葉鍵板最萌トーナメントブロック決勝Round143!!
諸田とは何の関係もない話
「理奈…」
「な、なによ、兄さん。そんな真面目な目をして…」
「実はどうしてもおまえに言って欲しい一言があるんだ」
「な、なに…?」
「俺はおまえにこの一言を言わせるためにツインテールの茶髪といった芸風をやらせたといっても過言ではない」
「だ、だから何を言えというのよ」
「あんた馬鹿と…」
「え?」
「あんた馬鹿と言ってくれ!」
「あ、あんた馬鹿…」
「違う! もっと罵るように怒りを込めて!」
「そ、そんなこと言われても兄さんに恨みなんてないし…」
「そ、そうか。よ、よし。これまで貼ってきた伏線をついにここで出すときがきた!」
「な、何を言ってるのよ…」
「由綺と寝たぞ!」
バチン!
「あんた馬鹿ー!!!!!!」
バタン!
「ははは、やっと言ってくれた。しかもビンタ付き。わが生涯に一遍の悔いなし…」
緒方英二の死に顔は安らかだった…