葉鍵板最萌トーナメントブロック決勝Round143!!

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618SS投下
(9/9)
 ――数日後。
 由綺と一連のやりとりを行って無事に別れた後、俺と理奈ちゃんは
南の島の小さい教会で、こっそりと結婚式を挙げた。
 一応俺の家族や友達も招待したのだが、何を考えているか判らないはるか
以外は全員が頭に「?」マークを浮かべながら、呆然と拍手を繰り返していた。
 まあ、何だかんだ言っても結婚してしまったものはしょうがない。
 これから、理奈ちゃんをがんばって幸せにしていこう……。

 だが。

「……」
「どうしたの? 冬弥くん」
「いや、別にいいんだけどさ、何となーく判っていたんだけどさ」
「理奈ちゃ〜ん、可愛いよぉ……ハッハッハッ」(犬のような呼吸を繰り返しつつ)
 俺は木に登ってビデオカメラを構えている猿のような白髪男を指差した。
「アレ、どーにかならない?」
 理奈ちゃんは黙って首を横に振った。
「兄さん、不死身だから」
 無理か。
「じゃあ、これからもよろしくね。
 冬弥くん……じゃなくて、あなた♪」
「ああ、誓うよ……理奈」
 そうして俺と理奈ちゃんは爽やかなキスを交わす。
 多分、これからも色々な障害(主に義兄)が待ち受けているんだろうけど、
とりあえず彼女ともう少しがんばっていきたいと思う――。
                                 <了>

理奈「という訳で次回からは新婚編よ☆」
                            またエロかよ……。