葉鍵板最萌トーナメントブロック決勝Round136!!
オカルト研の部室に辿り着いたのは、陽光も大分傾いた頃になった。
そして部室の扉の前には人影が一つ。
浩之の幼なじみの神岸さんだ。
これまでの例に倣えば、彼女も超先生の刺客と見るべきね。
「私を待っていたのかしら? 神岸さん」
警戒しつつ、声を掛けると、神岸さんはこちらに振り向いた。
「うん、綾香さんがここに来るって、超先生が言ってたから」
「じゃあ、神岸さんも私と戦うつもりなの?」
「ううん、違うよ。私は別に超先生に操られてはいないよ」
この言葉を鵜呑みにはできないけれど、少し様子を見ることにしよう。
「そう。なら、どうしてここで私を待っていたの?」
「それはね…」
神岸さんは、これまでのことを私に語り始めた。
──続く──