葉鍵キャラを監禁したいんですが・・・

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760研究員A・私的記録
129日目

突然所長に呼び出され、琴音を処分すると告げられた。
人間の手に負えない存在は、利用できない、利用価値が無いそうだ。
無論抗議するが、既に決定した事だと一蹴された。
冗談ではない!
こいつも研究者の端くれだと言うのに、自分より強大な者には向き合う勇気
もないのか。
琴音がどれほど貴重な存在か、その腐った脳では理解出来ないのか。
思わず掴みかかるが、警備員に取り押さえられる。
床に引き倒されても抵抗したが、突然衝撃が走った。
スタンガン。
このままでは琴音が消え私の元を琴音が私の琴音ことね・・・
761研究員A・私的記録:02/03/04 23:17 ID:twVqKAXF
気が付くと、拘束室に居た。
どのくらい気絶していたのか。
この部屋には窓も時計も無いが、もう夜になっている気がする。

急いで琴音に危機を知らせないと。
いかに琴音が強大な超能力者でも、彼女は念動力しか持たない。
透視も読心術も無いのだ。
不意を衝かれたり、食事に薬を盛られたりすれば、結果は普通の少女と変わ
らない。

急がないと。
琴音は私の為にあれだけの破壊力を発揮したのだ。
私だって彼女への想いがあれば、この電子ロック扉くらい、10pの複合板
くらい破れる筈だ。
琴音が危ないのだ。今すぐ行かないと。私があの娘を守らないと。
全力で叩けば破れる。
痛くは無い。
血が出ても、肉が見えても、骨が折れても叩ける。
急がないと。

どのくらい経ったか、無駄な努力を諦めた時、自分が泣いているのに気付いた。
琴音を失うのが怖くて、自分の無力さが情けなくて泣いていた。
何も出来ない。叫ぶしかない。
私は叫んだ。
力の限り、声の続く限り、声が続かなくなっても、血を吐いても。

頭がおかしくなりそうだ。