Key新作 CLANNAD - クラナド - part8
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4スレも使ってごめんなさいです m(_ _)m:
「あのぉ、何してるんです?」
「俺がここで何してるふうに見えるんだ、一体?」
「それはもちろん、のわ〜んと寝転びながら寝ぼけ眼でジャムパン食べています、それ以外には見えないですね」
「のわ〜んと? そんなだらしねぇ格好してるかな、俺 まっ、生憎だけど不正解だな」
「今日の俺はアンパン食ってる」
「イ、インチキです」
「それに、俺は・・・」
「何です、岡崎さん?」
「いや、なんでもねぇ よぉっと ふぁ〜、よく寝たぁ〜」
「何だか、ちょっと気持ち良させげですね」
「昨日の寝覚めに比べればなんだってマシに思えてくるさ ほら、半分食えよ 残念賞だ」
「い、いいですよ もう、アンパンは」
「やっぱり・・・」
「やっぱり、嫌いな物は嫌いでしかないようです もう、いつ食べたのかすら覚えてないのに・・・」
「私、思うんです 人って、何かを変えて生きてゆくのがとっても不器用な生き物だって」
「培ってきた記憶の中で自分の何かが変わってしまう事 それがとても、恐ろしい事に思えてしまう・・・・」
「でも、あのアンパンは残さずきれいに食べましたよ」
「正しくは無理やりお口に頬張ったっていうんでしょうけど、お陰で喉が詰まって死にそうでした」
「だったら、ほら」
「い、いくら、私でも嫌いな餡子で窒息死なんてかなり嫌ですよ 格好悪いですし」
「ですが、ここから飛び降りるのも、何だか、ちょっと気が引けますね 昨日の私はどこへ行ったのでしょう」
「高いとこ、苦手なのか?」
「って、おい! フェンス登んなよ!」
「ねぇ、岡崎さん もし、今ここで足を滑らせて落ちそうになったら」
「あなたなら、私の事助けてくれます?」
「俺は多分・・・」