おかえりなさい……千鶴さん(柏木千鶴スレ12)

このエントリーをはてなブックマークに追加
971リング穴vs千鶴<余話> if ◆ZZTIDuRU
「送っていただかなくても」
「そうはまいりません。大変お世話になりましたもの。せめて、駅まで」
「・・・そうですか」
 千鶴から送られた真新しいネクタイを締め、彼女の柔らかい笑顔につられて笑顔を返すリング穴Joe。車が滑り出す。
「すこし時間がありますね、お話でもしましょうか・・・リズエル・エルクゥの話をご存じですか?」
「えっ?」
「彼女がね、トーナメントへ狩りに行ったんですよ。トーナメントへ狩りに・・・そこでね、支援者に会ったんです・・・
何ていう名前の支援者だったか忘れましたけどね、ずいぶん昔の話だから・・・とにかくその支援者に会ってリズエルは
お酒をご馳走になったんですよ・・・そのお酒があまりにも上手くて、どんどん酔ってしまったんです・・・
そして夢を見たんです・・・眠りに堕ちて・・・夢を見たんです・・・」

「あ・・・う」
「その夢はね、どんな狩りでも許されるという素晴らしい夢だったんです・・・ところがその夢がクライマックスに達した頃、
惜しいことに目が覚めてしまったんですよ・・・辺りを見回すと支援者はもう居なかった・・・リズエルは慌てて
トーナメントスレを読みに、葉鍵板へ戻ったんです・・・ところがトーナメントスレはとっくの昔にdat落ちしてたんですよ・・・
葉鍵板の様子も全然変わってましてね・・・つまり・・・リズエルが一眠りしてる間に何十スレもの歳月が経っていたんです・・・」

「あっ、あなたは、には・・・」
「わたしの話をしているんじゃないでしょぉ・・・リズエル・エルクゥの話をしてるんでしょぉ?」
「・・・リ、リズエルは・・・支援者に何ていう名の、酒をもらった・・・んだ?できれば私も飲んでみたいなぁ・・・」
「覚えてます・・・米、だし、それにキノコを少々・・・シェイクするんです・・・わかりますか?」
「S・・・A・・・I・・・M・・・O・・・E・・・」
「そう・・・『これで終わり』って酒だ!」

 千鶴の眼力の圧され、思わず目をつぶるリング穴Joe……<ガチャ!!>……身体を震わせる。
「さっ、着きましたよ、Joeさん…? どうされました?」
「い、いえ・・・何でも」
「もぅ、へんなリング穴Joeさん・・・うふっ」     <以上・・・佐祐理には使えないネタでした(w>