葉鍵板最萌トーナメントブロック決勝Round147!!

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609しのさいか@Lv27エルフ ◆QyNqRxh2
鬼人(1/3)
千鶴「ついに見つけました、あなたを・・・殺します」
柳川「クハハッ、今やこの力の全てを我が物としたこの俺をか?」
柳川「お前の命の炎さぞや美しいだろうな・・・」
千鶴「私たちの業、自らの手で決着をつけなければ・・・」
柳川「狩猟者たる誇りに掛けて、お前などに狩られるものか!」
-グゥオー-
獣のそれに似た叫びを上げると柳川の体が膨れ上がる。
見る見る間にそのかさは元の体躯の数倍にもなる化物に姿をかえる。
濁った血の色に変わり爪が二の腕ほどの長さに延びる・・・
その姿には普段の彼女の面影はない。
千鶴「でわ・・・行きます」
-ザシュ-
千鶴の爪が空を切る、柳川は最低限の体の捻りでそれをかわす。
猛獣以上の力と機敏さそして人の頭脳、まさに地上最強の生物、それがエルクゥであるのだから・・・
柳川「お前の力そんなものなのか?」
次々と繰り出される千鶴の斬撃を難なくかわしながら、柳川はそう言い放つ余裕さえある。
もちろん千鶴とてそんな事は分かりきっていた、こと肉体的能力に関してはエルクゥの雄種に雌種が勝つことはありえないのだから・・・
610しのさいか@Lv27エルフ ◆QyNqRxh2 :02/02/22 10:10 ID:GNmd4O7z
鬼人(2/3)
千鶴が大きく空振りしたとき柳川が始めて自分から動いた。
その丸太のように太い腕を前に突き出す。
それは華奢でか細い千鶴の真中を捉えた。
-ドンッ!-
まるで自動車事故にでもあったかのような大きな音が辺りに響く。
柳川「耕一はどうした?奴でなければ話にならん」
千鶴「ケホッ、耕一さんは今学校ですよ」
口からは血を滴らせつつも気丈にもそう答える千鶴。
実際どう見ても勝ち目はなさそうだった・・・
だからこそ生じる油断に彼女は全てを掛けていたのだから・・・
611しのさいか@Lv27エルフ ◆QyNqRxh2 :02/02/22 10:11 ID:GNmd4O7z
鬼人(3/3)
柳川「そろそろ・・・終わりにするか」
-グゥオー-
再度雄たけびを上げると柳川の全身に力が漲ってくるのが分かる。
-ドォォォオン-
空気を切り裂くカマイタチをともないながら柳川の拳が突き出された!
だがそれを予想していた千鶴は直撃だけは何とか避けつつ最後の一撃を繰り出した。
大きな熱量をともなった斬撃、今までわざとスピードを落として攻撃していたのはこれを確実に当てるための・・・
だが・・・その必殺の一撃でさえ・・・真なる鬼には通用しなかった・・・
柳川「ムダだ・・・止まって見える」
そう言い残すと彼は千鶴の首を掴むと締め上げた・・・
加減されてなかったら即死していたに違いない。
柳川「お前には餌になってもらわないと困るからな・・」
柳川「待ってるぞ・・耕一・・・」
それだけ言い捨てると柳川は気を失った千鶴を脇に抱えるとその場を後にした・・・
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えっと・・・で、この後陵辱されます・・・;;
612しのさいか@Lv27エルフ ◆QyNqRxh2 :02/02/22 10:17 ID:GNmd4O7z
>>609
>濁った血の色に変わり爪が二の腕ほどの長さに延びる・・・
ミスしてます、正しくは
対して千鶴も濁った血の色に変わり爪が二の腕ほどの長さに延びる・・・
です。
即興で書くと色々な落とし穴が;;