう？」
「そう、本来ならとても高い買い物。しかし、今日はとても可愛い由綺さんがいるのでサービスしてたったの15万円！」
「ま〜。これならジンジャーを買うよりも安いわ！」
「さらに今ならCDをいれるのに必要なキャリーケースを5枚もお付けします」
「これは買うしかありませんね」

CD-ROMをつけ最新のマルチメディアに対応したFM-TOWNS。今なら特価15万円。今すぐお電話を！

<<水瀬秋子>>さんは負けてはいけません。
炉属性を持っていた俺に新たなジャンルを開拓させてもらった恩返し投票っす。

ちなみにasahiネットでADSLなのです。
コード取れませんでしたが明日はきついんで。

●お料理戦士オガリナ仮面（４/６）
（CM明け）

シャキーン！　オガリナ仮面！

「開けなさいよ！　交通費よこしなさいよ！」
「よーし、こうなったら…」
　緒方理奈は突如奇妙なパラパラを3度踊りだした。説明しよう。緒方理奈はパラパラを3回踊るとシルクのエプロンと鋼鉄の三角巾が装着されオガリナ仮面に変身するのだ！
「トーッ」
　オガリナ仮面はバルコニーから空へと飛び出し、何とか部屋から脱出した。そのままパラシュートで地上に着陸する。
「見世物じゃないわよ！」
　オガリナ仮面はいそいそとパラシュートをたたんで、好奇の目で見る通行人たちを尻目に人目のつかないところへ逃げる。
「おのれ〜。どこのどいつか知らないけど、犯人を探さなければ！」
　その時街頭でエラのはった出っ歯の男が髪形をツインテールで本の叩き売りをしていた！
「さあ、カリスマ料理評論家である私､緒方理奈の最新作『今日のレツピ』が今なら100円だよ」
「あ、緒方先生だ。うわー、安い。1つください」
「おお、奥さん可愛いね｡『誰彼』もつけようか」
「それはいらないわ」
「ちっ、不細工が。はい、次の方〜」
　完全に本物の緒方理奈と信じきった客達で行列が出来ていた。
「あ、あれはRR団の超先生！　おのれ〜、やはりあいつの仕業だったのね」
　オガリナ仮面は怒りに任せるまま飛び出した！
「そこまでよ、超先生！」
「お、おまえはオガリナ仮面！」
「やはりあなたが犯人だったのね。これまで書店に出回った海賊本も全部あなたがやったことでしょう！」
「お、おのれ。バレたからにはしょうがない。ここではお客さまのご迷惑だから場所を変えるぞ！　トーッ！」
「ていうか、あんた達もあんなあからさまな偽物に引っかかるんじゃないわよ！　トーッ！」

>>57
あきかん氏って陵辱モノも描いたのか…

●お料理戦士オガリナ仮面（５/６）

場面変わってどこかの盆地。

「さあ、ここなら思う存分戦えるわ。それにしてもあなたも何度倒しても甦ってくるわね〜」
「ふ、私はシェんムーさまから常にエネルギーを頂けるのだ」
「そのパワーは心有るお客様の血と汗の結晶であるお金でしょ！　今度こそ息の根を止めてやるわ」
「それはどうかな。オガリナフラッシュ！」
「そ、それは私の技！」
　超先生の額から閃光が飛び出し、オガリナ仮面の腹部にヒットする！　苦痛にうめくオガリナ仮面！
「私の著作だけでなく技までパクルとは卑怯な…」
「ふ。私はシェンム〜様よりいただいた指令により何でもパクってこいといわれたのだ。全ての責任は俺が持つとな」
「それによって他の怪人たちが割りを食うことになったのでしょう。私の生みの親であるウダルも…」
「えーい、だまれ！　そんなにパクリが嫌いなら私の技でとどめを刺してやろうではないか。ズンズンパン、ズンパンパン」
　超先生が卑猥に腰を振り出す。
「や、やめて。そんなもの見せないで！」
「ふはははは。私の華麗な踊りにすっかり魅了されたようだな」
「やめてー！」
　オガリナ仮面のツインテールが天に向かって逆立った。するとオガリナ仮面の全身が光だし、砂塵が舞いだす。
「な、なんだ。何が起きたのだ」
　オガリナ仮面は両手を前に突き出し、叫んだ。
「オガリナネオタイガーフラッシュ！」
　先ほど超先生が放ったものとは比べ物にならないほどの光がオガリナ仮面の両手から放たれた。
「ば、馬鹿な〜。まさかこれが伝説の竜の力…」
　直撃。そして、ものすごい爆発が起きる。超先生はこの世から消えた。
「か､勝ったわ」
　かくして日本の知的財産権はオガリナ仮面の手によって守られた。
　しかし、シェンム-がこの世に君臨する限り再び超先生は蘇るだろう。
　悪は滅びることはないのである。戦え、オガリナ仮面！　日本の平和は君の手に！

●お料理戦士オガリナ仮面（６/６）

（収録終了）

「理奈ちゃ〜ん」
「あら、由綺」
「いま、テレホンショッピングの収録が終わったところなの」
「私も今やってる特撮ものが終わったところ」
「すごいね〜。メインで番組やらしてもらってるんだから」
「何を言ってるのよ。あなたのやってる昼ドラのほうが全然マシよ」
「えー、だってあのドラマ濡れ場ばかりやらされるんだもん…」
「私なんか30にもなってミニスカはかされて「オガリナ仮面〜」とか叫ばなきゃならないのよ。しかも、明日は朝イチで豊島園に営業よ」
「仕方ないよ。芸能界に生き残れているだけでも感謝しなきゃ」
「そうね。いつまでもアイドル風ふかせられるほどこの世界は甘くないもんね…」