葉鍵板最萌トーナメントブロック決勝Round146!!

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128しのさいか@Lv27エルフ ◆QyNqRxh2
萌えとはベクトルが違うかもしれませんがつい思いついたので書いてみました。
お母さんの手(1/2)
俺は秋子さんが好きだ。
もう例え様がないくらい好きだ。
だからある日思い余った俺は、部活で名雪の居ない休みの日、俺は秋子さんの部屋のドアを叩いた。
「はい、祐一さんですか?」
秋子さんの返事を確認してドアノブに手を掛ける、手に汗がにじむ。
-ガシャ-
随分と大きな音をたててドアが開く。
「秋子さん、話があるんだけど」
俺は精一杯の勇気を振り絞ってそう言った。
「はい、どういった用件ですか?」
いつもの調子で秋子さんは落ち着きすぎた返事を返してくる。
正直自分でも今までのセリフあがっていて普通にいえたとは思えない・・・のにである。
「えっと・・・その・・・なんだろ」
笑顔で秋子さんに見つめられると言葉がでない。
「えっと・・・秋子さん俺さ手相占いに凝ってるんだ」
ああ、やっちまったごまかすにしてもなんて不自然なんだろう・・・
「まぁ、面白そうね」
秋子さんは、ニッコリ笑いながらそれだけ言った。
もちろん秋子さんも不自然さには気付いたんだろうけど。
「で、秋子さんの手相も見せてもらおうかなって思ったんだけど」
ああ・・・ドツボにはまっていく気がする・・・
129名無しさんだよもん:02/02/21 18:23 ID:mQT6kQip
>>126
横顔彩壁紙(・∀・)イイ!
それにしても、ヤパーリ彩って…口が小さいね(w
130しのさいか@Lv27エルフ ◆QyNqRxh2 :02/02/21 18:23 ID:G8uIgGvJ
おかあさんの手(2/2)
「了承」
そういうと秋子さんは俺の前に手を差し出す。
正座で向かい合うと・・・なんか照れるな。
いい出した以上見ない訳にも行かないので秋子さんの手を取る。
その手は俺の思っていたような柔らかい手ではなかった。
水仕事で荒れてかさかさな、でもあったかいお母さんの手。
そりゃそうだ、女で一つで名雪を育てて来た手だ。
俺は後悔した、この人に好きだと言って困らせてなんになるんだろう?
「えっと、生命線が長くて運命線は少し・・・」
「紆余曲折あるかもしれませんが大体は幸せに長生きできます」
「お粗末さまです」
俺は本当にそうだったらいいなという願いを込めてデタラメな事を言った。
「祐一さん、有り難うございました」
そういう秋子さんに
「いえいえ、どういたしまして」
とおどけていい残すと俺は秋子さんの部屋を出た。