葉鍵板最萌トーナメントブロック決勝Round143!!

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780吉井支援SS「扉の向こう側」
(…んっ…もっと…ぉ…)
 快感でピンクに染まる意識。私はもっともっと快感を得ようと、クリトリスに手を伸ばす。
(やぁあっ、ああんっ!)
 体に、電撃が走ったような、衝撃。
(…んっ…あんっ…あんっ…)
 指で、クリを責め、割れ目を責め。
 体の中で、何かが込み上げてくる。

「あっ…あっ…わたし…わたしっ」
 女の子は藤田君の腰に脚を絡め付け、喘ぎ声を高める。
「琴音ちゃんっ!」
 ぶるっ、と藤田君の体が震える。
「あああぁぁぁ…んっっ!!!」
 叫び声に近い、喘ぎ。女の子が、体を弓なりにそらせる。
(あっ…あっ…ああああぁぁっ!!!)
 そして私も、込み上げる何かが、体の中ではじける。
 快感に、もう何も考えられなくなって……
 意識がぼやけ、ただ絶頂の幸福感に包まれる。
781吉井支援SS「扉の向こう側」:02/02/20 02:56 ID:tuQqMNGj
「……今日は、その…安全な……日ですから…」
「よかった…俺、琴音ちゃんにひどいことを……」
 意識が、多少しっかりする。
 教室の中からは、ふたりの話し声が聞こえる。
(……こんなとこで、しちゃった)
 我に帰って、押し寄せる罪悪感。
(…って、それより、ふたりにバレちゃまずいじゃん!)
 私は、そそくさと隣の教室に逃げ込む。

 がらがらがら
 ぱた、ぱた、ぱた……
 二人が出て行く足音を確認して、私は自分の教室に入る。
(……ここで、H、してたのよね…)
 別に何ということもない教室。
 普段とは変わらない教室。
 だけど、さっきまでここで、藤田君と、女の子が……
 そんな事実に、私はただ、呆然とする。

(この教卓で……)
 しばらくぼうっとしていたが、ふと教卓が目にとまる。
 さっきの情事の舞台。藤田君が、ここで……
(………藤田、君…)
 思い出すと、体の疼きがまた、ぶり返す。
 ……私って、こんなHな女の子だったのかな…
 机の角に、私の股間を近づけて……
「あんっ!」
 さっきのオナニーで火がついた身体は、容易には鎮火しない。
 ダメだと思うけど、体が、止められない。
782吉井支援SS「扉の向こう側」:02/02/20 02:57 ID:tuQqMNGj
 がらがらがら
 扉が、開く音。
「きゃああっ!」
 いきなりのことに、つい悲鳴をあげてしまう。
 扉を開けて立ってたのは……
(さっきの、女の子……?)
「あら……やっぱり、まだ居てたんですね」
 やっぱり……ってことは……
「あなたが見ていたことは、気付いてましたから……藤田さんは気付いてないでしょうけど」
 え!?
「もちろん、あなたが私たちを見て一人してたのも……」
 ええっ!?
 見られていた、ということに、体がかあっと熱くなる。恥ずかしくて、死にそう。
「決して、あなたを責めようって訳じゃないんですよ」
 女の子は、私に近寄ってくる。
 そのまま、私を抱きしめて、キスを……って、えっ! ええっ!!?
「私と藤田さんの秘密を見られた以上、あなたも共犯になってもらうしかないんですよ」
 そ、そんなーっ
「夜はまだ、長いですから……」
 そう言って女の子は微笑む。妖艶さをたたえて。

 次の日。
「ねえ、松本。吉井の様子がおかしいんだけど……」
「んー。わるいもんでもたべたんじゃないのー?」
「そうなのかなあ……」

「…うふふ…琴音様…琴音様……」

(了)