葉鍵板最萌トーナメントブロック決勝Round143!!

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764Let’s TRPG!R 2
セッションが行われる数日前。
保科は吉井に一本の電話をしていた。

保科「・・・という訳で参加できないわたしの代わりに、今回は吉井さんにGMを
   やって貰おうと思うんや」
吉井「ええっ! あたしがGM!? そんなの出来る訳無いよ!」
保科「まぁ誰かて最初は初心者や。吉井さんかて少し前までTRPG自体初心者
   やったやないの。でも今はプレーヤーとしては率なく遊べるようになってる」
吉井「それはまあ、そうだけど・・・でも、それは保科さんのリードがあってこそで」
保科「わたしはリードなんかしてる気あらへんで。
   最初は誰だってGMするのが不安なもんや。わたしもそうやったし。
   わたしなんて、初めてのTRPGのセッションから3回目にしてGMやらされたんよ?
吉井「で、でもあたし、シナリオなんて思いつかないし。
   第一、セッションまで日数が無くて間に合わないよ」
保科「まぁ、そう言うと思ってたわ。今、わたしの手元にやってみたいシナリオのプロットが
   一つあるんや、明日の学校でそれを渡すさかいにそれを参考にシナリオを作って
   いったらどうやろ?
   もちろん、自分で一からシナリオが組めたら問題はないんやけどね。
   今回は時間が無いしね」
吉井「・・・うーん・・・本当にあたし、GMできるかな?」
保科「吉井さんならGMとしてみんなをまとめる事が出来る、心配せんでええよ。
   とにかく、何でもやってみようという気持ちが大切やよ、吉井さん」