472 :
研究員A:
30日目
姫川琴音が来て1ヶ月。
ここで一旦、今日までの実験や観察の結果をまとめておく。
現在まで確認された彼女の能力は念動力のみ。
判定は、出力A・持続B・制御E・精密性C
潜在能力はかなり高いと推測され、感情の高ぶり等により時折強く発現する
が、自分の意思での制御は出来す、1ヶ月に及ぶ訓練では、非協力的な態度を
差し引いても、改善の兆しは全く見られない。
現時点での彼女の兵器としての価値は低いと言わざるを得ない。
精神面では、あまり好ましい状況とはいえない。
ここに来た人間は大抵そうだが、彼女は特に頑なに心を閉ざしている。
私が話し掛ければ一応返事はするが、他の所員では近付いただけで怯える。
言葉の通じる人間が私一人であり、コミニュケーションの幅が狭いのも
悪影響を与えている可能性がある。
生活面では、今の所重大な問題は無い。
食事の量は少ないが、衰弱する程ではない。
睡眠は取れているようだ。
歯磨き、洗顔、シャワーは自ら積極的に行い、衛生面では極めて良好。
473 :
研究員A:02/02/24 22:44 ID:GQ2Ubo5B
自室で資料を記録し終えた所で、琴音の部屋を映すモニターが暗くなった。
彼女がトイレかシャワーの為に、レンズをタオルで隠したのだろう。
モニターを操作し映像を部屋の各所にある隠しカメラに切り替えると、彼女
の姿は部屋の隅にあるシャワー部近くにあった。
琴音にも私にも、毎日の楽しみである時間の始まりだ。
シャワーの水流操作のタッチパネルに仕込まれたカメラに、着衣を脱いだ
琴音が無防備に近付いてくる。
陶磁器の様に白い肌、まだ薄い胸の膨らみ、淡い朱色の小円、桜色の突起、
小さく深いへそ、小高い股間の丘、つつましげな繊毛。
ごく薄い上に肌の色に近い銀色の体毛は、監禁生活で処理していなくても
琴音の美しさを損なうことは無い。
若々しい肌で水流が跳ね始めると、私はたまらず膨張した欲望を握り締めた。
初日に触れた肌の滑らかさを、乳房の弾力を、股間の味の記憶が、
ブラウン管の映像に温もりを与える。
警備室の助平共も同じ映像を見ているだろうと思うと、この美しい姿を独占
出来ない苛立ちが湧くが、それすらも興奮材料の一つに過ぎない。
そして数分後、シャワーを終えた琴音がタッチパネル近付き、乳房が画面一杯
にアップになると同時に、私は欲望をティッシュに解き放った。