葉鍵板最萌トーナメント!! 準々決勝 Round155!!

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378オガリナ230
 理奈入場 〜想いを、力に変えて(1/3)

「理奈ちゃん、どうしたんだ?」
 理奈がやっと到着したという連絡を受けて、冬弥は慌てて控え室へとやってきた。
 いつも時間に余裕を持って行動する彼女が、今日はほぼギリギリの状態だった。
「理奈ちゃん? 入るよ?」
 ノックしてみたが返事が無いので、そっと扉を開ける。
 理奈はまだ衣装にも着替えておらず、普段着のままテーブルに突っ伏していた。
どうやら眠っているようだ。
「理奈ちゃん?」
 肩を軽く叩いてみると、理奈はうっすらと瞼を開いた。
「う……ん、あ、とーやくん」
 眠そうに眼をこすりながら身体を起こす。
「どうしたの? 早く着替えてメイクとかしないと」
「うん……わかってる。だから冬弥君、その前に少しだけそこに正座してくれる?」
 畳の間を指差す理奈。冬弥は首をかしげたが、とりあえず言われた通りにした。
「15分だけ借りるね。それでいつもの私に戻るから……」
 と、それだけ言って理奈は冬弥の膝の上に頭をのせて横になった。
「わっ、り、理奈ちゃん!?」
 理奈は、すでに寝息をたてている。
 仕方なく、冬弥はそのまま起こさないようにじっと待った。
 あどけない寝顔。トップアイドルの彼女も今は普通の女の子と変らない。
「ん……」
 そして15分後、本当にきっかり15分で理奈は目を覚ました。
「ありがと、冬弥君。それじゃ支度するから、メイクさんとか呼んでくれる?」
 目覚めた理奈は既に普段の通りで、さっきまでとはまるで別人のようだった。
「理奈ちゃん、いったいどうしたの?」
「ちょっと、今日のためにレッスンしてたら徹夜になっちゃって」
379ああっ神奈さまっ ◆KannaC8o :02/02/27 23:52 ID:t6AFg53X
最萌トーナメント戦線

「近付いてくる機影1つ、通常の3倍で移動してきます」
「冬弥さん、この速さで接近してくる人なんていやしませんよ」
「秋子だ、(謎)ジャムの秋子だ…」
「「(謎)ジャムの秋子!?」」
「あ、あのジャムで多くの猛者を滅殺した…逃げるんだ−」

「相手が人妻ならライバルじゃないんだ、いきます」
「やめろ、オガタリーナ」

双方、戦闘開始まであとちょっと……

※どっちを応援しとるんや
380漢たちの黄昏 ◆801ATCDM :02/02/27 23:52 ID:DEAHfb3/
381名無しさんだよもん:02/02/27 23:53 ID:oBaV3fcP
いや、FLASHは見たのよ。
ただ、諸田真は誰かなぁって。
382某わかめの壁1:02/02/27 23:53 ID:gGr+H6ix
>>366
すごい気合入ってますね〜
どうか今日の試合が心に残る名勝負になりますように…。
383名無しさんだよもん:02/02/27 23:53 ID:QWTSt3WE
>>369-370
絶妙な狩りにワラタ
384名無しさん:02/02/27 23:53 ID:caNZZsFT
385研修生@どじっこ ◆MR5eBC/k :02/02/27 23:54 ID:j8IUA4xl

    _________________________________
   | 忘れがちなルールの再確認を!
   |     ・コードを取得していても、宣言無しでIDが重複すると無効になるよ
   |  
   |     ・CATV宣言などと同様にコードの後付け宣言も意味はありませんよ
   |  
   |     ・どうしても投票をしなおしたい場合(推奨はしません)は
   |     必ず取り消したいレス番を書き、再投票であることを宣言してくださいね
   |  
.  ∧∧ .  /・一人で一枚の貼り付け板に大量に貼るとデリられる可能性が高くなって
  (,,゚Д゚)⊃.  他の支援者やあなた自身の支援が無駄になる可能性があるよ〜
〜/U /
. U U  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      for ALL
386名無しさんだよもん:02/02/27 23:54 ID:AXE5pFuI
         ∧_∧
      < `∀´>  さあ、まもなく試合開始だ。コードはちゃんと取ったか?
     _¢___⊂)   あとここは、age進行推奨だぞ・・・・・・。
    /旦/三/./|
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
   |阿鼻酢暴徒|/
387名無しさんだよもん:02/02/27 23:54 ID:2JaK/MpS
   |_
   |━
   |ハ))) フフフッ オガタリーナサンノオウエンヲスルヨ♪
   |ー`リ
   |⊂#)

         _ _
     ♪ 〃┏━━
   ♪  |. ノノソハ)))   カレヲ
     (\リリ ´ー` リ∩  カエシテ
     (ニ⊂[#~~ ∞"_ノ    カレヲ
       /__∞_|      カエシテ
        し'(_f)

         _ _
   ♪   〃┏━━
     ♪|. ノノソハ)))   カレヲ
      .∩リリ ´ー` リ    カエシテ
       \_"∞~~#]⊃    モロタマコトヲ
         |_∞__\     カエシーテ
         (f_) 'J
388無謀さんだよもん:02/02/27 23:55 ID:va5wHhWl
秋子さん入場SS(1/2)

控え室にて。
祐一「秋子さん、そろそろですよ。ほら、名雪」
名雪「うん。お母さん、私、うまく言えないけど・・・頑張ってね」
秋子「ありがとう、名雪。あなたの分まで頑張ってくるわね」
名雪「うんっ、約束だよ」
祐一「それじゃ、会場に・・・ん?なんか外が騒がしいな・・・って、おわっ!」
突然、控え室のドアが開いて人がなだれこんでくる。
晴子「こにゃにゃちわ〜ん!元気にやっとるか〜?晴子さんが応援に来てやったで〜」
あゆ「こんにちはっ!秋子さん!」
マルチ「はわわーっ、こんにちはです!」
名雪「晴子さんにあゆにマルチちゃん?」
??「あたしらもいるよ」
祐一「梓ちゃんに初音ちゃんも?」
秋子「あらあらみなさん、どうなさったんですか?」
あゆ「ほら、マルチちゃん」
あゆがマルチを促す。このトーナメントのおかげですっかり仲良しになったらしい。
マルチ「は、はい。え、えっと、あの、秋子さん、きょ、今日一日、秋子さんのこと、
その、お・・・『お母さん』って呼んでも、い、いいですか?」
秋子「了承(一秒)」
マルチ「はわわーっ、あゆさんの言った通りほんとに一秒だったです〜!
あっ、あの、ありがとうございます」
梓「あの、あたしらもいいかな?」
秋子「もちろん、かまいませんよ」
にっこりとほほえみながら秋子さんが答える。
389オガリナ230:02/02/27 23:55 ID:BmKaZxoI
 理奈入場 〜想いを、力に変えて(2/3)

「徹夜!? なんでそんなこと」
 試合は基本的に丸一日行われるのだ。それなのに? 前日徹夜?
「うん……今日はちゃんときめたかったから。私を応援してくれる人達のためにね」
 そう言って微笑む理奈に、冬弥はああ、と悟った。
 緒方理奈とは、こういう女の子なのだ。
「……わかった。じゃあ、皆を呼んでくるよ。急がないとね」
「よろしくね」
 冬弥は控え室を飛び出すと、スタッフの待機する部屋へ急いだ。
 連絡を受けて、スタッフが理奈のもとへ向かう。
 彼らが中に入るのを確認すると、冬弥はそのまま控え室の扉の前で待った。
 やがて、開始時間ギリギリになって、理奈が出てくる。
「お待たせ。さ、いきましょ」
 そう言って手を差し出してきた理奈は、可憐なステージ衣装に身を包んだ
「トップアイドル」としての緒方理奈だった。
「うん、行こう」
 冬弥はその手を取って駆け出した。
 と、通路の先に複数の人影が並んでいるのが見えた。
「あ、みんな!」
「暴れてきィや!!」
「応援していますよ」
「がんばってー♪」
 Eブロックで対戦した智子、南、スフィーが、そして他のEブロック参加者達が、
駆け抜ける理奈に声援を送る。そして。
「理奈さん、ファイト!」
「頑張れよ」
 マナが、はるかが、美咲が、弥生さんが、英二兄が声をかける。
390名無しさんだよもん:02/02/27 23:55 ID:U6wDXfX8
>>371
リング穴氏はジャック対渋川のバキネタをやると予想してみる。
391オガリナ230:02/02/27 23:55 ID:BmKaZxoI
 理奈入場 〜想いを、力に変えて(3/3)

「あ、吉井さん」
「理奈さん、ふ、ふぁいとっ!」
 最後に、ブロック決勝で共に最高のステージを作り上げた吉井が
精一杯の声援を送ってくれた。
 理奈は振り返りながら、手を振ってそれに答える。
「みんな、ありがとう!」
 冬弥は思う。理奈は本当に強い、と。あれだけの人の想いを胸に抱えて、
なお前に進むことが出来るのだから。
 そして通路の出口、ステージから差し込んでくる光の中に、少女が一人立っていた。
「あ……」
 由綺だった。彼女は何も言わず、ただ微笑んでいた。
「……それじゃ冬弥君、行って来るわね」
 理奈が握っていた冬弥の手をそっと離して歩き出す。
 ここからは、彼女一人で行かなければならない。
これは、理奈の舞台なのだから。
 由綺が、手を高くかざした。
 パァン……!
 すれちがいざまに、理奈がその手を叩く。
 ……そのハイタッチだけで、二人には充分だった。

 http://lengss.hoops.ne.jp/img/rina2.jpg

 ざわめきが聞こえる。
 興奮と熱気が伝わってくる。
「よしっ!」
 人々の、あふれんばかりの想いを胸に、理奈は光の中へ飛び出した。

 緒方理奈、決勝トーナメントのステージへ。