葉鍵板最萌トーナメントブロック決勝Round147!!
聖女の微笑と家族の温もり
奴が消え去っても俺の破壊衝動は収まらず・・・
その剣を手に取ってしまった瞬間に分かっていたはずだ。
全てを壊し尽くすまで・・・もう止まらないのだから。
俺の前に女が居る、若くて上等な女だ。
声が聞こえる・・・
-オカセ-
-コロセ-
「ウォオオオー」
俺はもはや人のものとは言えない雄たけびを上げる。
彼女も俺の状態がもう普通ではないことに気付いていたはずだ。
俺の繰り出す剣にその大腿部を刺し貫かれて・・・
それでも笑顔を浮かべ・・・
「耕一さん、おつかれさま」
とだけ言うと・・・
俺に・・・もう人でない獣に優しいキスを・・・
その後、俺はあやふやになっていく意識の中で膝枕の暖かさを感じていた・・・
・・・
目が覚めると・・・そこは見慣れた部屋だった。
枕もとでは初音ちゃん、楓ちゃん、梓・・・そして千鶴さんが心配そうに俺の顔を覗き込んでいる。
みんなの顔を見ながら・・・そして千鶴さんに心から感謝しながら。
「もうしばらく眠らせてほしいかな」
とおどけて言うと今度は・・・
やすらかな気持ちで再び眠りについた。
(長らくお付き合い頂きました、駄文でスマソ)