>>719 の続きなのです
前回までのあらすじ。
栞と祐一は、数百人のおじさんやお兄さんとともに、
全長50bの雪だるまを目指し、雪だまを転がしていたのでありました。
栞 「あ、たいやき屋のおじさんっ」
祐一「……!!」
おじさん「おう。あの羽の女の子の友達かいっ」
祐一「あの、ここで何を……」
おじさん「おう。佐祐理の嬢ちゃんに誘われてな。いいバイトがあるって。
まさか雪だるま作りをさせられるとは思わなかんだが、
夢があっていい話しじゃねぇかい。泣かせるねぇ」
祐一「そうですか……。うわっ。石橋、じゃなかった、石橋先生まで」
石橋「なんだ、相沢じゃないか」
祐一「先生もバイトですか……」
石橋「金に困っているわけではなんだがね……
雪だるま、と聞くとどうしても断れなくてな……
……なんていうか、昔のことを思い出すんだよ……。
祐一「……。」
石橋「おっと。つまらんことを話してしまったな。忘れてくれよ、相沢。恥ずかしいからな」
栞 「…あの、私の出番は……」
すでに当初の目的を離れたところで話しが進んでいるぞ。
これでいいのかっ、たいやき屋のおやじ。一体過去に何があったんだ、石橋。
次回、雪だるま作りの話しに戻ります。たぶん。