葉鍵板最萌トーナメント!! 準々決勝 Round155!!
555 :
じゃむ(1/2):
「あら、また空、あの子の仕業ね」
今日買ってきたばかりのいちごジャムの瓶を見つめながらつぶやいた。
「このままだとよくないわね。ヘルシーなジャムでも作りましょうか。
甘めも抑え目にして。」
台所に入るといそいそと調理を始めていた。
1時間以上にわたる目覚し時計と秋子の攻撃に名雪はようやく起きてきた。
「はい」
何ともいえない色をしたジャムを塗ったトーストを差し出した。
「いつものいちごジャムがいいよ〜。」
「昨日買ってきたのにもうなくなってたのよ」
しょうがないのでぱくっと一口くわえた。途端に糸目がまんまるになった。
「お母さん」
「なに、名雪」
顔は笑ってるけど目はどう考えても笑ってるようには見えない。
とにかくコーヒーで流し込むように1枚食べ終わると
これ以上の苦痛を避ける為急いで学校へと駆け出した。
「ごちそうさま」
「あらあら今日はやけに早いわね」
そういう右手にはもう1枚同じジャムを塗ったトーストが用意されていた。
「もう二度といちごジャム食べきったりしないよ〜」
556 :
じゃむ(2/2):02/02/28 00:30 ID:RrqQRKY6
「今日は半分残ってるわね。
いちごジャムがあればご飯3杯は食べられますから」