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皆さんからの貴重な報告で、最近DNA以外のアンソロにも興味津々です。
中身が確認できれば、どこかで買っちゃうかもしれません。
「…なんかみんな傷だらけなんだけど…ねえ芳賀さん、仲居の仕事ってそんなに大変なの?」
「瑞希っちゃん…あんたいま仲居に偏見持とうとしとるやろ…」
「こ、これはちょっとね、色々あって…仕事がハードなわけじゃないよ!気にしない気にしない☆」
「で、なんだ?玲子ちゃん達…わざわざオレ達に会うために兵庫まで来たんだ?それも一台の車で!」
「だって…ホワイトデーのプレゼントねだろうかと思ったら、瑞希ちゃんと旅行でしょ?」
「これはもうボク達も行くしかないって思って大急ぎで…でも見事に早合点で…ははは…」
「結局猪名川さんのご厚意もありまして、住み込みで仲居さんのアルバイトをしているんですぅ」
「…しかしまいブラザー和樹よ。我が輩に黙って同志瑞希と熱愛旅行とは感心せんな」
「お、オレは別に瑞希とはなにも…ただ最近原稿にアドバイスしてもらってさ、売り上げも
上々だからホワイトデーのプレゼントってことで旅行に誘っただけだよ」
「そ、そうよ!別にあたし達はそんな関係じゃないし…大志こそ、いつのまにこんな
かわいい彼女を…あんた、高校三年から女性には興味無くなったんじゃなかったの!?」
「確かにそのとおり…だがモモちゃんは別だ。モモちゃんは我が心の支え。明日を生きるエナジイ!」
「た、た、大志さん…み、み、皆さんの前で恥ずかしいですよぉ…う、嬉しいですけど…」
「でも…久品仏さん達は部屋が別々なのに、千堂さん達は部屋が同じなんですが…」
「ええ〜っ!?夕香、それホントッ!?ちょっとせんどーくん!これ、どーゆーこと!?」
「やっぱりあたしたちを無視して、瑞希ちゃんとラブラブになろうとしてたのねっ!」
「ひっ、ひどいよーっ!千堂クンの浮気者っ!」
「ちょっと和樹!部屋をひとつって…こ、このバカーッ!あんた、何を考えてんのよっ!!」
「ちょ、オレはちゃんと部屋をふたつ予約して…なぁ由宇!お前オレの予約受けたよな!?」
「ああ、あんたら仲ええさかいひとつでええやろ思てな。ウチの独断と偏見で同じ部屋にしといたんや。
ちなみに今日は予約いっぱいで空き部屋あらへんで?」
「い、猪名川さん…そんな、あたし下着とか…その…心の準備とか、その他の準備とか、全然…」
「だったらあたし達も千堂くんの部屋で寝ればいいだけよねーっ!」
「にゃはっ☆美穂がいまいいこと言った!さっそく布団持ち込んじゃお〜う!」
「お、おいおい、美穂ちゃんも玲子ちゃんも…」
「みんなでお泊まりでしたら、枕投げなんかもいいですねぇ。私も張り切っちゃいますぅ」
「ぼ、ボクは枕投げ苦手だけど…そうだ!千堂クンにかばってもらおーっと!」
「夕香ちゃんもまゆちゃんもっ…!せめて今晩くらいはゆっくり寝かせてくれーっ!!」
「被害があったらバイト代から差っ引くとして…くほちゃんたちも同じ部屋のほうがよかったか?」
「同志由宇ッ!我が輩をその名で呼ぶなと言ったろうがーっ!!」