その後も理奈陣営からは琉一氏(156-718)、石蕗氏(156-765)、漢たちの黄昏氏(156-799、
やっぱり母乳ネタ)、セルゲイ氏(156-863)に156-890氏がSSを投下。
それに応えて秋子陣営も156-755氏、某わかめの壁氏(156-810)が同じくSSで対抗する。
午後のマターリタイムの間も、SSが、自作画像が間断なく飛び交う、静かながらも熱い闘いが続く。
そして20時を過ぎ、闘いの場が新スレへ移行する頃から両陣営の最後の追い込みが始まる。
終盤特有のログの高速ジェットストリームの中、りなたん氏(157-30)、yoruha氏(157-61)、
157-84氏、そして漢たちの黄昏氏と、畳み掛けるようにSS波状攻撃を行う理奈陣営。
一方秋子陣営も、ああっ!神奈さまっ氏(157-135)、うにゅう使い氏(157-441)のSS支援で反撃。
理奈陣営もここで降臨した前戦の功労者・緒方英二氏の音楽支援(157-133)、前スレ720氏の
ムービー完成版(157-243)、更にはS.Kimura&O.Yaritu ◆Rina.WH2氏が理奈オリジナル
イメージソング(157-332)を投入。
交錯する、支援と萌え。
理奈に奇跡の勝利を願うもの、最後まで秋子さんを信じるもの。
勝負が決まるまで、いや、投票時間が終るその瞬間まで、絵を描きSSを書き、自分の萌える
キャラに対しての想いをぶつける人々のカキコ。
そしてその中に混じる、素晴らしい試合を演じた両者へのエール、そして『支援に感動した、
ホワイトアルバムやってみます』という、理奈陣営は勿論ほわるばファンにとって勝利より
嬉しい言葉。
熱いながらもどこか清々しさと満足感を感じる、名戦後の特有な空気の中、長いようで短
かった最萌祭典は終了した。
健闘を称え合う両陣営。
・・・そして、結果発表。679−446。勝者・緒方理奈。
2月28日、音楽祭。ナイスファイトを終えた両陣営への惜しみない賞賛の中、葉鍵板に
新たな伝説が生まれた瞬間だった。
<解説・感想>
はっきり言って、私の筆力ではとてもあの23時間を伝えるなんてできない。
本戦を見ていない人は、こんな解説を読んでる暇があったら彼女のスレッド『La La 星が今
運命を描くYO♪ 緒方理奈 3rd Stage』690氏の理奈退場SSと合わせて、是非その目で
過去ログに目を通して欲しいと思う。
しかし、これは運命、いや、必然だったのだろうか。
下馬評では圧倒的に不利だった緒方理奈が、あの秋子さんを相手に劇的な勝利。
理奈が勝った時の退場SSを誰も用意していなかったことが表すように、この結果には
秋子陣営より、むしろ理奈陣営の方が驚いたようだ。
いや、正確には理奈陣営が結果を気にするのを忘れるほど必死の援護をかけたという方が
正しいのかも知れないが。
決勝トーナメントで葉キャラが連敗していたため、葉っ派の団結がいつにも増して高まって
いたせいもあるだろう。秋子陣営が、今日の試合は勝てて当然、と、少し相手を甘く見ていた
所もどこかにあったかも知れない。
だが、やはり今回の勝因は、その非常識なまでの支援だろう。
秋子陣営の支援が格別悪かったわけではない。序盤こそ支援が不足気味の感もあったが、
中盤からのフラッシュやSS、自作絵支援等はかなりの気合の入りようだった。
秋子陣営の沢山のSS作家達・・・特に秋子陣営の支援をまとめたり、一日中秋子さん応援
SSを発表し続けた某わかめの壁氏や、理奈陣営の漢たちの黄昏氏と母乳ネタの饗宴を
見せ、最後に感動的な退場SS(157-729)を残した秋子スキー@母乳氏の活躍ははっきり
言って特筆モノだった。
だが、理奈陣営は支援の質、量、陣営内の団結力、そして何気ない書き込みの熱さまで、
全てで秋子陣営を上回った。
今回も数多のファンを萌え死にさせ、最後に描いた秋子イラストで、秋子陣営からも尊敬
された萌え絵師アリョーシャ氏。
この日のために自作ゲームまで作り上げたSAKURA7A氏。
理奈BADEDムービーを引っさげて話題をさらった156-720氏。
忙しい中音楽という支援を投下した、緒方英二氏やS.Kimura&O.Yaritu ◆Rina.WH2氏。
この試合投下された膨大な支援物資を黙々と整理した、影の功労者オガリナ230氏や
155-482氏、etc、etc。
神々の降臨・・・秋子陣営からも『あれだけの支援をされりゃあしゃーないね』といった感嘆の
声が出るほどの、葉鍵板始まって以来最高の支援だった。
しかし私は思う。この試合に参加して、ありったけの手段で萌えを叫んだ全ての人が『神』
だったのではないかと。
上手い下手など気にせずに、自分のキャラへの想いを込めて絵やSSに挑戦した人。
縦読みアナグラムやひたすら熱い萌え文章という形で感情を叩き付けた人。
持てる画像やSSリンクを集めてはひたすら投下し続けた支援部隊。
そんな彼等の魂の書き込み(155-398、400、515他多数)や全試合全力投球の支援に
魅せられてクリエイター達(156-171、157-55他多数)が集い、その援護の素晴らしさに
惹かれた投票人達が更に集まり(156-169、186、157-464他多数)、自陣はもちろん相手陣営
まで熱くする(156-538、157-98、131、456、467他多数)・・・。
職人達に感動して描いた初めての絵からプロ級のイラストまで、ざっと数えただけでも両軍
合わせて60以上の自作画像支援が飛び交ったこの宴。両陣営のそうそうたる援護部隊に
加えて、そんな『神々』の、『オレはやるだけのことはやった!』という熱意が満ちていたから
こその名勝負だったのではないか、と。
かくして見事な勝利を手にした理奈の次の相手は、鬼の大姐・柏木千鶴嬢。
準々決勝では優秀な支援で定評のあったセリオを下し、ついでに応援するファン約158名
(171名という説もある)も惨殺あるいは毒殺して勝ち上がって来た、秋子さんと並ぶ
地上最強生物である。
未だ高い評価を受ける『痕』の、いや、高橋水無月担当キャラ最後のヒロインだけあって、
ビジュアルノベルファンからの大規模援護も有り得るため、前試合の得票数で上回る理奈も
決して安心できない。
その上千鶴さんと理奈は意外にファン層がかぶる。キャラの格や知名度ではやはり千鶴
さんに分があるだけに、相当支援を頑張らないと地力の差で票を喰われるだろう。
加えてこの試合で全力攻撃を行ったため、恐らく支援物資も底を突いていると思われる
彼女には、本戦以上に苦しい闘いが予想される。
だが、理奈陣営は今回、対吉井戦で支援を使い切っていたにも関わらずこれだけの超援護を
行うことが出来た。
そう、キャラへの飽くなき熱情と、そこから生まれる自作支援や萌えカキコは、理奈陣営が
萌え尽き冷め切るその時まで、決して無くなることはないのだ。
そして、全ての試合に全力で挑むその姿勢から、試合ごとに支援部隊を増やしてきている
のも大きい。
5日間のインターバルのうちに『萌え』を補充し、陣営内の強い結束を生かした本日の
ような熱いバトルが展開できれば、ほんとうの意味での勝利は後からきっとついてくるはず。
理奈にはそんな最高のステージを、次の試合でも期待したい。
一方破れた秋子陣営。
やはり敗因は支援の差だろう。特に理奈陣営に押されっぱなしだった序盤から中盤にもう少し
支援が出ていたら、戦況は変わっていたのではなかろうか。
中盤から終盤にかけてのSS絨緞爆撃は圧巻だっただけに、その辺りが悔やまれる。
だが、逆を考えれば、理奈陣営がここまで必死の支援を行ったのも、相手が他ならぬ秋子さん
だったから、とも言える。
秋子さんだったからこそ、これほどの試合が生まれた・・・このことは誇るべきことだと思う。
また、今回の闘いを通じて、秋子陣営間にも支援者同士の友情が生まれた。
次のトーナメントが開かれた時、それはきっと新しい支援の原動力になると思う。
そしてもしその時が来て再び理奈と闘う奇跡が起きたなら、今度こそ最強の母親に相応しい、
いいリベンジを期待したい。
・・・長くなってしまったが、最後に、試合後書き込まれた小さな感想(少しだけ省略)を掲載して
解説を終えようと思う。
こんなささやかな、爽やかな書き込みが凄く似合うまさに名勝負を繰り広げた両陣営に、
私の感じた感情の代弁として・・・。
812 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/02/28 23:21 ID:gRl4bEBT
秋子さん負けちゃったか。
でも、理奈陣営のものすごい量&質の支援物資に、並々ならぬ萌えと熱意を感じたよ。
ここまでやられちゃ、仕方がないかなと思いました。
最後まで諦めずにがんばった秋子陣営に拍手。
すばらしい支援の数々、萌えと熱意を存分に見せてくれた理奈陣営に拍手。